かわいくても、やっぱり痛い!犬が甘噛みをやめない理由とやめさせる方法

よく子犬の問題行動の一つとして挙げられる、甘噛み。ただ、犬は甘噛みを問題のある行動だとは思っていません。「痛い」「家具をぼろぼろにされる」。あくまでも私たち人間が「都合が悪い=問題」と捉えているに過ぎません。とはいえ、かまれて喜ぶ人はいません。犬が甘噛みをする理由は一体、何なのでしょうか?

甘噛みは、犬の本能と習性

甘噛みは、犬の本能と習性

犬の祖先であるオオカミは、赤ちゃんの頃から遊びを通してどのくらいの力でかめば痛いのか、その力加減を学んでいました。しかし、現代の犬は、この力加減を学ばないままに私たちと一緒に暮らすようになり、本能だけが残っています。

また、犬は私たちのように手を使って何かをすることが、得意ではありません。犬に限定したことではありませんが、口を使ってさまざまな行動をせざるを得ない動物なのです。人間の赤ちゃんが何でも口に入れて確認する、といった行動と同じです。

犬にとって「かむ」という行動は、“生命を維持するため”に必要な本能です。彼らにとっては極々自然な行動だということを、頭に入れておきましょう。

甘噛みの理由その①~歯が生え替わるときに“むずむず”するから

甘噛みの理由その①~歯が生え替わるときに“むずむず”するから

犬は、およそ生後6カ月頃から、乳歯から永久歯に歯が生え替わります。犬によって歯が生え替わるときにむずむずとかゆみを感じるため、“がじがじ”と何かをかんでかゆみを抑えたり、紛らわせたりする行動になっていくのです。

この場合は、かんでもよいおもちゃや、歯に支障のない程度の硬さの犬用のガムなどを与え、かんでほしくないものから気持ちをそらすことが効果的です。

甘噛みの理由その②~「遊びの延長」だと思っているから

甘噛みの理由その②~「遊びの延長」だと思っているから

犬同士が遊んでいる光景を見ると、まるでかみ合いをしているように見えるときがありませんか? この行動は犬にとっては自然なことなのですが、私たち人間に対しても同じように「じゃれ遊び」に誘ってきます。ひらひらした洋服を引っ張ったり、「遊んで、遊んで~」と誘うために手にぱくっとかみ付いてきたり……。

決して、「甘噛み=攻撃」ではないということを、理解しましょう。

甘噛みをやめさせるコツは、きちんと気持ちを伝えること

甘噛みをやめさせるコツは、きちんと気持ちを伝えること

甘噛みをやめさせるには、まず「手や足をかんだら、痛いんだ」と伝えること、そして「なぜ、かんではいけないのか」ということをきちんと伝えることが、重要です。そして甘がみをやめたら、笑顔でしっかりと褒めましょう。「かまなければ、いっぱい褒めてもらえる」と犬に教えることが、甘がみをやめさせるコツです。

犬が甘噛みをしたとき、「だめでしょ!」と叱りっぱなしにしたり、犬を無視したりする方法もあります。もちろん、その場で止めさせることもできるかもしれませんが、それは「私たちは、どうしてほしいのか」「犬は、どうしたらよいのか」といった部分を伝えていないコミュニケーションで、「甘がみはしてほしくないんだよ」という真意を伝えきれてはいません。

犬は、私たちの気持ちをしっかりと読み取る力を持っています。

「お母さんは手をかまれたら痛いの」
「ダイニングテーブルはおもちゃじゃないんだよ」
「歯がかゆいなら、犬用のガムでもかんでみたら?」

と、気持ちをストレートに話してあげてください。

長い年月、一緒に暮らしていく家族として自分たちは何をしてほしいのか、何をしてほしくないのかを教えることは、人間の子どもに対するコミュニケーションと同じでよいのです。そうすれば、いつか甘がみもなくなることでしょう。

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