もしも愛犬ががんになったら?早期発見のために知っておきたい、骨肉腫の初期症状5つ

犬のかかりやすい癌として有名な骨肉腫。癌といえば人間でも恐ろしい病気ですが、犬の場合はどのような症状や治療があるのでしょうか。恐ろしい病気だからこそ、ちゃんとした知識を身につけておきましょう。

骨肉腫ってどんな病気?

骨肉腫ってどんな病気?

骨肉腫は、簡単に言うと骨にできる癌のことです。骨にできる癌には軟骨肉腫や線維肉腫、血管肉腫などがありますが、骨にできる癌のうち実に85%が骨肉腫です。

犬の骨肉腫は通常、骨の奥深い部分に腫瘍ができることで発生します。骨肉腫になりやすい部分は前足と後ろ足で、腫れや痛みを伴います。最初は腫れや痛みも小さいものですが、腫瘍が成長するにつれて骨が破壊され痛みが徐々に強くなります。

この病気は骨に負担のかかりやすい大型犬種に多く発症し、小型犬や中型犬に比べて8倍の発症率があるとも言われています。原因はよく分かっていませんが、骨の外傷や骨折など負担がかかることに関係すると考えられています。

転移が起こりやすく、非常に死亡率の高い病気です。

骨肉腫の症状

骨肉腫の症状

骨肉腫の治療に最も効果的なのは、できるだけ早い段階での発見です。まずは骨肉腫の初期症状についてチェック項目を作成しましたので、確認をしてみましょう。

・怒りやすくなった
・食欲がない
・体重が減った
・あまり動かなくなった
・足を引きずっている

骨肉腫の初期症状は足の捻挫や加齢による衰えだと勘違いされてしまうことが多くあります。こういった骨肉腫の前兆を見逃さず、早期に病院へ行くことが大事です。

症状が進むと、患部の腫れや痛みがどんどん増してきます。腫瘍は外向きに成長し、患部に触れると激しい痛みが起こるようになります。そのうち他の部分への転移が起こり、呼吸不全などの症状から亡くなるケースが多くあります。

骨肉腫の治療方法

骨肉腫の治療方法

骨肉腫の治療方法として最も多く採用されるのは、断脚です。患肢を切断することで他の部分への転移を防ぎ、痛みを減らすことができます。足がなくなってしまうというのは重大なことですが、命を守るためには有用な方法です。

もし病気があまり進行していなければ、「患肢温存」という骨の移植手術が手術ができることもあります。この場合には、足を失うことはありません。もし、こういった対処で腫瘍が完全に除去できない場合には、手術の前後に放射線療法を行うことがあります。

いずれの場合も、手術後には抗がん剤治療などの化学療法が行われます。

愛犬が骨肉腫になったら?

愛犬が骨肉腫になったら?

最初にも書きましたが、骨肉腫は非常に生存率の低い病気です。治療法についても述べましたが、骨肉腫は転移しやすく発見されたときには手遅れになっている場合もあります。骨肉腫の診断を受けた際に余命を宣告されることもあるでしょう。

もし治療ができない場合には、安楽死という選択もあります。骨肉腫の痛みは激しく、通常の鎮痛剤に効果はありません。症状が出てから亡くなるまで、犬にとっては辛い時間が続きます。

犬の延命を望み治療を続けるのか、安楽死という選択をするのか。犬は自分の意志が伝えられないため、これらの決定は飼い主にかかっています。もし犬が骨肉腫と診断されたときには、家族でこれらの問題に向き合う必要があります。

犬にとっても人にとっても後悔しない選択ができるよう、もしもの場合について話し合っておきましょう。

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