口輪(くちわ)じゃかみ癖は直せない!?愛犬に口輪をさせる効果について調べてみた

最近では、アヒルのくちばし型のかわいらしい口輪も見掛けるようになりましたが、そもそも、口輪はどんなときに使うのでしょうか? かみ癖やほえ癖など、飼い主が困ったな、と思ったときに使う口輪の効果について、ご説明します。

愛犬に口輪が必要となるシーン

口輪の存在は知っていても、実際に使用しなければ、「口輪って、一体いつ使うの?」と思うことは多いはずです。

怖がりの犬や和犬に多くいるといわれている「他人に触られることが苦手」という犬などは、何かの拍子にがぶっとかみつく場合があるため、一時的に口輪を使うことがあります。例えば、トリミングやシャンプーをするとき、トリマーさんの危険回避と犬そのものをはさみなどで傷付けないために、口輪をします。また、獣医師に診察をしてもらうときにも使用するケースがあるでしょう。

ただし、口輪の装着は犬にとって自然なことではないため、使用する場合は事前練習が必要になります。

実は、口輪の効果はあまり期待できない!?

かみ癖の矯正に“口輪をするだけ”ではあまり効果はない、と考えた方がよいでしょう。なぜなら、愛犬がどうして口輪をされるのか理解できず、飼い主に対して不信感を持つ可能性が高いからです。

一時的に危険を回避するために口輪を使うことはあっても、人間との暮らし方を教えるには口輪は不向きなもの。私たち人間もそうですが、理由もわからず、体の一部を不自然に拘束されたら、誰しも不安や恐怖を感じるでしょう。

効果が薄い理由~かみ癖がある場合

愛犬のしつけで深刻に悩むものに、「かみ癖」があります。犬からすると「かむ」行為は自然な行為なのですが、家庭犬として私たちと暮らしていくには「かむ=攻撃」となってしまうので、やめさせなければいけません。かといって、安易に口輪をさせればいいのかというと……これには弊害がたくさんあるのです。

飼い主が、かみ癖のある犬の口元をさわることができなければ、当然、口輪は使えません。また、かまれるのをおそれてまごまごしていれば、犬はさらに警戒心を募らせ、「人間は怖い生き物」といった不信感を抱かせてしまいます。そうなると、かみ癖を直すどころか、悪化させてしまうことも考えられます。

一時的な危険回避の方法ではあるにせよ、ただ単にかみ癖を解決しようと口輪を装着させるのではなく、「どうして、かむのか?」という理由をよく考えましょう。「かまなくてもいいんだ」という意識を植え付けることが、重要です。場合によっては、しつけのトレーナーやインストラクターに相談することも視野に入れましょう。

効果が薄い理由~ほえ癖がある場合

もともと口輪は“ほえ”を防止するための道具ではないため、ほえ癖を直す効果があるとはいえません。

確かに、犬に口輪を装着すると、一時的に「口輪を着けられた。嫌なことが起きた」と思い、ほえが少なくなる可能性もなきにしもあらずですが、慣れてしまえば大きな声でほえないだけで、「ワフッ、ワフッ」「ガウウ」とほえてしまいます。犬種や体質によっては、口輪をすると口呼吸がしづらくなり、苦しくなって、さらにほえてしまう……といった事例もあるようです。

あまりにほえると、ご近所迷惑になってしまうと考え、ついつい口輪を着けようかな……と考えてしまいがちですが、まずはほえる原因を考え、その原因を取り除いてあげるように努めましょう。「今、ここでほえてはいけない」という思いを本気で伝えることが大切です。犬は言葉を理解できない、と思う方が多いかもしれませんが、言葉はわからなくても、言葉を伝えている私たち飼い主の本気心は感じ取ってくれます。焦らず、ゆっくりと、お互いが同じ気持ちを共有できる信頼関係の構築を目指していきましょう。

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