【獣医師監修】犬の皮膚に膿(うみ)がある。この症状から考えられる原因や病気は?
犬の皮膚に膿(うみ)がある場合は、皮膚や毛穴の感染によるものが原因です。膿(うみ)が出ていたら、早めに病院へ連れていきましょう。
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一般社団法人「日本獣医皮膚科学会」認定医
一般社団法人「日本コスメティック協会」 認定指導員(獣医師)
【資格】
◇獣医師
株式会社VDTに所属し、各地の動物病院へ出張して皮膚科診療を行っている。
ペットの皮膚への造詣の深さはもとより、飼い主にわかりやすい説明に定評があり、セミナーやイベントなどでの講師経験も多数。
犬の皮膚に膿(うみ)がある【考えられる原因】
TIPAKORN MAKORNSEN/ Shutterstock.com
細菌
毛穴や皮膚に細菌が感染すると、痒み(かゆみ)を伴う丘疹(きゅうしん)やかさぶたができた後、膿ができることがあります。
真菌(カビ)
真菌(カビ)が原因となって、感染症が起こり、膿ができることがあります。
Unchalee Khun/ Shutterstock.com
寄生虫
毛包虫(ニキビダニ、アカラス)は、顔や背中、足先などによく見られる寄生虫。
毛包虫が寄生すると、膿が出ることがあります。
犬の皮膚に膿(うみ)がある【こんな場合は要注意!】
A_Team / PIXTA(ピクスタ)
犬の皮膚に膿がある場合は、何らかの病気が疑われるので、病院で診てもらいましょう。
犬の皮膚に膿(うみ)がある【この症状で考えられるおもな病気】
February_Love/ Shutterstock.com
犬の表在性膿皮症(ひょうざいせいのうひしょう)
犬の表在性膿皮症(ひょうざいせいのうひしょう)とは、毛穴や皮膚に、細菌が感染して起きる皮膚疾患です。
痒みを伴う丘疹やかさぶたができ、その後、膿疱や脱毛、フケが現れます。
犬の皮膚糸状菌症
犬の皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)とは、真菌が原因で起きる皮膚病です。
円形に毛が抜け、掻いてかさぶたができます。人畜共通感染症のひとつです。
Sigma_S/ Shutterstock.com
犬の毛包虫症(ニキビダニ症、アカラス症)
犬の毛包虫症(もうほうちゅうしょう)とは、毛包に寄生する毛包虫(ニキビダニ・アカラス)が異常増殖し、炎症が起きる病気です。
目や口の周り、四肢などに脱毛が見られ悪化すると、痒みやフケ、皮膚のただれが現れます。
【獣医師監修】犬の皮膚にかさぶたがある。この症状から考えられる原因や病気は?
かさぶたは、怪我をしたりして皮膚の深いところで炎症が起きている状態です。愛犬の怪我の症状が心配な場合には、念のため、動物病院の獣医師に早めに診断してもらうようにしましょう。
【獣医師監修】犬が脱毛している。この症状から考えられる原因や病気は?
犬にとって毛(被毛)は、体温調節や外部の刺激から体を守るためにとても重要なもの。一口に「脱毛」と言っても、季節的な理由から疾患までさまざまな要因があります。あきらかに異変を感じる時は、病院で診察を受けましょう。
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