【獣医師監修】バセンジーの性格と不思議な特徴をチェック「ほえない古代犬?」

バセンジーは、ほえない犬として有名な古代犬です。太古からアフリカの大地で人と暮らしてきたバセンジーには、一体どんな歴史や特徴があるのでしょうか?バセンジーにまつわる不思議をチェックしておきましょう。家庭犬としてバセンジーを飼うにはどんなポイントを押さえれば良いのかもお伝えします

バセンジーの不思議な特徴~ほえない犬!

バセンジーの不思議な特徴~ほえない犬!

バセンジーで、最も特徴とされていることは、めったにほえないということです。人と生活をしていくうちに、犬は吠えるようになりましたが、バセンジーは感情が大きく動いた時以外は、ほとんどほえない犬なのです。そのかわり遠吠えをしますが、その様子は、喉を震わせて甲高い音を出す、という感じです。特徴のあるバセンジーの遠吠えは、まるでヨーデルのようだ、と例えられています。

さらなる不思議として、多くの犬種の発情期は、年に2度ですが、バセンジーの発情期は、年に1度といわれています。バセンジーには不思議がいっぱいですが、めったに吠えないことや発情期が年に1回しかないことはオオカミと同じです。

バセンジーの顔の特徴は、細長い顔立ちと、困ったような眉間のしわに、大きく尖った三角耳です。この耳は、獲物を感知するだけでなく、体熱の拡散にも役立っています。

シャープで無駄のない体型で、他の古代犬と比べても脚が長く、狩猟に適しており、尾はクルッとした巻き尾が特徴です。バセンジーは柔軟で身体能力が高い犬種です。跳躍力は抜群で、ちょっとした塀は軽々ジャンプしてしまいます。

バセンジーの被毛は絹様の短毛です。毛色は、レッド&ホワイト、ブラック&ホワイト、ブラック&タン&ホワイト、ブリンドルなど多くの毛色があるのが特徴です。足・胸・しっぽの先にはホワイトが入っているのが良しとされています。

バセンジーの歴史:ピグミー族と暮らしていた古代犬

原産国:コンゴ共和国用途 :猟犬、家庭犬
サイズ:中型犬体高 :オス 43cm メス 41cm体重 :オス 11kg メス 9.5kg

バセンジーは、中部アフリカに位置するコンゴ共和国が原産です。現在飼育されている犬種の中では、とても古い犬種の1つです。

何千年もの長い歴史を持つバセンジーですが、実は、120年ほど前までは、原産国以外ではあまり知られていない犬種でした。

1895年、イギリスの探検隊がコンゴに分け入った時に、ピグミー族と共に暮らす猟犬を発見しました。バセンジーが発見された場所から、「コンゴ・ドッグ」の別名を持っています。

紀元前2500年頃の古代エジプト王朝から派遣された探検隊の記録によると、既にピグミー族は存在していて、その後エジプトと交流を深めていったことがわかっています。

サハラ砂漠で発見された5000年~7000年前の岩や、古代エジプトのファラオの墓にはバセンジーにそっくりな犬が描かれています。

ここ10数年の日本での飼育状況をジャパンケネルクラブ登録頭数でみてみると、1999年度~2001年度は0頭だったのが、一気に2002年度に302頭登録され、2006年度の366頭をピークとし減少傾向にあります。2017年度の飼育頭数は131犬種中91位の26頭です。

バセンジーの性格~媚を売らない

バセンジーの性格~媚を売らない

バセンジーの性格は飼い主家族には忠誠心があり、従順な性格です。見知らぬ人や生き物には警戒心を示しますが、威嚇してほえることはありません。一切媚びを売らない性格から、猫のようだ、といわれています。

バセンジーには別名がもう一つあり、「コンゴ・テリア」と呼ばれ、テリア気質のように勝気で活発な性格です。狩猟犬の名残からか、独立心があり、自己主張が強い性格です。

バセンジーの平均寿命と気をつけたい病気

バセンジーの平均寿命と気をつけたい病気
バセンジーの平均寿命は12年程度と考えられています。

バセンジーがかかりやすい病気として、ファンコニー症候群が挙げられます。遺伝的な腎臓の病気です。異常に水を飲み、オシッコが頻繁であれば、この病気を念頭において、受診することをおすすめします。
さらに、胃炎や腸炎などを起こしやすいことも知られています。

バセンジーの飼い方:寒さが苦手

バセンジーの飼い方:寒さが苦手

バセンジーを飼うには、室内飼育が望まれます。バセンジーはコンゴ原産ですので、日本の冬の寒さは苦手です。20度前後を目安に部屋を暖めると良いでしょう。逆に暑さには強いですが、他の犬同様、真夏の暑い時間の散歩は控えましょう。

バセンジーは独立心が旺盛なため、コミュニケーションをとり信頼を得ることを大切にしましょう。しつけを行う際も、コミュニケーションの1つの形として、楽しく行うのが理想です。子犬の時から体中どこでも触らせるようにしつけておくと、後々とても良い関係が築けます。

バセンジーは活発ですので、適度な運動量が必要です。散歩は、1日30分程度を2回行います。

バセンジーの被毛の手入れはラクなほうです。週に1~2回程度ブラッシングを行います。

バセンジーは愛情深い

人に媚びるような仕草は見せない所がバセンジーの魅力の1つでもあります。お散歩先で、他の人に愛嬌がない犬だ、と思われたってイイんです。家に帰ってくれば、いつもの通り、家族に対して愛情深い態度を示します。子どもとも仲良くすることができるでしょう。


運動と食餌のバランスに気をつけて、いつまでもバセンジーの美しい体をキープしてあげて下さいね。

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