世界最強の闘犬!「ピットブル」絶対知っておくべき特徴と意外な素顔や性格とは?

「闘うため」に生み出され、「強くなるため」に鍛え上げられる究極の闘犬、ピットブル。その特徴的な気質や性格、意外な一面、そしてピットブルを取り囲む世界の状況をご紹介します。

強靭(きょうじん)な筋肉で強さがみなぎるピットブルの外見

強靭(きょうじん)な筋肉で強さがみなぎるピットブルの外見

ピットブルは力強いイメージを持たれていることから大型犬だと勘違いされがちですが、体はそれほど大きくなく、中型犬に分類されます。体の特徴としては、体高は低めなものの、胸は幅広く深いため、より大きく見えます。平均的な体高は46~56センチ、体重は14~36キロです。

全体的にとても筋肉質で太い体躯はギュッと引き締まり、俊敏さや機敏さが感じられます。中には、猛烈な訓練によって過剰に鍛え上げることで筋肉が巨大化しているピットブルもいるようです。毛は短く、厚みがあり、獣毛ブラシなどで整えると、表面の艶が出て、滑らかに整います。カラーや模様はホワイト、ブラック、タン&ホワイト、トライカラーなどさまざまです。

頭部は骨格と筋肉がはっきりとわかり、目は小さめで、穏やかです。たれ耳ですが、「怖そう」に見せるため、断耳(だんじ)して立たせていることが多いようです。

ピットブルの原産国と寿命は?

ピットブルが生まれたのは、1870年頃。闘犬用としてイギリスから輸入されたスタッフォードシャー・ブル・テリアに、すでに絶滅している闘犬用のブルドッグなどを交配し、アメリカで誕生しました。犬同士を戦わせる「闘犬」で勝つためにつくられた犬種なので、優れた身体能力や突発的な攻撃性、高い闘争心を持ち合わせており、闘犬界の最強の犬種として人気を集めました。動物愛護の精神から1900年にアメリカ国内における闘犬は禁止されましたが、非合法な賭博の手段として近年まで長く続けられていたのが実情です。
※1990年代だけで、約1500頭ものピットブルが闘犬で死亡しました。

ピットブルの平均的な寿命は12~14年程度です。ただし、闘犬で多くのピットブルが死亡していることや規制をかいくぐって飼育している場合なども多く、統計的なデータが取りづらいため、正確な年数ではないかもしれません。ピットブルを一般的な中型犬として考え、さらにアメリカン・スタッフォードシャー・テリアなどを参考に算出すると、12年前後だと推測されています。

歴史上の有名人や著名人に愛好家が多いことでも知られ、発明家のトーマス・エジソンやアメリカのセオドア・ルーズベルト元大統領、ヘレン・ケラーなどがピットブルを飼っていたといわれています。

ピットブルの気質を生かすも殺すも、飼い主次第!

ピットブルの気質を生かすも殺すも、飼い主次第!

ヨーロッパの多くでは危険犬種として指定され、法規制もかけられているピットブル。本当に、危険な犬なのでしょうか?

もちろん、個体差があるため、攻撃性を全く見せないピットブルもいるでしょう。しかし、犬のしつけや訓練に熟練した人以外が気軽に飼える犬種ではありません。個体差には持ち合わせている根底の気質が深く関わってくるため、簡単には見極められず、飼い始める時点では明確にわからないことがほとんどです。本能的に闘争心が強いことは否めませんが、咬傷(こうしょう)事故や重大な事故を起こしてしまうようなピットブルであるかどうかは、正直なところ結果論でしかわからないのかもしれません。

一方で、ピットブルが本来持っている飼い主に対する忠実さや服従心、訓練性の高さは優れたものがあるので、ピットブルの気質や特徴をしっかりと熟知し、徹底的に訓練すれば、人懐っこい友好的な遊び好きの愛犬になってくれることでしょう。

ピットブルならではの気質は、訓練や関わり合いによって、どのような方向にでも伸ばせます。頑固さや我慢強さ、粘り強さは優れた闘犬になり得る要素ですが、忠実な相棒になる上でも非常に重要な気質。愛情深く徹底的に理解し、コントロールすることができれば、「危険な犬」にはならないでしょう。ただし、闘犬としての強そうなイメージからアメリカではギャングやラッパーなどが好み、攻撃性を高めるような訓練をしてその力を誇示するという、悪しき趣向が見られるのも一つの事実です。

誤った訓練を積まされたピットブルは、他の犬だけではなく、人も攻撃する「凶器」に仕立てられてしまう……。一部の人間たちが私利私欲のために気質を悪用して育てたピットブルは、「凶暴」という望まないレッテルを貼られてしまいました。そういった意味では、ピットブルは「被害者・犠牲者の犬」といえるのかもしれません。

ピットブルが気を付けなくてはいけない病気は?

ピットブルが気を付けなくてはいけない病気は?

ピットブルに多い病気として考えられているのは、皮膚疾患です。

ピットブルは短毛犬種の上、皮膚が薄く弱いため、極端な寒さに弱く、高温多湿の環境にあまり向いていません。また、ストレスや菌などの抵抗力もあまり強くないので、アレルギーや毛包症などにかかりやすいともいわれています。皮膚は常に清潔にしましょう。
※毛包症:毛包が細菌によって膿む病気。

ピットブルの飼い方と覚悟しなければいけないこと

ピットブルを飼うには、最高レベルの飼育技術が必要です。

先ほどご紹介したとおり、ピットブルの性格は個体差があります。例えば、とても温和で優しく人懐っこいタイプも、多数いるでしょう。日本で飼育している人もいますし、トラブルなく楽しいドッグライフを過ごしている人もたくさんいるはずです。しかし、ピットブルが生み出された過程で、本能的に戦う習性や強固な闘争心を強く残されてきたことを忘れてはいけません。問題なく飼育していても、何らかの出来事がきっかけで突発的にスイッチが入り、攻撃モードになってしまうケースもあります。 また、力が強いことや一度噛みついたらそう簡単には放さない習性など、しつけや訓練だけではどうにもならない点があることも、理解しなくてはいけない事実です。

ピットブルを熟知し、徹底的な服従訓練と十分な運動、深く向き合う時間をつくれる人でなければ、飼育はおすすめできません。もし飼育する場合は、いざというときのための口輪(くちわ)を用意するなど、周到な準備をしておくと安心です。さらに、他の犬との争いが起きやすい犬なので、多頭飼いをする場合にも相性や生活環境を含め、いろいろな角度から飼育の可否を熟考する必要があります。

今回はあえてピットブルを飼う難しさを強調しましたが、それくらい、事前の準備や心構えが必要な犬種です。ただ、徹底的な準備が無駄になるほど穏やかに過ごせて、心配事がすべて杞憂に終われば、それはとても幸せなこと。「ピットブルを飼いたい」と思ったときは、何度も自分に「本当に大丈夫か?」と問い掛けてみてください。

ピットブルの魅力と特徴まとめ

強さと優しさを兼ね備えたピットブルは、魅力に溢れています。強くかっこいいイメージと、意外にも穏やかな性格を持ち合わせているという見た目とのギャップに興味を持つ人も、たくさんいるでしょう。飼い主の指示に忠実に従い、頑固なまでの忠誠心と強い精神力を持つ、ピットブル。正しい理解と育て方をすれば、とても素晴らしい家庭犬になるはずです。

しかしながら、ピットブルは誰にでも飼える犬ではありません。「ピットブルを完璧にコントロールできる自信がある」「特徴や気質を熟知した」。確信を持ってそう言えるまでは、「興味があっても飼わない」という選択をすることが、とても大切です。

飼い主の無知や力不足によって起こる悲しい事故を、正しい知識と飼い主の覚悟で、未然に防ぐ。それが、ピットブルの正しい地位を守ることにつながるでしょう。

みんなのコメント

ガッツさん
とても、 おりこうさん
なみさん
ピットブル最高です。

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「TOP」の人気記事RANKING