【獣医師監修】ブルドッグの飼い方!もはや、番犬にはならない!?実は“甘えん坊犬!?

誰もが知っている強面の代表犬、ブルドッグ。見掛けから、「怖い」「凶暴そう」というイメージを持たれていることがほとんどですが、温和で優しい性格の持ち主で日本だけではなく世界でもとても人気がある、見掛け倒し、の犬なんです。今回は、そんなブルドッグの歴史や気を付けたい病気などを、ご紹介。もっと愛して! ブルドッグ!

【獣医師監修】ブルドッグの飼い方!もはや、番犬にはならない!?実は“甘えん坊犬!?
出典 : Lunja / shutterstock

ブルドッグの特徴~「ブサイク」なんて、言わないで!

ブルドッグの特徴~「ブサイク」なんて、言わないで!

Ezzolo/ Shutterstock.com

見た目からときどき「ぶさいく犬」といわれる、ブルドッグ。ただ、その顔をよく見てください。愛嬌のある、かわいい顔立ちをしていると思いませんか?現在、ブルドッグは家庭犬としてごく普通に飼育されている犬種です。

ブルドッグの体は重心が低く、がっちり。体と比べると大きな頭に踏ん張ったような立ち姿が特徴で、幅の広い肩からつながる太くて短い脚が何ともユーモラスな印象を与えます。耳は顔の高い位置にあり、顔と比較すると小さめのローズ耳。下顎が前に突き出しており、「アンダーショット」という下の切歯が上の切歯より前に出ている噛み合わせが、特徴です(“しゃくれ”ているようにも見えます)。しかめっ面の顔立ち、ぺちゃんとつぶれた鼻、大きなへの字を書いたような口、たるんだ頬。このような特徴的な顔がブルドッグの魅力でもあります。

被毛は、皮膚に密着するように生える短毛。毛色は、差し毛が混じったブリンドル、赤みがかったレッドとレッド&ホワイト、金色がかったフォーン、白地に黒のまだらが入るパイボールドと、多くの種類があるのが特徴です。

ブルドッグが誕生するまでの歴史「ブルドッグはイギリスの国犬!」

ブルドッグが誕生するまでの歴史「ブルドッグはイギリスの国犬!」

Eric Isselee/ Shutterstock.com

ブルドッグの原産はイギリス。イギリスの国犬の名誉を得ていることから、「イングリッシュ・ブルドッグ」の別名を持っています。

名前の由来は、大きな雄牛を意味する「ブル」から。祖先犬はマスティフ系の犬種といわれており、雄牛と闘わせるために作られました。

1835年、動物愛護の観点から犬の闘技は中止されます。その結果、ブルドッグは活躍する場をなくしますが、愛好家らの手により「絶滅させず、時代に合うような犬種に改良して、残していこう」という動きが起きました。その結果、改良に次ぐ改良を重ね、闘犬の見た目こそ残ったものの、闘争心や攻撃性の性格が消された、現在のような家庭犬として愛される今のブルドッグが誕生したのです。

日本におけるブルドッグの愛好家の数は多く、2017年度ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数(1~12月) で、ブルドッグの登録頭数は犬種中29位で、926頭になっています。

ブルドッグの性格~愛情深い甘えん坊!

ブルドッグの性格~愛情深い甘えん坊!

NASTIA KHITIAEVA/ Shutterstock.com

ブルドッグは物静かかつ温厚で、飼い主への忠誠心も深い、いつも一緒に家族といたがる甘えん坊犬。見知らぬ犬や人に攻撃したり無駄ぼえしたりすることは、ほぼありません。子どもにも優しく接する、優しい性格です。ただし、納得がいかないときはかたくなにいうことを聞かない、頑固な一面もあります。

ブルドッグの基本情報と性格のまとめ

基本情報

基本情報

Grigorita Ko/ Shutterstock.com

サイズ:中型犬
体高: 31~36センチ
体重:23~25キロ
原産国:イギリス
用途:家庭犬

性格

性格

ltummy/ Shutterstock.com

・物静か
・温厚
・忠誠心が深い
・甘えん坊
・頑固

ブルドッグの平均寿命と気を付けたい病気

ブルドッグの平均寿命と気を付けたい病気

ltummy/ Shutterstock.com

ブルドッグの平均寿命は、7~9年程度と考えられています。比較的寿命が短い犬種ですが、14歳になっても現役で頑張っている、ご長寿ブルドッグもいるそう。長生きのコツは暑さへの配慮と、おやつを控え、飼い主とのコミュニケーションを取ること、だそうです。

ブルドッグは寒さには比較的強いのですが、想像以上に暑さに弱い犬種なので、熱中症には要注意。さらに湿度にも弱いため、気温や湿度が上がる5月頃からはエアコンを使うなど、室温と湿度の調整を小まめに行ってください。エアコンの管理は絶対条件です。人間が暑くなくてもブルドッグがいつも以上に“ぜいぜい”していたら、温度を低くして様子を見ましょう。

散歩は暑くなる前、早朝が理想です。夕方でもアスファルトは熱を蓄えているので(地面を手のひらで触って熱ければ、NGです)、できるだけ夕方を避けるか、散歩コースには雑草や芝などが生えている温度の低い場所を選んでください。ちなみにブルドッグは運動嫌いなので、上手に散歩へ連れ出しましょう。散歩は、1日10分程度を2回、行ってください。激しい運動をする必要はなく、ゆっくりと引き運動を楽しめば問題ありません。季節や体調によっては散歩の時間や回数を調節し、ブルドッグの体に負担を掛け過ぎないようにしましょう。

皮膚病にも、注意が必要です。皮膚のひだに炎症が起こることがあるため、スキンケアに気をつけましょう。また、循環器、呼吸器、生殖器、運動器など、さまざまな健康上のトラブルが起こりやすい犬種でもありますので、定期的な健康診断などを心がけましょう。

ブルドッグの飼い方~しつけはゆったりとして気持ちで

ブルドッグの飼い方~しつけはゆったりとして気持ちで

cynoclub/ Shutterstock.com

我慢強い性格で少々しつこくかまわれても堂々とやり過ごせる器の大きさがあるため、子どもがいる家庭でも十分楽しく暮らせます。無駄ぼえもないので、マンションでも一戸建てでも、問題なく飼育できるでしょう。

しつけは、おっとりとした性格なこともあり、少々、状況判断に時間がかかります。飼い主が焦らず、ゆったりとした気持ちで時間をかけて教えていく方が、ストレスを与えずにしつけられるかもしれません。

被毛の手入れは、楽な方です。マッサージも兼ね、獣毛ブラシでブラッシングしましょう。よだれが多い犬種でもあるので、顔周りを丁寧に拭いて床なども清潔にすると、より良いでしょう。

みんなのコメント

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「犬の種類・品種」の人気記事RANKING