犬の「助けて」を見逃さないで!愛犬のしぐさからストレスのサインを読み解く方法

犬がストレスを抱えているときは、何らかのストレスサインを出して助けを求めています。忙しいからといって何カ月も犬からのストレスサインを見逃していると、重大な病気になってしまうことも。そうならないためには、飼い主が犬が出しているサインに気付き、いち早く気持ちを汲み取ることが必要です。

「精神的ストレス」と「肉体的ストレス」の両面で考える

犬がストレスを抱えてしまう原因はさまざまありますが、まずは「精神的ストレス」と「肉体的ストレス」の両面から、犬のストレスを捉えることが大切です。

最も犬にストレスがかかるのは、家族がいなくなること。犬にとっても、人間は家族。もし最近、家族の誰かが亡くなったり、結婚などで家からいなくなったりしていれば、犬には相当なストレスがかかっていることでしょう。

「家族がいつも揉めていること」も、犬にストレスを与えているはずです。犬はいつも家族の様子を注意深く観察しているので、家庭内でいざこざがあると不安な気持ちになり、ストレスサインを出します。

引っ越しなどによる環境の変化も、ストレスの原因になるでしょう。引っ越しは全ての環境が変わるイベント。ハウスの場所、いつも馴染んでいたお散歩で嗅いでいるにおいや風景などが変わると、犬はより強くストレスを感じるようになります。

犬のストレスの原因(一例)

・家族の誰かがいなくなった
・家庭内で誰かと誰かが揉めている
・引っ越しによる住環境の変化
・暑さや寒さといった気温の変化
・ご飯が足りていない
・運動が十分ではない
・散歩ルートがいつも違う
・いつも留守番ばかりで、退屈
・飼い主とのコミュニケーション不足
・ケージから家族が見えずに不安
・昼間に連れ出され過ぎて、睡眠不足
・病気
・発情期

犬が出しているSOSをキャッチしよう

犬のストレスサインに飼い主が気付くことなく見逃したままにしておくと、精神的に病んでかみ癖が出たり、無駄ぼえをしたり、破壊行動を起こすことがあります。これらの肉体的なストレスサインを見逃し続けると、病気がどんどん悪化してしまう場合も……。

犬は我慢強いので、ほとんどの犬が自分の感情を飼い主に直接訴えかけてきません。だからこそ、早めに犬のストレスサインに気付いて見逃さないようにしたいもの。愛情深く接していれば、きっと犬が出すストレスサインに気付くはずです。

犬の代表的なストレスサイン(一例)

・食欲が落ちて、やせる
・下痢をする
・眉間にいつもしわを寄せている
・尻尾が力なく下がっている
・自分の尻尾を追い掛け回す
・いつも、そわそわしている
・家具や壁をかじり、破壊行動をする
・体をいつもかいている
・体の一部を執拗になめ続けている
・頻繁にあくびをする
・なでられるのを拒否する
・いつも上目遣いで不満そうな表情をする

犬のストレスサインに気付いたらすべきこと

犬のストレスサインに気付いたらすべきこと

犬のストレスサインに気が付いたら、飼い主はどんなことをしてあげればよいのでしょうか?

もし、家族の誰かがいなくなったことが原因で犬がストレスサインが出しているときは、とにかく話し掛けて安心させてあげること。体をなでるのも効果的です。いなくなった人の名前はあえて口に出さない方が、よいかもしれません。

家庭内の“ごたごた”が原因ならば、飼い主は犬のためにも、自分自身の言動をポジティブなものに変えていきましょう。それだけで犬は、表情や目に見えない雰囲気の違いを感じ取り、ストレスも徐々に緩和されていくはずです。

引っ越しによる犬の住環境の変化が原因の場合は、犬が新しい家に慣れるまで、極力、お留守番をさせるのは控えてください。独りぼっちにすることは犬の不安を増長させます。独り暮らしの場合は、可能な限り、犬を一緒に連れて外出しましょう。

体をかいていたりなめたりするときは、病気の可能性も考えられます。尻尾を追い掛け回すときは、もしかしたら肛門腺に膿が溜まっているかも。いずれの場合も、動物病院で診察をしてもらった方が賢明です。

飼い主がついついかまい過ぎて、犬の昼間の睡眠が足りていなかったり夜更かしをしたりといったことがストレスにつながるケースもあります。犬の睡眠時間は16時間といわれているので、昼間と夜の睡眠時間を見直してみましょう。

犬がストレスなく人間との暮らしを楽しむため飼い主が心掛けること

犬がストレスなく人間との暮らしを楽しむため飼い主が心掛けること

飼い主の勝手や無知が原因で犬がストレスを感じることもありますし、季節や環境の変化によるストレスもあります。犬が番犬として扱われていた頃は、季節の変化が主な原因だったかもしれません。しかし、現代は犬も家族の一員。受けるストレスの内容も異なります。

犬がストレスなく人間との暮らしを楽しむためには、ただ「餌を与えて運動させればよい」といった簡単な心掛けではなく、飼い主が思いやりと愛情を持って接し、犬が出すストレスサインをつぶさにキャッチしていくことが必要な姿勢といえるでしょう。

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