【獣医師監修】犬のストレスサイン対処法!「カーミングシグナル」は愛犬からのSOS!?

犬がストレスを抱えているときは、何らかのストレスサインを出します。ストレスサインに気づかずに犬の望まない対応を続けてしまうと、犬との関係性が悪化することもあります。そうならないためにも、飼い主は、犬が出しているストレスサインに気づき、いち早く気持ちを汲み取ることが大切です。

【獣医師監修】犬のストレスサイン対処法!「カーミングシグナル」は愛犬からのSOS!?
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犬のストレス①【3つのストレスサイン!】

犬のストレス①【3つのストレスサイン!】

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犬のストレスサインは、大きく分けて以下の3つが存在します。

●「物理・科学的ストレッサー」:寒冷、暑熱、騒音など

「物理・科学的ストレッサー」:寒冷、暑熱、騒音など

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引っ越しは愛犬にとって、全ての環境が変わる大きなイベントです。

ハウスの場所、いつも馴染んでいた散歩で嗅いでいる匂いや風景などが変わると、犬はより強くストレスを感じるようになります。

●「生理学的ストレッサー」:絶食、飢餓、重労働、病気全般など

「生理学的ストレッサー」:絶食、飢餓、重労働、病気全般など

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病気全般は犬の身体に大きなストレスを与えます。

また、妊娠や出産、子育てなども重労働ですので、犬にとってストレスがかかります。

●「心理学的ストレッサー」:緊張、不安、恐怖、興奮など

「心理学的ストレッサー」:緊張、不安、恐怖、興奮など

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「赤ちゃんが生まれる」「家族の誰かが亡くなる」「結婚などで大好きな人が家からいなくなる」など、家族構成が変わることは、犬にとってストレスがかかります。

また、一緒に暮らす家族が揉めていることも犬にとって大きなストレス要因になります。

犬はいつも家族の様子を注意深く観察しているので、家庭内でいざこざがあると不安な気持ちになり、ストレスサインを出します。

犬のストレスの原因(一例)

犬のストレスの原因(一例)

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・家族構成の変化
・家庭内で誰かと誰かが揉めている
・引っ越しによる住環境の変化
・暑さや寒さといった気温の変化
・ご飯が足りていない
・運動が十分ではない
・留守番の時間が長い
・病気
など

犬のストレス②【カーミングシグナル】愛犬のSOSサイン!?

犬のストレス②【カーミングシグナル】愛犬のSOSサイン!?

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犬がストレスを抱えているときに示す「カーミングシグナル」という行動があります。

「カーミングシグナル」とは、カーミング(calming)は落ち着く、シグナル(shignal)は信号という意味です。

犬が緊張や不安などストレスを感じた時や、対面している相手に対して、「敵意はありませんよ!」「リラックスしましょう!」と伝えるための行動です。

●「カーミングシグナル」の種類

「カーミングシグナル」の種類

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あくびをする

目をそらす

目を細める

自分の鼻を舐める(空気を舐めるかのように舌をペロペロと動かす)

床を嗅ぐ、舐める

このようなサインを知っておくと、犬の気持ちに気が付けるようになります。

犬のストレス③【ストレスサインの対処法!】

犬のストレス③【ストレスサインの対処法!】

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犬のストレスサインに気が付いたら、飼い主はどんなことをしてあげればよいのでしょうか?

基本的には今起こっている状況をなくすことです。

●飼い主が叱っている時にあくびをする

飼い主が叱っている時にあくびをする

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「そんなに怒らないでリラックスしようよ」という愛犬からの合図です。

愛犬を叱るのをやめて、その場を離れるほうがいいでしょう。

●カメラを向けた時に舌をペロペロ動かす

カメラを向けた時に舌をペロペロ動かす

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見慣れないものに、愛犬が恐怖を感じている可能性があります。

すぐにやめてあげましょう。

●散歩で他の犬とすれ違うときに目をそらす

散歩で他の犬とすれ違うときに目をそらす

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「僕には敵意がないよ!」「ケンカは避けよう」と相手の犬に信号を送っています。

それに気づかず、愛犬を無理やり他の犬に近づけて挨拶をさせるようなことはやめましょう。

犬のカーミングシグナルを読み取りそれに応えてあげることで、愛犬がどんな場面でストレスを感じているかを理解し、回避することもできます。

犬のストレスサイン【まとめ】

犬のストレスサイン【まとめ】

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愛犬がストレスを抱えているようだと、「自分を責める気持ちになったり」「何が原因なんだろう?」と悩んでしまったりするかもしれません。

しかし、犬のストレスは生活していく上で、あって当たり前のものと考えられています。

ストレスとは「物理学的・心理学的な要因に対する生理学的な体の反応のことである」というのが定義づけがなされています。

ストレスは、単純に体の反応を表しているもので、悪いものだとはどこにも書いてありません。

ストレスを感じている犬

Кристина Корнеева- stock.adobe.com

それどころか、人にとって心地よく、害も少ない、成長や発達に必要なストレスもあるので、「無理にストレスをなくそう」と考える必要はありません。

ただ、過度のストレスは犬の体調不良につながることもあります。

飼い主は愛犬が出すストレスサインを見逃さず、なるべく毎日同じ環境、同じ気持ちで過ごせるよう心がけてあげましょう。

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みんなのコメント

おとうふめんたるさん
うちの犬は飼い主に似てけっこうチキンなので、 かなりストレスを感じやすそうです。 見逃さないよう普段からきをつけようと思いました!

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