<ビーグル>歴史やカラダ・性格などの特徴【JAHA認定インストラクター監修】

やさしい性格で、家族以外の人や、他の犬とも仲良くできるビーグル。大きな垂れ耳が可愛らしく、「スヌーピー」のモデルとしても有名です。 ビーグルがたどってきた歴史とカラダや性格の特徴についてみていくことにしましょう。

  • hotto編集部
  • 監修者:保久(やすひさ) 留美子先生 公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター、CPDT-KA

<ビーグル>歴史やカラダ・性格などの特徴【JAHA認定インストラクター監修】
出典 : Mary Swift/Shutterstock.com

<ビーグル>歴史

<ビーグル>歴史

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ビーグルの起源については、はっきりしたことはわかっていません。

しかし、その歴史はたいへん古く、紀元前からギリシアでウサギ狩りのために用いられていたハウンド犬の末裔であるといわれています。

その後1800年代中頃に、パーソン・ハニーウッドという人物が、ウサギ狩りに用いられていた「ノースカントリービーグル」という犬を洗練していったことで、現在のビーグルの原型が出来上がったと考えられています。

ビーグルの狩猟スタイル

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ビーグルの狩猟スタイルは、他の猟犬と異なり、パック(集団)でフィールドに展開し、お互いに鳴き合うことで獲物の居場所を知らせて追い詰めていく、というものでした。

このことから、ビーグルのことを「シンキング・ビーグル」や「フィールドの音楽家」と呼んでいたそうです。

ハウンド系の犬としては、サイズがもっとも小さく、小さな動物を追いかけることに長けていました。

ビーグルの名前の由来

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ビーグルという名前の由来には諸説あり、フランス古語の「大きく口を開けた」という意味の「begueule」が訛ったという説や、大声で鳴くという意味の「beugler」、小さいという意味の「beag」などの言葉から名づけられたという説があります。

どの説も真実味がありそうですが、はっきりとしたことはわかっていないのが現状です。

イギリスのビーグル

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原産国のイギリスでは、女王エリザベス1世が、ビーグルを飼っていたとされており、所有していた小型の猟犬たちを「歌うビーグルたち」と呼んでいたようです。

またジェームス1世は、彼の妻に宛てて「親愛なる小さなビーグルたちへ」という書き出しの手紙を送っていたともいわれています。

ショードッグとしてのビーグル

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アメリカにおいても、南北戦争以前から、南部の地域でビーグルらしき犬が、狩りなどに用いられていたという記述が残っていますが、現在のビーグルよりもカラダが大きく、見た目はダックスフントやバセットハウンドに近かったようです。

南北戦争が終わると、イギリスからビーグルの純血種が頻繁に輸入されるようになり、現在アメリカにいるビーグルたちの基礎犬となりました。

1800年代には、ショードッグとして人気が上昇し、1885年に、アメリカンケネルクラブにおいて正式な犬種として認定されました。

それ以降、アメリカンケネルクラブの登録数ランキングのベスト10入りが続き、人気犬種として、多くの人々に愛されています。

<ビーグル>カラダの特徴

<ビーグル>カラダの特徴

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ビーグルは、体高は33cm以下のタイプと33~36cmのタイプの2種類があります。

体重は9~12㎏程度になります。

もともとは鋭い嗅覚でウサギなどを追い詰めていた狩猟犬だったこともあり、ハウンド犬としては小柄ながら、頑丈なカラダつきをしています。

根元からピンと立って、ややカーブしている尻尾も特徴のひとつで、尻尾の先だけ、毛が白くなります。

ビーグルの被毛

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被毛は、ダブルコートになっており上毛はつやがあり、しっかりしています。

下毛は短くふわふわした毛が密生しています。毛色はトライカラー(白・黒・茶)が圧倒的に多く、ハウンド対応の犬種にこの色が多いことから、「ハウンドカラー」とも呼ばれています。

他にも、レッド&ホワイトやレモンカラー(明るく淡い茶色)の個体もいます。レバー色のハウンドカラーは、ミスカラーとして繁殖には使われません。

ビーグルの顔

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長い垂れ耳と、大きな目が、ビーグルらしさの大きな特徴です。

目の色はブラウンかヘーゼルです。口吻の先は角ばり、鼻孔が大きく、鼻筋は真っすぐです。

<ビーグル>性格の特徴

<ビーグル>性格の特徴

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猟では吠えたてて獲物の場所をハンターに知らせていたため、攻撃性は低いがよく吠える気質が残っています。

性格は陽気でおおらか、子供と遊ぶのも好きで、何事にも順応しやすいといえるでしょう。

ルーツと特徴をよく理解して、しっかり向き合えば暮らしのパートナーとして、楽しく生活していくことができるでしょう。

監修者情報

保久(やすひさ) 留美子先生
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定 家庭犬しつけインストラクター、CPDT-KA
犬との豊かな暮らしを求めて、20年前に北海道へ移住。美瑛で犬猫たちと自然を満喫しながら同居中。現在、道内に4つの病院を構える緑の森どうぶつ病院にて、道内初のJAHA認定家庭犬インストラクター等の資格を活かして勤務。
動物病院の待合診療統括マネージャーとして、「飼い主目線でどうぶつを観る」を心掛け、飼い主さんと病院の橋渡し役を担当。自身も5頭の犬を見送り得た「経験」と、動物病院という現場で得た「臨床知識」から出した結論は、『そのコを想い、そのコのためにと飼い主が考えしてあげることが、そのコの望んでいること』。
また、しつけの分野においては、たんにその域に留まらず、動物の一生のなかでさまざまなタイミングで携われるような立場になれることを願って、従来の経験と勘だけに頼らない、最新の動物行動学と行動分析学をふまえた指導を心がけている。

<保有資格>
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定 家庭犬しつけインストラクター
米国ペットトレーナーズ協会認定 CPDT-KA
◆日本ペット栄養学会認定 ペット栄養管理士
◆動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
◆日本ペットカウンセラー協会認定 パラカウンセラー
◆日本アニマルウェルネス協会認定 ホリスティックケアカウンセラー

◇環境省主催「動物適正飼養講習会」講師
◇北海道動物愛護管理研修会講師
◇ペットシッター養成講座講師
◇動物介在活動、動物介在教育
◇動物病院スタッフ向けのセミナー講師
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