賢さピカイチ!鼻ペチャがかわいいフレンチブルドッグの人気の秘密

フレンチ・ブルドッグは、大人気の家庭犬。ブルドッグのような大きな頭につぶれた鼻が特徴的ですが、どんな犬がルーツなのでしょうか? フレンチ・ブルドッグを飼うにあたって、祖先犬を知っておくと、その特徴がよくわかります。フレンチ・ブルドッグの歴史や性格などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

フレンチ・ブルドッグの特徴

フレンチ・ブルドッグは、「バットイヤー」と呼ばれる、ピンと立ったコウモリの羽のような耳が特徴。顔立ちはブルドッグやパグと似ており、ペチャっとつぶれた鼻がユニークです。

体は小さいながらも筋肉質でしっかりしており、大きめの頭は幅広く、角張っています。尾はとても短く、ねじれたようなこぶ状。短めで太い脚を持ち、重心は低く、安定しています。

ムスッとしたような口元は短く、皮膚は上唇からひだ状に下がっています。噛み合わせの特徴としては、ブルドッグと逆で、上切歯が下切歯の外側になっており、口を閉じたときに歯や舌が見えないのが良いとされています。

大きく丸い目はやや出目気味で、まぶたの縁は毛色に関わらず、黒くなければいけません。

フレンチ・ブルドッグの被毛は体に密着するような短毛で、ブルドッグと比べると柔らかめ。毛色は大きく分けると「ブリンドル」「パイド」「フォーン」「クリーム」の4つがあり、黒地に明るい差し毛が入った「タイガーブリンドル」、黒地に差し毛が混じらない「ブラックブリンドル」、白地にフォーンが入った「ハニーパイド」など、さまざまな毛色の名前があるのが特徴です。ブリンドルの胸元の白い差し毛は、「エプロン」と呼ばれています。

フレンチ・ブルドッグの歴史~フランスで改良された犬

フレンチ・ブルドッグは、名前の通り、フランスが原産です。19世紀中頃に、ブルドッグがイギリスからフランスに持ち込まれ、テリアやパグを交配させて誕生した犬種といわれています。ちなみに、ブルドッグは闘争心や攻撃性を除去されて完成した犬種、テリアは小動物の狩り犬で体は小さく勇敢で活発な性格の犬種、パグは骨太の体としっぽが巻いていて警戒心が少ない犬種です。フレンチ・ブルドッグは、こういった犬種の体型と性格を引き継いでいる、とても優秀な犬といえるでしょう。

当時のパリでは、ネズミ獲りの犬として活躍していたようですが、フレンチ・ブルドッグの愛らしい風貌が庶民の間で人気となり、多く飼われるようになりました。その後、フランス貴族の間でもかわいがられるようになっていったのです。

イギリスにフレンチ・ブルドッグが知られるようになったのは、19世紀後半。フランス同様に、イギリスでも人気が高まり、アメリカにも広まっていきます。

日本には、大正時代にはすでに持ち込まれていた、といわれています。昭和初期に一度流行したフレンチ・ブルドッグですが、高度経済成長期に流行したコリーには勝てませんでした。現在では、2006年度から2014年度まで連続TOP10入りしているほどの人気犬種となっており、2014年度ジャパンケネルクラブのフレンチ・ブルドッグの登録頭数は、138犬種中10位で7075頭となっています。

フレンチ・ブルドッグの性格

フレンチ・ブルドッグは、好奇心に満ち溢れ、とにかく遊び好き。1人で何かを発見したようなしぐさをして、飛び上がって遊ぶ姿は、とてもかわいいものです。反面、物静かで、飼い主の話す言葉を聞き、首をかしげてジッと考えるポーズを見せることも。

多くのフレンチ・ブルドッグは愛嬌が良く、攻撃性や無駄ぼえが少ない犬種です。

フレンチ・ブルドッグの基本情報と性格のまとめ

基本情報

・サイズ:小型犬
・体高:オス・メスともに、28~33センチ
・体重:オス・メスともに、10~13キロ
・原産国:フランス
・用途:家庭犬、番犬

性格

・遊び好き
・好奇心旺盛
・物静か
・愛嬌が良い

フレンチ・ブルドッグの平均寿命とかかりやすい病気

フレンチ・ブルドッグの平均寿命は、9~11年程度と考えられています。

かかりやすい病気として多く挙げられるのは、先天的な疾患である口蓋裂です。自宅で繁殖を考えている場合は、血統を確認しましょう。普段の生活で気を付けたい病気は、熱中症。フレンチ・ブルドッグのような短吻種(たんふんしゅ)は体温の調節がとても苦手です。暑さだけではなく、湿度にも弱い体質なので、夏場、暑い部屋でエアコンをかけずに飼育をするのは、控えましょう。

また、フレンチ・ブルドッグは、皮膚疾患にかかりやすい犬種でもあります。顔のシワの間や指の間などは濡れたタオルで拭いて常に清潔にし、病原菌が繁殖しないよう、心掛けましょう。

体高が低いため、草むらに潜むダニ被害にも注意が必要です。除草剤がまかれている可能性がある場所への侵入は、絶対に避けてください。薬を吸い込むと、呼吸困難のおそれやお腹が真っ赤にかぶれてしまうことがあります。

フレンチ・ブルドッグの飼い方~しつけはしっかり愛情込めて

フレンチ・ブルドッグは、初めて犬を飼う方でも比較的飼いやすい犬種です。ただし、他の犬種同様に、しっかりしつけてください。かわいがるときには思い切りかわいがり、しつけをするときは毅然とした態度でしつけます。メリハリを付けることで、「リーダーが喜ぶ顔を見たい!」と思うような良い子に成長していきます。

「毅然としたしつけ」は、叩いたり怒鳴ったりすることではありません。わがままな態度は一切無視する、勝手な方向に引っ張ることはさせない、といった厳しさを持ち、明確で一貫した行動を取れば、大丈夫です。

フレンチ・ブルドッグを飼うには、室内飼育が原則。ただし、活発に動き回りますので、床材を配慮して足音で迷惑をかけないような環境を整えるとよいでしょう。同時に、滑りにくい素材にしておけば、脚の脱臼などを防げます。

散歩は、1日20分程度を2回行います。さほど運動量を必要としないものの、子犬のときからずっと室内で過ごしていると、外的刺激が入らず、社会性が育たないため、涼しい時間帯を選んで「ぜいぜい」と呼吸がひどくならない程度に、ゆっくりと歩きましょう。なお、犬以外の生き物にも興味を持ち近寄ってはいきますが、攻撃することはありません。また、室内でゲームをすると、知的好奇心が満たされてとても喜びます。

フレンチ・ブルドッグの被毛の手入れは、カットなども必要ないので、比較的楽な方です。普段は獣毛ブラシでマッサージをし、換毛期は抜け毛をしっかりと除去するためにラバーブラシなどを使って、ブラッシングしましょう。

賢くてかわいい相棒! それが、フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグの頭の良さは、ピカイチです。

しつけは人間と楽しく暮らすために欠かせませんが、その過程はとても楽しいもの。宝物探しゲームなどで楽しませながら、「ふせ」「まて」「よし」といった基本的なしつけをすれば、フレンチ・ブルドッグとの毎日が楽しくて仕方なくなります。家族の一員として、たくさんのコミュニケーションを取り、大切に育ててあげてください。

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