<ヨークシャー・テリア>歴史やカラダ・性格などの特徴【JAHA認定インストラクター監修】

可愛らしい見た目と、自尊心に溢れ、エネルギッシュな一面を併せ持ったヨークシャー・テリア。皇太子妃の実家で飼われていたことから、日本でも人気が急騰したことのある犬種です。ヨークシャー・テリアの歴史とカラダや性格の特徴についてみていくことにしましょう。

  • hotto編集部
  • 監修者:保久(やすひさ) 留美子先生 公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター、CPDT-KA

<ヨークシャー・テリア>歴史やカラダ・性格などの特徴【JAHA認定インストラクター監修】
出典 : Yevgen Romanenko/Shutterstock

<ヨークシャー・テリア>歴史

<ヨークシャー・テリア>歴史

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ヨークシャー・テリアの起源については、はっきりとわかっていません。

1800年代に、イギリス北部のヨークシャー郡の工員や炭鉱夫が、ネズミ捕りのために作出したのが始まりと考えられています。

当時、交配に使われていた犬は、ウォーターサイドテリアやクライデスコールテリア、ペイズリーテリア、スカイテリア、マンチェスターテリア、マルチーズなどに加え、さらに数種類のさまざまな犬が用いられていた、といわれています。

カラダの大きさや毛質など、現在の姿とは違った個体が多かったようです。

もとは、工場などでネズミを追うために作られていたために、労働者階級の人々が飼っていることが多く、愛玩犬としての人気は、さほど高くありませんでした。

しかし、交配を進めて犬種として安定していった結果、滑らかな直毛の毛質を持つ、小さくて美しい犬へとなっていったのです。

動く宝石

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活発で美しい小型犬の魅力は、上流階級の人々にも次第に受け入れられるようになります。

19世紀中頃、イギリスのドッグショーに初めて出展されると、「動く宝石」と呼ばれるほど人々を魅了し、愛玩犬としての地位を確立します。

その当時の名前は「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャーテリア」ととても長く、まったく定着しませんでした。

その後、1870年頃から「ヨークシャー・テリア」と呼ぶように。1872年にアメリカに渡ったヨークシャー・テリアは、1882年に、イギリスケネルクラブによって、正式な犬種として認定されました。

世界中で愛されるヨークシャーテリア

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その後、欧米の繁殖家たちによって、さらに小さく、美しいヨークシャー・テリアへの改良が行われることになり、現在の形に固定されるに至りました。

一般家庭でも飼われるようになったのは、第二次世界大戦以降のことで、日本では高度経済成長期に入ってから、ヨークシャー・テリアを飼う家が増加しました。

現在でも、人気犬種として世界中の人々に愛されています。

<ヨークシャー・テリア>カラダや顔の特徴

<ヨークシャー・テリア>カラダや顔の特徴

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ヨークシャー・テリアは体高が23㎝程度、理想体重が3.1㎏と非常に小柄です。

愛称は「ヨーキー」。均整のとれた体型で、カラダは引き締まっており、コンパクトながらも誇らしげに歩く姿は軽快で、テリアらしさを継承している犬といえます。

大きな特徴の一つが、左右対称に伸びる、その長い被毛です。真っすぐな長毛で光沢があり、シルクのように滑らかな毛質をしています。

被毛の分かれ目が、鼻から尻尾の先まで続き、毛量はきわめて豊富です。

ヨークシャー・テリアの被毛は、長さが尊重された時期があり、地面に引きずるほど伸ばされていたそうですが、現在では、地面に接するくらいの長さでカットされることが多くなっています。

ヨークシャーテリアの子犬

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毛色が変化していくことも特徴の一つです。生後間もなくは黒い毛色ですが、成長するに伴い、頭部から褐色になり始めます。

さらに、ボディの毛色がダーク・スティール・ブルーに変化するまで、1年以上を要します。子犬の頃とは、印象が大きく変化するということを、理解しておきましょう。

ヨークシャー・テリアはつぶらな瞳に、ピンと立った耳が特徴です。顔の毛の量が多いのも特徴で、その可愛らしい表情は魅力いっぱいです。

<ヨークシャー・テリア>性格の特徴

<ヨークシャー・テリア>性格の特徴

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小型の愛玩犬として、人気の高いヨークシャー・テリアは、神経がこまやかで愛情深く愛玩犬らしい面と、テリア特有の気の強さや活発な面を持ち合わせています。

見知らぬ人や犬に対しての警戒心はかなり高く、吠えたり、噛んだりする傾向があるので社会化は不可欠です。

とはいえ、とても利口な犬種なので、子犬の頃からコミュニケーションをしっかりとりながらトレーニングを行えば理想的なパートナーになれるはずです。

監修者情報

保久(やすひさ) 留美子先生
保久(やすひさ) 留美子先生
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定 家庭犬しつけインストラクター、CPDT-KA

犬との豊かな暮らしを求めて、20年前に北海道へ移住。美瑛で犬猫たちと自然を満喫しながら同居中。現在、道内に4つの病院を構える緑の森どうぶつ病院にて、道内初のJAHA認定家庭犬インストラクター等の資格を活かして勤務。
動物病院の待合診療統括マネージャーとして、「飼い主目線でどうぶつを観る」を心掛け、飼い主さんと病院の橋渡し役を担当。自身も5頭の犬を見送り得た「経験」と、動物病院という現場で得た「臨床知識」から出した結論は、『そのコを想い、そのコのためにと飼い主が考えしてあげることが、そのコの望んでいること』。
また、しつけの分野においては、たんにその域に留まらず、動物の一生のなかでさまざまなタイミングで携われるような立場になれることを願って、従来の経験と勘だけに頼らない、最新の動物行動学と行動分析学をふまえた指導を心がけている。

<保有資格>
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定 家庭犬しつけインストラクター
米国ペットトレーナーズ協会認定 CPDT-KA
◆日本ペット栄養学会認定 ペット栄養管理士
◆動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
◆日本ペットカウンセラー協会認定 パラカウンセラー
◆日本アニマルウェルネス協会認定 ホリスティックケアカウンセラー

◇環境省主催「動物適正飼養講習会」講師
◇北海道動物愛護管理研修会講師
◇ペットシッター養成講座講師
◇動物介在活動、動物介在教育
◇動物病院スタッフ向けのセミナー講師
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