【獣医師監修】知っておきたいサモエドの特徴と飼い方「大きな体の白い甘えん坊!」

サモエドは、極寒の地といわれるシベリアのツンドラ地方に古代から住んでいた犬種です。真っ白でふわっふわの毛が特徴的なサモエドは、大きな体で堂々たる雰囲気ですが、実は性格はとても穏やかで従順。今回はサモエドの名前の由来や性格、そしてサモエドを飼うにあたってぜひ押さえておきたい特徴と飼い方をお伝えします。

【獣医師監修】知っておきたいサモエドの特徴と飼い方「大きな体の白い甘えん坊!」
出典 : Leszek Glasner/Shutterstock

サモエドの体の特徴その①~極寒の地に耐える被毛と皮下脂肪

サモエドの体の特徴その①~極寒の地に耐える被毛と皮下脂肪

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ふさふさの白い毛に覆われ、直立した小さな耳と巻き尾を持つ、サモエド。

中型犬としては大きい部類に入ります。

サモエドは北極圏の極寒に耐えられるようなダブルコートの被毛と皮下脂肪を持っているのが特徴で、厳しい寒さの中での作業にも耐えられる強靭な体力と筋肉質の体を兼ね備えています。

被毛は全身を覆っている長い上毛と、根元を覆うように密集した分厚い下毛の二重構造。空気をたっぷりと含み、寒さから身を守ります。

寒さに強い被毛は、テントの中で人間と一緒に寝起きをする際の暖房の代わりにもなっていたそうです。

そんな北極圏の寒さに耐えうる体を持ち、人間との暮らしにも馴染んでいるサモエドは、ロシアやノルウェーの探検家たちに犬ゾリとして使われていました。

その後、イギリスをはじめとする各国の南極大陸探検隊の作業犬に選ばれたことがきっかけで、世界的に有名になったのです。

サモエドの体の特徴その②~今は真っ白だが、昔は黒や茶色も存在

サモエドの体の特徴その②~今は真っ白だが、昔は黒や茶色も存在

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現在のサモエドの被毛はほぼ真っ白なのですが、実は19世紀に動物学者や南極探検隊員らの手によりイギリスに持ち込まれた100年ほど前までは、純白ばかりでなく、黒や茶色の被毛のサモエドもいました。

イギリスでは白色が好まれたこともあり、繁殖家によって白色だけのサモエドが繁殖され、現在に至っています。

サモエドの歴史~遊牧民族の名前が由来

サモエドの歴史~遊牧民族の名前が由来

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ロシア原産のサモエドは、ロシアのシベリア北部に広がるツンドラ地帯に3,000年以上昔から存在している、原始的要素を強く残す犬種。

古代のサモエドは、極寒の地に住む遊牧民のサモエド族が、狩猟や漁業をする際の作業犬として強靭な体で船やそりを引く仕事も難なくこなしていたそうです。

「サモエド」という名前は、上述の「サモエド族」に由来しています。

ツンドラ地帯で暮らしていたサモエド族は、トナカイを食糧として放牧していたので、サモエドはトナカイの群れを管理したり、トナカイがオオカミから襲撃されるのを防いだり、ときにはクマ狩りにも使われたりしていました。

昭和の高度経済成長期の日本では、サモエドにジャーマン・スピッツを掛け合わせて小型化したといわれる日本スピッツが多く飼育されていました。

しかし、ジャーマン・スピッツ譲りでよく鳴くスピッツは敬遠されていき、現在は穏やかで人懐っこいサモエドが家庭犬として注目されています。

サモエドの基本情報のまとめ

サモエドの基本情報のまとめ

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・大きさ:中型犬

・体高:オス=54~57センチ/メス=50~56センチ

・体重:23~30キロ

サモエドの性格~穏やかで人懐こい

サモエドの性格~穏やかで人懐こい

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サモエドの性格は穏やかで、落ち着いています。

そして、古代より人と密接に暮らしてきたこともあり、人間の側にいるのが大好きで、とても友好的。

子どもとも仲良く暮らせます。

また、昔にトナカイの群れを管理していた気質が残っていて、子どもたちを集めたがるしぐさを見せることがあります。

楽しいことが大好きで退屈しやすいので、仔犬の頃から短いトレーニングを日々行うことが大切です。

サモエドの寿命とかかりやすい病気

サモエドの寿命とかかりやすい病気

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サモエドの平均寿命は、12年程度と考えられています。

サモエドで気をつける病気としては、眼と皮膚に炎症などが起こる、ぶどう膜皮膚症候群や、涙が少なくなる、乾性角結膜炎、筋肉の虚弱がみられる、重症筋無力症などが挙げられます。

また、被毛の構造から、皮膚病にはかかりやすいといわれています。

シャンプー後はしっかりと乾かし、雨の日のお散歩後には脚だけではなく肉球の隙間の湿気も拭き取ってあげましょう。

日々、適切なブラッシングし、肌をいつも清潔に保つことが大切です。

サモエドと室内暮らしをするときに、注意すべきこととは?

●サモエドを室内で飼う際の注意点① 甘えん坊なので「番犬」には向かない

甘えん坊なので番犬には向かない

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サモエドは、どんな人にも友好に接するので、番犬には向いていません。

さらに、留守がちの家庭よりも、いつも誰かが家にいてサモエドが安心して暮らせる環境が理想でしょう。

また、サモエドの体は強靭なので、豊富な運動が必要になります。

散歩に加えて、トレーニングの要素を取り入れた遊びを行うこともお勧めです。

なお、散歩をするときには、力がとても強いため、リーダーウォークを教えてグイグイと引っ張らせないよう、注意してください。

●サモエドを室内で飼う際の注意点②「過ごしやすい気温」と「毛の手入れ」

過ごしやすい気温と毛の手入れ

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ふわっふわの毛並みを見てもわかる通り、寒さには強く、雪の中で寝るのも平気です。

逆に、夏の暑さにはめっぽう弱いので、涼しい環境が向いています。

暑い地方で飼育する場合は、室内飼い+エアコンを活用し、調子を崩さないような環境を準備してください。

サモエドの抜け毛の量は驚くほど多いので、毎日のブラッシングも欠かせません。粗めのコームで毛先をとかし、スリッカーブラシで毛の根元から空気を入れるようにして、抜け毛を取り除きます。

ピンブラシでとかすと、地肌のマッサージにも効果があります。

シャンプーは月に1回程度が目安。

シャンプーのときにも大量に毛が抜けるので、洗う体力が必要です。

そして、シャンプー後にはさらにブラッシングをして抜け毛をしっかりと除去しておかないと、分厚い下毛がカチカチに固まってしまうことも……。

さらに、シャンプー後に濡れたままにしておくと、皮膚炎などのトラブルを引き起こしやすくなるので、きちんと乾かしておくことも大事です。

もし、自宅でのシャンプーが大変であれば、トリミングサロンでプロのお世話になりましょう。

やっぱり、「サモエド・スマイル」でしょ!

やっぱり、「サモエド・スマイル」でしょ!

Lisjatina/ Shutterstock.com

サモエドは、笑顔が得意な可愛い犬種です。

口角がギュッと上がった「サモエド・スマイル」に出会ったら、もう飼い主はメロメロ。

最高にかわいい瞬間なので、動画や写真を撮って、楽しみましょう。

サモエドの魅力は、「もう一人の子どもができたようなかわいさ」があるところです。

アウトドアに連れて行くことも、全く問題ありませんが、暑さには注意が必要です。

サモエドと一緒にジョギングしたり、川で一緒に遊んだりと、サモエドを飼っている人ならではの楽しい時間を過ごせます。

暑さと被毛の管理が大変なくらいで、家庭犬としては本当に飼いやすい犬種、サモエド。

サモエド・スマイルに魅了される毎日を送ってみてはいかがでしょうか。

みんなのコメント

サモエド大好きさん
私は、子供の頃から、真っ白いでっかい犬が大好きでした。なぜなら、子供の頃に道端に白いでっかい犬がリードもつけずに一匹飼い主のいない状態で、ふらふらとあらわれたのですが、まったく動じず吠えたりもせず、そーっと触らせくれました。可愛くて、私はその犬に、バロンと名前を付けました。でもしばらくしてどこかに帰ってしまいました。そのバロンにであった瞬間からずっと白い大きな犬に憧れています。動画や写真を見つけてはいいなあ触りたいな。と思っています。
トヨさんさん
4代目サモエドを我が家に迎えて1年3ヶ月。3代目の子が胃捻転で14才で急死し、もう、飼うのはやめようと思ってたのですが、たまたま行ったペットショップで出会ってしまいました。家族皆が毎日もふもふに癒されてます。

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