【獣医師監修】ラブラドール・レトリバーの性格、ゴールデン・レトリバーとの違いは?

視覚障害者の目となり、パートナーとなって働いている盲導犬。街で見掛けるその多くが、「ラブラドール・レトリバー」ではないでしょうか? 今回はラブラドール・レトリバーの盲導犬としての特性や性格、そして飼うときや飼う前に心掛けておきたいことを学びましょう!

ラブラドール・レトリバーは賢くしつけやすいが、必ずしも飼いやすいわけではない!

ラブラドール・レトリバーは賢くしつけやすいが、必ずしも飼いやすいわけではない!

Teeraphan Pensupha/ Shutterstock.com

ラブラドール・レトリバーは、パートナーの隣で正確に道を歩き、足元で静かに休んでいる姿を見て「ラブラドール・レトリバーっておとなしくて、飼いやすそう」と思う人は少なくありません。しかし、そう思って飼い始めた人から「想像と全然違った」という声を多く聞きます。それはなぜでしょうか?
その理由をラブラドール・レトリバーの持つ特性や性格と合わせて解説していきます。

ラブラドール・レトリバーが盲導犬に向いている理由その①~性格

ラブラドール・レトリバーが盲導犬に向いている理由その①~性格

Rohappy/ Shutterstock.com

ラブラドール・レトリバーの性格が盲導犬に向いている理由として、2つのことが考えられます。

人間と作業をすることが好き

ラブラドール・レトリバーは、古くから人のパートナーになり、一緒に仕事をしてきた犬種なので、仕事を与えられ、ほめられることが大好きです。そのため、日々仕事を与えられることに喜びを見出すことができ、仕事のストレスもあまり感じないそうです。

適度に人懐っこい

ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーなどのレトリバー種は人が好きで、懐きやすい性格のため、どちらも盲導犬に適していると考えられています。しかし、比較的ゴールデン・レトリバーの方がより人懐っこく、遊び好きのため、人を導く場面で集中力が切れてしまう可能性も……(個体差は大きいです)。これは、人の命を預かる仕事を担う盲導犬にとって致命的といえるでしょう。

ラブラドール・レトリバーが盲導犬に向いている理由その②~外見

ラブラドール・レトリバーが盲導犬に向いている理由その②~外見

ラブラドール・レトリバーの外見にも、盲導犬に向いている理由が隠されています。

体の大きさ

盲導犬は、小さ過ぎると周りの人から気付いてもらえず、踏まれたり事故にあったりする危険性があるため、小型犬は不向きです。また、シェパードやセントバーナードのように大き過ぎると、周囲に威圧感を与えたり、狭い場所を通るのが大変だったりするので、日本ではあまり適していないとされています。

温和で愛くるしい顔つき

盲導犬は人の生活の中に深く関わります。街中、お店、レストラン、会社など普通の飼い犬では入れない所までパートナーとともに入っていきます。その背景を考えたとき、垂れ耳で丸い目を持ち、大型犬の中では威圧感が少なく、愛くるしい顔つきをしているラブラドール・レトリバーは、多くの人に受け入れられやすいと考えられています。

手入れのしやすさ

温和で愛くるしい見た目やサイズの点では、ゴールデン・レトリバーやフラットコーテッド・レトリーバーも条件を満たしていますが、どちらも長毛種のため、より手入れに手間と時間がかかることが予想されます。排泄や食事は特に汚れる可能性が高いといえるでしょう。その汚れは視覚障害者にとっては気付きにくく、負担になる可能性があるのでラブラドール・レトリバーが優先されるというわけです。

ラブラドール・レトリバーの「問題行動」と「家庭でのしつけ」

ラブラドール・レトリバーの「問題行動」と「家庭でのしつけ」

盲導犬に適している特性や性格として、「人が好き」「仕事が好き」「賢い」などが挙げられます。場合によってはこの特性が、問題行動の原因になってしまうことがあります。

代表的な問題行動(一例)

・人が好き過ぎて、誰にでも飛び付いてしまう
・仕事がないと退屈になり、ストレスを溜め、いたずらをしてしまう
・飼い主が困るような行動を学習し、それを何度も繰り返してかまってもらおうとする

仕事(家庭犬の場合は遊びや散歩、しつけなど)を与え、心身共に満たさないと、ラブラドール・レトリバーの優れた部分が難点に変わってしまいます。

盲導犬も仕事を終えて家に帰れば、家庭犬のようにパートナーに甘え、「たくさん遊んでもらいたい!」と思っているのです。そんな気持ちを理解してあげることが大切です。

みんなのコメント

チョコラブまろんさん
我が家のチョコラブも盲導犬のように賢くはないですが、人懐っこさはバツグンです。 獣医師先生監修のラブラドールに関する記事、初めて読みました。同じラブ友達にもシェアしたいと思います。
ぷんぷんさん
日本犬とラブの雑種(元保護犬)を飼っています。 仕事好き…投げたボールを持って来る、コマンドをこなす事が好きです(ご褒美のおやつがあると尚張り切ります) 集中力が凄い…噛むタイプのおもちゃが大好きで、どのくらいで飽きるのか知りたくて一度ほおっておいたら30分噛み続けてました(さすがに取り上げました) 飼い主が困ることを学習…構ってアピールを無視すると自分の寝床用座布団を振り回して水入れを倒すorz 当てはまることが結構多いです。 18kg。大きいとよく言われますがラブを飼う事を思えば小柄です。 日本犬要素は警戒心がラブより強く、少々人見知りする事と遊びに満足するとさっさと寝る所(いつまでもべたべた甘えない)でしょうか。 純血ラブも可愛いのですがラブミックスも可愛いですよ~
ミルポンさん
我が家のラブも、13才と高齢になり股関節に不具合が出てきたものの、主人に新聞を渡す事が毎朝の日課になっていて、たどたどしい足取りでもお仕事の充実感はあるようで積極的に働きかけてきます。 腕白だった若い頃も懐かしみつつ、体調を見守りながら、これからも愛情をもって家族の中で楽しい日々を過ごさせたいと思っています。

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