家庭犬として優秀な性格!バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、人間と一緒に暮らすことを強く望む気質を持っている犬種で、家庭犬として優秀な大型犬です。しかし、そんなバーニーズ・マウンテン・ドッグのしつけ方を知らずに困っている飼い主も多いんだとか。今回は、バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方を魅力とともにご紹介します。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、どっしりと頑丈な体型が特徴の大型犬です。重たい荷物を引く仕事も難なくこなしてしまう筋肉を備えています。

顔立ちは温和でいつも穏やかな表情。頬・目の上・四肢・胸には赤褐色のマーキングがあり、目の周囲の毛は黒く、顔の中央にある「マズル・バンド」と呼ばれる白い毛がひときわ際立ちます。

尾は長く、豊かな飾り毛が生えています。垂れ耳にも飾り毛があり被毛の美しさが特徴的。毛色はブラック&タン&ホワイトのトライカラーのみで、左右対称に被毛色が配置されているのが理想とされています。また足先と尾の先はホワイトが理想ですが、ショードッグとして飼育しないのであれば、特に気にすることはありません。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの被毛は、ダブルコートの長毛。オーバーコートはゆるいウェーブ状で、アンダーコートは寒さに耐える仕様になっており、柔らかい毛が密集しています。

ちなみに日本でバーニーズ・マウンテン・ドッグを飼育している人たちからは、通称「バーナー」「バニ」などと呼ばれています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの歴史

バーニーズ・マウンテン・ドッグはスイスが原産の犬種です。祖先犬はマスティフ系といわれており、スイスのベルン周辺の山岳地帯の農場で牛追いなどに使われていました。とても古い犬種で、およそ2000年以上前から、人間と共に厳しい環境下で暮らしていたことがわかっています。

スイスでは原産地のベルンにちなんでベルンの山犬を意味する「ベルナー・ゼネンフント」と呼ばれており、この「ベルナー」を英語読みして、バーニーズと呼ばれるようになりました。地理的に他の犬との交配も少なく現在のバーニーズ・マウンテン・ドッグは、その昔から変わらぬ美しい被毛を引き継いできたようです。

頑丈な体で働き者のバーニーズ・マウンテン・ドッグは、飼い主への服従心が強く、重い荷物をけん引したり、番犬としても重宝されたりしていました。そういったバーニーズ・マウンテン・ドッグの性格が気に入られ、いつしか山を降りベルンの街にも広まっていきます。しかし時代の流れとともに荷物を引く犬は不要となってしまい、第一次世界大戦の頃には激減し、絶滅の危機に瀕しました。このまま絶滅してしまうのかと思われましたが、車が入りにくい山の谷間でわずかながらにバーニーズ・マウンテン・ドッグが飼育されていたことがわかり、愛好家らの尽力によって飼育数が増え絶滅を免れます。

1907年バーニーズ・マウンテン・ドッグの純血種を推進するために、ブリーダーたちはクラブを設立します。設立から数年後に開催されたドッグショーをきっかけに、スイスのみならずドイツにまでバーニーズの存在が広く知られるようになりました。

現在世界中でバーニーズ・マウンテン・ドッグはよく知られる犬種となり、常に人気上位に入る家庭犬として、愛されています。2014年度ジャパンケネルクラブのバーニーズ・マウンテン・ドッグの登録頭数は、138犬種中27位で1463頭。日本でも多く飼育されていることがわかります
※近年、日本ではやや小型化される傾向にありますが、賛否両論、あるようです。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの性格

バーニーズ・マウンテン・ドッグの性格は温和で落ち着いています。比較的感受性が豊かで、飼い主との物理的距離や心理的距離が遠いと、ストレスを感じる性格です。攻撃性も弱く無駄吠えすることもほとんどありません。他の犬に喧嘩を売られたとしても、さりげなく無視します。さらに社交性もあり、子どもとも遊べる性格です。しかし警戒心が少々あるため、飼い主以外の人には少し距離を置くような振る舞いをします。

子犬の頃は、やんちゃな性格。それが成犬になる頃にはとても落ち着いてきて辛抱強い性格に成長していきます。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの基本情報と性格のまとめ

基本情報

・大きさ:大型犬
・体高:オス=66~70センチ/メス=60~63センチ
・体重:オス=36~48キロ/メス=34~41キロ
・原産国:スイス
・用途:けん引犬、番犬、家庭犬

性格

・温和
・落ち着きがある
・感受性が豊か
・社交性がある
・警戒心はやや強い
・辛抱強い

バーニーズ・マウンテン・ドッグの平均寿命と気を付けたい病気

バーニーズ・マウンテン・ドッグの平均寿命は、9~11年程度と考えられています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグがかかりやすい先天的な病気として、がんが挙げられます。少ない頭数で近親交配が行われたことが、関係しているのかもしれません。早期発見によって助かる確率は上がります。

気を付けたい病気としては、大型犬特有の胃捻転(いねんてん)や股関節形成不全があります。胃捻転を予防するために、発酵しやすい食品は与えない、食後はゆっくりと休ませて運動を控える、といった工夫をしましょう。股関節形成不全は、適度な運動により必要な筋力を育てて予防します。

目疾患の網膜委縮にも、注意しましょう。残念ながら、この病気の予防法は特になく、根本的な治療法もありません。早期発見・早期対処療法で少しでも病気の進行を遅らせましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方

飼育としつけ

大型犬のため、相当な力があるバーニーズ・マウンテン・ドッグ。子犬で迎えても、あっという間に大きくなります。グイグイと引っ張られることを想定すると、転倒のおそれがある人が飼育をするのは、適切とはいえません。仮に女性であっても、犬を制御する力があり、ある程度体力に自信がある人が飼育した方がよいでしょう。

できれば、大型犬を過去に飼ったことがある人の方が飼育に向いています。とはいえ、犬を一生涯面倒を見たことがある人がバーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴をよく理解すれば、飼い方は決して難しくないはず。必要に応じて、犬と一緒に通えるしつけ教室も利用してみましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグには反抗的な性格がないので、比較的しつけはしやすい犬種です。感受性が豊かな分、意外と繊細な面もありますので、マズル・コントロールなど、プライドが傷付くようなしつけは控えてください。できたことを大げさに褒め、飼い主が喜ぶ姿をどんどん見せてあげましょう。

過ごす環境と散歩

飼い主との絆を強く求める犬種ですので、室外につなぎっぱなしで飼育するのは控えましょう。室内で自由に動けるようにし、家族とコミュニケーションを取れるような飼い方が理想的です。日本の暑さと湿気には弱いので、エアコンで温度や湿度調整などを心掛けて、快適な環境を用意してあげてください。

ちなみに室内が畳の場合、あっという間にボロボロになります。ボロボロになるのを防ぐために、タイルカーペットを敷き詰めておきましょう。床が滑らず、汚れた箇所も取り外して洗えるので便利です。そして眠ったり静かに過ごしたりできる場所として、クレートや大きめのベッドなどを用意しておきましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの散歩は、1時間程度で1日2回行います。激しい運動をさせる必要はありませんが、周囲に長時間歩けるような環境があるかどうか飼う前に確認しましょう。天気の悪い日が続く場合にどこで遊ばせるのか、その目星も付けておくとよりよい準備といえます。

家族全員で愛したい、バーニーズ・マウンテン・ドッグ

バーニーズ・マウンテン・ドッグの物おじしない堂々とした風格は、大型犬ファンなら誰しもが魅了されてしまいます。ふわふわの大きな体を抱きしめてみてください。ペロッと顔でもなめられた日には「本当に愛情が通じ合えたのだな~」と思わず涙が出ちゃうほどうれしくなります。

そんな大きな相棒は、飼い主さんが生きる道しるべです。飼い主は毅然(きぜん)とした態度を見せることでリーダーとなり、犬との信頼関係を築けます。甘い声や高い声だけではしつけになりません。ときに大きな低い声でしっかりと導きます。それは母犬が子犬に見せるような態度と同じです。

家族全員で協力し大きな愛で包んであげてくださいね。

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