【獣医師監修】グレート・デーンの性格は温厚で献身的「世界一大きな犬!」

「世界一」の称号がつく犬はたくさんいますが、これほど迫力のある「世界一の犬」はいないのではないでしょうか? 今回は「世界一大きな犬」として有名なグレート・デーンの性格や特徴をまとめてみました。

グレート・デーンの外見と特徴~体高は70センチ以上! とにかく大きい、グレート・デーン

グレート・デーンの外見と特徴~体高は70センチ以上! とにかく大きい、グレート・デーン

日本で人気の犬種というと、圧倒的に小型犬が多いですよね。大型犬といってもゴールデンレトリーバーのような穏やかで愛嬌の溢れる風貌の犬をイメージする人が多いでしょう。しかし、グレート・デーンはその大型犬よりもさらに大きい「超大型犬」の部類に入る犬。その大きさは、体高70センチ以上。立ち上がると私たち人間の身長より大きいのです。

かつてイノシシなど、大きな動物の狩りで活躍していたグレート・デーン。イノシシに対抗できる風貌が必要でした。堂々とした雰囲気に、力強い歩行、そして勇敢な心と、イノシシ狩りに向かう人間の心強いパートナーだったのです。また、猟犬や番犬としてだけではなく、軍用犬としても働きました。

グレート・デーンが歩んできた歴史

「犬の中のアポロ神」と呼ばれるグレート・デーン。原産国のドイツでは、14世紀、イノシシ狩りの最強のパートナーとして活躍していました。

足も速くスタミナもあることから、しばらくは狩猟犬として飼われていましたが、この威風堂々として雰囲気に上流階級の人々をも魅了することになります。当時、グレート・デーンを飼うと言うことは、一種のステータスにもなっていたのです。

ドイツで確固たる地位を築いていくグレート・デーンはドイツの国犬に選ばれます。しかし、グレート・デーンを愛するドイツの人々の間で、犬種名で論争が勃発。「ドイツのマスティフ」を意味する「ドイッチェ・ドッゲ」を正式名称とすべきとグレート・デーンの研究者たちが宣言したのです。

現在、ドイツではグレート・デーンではなくドイッチェ・ドッゲと呼ばれているにもかかわらず、他の国々ではグレート・デーンのまま。グレート・デーンは「大きなデンマーク人」という意味で、ドイツ人はデンマークの犬と解釈されることを嫌がったのです。

それほどまでドイツ人々に愛され続けるグレート・デーン。1891年に、グレート・デーンの犬種基準が設けられ、これが世界基準として認知されています。

ちなみに、グレート・デーンは断耳をすることが多かったようですが、断耳が禁止されているイギリスでは垂れ耳のままの姿です。愛嬌が加わりますが、グレート・デーンが持つ威厳漂う雰囲気は損なわれないと、断耳の禁止は広がりつつあるようです。

グレート・デーンの性格~体は大きくても性格は温厚

グレート・デーンの性格~体は大きくても性格は温厚

あまりの大きさに威圧感さえ感じてしまうグレート・デーンですが、性格はいたって温厚です。

イノシシと対峙していたとは考えられないほどのんびりとした性格をしていて、見知らぬ人にも愛想良く振る舞うことが出来ます。さらに、他犬種や猫や鳥といった犬以外の動物とも仲良く暮らせ、小さな子どもと一緒に過ごすことも問題ありません。しつけが行いやすく飼い主に従順なので、比較的に飼いやすい犬種といえますが、超大型であり力も強いため、初心者向けではありません。

グレート・デーンが気をつけたい病気や寿命

超大型犬ということもあり、グレート・デーンの寿命はあまり長くはなく、10年くらいまでが一般的です。

かかりやすい病気もいくつかあります。最も多いのは、胃捻転。グレート・デーンのように胸が深い大型犬で起こりやすいことが知られています。勢いよくたくさんの食事を食べる、大量の水を飲む、食後すぐに運動をする、などが原因になり得ます。胃が拡張したりねじれたりすることによって、低血圧性ショックや敗血症性ショックを起こすため、ただちに胃を減圧される処置が必要になります。

さらに肥大性骨形成異常という関節部分に生じる病気もあります。遺伝的な関係も示唆されていますが、成長期に過度の栄養やミネラルを取りすぎることも関わっていると考えられています。高熱が出たり、歩けなくなるほどの痛みが生じます。

他にも、心臓病、腫瘍、眼疾患などが挙げられます。異常を感じたらすぐに獣医に診断してもらうようにしましょう。

グレート・デーンの飼い方や、飼育に向いている家庭

グレート・デーンの飼い方や、飼育に向いている家庭

グレート・デーンと暮らすには、超大型犬をきちんとしつけられることと、運動量を確保できる環境が確保されているかが問われます。とにかく迎え入れる犬は、立ち上がると人間より大きい犬です。力も強く、仮に暴れてしまったら犬も人も不幸になってしまうでしょう。

もともと飼い主に従順で、おっとりとした性格のグレート・デーン。適切な飼育環境と運動量を確保してあげれば、いつも穏やかに過ごせる比較的飼いやすい犬種なのです。さらに被毛のお手入れも簡単。定期的に汚れを拭き取ってあげればOK。ただ、床ずれを起こしやすいので、寝床は柔らかいクッションを用意してあげましょう。グレート・デーンの巨体を守るには、巨大なクッションが必要かもしれませんが、厚手の敷物でもOK。とにかく、ふわふわの肌触りの寝床がベストです。

グレート・デーンの魅力と特徴まとめ

世界一大きな犬、グレート・デーン。勇敢で威厳が有り、「犬の中のアポロ神」という呼び名にふさわしい風格ですよね。家庭犬としての素質も十分ですので、飼い主がきちんとしつけを行い、運動も十分にさせてあげることが大切です。グレート・デーンは温厚で優しく、かけがえのない存在になること間違いなしです。

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