強面なのに愛嬌たっぷり。アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの特徴

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、その恐そうな顔の造りとは違い、とても愛情にあふれ、忠誠心が高い犬種。歴史的にはアメリカン・ピット・ブル・テリアと同一犬種だった時期もありましたが、今では闘争心を取り除かれるような繁殖を行い、全くの別犬種として認められています。アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの魅力は?

優しくて力持ち!アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの特徴

闘犬として活躍していたアメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、筋肉質で頑強な身体つきをしています。バネのように弾力がありながら瞬発力や機敏さも併せ持っていて「運動神経はバツグン!」という特徴を持っています。力が強くても、とても優しい心を持っているので、基本的には全く知らない人でも友好的に接することができる気質も特徴のひとつと言えるでしょう。

ただし、防衛本能が非常に強いので、自分の身に危険が及んでいると思った時には、人間であっても他の犬であっても、予告無く攻撃をしかけてしまう可能性があります。私たち飼い主は、たとえ冗談であっても叩くフリや脅かすフリといった誤解を与えないようにしましょう。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの平均的な体重は、男の子で30kg前後、女の子で27kg前後です。体高は、男の子で48cm前後、女の子で46cm前後と、男女の差はあまり無いようです。

被毛は短くて、密度が濃く生え揃っていますが、意外にも抜け毛が多いですね。色は、ブラック、ブルー、ブリンドル、ブラック&ホワイト、タン&ホワイト、これらのパーティー・カラーなどバリエーションも豊富です。

闘犬から家庭犬へ!アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの歴史

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、もともとイギリス原産のスタッフォードシャー・ブル・テリアと同じ系統の血を引いています。

当時、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの原型であるスタッフォードシャー・テリアが主流でした。違法とされていたにもかかわらず「闘犬」はイギリスで人気があり、愛好家たちから絶大な人気を集め、その並外れた戦闘能力の評判がアメリカにも広まり、1870年ごろにアメリカに渡ることとなります。

アメリカの人々は、イギリスの人々よりも大きな身体の犬を好んだために、スタッフォードシャー・テリアにマスティフなどの大きな犬と交配させて身体を大きく改良しました。また選択交配し、闘犬として闘争心が強く、身体も力強い犬を作ろうとする人たちが作り上げたのがアメリカン・ピット・ブル・テリアとなります。

その後、闘犬が禁止されると、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアと家庭で暮らしたいと考えたブリーダーたちが、闘犬向きの攻撃的な性格をもつ犬を繁殖から取り除く努力を始めました。

計画的かつ選択的な繁殖の努力により、穏やかな性格を与えられたアメリカン・スタッフォードシャー・テリアが生まれることになります。

1972年には、アメリカンケネルクラブ(AKC)で正式に公認されることになりました。

このような歴史があったにもかかわらず、現在ではこの長い名前を縮めた愛称「アム・スタッフ」という呼び名で、家庭犬として広く親しまれ人気が出てきています。

服従心と愛嬌がある性格が特徴のアメリカン・スタッフォードシャー・テリア

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、一見とても怖そうな表情をしている犬ですが、実のところとても愛嬌があって高い忠誠心がある性格です。

また、どんなに激しく戦っている最中でも、飼い主の声ひとつでピタっと止められる服従心の強さが、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの特徴であり最大の魅力といえるでしょう。

闘犬として数多くの犬と戦ってきましたが、繁殖によって改良の重ねられた現在は、そこまで攻撃的な性格は持ち合わせていません。また、人懐っこく甘えん坊性格でもあり、家族と一緒に遊ぶことが大好きです。いつも飼い主からの愛情を求めていますので、日頃からたっぷりとスキンシップを取ってあげましょう。

持って生まれた防衛本能が強いため、家族に対しては愛情深く、危機回避のために身を挺して行動します。しかしながら、他人や他の犬とのささいなトラブルに大げさに反応する可能性もありますので、飼い主は注意を怠ってはいけません。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの寿命は?

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの平均寿命は10~12歳程度とされています。他の大型犬種と差は、あまりありません。しかし、せっかく一緒に暮らす家族ですから、できるだけ健康で長生きしてもらいたいと思いますよね。食事の管理や日頃の体調など、ちょっとした変化を見逃さずにしてあげてください。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの特徴的な病気あるの?

基本的に健康的な犬種ですが、股関節形成不全や遺伝性の白内障や緑内障などの眼病が起きやすいという傾向があります。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、犬種としての歴史において闘犬として育成されていた時代があるため、痛みに対する我慢強さが他の犬種より優れていると言われていますので、ケガや病気の発見が遅れがちです。

犬が痛みを訴える前に気づいてあげられるよう、日頃から身体の変化や状態を細かくチェックしましょう。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの飼い方とは?

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは体力の充実した犬種ですから、毎日、十分にエネルギーを発散させられるような運動が必要です。

お散歩は毎日朝晩2回、1回あたり30分から1時間かけてあげたいものです。広めの公園などでロングリードを使い、ボール投げや飼い主と一緒に走ったりするのも良いかもしれません。

被毛の手入れは、短毛ですのでとても楽です。こまめなブラッシングや月1~2回のシャンプーをしてあげることで、艶やかな被毛を保つことができます。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、攻撃性はほとんど無いものの防衛本能が強いだけでなく、アゴの力も強いために、咬傷では大きなケガにつながることがあります。小さいうちから「やって良いこと・悪いこと」を、しっかりと教えておくことをオススメします。けじめをしっかりとつけ、愛情深く、愛犬の親として毅然と接することが求められる犬種です。

力任せに押さえ込もうとせず、出来ることを見つけて褒めて育てるようにしましょう。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、今や愛玩犬として一緒に暮らすことが多くなってきました。基本的には明るく優しい性格が特徴で、遊びも大好き!お散歩も大好き!という暮らしやすい犬種です。犬と暮らすことが初めてという方には少し大変さを感じるかもしれませんが、飼育に経験がありアクティブに暮らしたいという方にはもってこいの犬種なのではないでしょうか?

みんなのコメント

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「TOP」の人気記事RANKING