【獣医師監修】ジャーマン・シェパード・ドッグの意外な性格や特徴「かっこいい犬」の代表格!

ジャーマン・シェパード・ドッグと言えば、警察犬や軍用犬などのイメージが強く「怖そう……」と思われることも少なくありません。しかし実際には愛情深く忠誠心の強い犬種のため、信頼関係ができると素晴らしいパートナーになってくれるのです。

ジャーマンシェパードは力強く勇猛果敢な大型犬ですが、家庭内ではとても愛情深く、強い信頼で結びつくことができる素晴らしい犬種です。

ジャーマンシェパードの体力や知力を満たしてあげられるスペースや時間を確保することは必須のため、誰にでも簡単におすすめできる犬種ではありませんが、一緒にトレーニングを行い少しずつ関係を深めていく過程も素晴らしいものだと思います。

ジャーマン・シェパード・ドッグの外見の特徴~精悍(せいかん)で聡明、屈強な肉体を持つ大型犬

ジャーマン・シェパード・ドッグの外見の特徴~精悍(せいたん)で聡明、屈強な肉体を持つ大型犬

ジャーマン・シェパード・ドッグの外見は、警察犬や護衛犬などとしても活躍するだけあって非常にたくましく力強さと活力にあふれている印象です。

まるで狼のような風貌だと言われることもありますが、実は狼とは血筋的にも全く違う系統で作出には関係がありません。

平均的な体重は34~43kg。体高は55~66cmです。

カラーは日本で見かけることの多いブラック&タン(茶)、ホワイト、ブラック、クリーム、イエロー、ソリッドグレーなどがあります。多くのカラーがありますが、ショーで認められているのはブラック&タン(茶)、ブラック&グレー、ソリッドグレーという国が大半です。

また、毛の長さについても以前はワイヤーヘアードやロングヘアードもいましたが、今ではほとんどの国でショートコートのみ認められています。ちなみにジャーマン・シェパード・ドッグは尾の部分の毛が一番長く密集しています。

体を横から見た時に、お尻の方が少し下がっているような格好になっており、後ろ足の飛節は直角以上に角張っているのが常です。足は太く強靭な筋肉を持ち、瞬発力や跳躍力も高いと言われています。

頭部は細めで口吻がやや長く、アーモンド型の目と直立した耳を持ちます。鼻に向けてスッと流れるような顔つきは、ジャーマン・シェパードの精悍で聡明な印象を高めます。

ジャーマンシェパードの歴史

ジャーマン・シェパードは世界中で人気の高い犬種ですが、その歴史はそれほど長いものではありません。起源は1800年代とされ、原産国はその名前からもわかるようにドイツです。

警察犬や軍用犬としてのイメージが強いジャーマン・シェパードですが、はじめは羊を集めて移動させたり群れを外敵から守る役割を担う牧羊犬として生まれました。「シェパード」という言葉自体に「羊飼い」という意味があり、ハーディングドッグとして仕事をしていたのです。

そんな中19世紀末に勇敢な気質を持ち、運動神経や知性の高い個体を中心に繁殖を進め、より優れた使役犬へと改良し、第一次世界大戦頃から軍用犬や見張り(番犬)として活躍したことから世界中に認知されるようになりました。

そうして爆発的に人気を集めたジャーマン・シェパードは乱繁殖が行われ、神経質で恐怖心の強い個体や関節や腸、目に遺伝性疾患を抱える個体が数多く出てきてしまいました。

しかし人気が落ち着き、設立された「ジャーマン・シェパード・ドッグ協会」の尽力などもあり、本来の温和で聡明な従順性の高い個体が増え、警察犬や麻薬探知犬、災害救助犬、爆発物探知犬、盲導犬などさざまな場面で優秀に働き、愛玩犬として可愛がられる存在として愛されるようになりました。

ジャーマンシェパードの性格~賢く従順、仲間を守る番犬気質

ジャーマンシェパードの性格~賢く従順、仲間を守る番犬気質

ジャーマン・シェパードの性格は、意外にも温和です。どうしても外見や警察犬としての印象から「怖そう」「攻撃的」などと思われがちですが、攻撃をするのは、攻撃をするように指示をされているからであり、本人の性格によるものではありません。気を許した仲間や家族の間では非常に穏やかで甘えん坊な一面もあります。

しかし見知らぬ人や家族に対して攻撃的な相手に対しては警戒心を強く持ち、常に観察を続けます。その性格ゆえ、見張り役や番犬としての役割は最適で幅広く活躍しているのです。

また、飼い主に対しての従順性が高く、指示を与えられると忠実に守って取り組もうとします。そのため一度信頼関係を結ぶと最高のパートナーとなってくれる犬種でしょう。

活動性が高いので走ったり遊んだりすることも大好きです。

ジャーマンシェパードの寿命はどれくらい?

ジャーマン・シェパードの平均的な寿命は12~13歳程度といわれています。

寿命に関しては非常に個体差が大きいものなので、あまり気にしすぎる必要はありません。ただし、寿命から見て今その子がどのライフステージにいるのかをしっかりと把握しておくことは大切です。それぞれのライフステージに合った食事や生活習慣を見直すようにしましょう。

ジャーマンシェパードが気を付けるべき病気

ジャーマンシェパードが気を付けるべき病気

ジャーマン・シェパードがかかりやすい病気には関節炎や股関節形成不全などがあります。これらは検査などで把握することもできるので、予防や軽減のためにも一度調べておくといいでしょう。疾患を抱えていない場合でも関節に負担をかけないように体重管理をしたり筋力をつけるように心がけましょう。

ジャーマン・シェパードの特徴として、密集した下毛があります。これにより、寒さに強いというメリットがありますが、非常に抜け毛が多く、放置しておくと皮膚の状態を悪くしてしまうこともあります。膿皮症や皮膚疾患を予防するためにも、獣毛ブラシやピンブラシを使ってこまめにお手入れしつつ、皮膚のチェックもしてあげましょう。

また、ジャーマン・シェパードは胸が深い犬種ということもあり胃捻転を多く発症します。
勢いよくたくさんの食事を食べる、大量の水を飲む、食後すぐに運動をする、などが原因になり得ます。胃が拡張したりねじれたりすることによって、低血圧性ショックや敗血症性ショックを起こすため、ただちに胃を減圧される処置が必要になります。

その他にも、循環器、呼吸器、運動器、感覚器など、さまざまな疾患がジャーマン・シェパードでかかりやすいことが知られていますので、定期的な健康診断などを心がけましょう。

病気ではありませんが、ジャーマン・シェパードは繁殖にも特徴的なことがあり、一度に生む子犬の数が他の犬種に比べて多いと言われています。一度で10頭程度生まれることもあるとされています。

ジャーマンシェパードの飼い方や向いている家庭

ジャーマン・シェパードの飼い方は、やはり訓練士やドッグトレーナーなど専門家に相談するのがベストです。

家庭犬として非常に信頼できる素晴らしい犬種ですが、力の強い大型犬ですので、予期せぬ事故が起こる恐れもあります。そのため、しっかりと信頼関係を築き、コミュニケーションをきちんと取れるようにしておかなければなりません。

また、運動量も多く必要とする犬種でもあるので散歩やトレーニングなどにある程度時間をさける家庭が向いているでしょう。散歩もただ歩くだけでは十分でなく、ボール投げやジョギングなど体も頭も使って能力を満たしてあげる必要があります。

ジャーマンシェパードの魅力と特徴まとめ

ジャーマン・シェパードは力強く勇猛果敢な大型犬ですが、家庭内ではとても愛情深く、強い信頼で結びつくことができる素晴らしい犬種です。

ジャーマン・シェパードの体力や知力を満たしてあげられるスペースや時間を確保することは必須のため、誰にでも簡単におすすめできる犬種ではありませんが、一緒にトレーニングを行い少しずつ関係を深めていく過程も素晴らしいものだと思います。

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