【獣医師監修】ノーフォーク・テリアの愛嬌たっぷりな性格「小さくても勇敢に立ち向かう!」

ノーフォーク・テリアは、小さな体に似合わず、テリア気質を受け継ぐ勇敢で愛嬌たっぷりの小型犬です。チョコチョコ歩く姿が可愛いノーフォーク・テリアの性格はいたって陽気ですが、テリアグループに属しているだけあって、狩猟が大の得意分野です。家庭犬としてノーフォーク・テリアを飼育する際には、性格を良く知っておく必要があります。

ノーフォーク・テリアの特徴

ノーフォーク・テリアの特徴

サイズ:小型犬体高 :24.5~25.5cm体重 :5~5.5kg
ノーフォーク・テリアの気質は、テリア気質といわれ、狩猟能力に優れています。騒がしいテリアの中ではおとなしめの気質ですが、それでも狩猟本能は十二分に残っている犬種で、ねずみを見かけたら追いかけざるを得ない、という気質を持っています。

ノーフォーク・テリアの外見の特徴で特筆すべきは、耳が垂れ耳だ、という点です。実は、ほぼ同じ外見なのに立ち耳のテリアもいて、そちらはノーリッチ・テリアとして別の犬種として認定されているからです。

小さくてずんぐりとした頑丈な骨格で、首も肢も筋肉質で力強く、小害獣の狩猟犬としてすばしっこく走って捕まえる能力に長けています。

ノーフォーク・テリアの被毛はダブルコートで、針金のような5cm程度のワイヤー状の直毛です。毛色は、レッド、ウィートン、ブラック&タン、他にグリズルという、灰色に近い色がありますが、日本では、めったにグリズルのノーフォーク・テリアに出会えることはないようです。
ノーフォーク・テリアは、イギリスのノーフォーク州ノーリッチが原産です。

ノーフォーク・テリアは、小型で頑丈な狩猟犬を作る目的で誕生しました。小さな体を活かして、ネズミ、キツネ、アナグマといった害獣の巣穴めがけて勇猛果敢に入り込み、執拗に追いこむ姿から、「原野の小悪魔」という異名をつけられるほどです。

ノーフォーク・テリアが犬種として公認されたのは、1965年で、それ以前は、ノーリッチ・テリアに垂れ耳と直立耳がいるという扱いでした。ノーリッチ・テリアは、1800年代後半には、ケンブリッジ大学の学生たちに愛されていて、初めて犬種としてショーに出たのは1935年のことでした。


垂れ耳のノーリッチ・テリアを愛する、数少ないブリーダーの手によって飼育数は確保され、ノーリッチ・テリアがショーに出てから約30年後に、垂れ耳のほうはノーフォーク・テリアとして登録されたというわけです。

20世紀中頃にはアメリカを始め、世界中へ輸入されるようになります。1979年のアメリカケネルクラブでも、耳の形状によって、2犬種が分けて認定されました。

2017年度ジャパンケネルクラブのノーフォーク・テリアの登録頭数は、131犬種中36位で362頭ですので、多く飼われている犬種といえます。

ノーフォーク・テリアの性格を知って、しつけを行おう

ノーフォーク・テリアの性格を知って、しつけを行おう

ノーフォーク・テリアの性格は、好奇心旺盛で、非常に活発です。粘り強い性格で、ちょっとやそっとではへこたれない我の強さも持っています。

テリア気質を大事に繁殖されている以上、テリア独特の頑固さも残っています。やりたくないことは、一切無視します。

また、警戒心は強い性格なので、不審な物音や気配には吠えて知らせます。良い番犬になるのですが、住宅街では逆に近所迷惑になることも念頭において、しつけをしていきます。

このようにテリア気質を強く残す性格ですが、マイナスに捉える必要はありません。家族と一緒に過ごす時間をとても喜び、いつも陽気なノーフォーク・テリアは、家庭犬として暮らすのになんら問題はありません。

性格を良く知らずに飼ってしまうと、育て方がわからず、無駄吠えや言うことを聞かない犬になってしまうだけなのです。しつけの方法は狩猟犬のしつけを参考にすると良いでしょう。

狩猟犬の本能が、ガッチリ残っている犬種ですから、しつけは特に重要です。特に、吠えたり、小動物を追いかけようとしたりすることは本能として仕方がない部分もあります。人にとって好ましくない行動が強化されないように、十分なしつけを行いましょう。心配であれば、しつけ教室に一緒に通って、プロからしつけの手ほどきを受けたほうがより安心です。

ノーフォーク・テリアの平均寿命は14年程度と考えられています。

ノーフォーク・テリアがかかりやすい病気としては、眼疾患があります。緑内障や白内障などを起こすおそれがあるため、定期的な健康診断時に、眼科検診も行うと安心でしょう。

ノーフォーク・テリアの飼い方

ノーフォーク・テリアの飼い方

ノーフォーク・テリアは、始終何かに興味を持って活発に動き回ります。小さい赤ちゃんがいて、あまり犬の飼育に時間が割けない、といった方には向いていませんが、少し大きくなった子どもとは上手に付き合えます。

ノーフォーク・テリアの飼育環境としては、できるだけ飼い主家族がいつも一緒にいてあげられる環境が向いています。夏場の温度管理もできますので、室内飼育が理想です。

ハウスの置き場にも配慮します。家族の話し声や顔が見える場所だと、とても安心して過ごすことができます。

ノーフォーク・テリアは豊富な運動量が必要です。散歩は、1日30分程度を2回行います。引き運動だけでは足らないかもしれませんが、庭での放し飼いは推奨しません。猟犬の血が騒いで、庭のあちこちを掘りまくってしまう可能性があります。飼い主と一緒に庭でボールなどを使って遊ばせるのがベストです。

草むらで遊ぶノーフォーク・テリアの子犬

狩猟犬はボール遊びが大好きです。この時、あげっぱなしにせずに、スワレ、マテ、フセ、ヨシ、といったしつけも同時に行いましょう。遊びを通して教えていくと、とても楽しい時間を過ごせますよ♪

ノーフォーク・テリアの、ちょこまかした動きは、お人形みたいですね。小型犬で日本の住宅事情に合う大きさですが、狩猟犬の気質をたっぷり持っていますので、上手にしつけてあげましょう。

狩猟犬は、散歩中に出会う小動物を追いかけやすいので、しっかりとリードを持ち、脱走を防ぎましょう。首輪はあまりゆるくせず、指1本分程度が入るぐらいの締め付けがちょうど良いですね。ハーネスにすればなお安心です。

やんちゃで前向き、愛嬌たっぷりのノーフォーク・テリアとの暮らしは、あなたをいつも陽気にさせてくれるはずです。遊びを通して絆を深めて下さいね。

みんなのコメント

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「犬の種類・品種」の人気記事RANKING