【プロドッグトレーナー監修】コーイケルホンディエは初心者が飼って大丈夫?性格や寿命、飼い方、値段は?
「コーイケルホンディエ」、初めて目にした人は一瞬何のことかわかりませんよね?コーイケルホンディエとは、オランダ原産の可愛らしい猟犬で、日本でも愛好家がおり、その姿を目にするチャンスはありますが、まだまだ一般的ではありません。自分の尻尾を使って鴨をおびき寄せるコーイケルホンディエは、どんな犬なのでしょうか?
- 更新日:
麻布大学介在動物学研究室(旧動物人間関係学研究室)で、人と犬の関係学を研究。
この分野では日本で初めての博士号を取得。
目次
コーイケルホンディエ【初心者が飼っても大丈夫?飼いやすい?】【断耳・断尾は必要?】
Ria Putzker Photography/ Shutterstock.com
コーイケルホンディエ【初心者が飼っても大丈夫?飼いやすい?】
コーイケルホンディエは人にはおおむねフレンドリーで、知性が高く、繊細。
一緒に暮らすには良い資質をもった犬種であり、初心者でも飼うこと自体は可能だと思います。
しかし、もともとは猟犬で活発な犬であり、運動や遊びが大好きなこと、また知性が高いだけにしつけには真摯(しんし)に取り組む必要があることなどから、犬とともに何かを楽しむことが好きな人、犬の飼育経験がある人により向く犬種と言えるでしょう。
コーイケルホンディエに限らず、どんな犬であっても、しつけに失敗し、不安傾向を植え付けてしまえば、状況によっては牙をむくこともあるかもしれません。
参考までに、犬の攻撃性に関する最新の研究では(対象9270頭)、人間に対する攻撃性のリスクが高まる要因として、「犬が感じる恐怖」「高齢犬」「小型犬」「オス犬」「同居犬のいない犬」「犬を飼うのが初めての飼い主」を挙げています。
Mattias Kvist/ Shutterstock.com
犬を飼うのが初めてで、それがコーイケルホンディエになり、互いに楽しく暮らしたいと願うのならば、事前にこの犬種の情報を収集し、飼い方やしつけ方、病気のことなどある程度知識を得ておくことをおすすめします。
もっとも、どんな犬種であれ、安易に飼える犬は存在しません。
「被毛が短いのでお手入れが楽」「物覚えも早いのでしつけが楽」、そういった個々の飼いやすさはあるでしょうが、犬は生き物、多かれ少なかれ悩みや苦労は付き物であり、それを受け入れるくらいの気持ちで犬とお暮らしいただけたらと思います。
【参照元】Mikkola, S., Salonen, M., Puurunen, J. et al「Aggressive behaviour is affected by demographic, environmental and behavioural factors in purebred dogs.」(Sci Rep 11, 9433 [2021].)
コーイケルホンディエ【断耳・断尾は必要?】
コーイケルホンディエでは、断耳・断尾は行なわれません。
コーイケルホンディエ【原産国・歴史・寿命は?】
BIGANDT.COM/ Shutterstock.com
コーイケルホンディエ【原産国】
原産国:オランダ
コーイケルホンディエ【歴史(種類)】
© https://creator.pixta.jp/@ogasaku
オランダ語読みで「コーイケルホンディエ(Kooikerhondje/Nederlandse Kooikerhondje)」、別の呼び名には「ダッチ・デコイ・スパニエル(Dutch Decoy Spaniel)」「コーイケル・ドッグ(Kooiker Dog)」「コーイケルホンド(Kooikerhond)」などがあります。
コーイケルホンディエという犬種名は、「エンデコーイ(Eendenkooi)=鴨のおとり(猟)」からきているとされますが、「eend(en)」は「鴨」を意味し、「(de)kooi」は「おとり」を意味します。
オランダ語で「hondje」は「犬」。
つまり、コーイケルホンディエは、「(鴨猟の)おとりの犬」という意味になります。
オランダやデンマーク、ドイツ北部などでは古くからエンデコーイが行なわれており、特にオランダでの歴史は古く、その猟法は14世紀~15世紀にかけて開発されたそうです。
ぴん / PIXTA(ピクスタ)
この猟法というのが独特で、大きな「H」型のような形をした水場(池)があり、周囲には細い枝を束ねて作られた目隠しとなる壁が設置されています。
H型の4つの先端それぞれにはトラップが仕掛けられており、中央部の広い水場にやって来た鴨(かも)をその4つのトラップのうちのどれかに誘導して捕らえるというわけです。
ここで出番になるのが元から飼われていたおとりの鴨と、コーイケルホンディエ。
おとり役の鴨の存在で安全な場所と思い飛んで来た鴨たちを、コーイケルホンディエは壁の隙間から池側に入ってほとりを歩いたり、また壁の外側に出て隠れたりしながらトラップへとおびき寄せるのです。
鴨というのは好奇心旺盛な鳥だそうで、見えたり見えなくなったりする犬の姿と、その尻尾の先端の白い毛がゆらゆら揺れる様子に興味を示して寄って行くのだとか。
ちなみに、こうした猟スタイルの犬を、「フラッシング・ドッグ」と言います。
ogasaku / PIXTA(ピクスタ)
古いエンデコーイの写真を見ると短毛で耳の立った犬や巻き毛の犬の姿もあり、コーイケルホンディエはいろいろなタイプがいたおとり犬の中の一つだったのかもしれません。
(鴨のおとり猟の様子はこちらの動画で見ることができます。⇒ https://youtu.be/bn-UJfmr0W4)
1572年には、就寝中のオラニエ公ウィレム(オレンジ公ウィリアム)王子を起こしてスペイン軍の攻撃から救ったのはコーイケルホンディエだったという話が残されています。
時が17世紀になると、オランダの画家ヤン・スティーン(Jan Havickszoon Steen)の作品はじめ、絵画の中にコーイケルホンディエによく似た犬の姿が残されるようになります。
特にヤン・スティーンは好んでこの犬を描いたようですが、その姿は鴨猟のおとり犬としてではなく、一般の人々の生活に溶け込んだ家庭犬としての姿でした。
これらを考えるに、コーイケルホンディエは少なくとも「600~700年」ほど前には存在していた可能性があるということになるのでしょう。
【画家ヤン・スティーンの作品①】
【画家ヤン・スティーンの作品②】
【画家ヤン・スティーンの作品③】
しかし、猟のスタイルが変わり、エンデコーイ自体が少なくなったことや、世界大戦の影響などからコーイケルホンディエは徐々に姿を消していきました。
それを憂えたのがバロネス・ファン・ハーデンブローク・ファン・アンメルストル(Baroness Van Hardenbroek van Ammerstol)男爵夫人で、旅商人の力を借りて残っているコーイケルホンディエを探し回りました。
当時、生き残っていたコーイケルホンディエはたったの「25頭」。
男爵夫人は、北海に面したオランダ北部フリースラント州の農場で飼われていた「トミー(Tommie)」という名のメス犬を手に入れ、1942年に念願の子犬を得て、犬舎名を「ファン・ヴァルハラ(Van Walhalla)」と名付けました。
このトミーが現代のコーイケルホンディエの基礎犬となったのです。
オランダの公認犬種となったのはさらに30年後の1971年。
現在では貴重となったエンデコーイで今もおとり犬として作業するコーイケルホンディエたちがいるといいます。
【参照元】
・Raad van Beheer「NEDERLANDSE KOOIKERHONDJE」
・Vereniging Het Nederlandse Kooikerhondje「THE KOOIKERHONDJE」
・FEDERATION CYNOLOGIQUE INTERNATIONALE 「NEDERLANDSE KOOIKERHONDJE」
・American Kennel Club「Nederlandse Kooikerhondje」
・一般社団法人ジャパン・ケネル・クラブ「コーイケルホンディエ」
・De Nederlandse Eendenkooien「Het kooikerhondje」
・Eendenkooi Maaspoort「Wat is een eendenkooi?」
・デズモンド・モリス「デズモンド・モリスの犬種事典」(株式会社 誠文堂新光社、2007)他
コーイケルホンディエ【平均寿命】
平均寿命:10歳~14歳
※個体の健康度や国・地域、気候、環境などによって寿命には差が生じます
コーイケルホンディエ【大きさ・毛色・子犬(赤ちゃん)の販売価格は?】
Nordicfotos/ Shutterstock.com
コーイケルホンディエ【オスの大きさ(体重・体高・体格)】
体高:40cm(プラス2cmまたはマイナス3cmまでは許容)
体重:9kg~13kg
コーイケルホンディエは、アジリティーやディスクドッグに向くと言われる犬種だけにスマートで、見るからに軽やか。
猟場を駆け回るのに必要になる強靭な“バネ”をもち、小柄ながらタフな犬種です。
スタンダード上は体高と体長の比率がほぼスクエアに近いとありますが、実際は体長がやや長くなることが多いようです。
コーイケルホンディエ【メスの大きさ(体重・体高・体格)】
体高:38cm(プラス2cmまたはマイナス3cmまでは許容)
体重:9kg~13kg
一般的に、オス犬に比べてメス犬はやや小柄で、出産する分、体長も少々長めになる傾向にあります。
Jemima Ink/ Shutterstock.com
コーイケルホンディエ【毛色の種類】
コーイケルホンディエの毛色は地色がホワイトで、はっきりとしたオレンジレッドの斑(まだら)模様があるのが特徴的です。
マズル(口吻)から目と目の間、そしておでこにかけては模様が入り、可愛らしさを強調しています。
耳の毛の先端には“イヤリング”と呼ばれる長い飾り毛があり、この部分は黒色であることが望ましいとされます。
その他、喉(のど)から胸にかけての部分、前脚の後ろ側、後ろ脚大腿部のお尻側、尻尾の裏側にも長い飾り毛があり、優雅さを感じさせます。
コーイケルホンディエの被毛の長さは中程度で、ダブルコートであり、若干ウェーブがかるかまっすぐな毛で、軟らかい毛質をしています。
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コーイケルホンディエ【子犬(赤ちゃん)の販売価格】
販売価格:25万円~
※価格はあくまでも目安であり、販売者や犬の状況によって変動します
コーイケルホンディエ【特徴・性格・食事は?】
Michal Hurnik/ Shutterstock.com
コーイケルホンディエ【容姿・スタイル】
コーイケルホンディエは小柄な中型犬といった感じで、体の大きさだけで考えれば女性やお年寄り、子どもでもそれほど扱いに苦労はしないだろうと思われるサイズです(個体によります)ですが、運動能力も高く活発なため飼育する側の身体能力や技術も必要とされます。
スカル(頭蓋)は適度に幅と丸みがあり、ストップ(眼の間とマズルとの接点)ははっきりとして犬らしい頭部のつくりをしています。
大きめの耳は頬(ほほ)に沿って垂れ、目はアーモンド形で濃い茶色。
脚は前脚後ろ脚ともに平行して真っ直ぐであり、筋肉に富んでいます。
首を高く上げた姿は自信に満ち、ふさふさの尻尾はトップライン(背筋)と同じ高さ程度に保持されます。
コーイケルホンディエ【性格(気質)・魅力】
© https://creator.pixta.jp/@ogasaku
コーイケルホンディエは、一般的には明るくフレンドリーで、遊ぶことが好きと言われますが、愛好家によると「知らない人や犬にもフレンドリーなタイプ」と、「他人にはそっけないタイプ」とがいるといいます。
どちらであっても知性が高く、アクティブでいながら心根は繊細で、人の気持ちを読み取ろうとするようなところがあり、荒々しい扱いをするならば、この犬種のせっかくの良さを潰してしまうことになるでしょう。
また、人との共同作業を好む性格なため、「トレーニング能力は高い」一方、「依存性も高い」傾向があるため、適度な自立心を養わないと「分離不安」などの問題が生じてしまう
こともあります。
落ち着くべき時は心得ていて、静と動のバランスがとれており、一緒に暮らしやすいタイプの犬ですが、一方で警戒心が強く、鋭い感覚ももち合わせているので、不審と感じたものには素早く反応し、「猟犬としての血筋は忘れていない」ことを起こい起こさせてくれます。
コーイケルホンディエ【食事(食べ物)・お手入れ】
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一般的に子犬のごはんは生後半年頃までは1日3回、生後7ヶ月を過ぎたら1日2回程度を目安に与えます。
子犬はまだ内臓も十分には成長していないので、消化に影響を与えないないよう、遊びや運動の直前直後には与えないようにしましょう。
子犬の場合、成長の段階で一時的に食事量が落ちる時期がありますが、体重の増加率がある程度ゆるやかになり、その分、必要エネルギー量が低下するためで、体が自然に反応してのことです。
この時、食べないからと無理に食べさせると肥満になることがあるのでご注意ください。
ただし、食欲がないのは病気や怪我など他に原因がある場合もあるので、気になる時には早めに動物病院でご相談ください。
お手入れに関しては、コーイケルホンディエのスタンダード上、「自然な、トリミングされていない被毛」とあり、特段カットなどは必要なく、普段はブラッシングやコーミング、濡れたタオルで被毛を拭く程度のお手入れで十分です。
シャンプーは月に1回程度。
垂れ耳なので耳のお手入れは欠かせません。
特に被毛の長い部分は皮膚のトラブルを見逃しがちなので、お手入れの際には皮膚のチェックも忘れませんように。
コーイケルホンディエ【気をつける病気は?】
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気をつける病気①【フォン・ウィルブランド(ヴィレブランド)病】
「フォン・ウィルブランド(ヴィレブランド)病」とは、血液の凝固に関連するフォン・ウィルブランド因子に異常が生じ、出血しても血が止まりにくくなる遺伝性疾患で、コーイケルホンディエは発症リスクが高い犬種の一つと言われています。
現在ではこの病気の遺伝子検査ができるようになっています。
気をつける病気②【遺伝性壊死性脊髄症(いでんせいえしせいせきずいしょう / HNMまたはENM)】
この遺伝性疾患は「コ―イケル麻痺」とも言われ、脊髄の破壊によって、若年で後肢の歩行異常から始まります。
進行するにつれて麻痺状態に陥り、やがて前肢にも同様の症状が見られるようになります。
麻痺は呼吸器にも障害をもたらし、最終的には死に至る不治の病とされます。
本場オランダのユトレヒト大学では、この病気の遺伝子検査ができるようです。
【参照元】Utrecht University「Veterinary Service and Cooperation / Diagnostic DNA-tests」
ogasaku / PIXTA(ピクスタ)
気をつける病気③【膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)】
本来、膝(ひざ)のお皿の骨(膝蓋骨)は大腿骨の滑車溝と呼ばれる溝の中に収まり、膝の動きをスムーズにする働きがありますが、これが溝から外れてしまった状態を「膝蓋骨脱臼」と言います。
症状によってグレード1~グレード4に分けられ、軽度であれば体重管理や環境改善、投薬などによって対処することも可能ですが、重度になると手術が必要になることもあります。
コーイケルホンディエ【病気になった場合、ペット保険は適用される?】
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愛犬が病気やケガをした時に医療費の助けとなるのがペット保険です。
しかし、どんな病気やケガでも補償されるというわけではなく、
予防にあたるもの
例):各種ワクチン、フィラリア予防、マイクロチップ装着費用、健康診断費用
病気にはあたらないと判断されるもの
例):歯石除去、乳歯遺残、去勢・避妊手術、交配・出産関連、トリミング関連
先天性の異常、すでにもっている病気
代替医療
例):針灸を覗く中国医療、アロマ、ホメオパシー
などは補償対象外となるのが一般的です。
補償割合や加入できる年齢、また、A社では補償対象外となるものでも、B社では補償対象となるなど各社各様なので、ペット保険の加入を考える時には、愛犬の健康リスクや年齢などを踏まえ、よく比較検討して選ぶことをおすすめします。
コーイケルホンディエ【飼い方(しつけ)・散歩の仕方・注意点!】
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コーイケルホンディエ【飼い方(しつけ)】
コーイケルホンディエが、前述のエンデコーイ(鴨猟)のおとり犬として働く時には、吠えもせず、鴨(かも)を襲うこともしません。
飼い主から出されるコマンドも手のサインと口笛。
そうした働きができることを求められたコーイケルホンディエは物覚えも良く、トレーニングのし甲斐がある犬種なので、早くから社会化に取り組み、その良さを伸ばしてあげたいものです。
なるべく失敗しないように仕向け、できたことを褒めてしつけると良いでしょう。
たとえばトイレトレーニングなら、子犬がやって来たその日からしつけが始まると思ってください。
子犬がトイレに行きたくのは、主に寝て起きた後や、ごはんを食べた後、水を飲んだ後、遊んだ後など。
また、子犬の膀胱が尿で満たされるのは、生後3週齢で45分、生後12週齢で90分、生後18週齢で2時間程度と言われます。
生き物ですからそうそうこの時間やタイミングどおりというわけではありませんが、これらを目安にトイレをしそうだなと思ったらトイレ場に誘導し、「ちゃんとできたらたくさん褒めてあげる」「失敗したなら何も言わずにさっさと片付ける」、という風にしつけるといいでしょう。
【参照元】イアン・ダンバー「ダンバー博士の子犬を飼う前に」(レッドハート株式会社)
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コーイケルホンディエ【散歩の仕方】
コーイケルホンディエの散歩の目安としては「30~40分」程度を「1日2回」。
とは言っても、ただ歩くだけより、「走ったり」「公園でボール遊びをしたり」など、緩急織り交ぜて運動を意識した散歩をしてあげるといいでしょう。
できるなら、「ドッグラン」のような場所で全身を使った運動をさせてあげられると理想的です。
スポーツが好きな飼い主さんならば、アジリティーやフライボールなどのドッグスポーツ、ハイキング、水遊びなどを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
コーイケルホンディエ【注意点!】
コーイケルホンディエは忍耐強くもあり、少々嫌なことがあっても我慢してしまうかもしれません。
それゆえ、ストレスには早めに気づいてあげたいもの。
過度なストレスは破壊行動や吠える問題(コーイケルホンディエの吠え声は意外に大きい)、攻撃性、同じ行動を何度も繰り返すような行動異常につながることもあるのでご注意ください。
運動や頭を使ったゲームはストレスを軽減すると言われるので、愛犬がストレスを感じていそうな時には、散歩や運動、ゲームなどでなるべく負の気持ちを発散させてあげましょう。
老犬の場合、これまではできたことができなくなったことにストレスを感じることもあり、無理のない範囲で、その疑似体験をさせてあげることでストレス発散になることもあります。
コーイケルホンディエ【まとめ】
ogasaku / PIXTA(ピクスタ)
ジャパン・ケネル・クラブにおけるコーイケルホンディエの登録頭数は「116頭(2020年)」。
同じオランダ原産のサールロース・ウルフドッグは1頭ですから、それに比べれば希少犬種と言うほどではないにしても、日本ではまだ一般的な犬種にはなっていません。
ペットショップで見かけることはあまりありませんが、飼いたいと思う場合は輸入をせずとも国内ブリーダーから手に入れることは可能です。
飼いやすさから言えば家庭犬向きの犬で、愛情と信頼を与えることができれば、エンデコーイのおとり犬として働く時のようにふさふさの尻尾を揺らしながら、輝く瞳であなたを見つめてくれることでしょう。
【参照元】一般社団法人ジャパン・ケネル・クラブ「2020年(1月~12月)犬種別犬籍登録頭数」
※注意:犬は生き物であり、性格やサイズ、運動量、寿命など個体差があります。
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