<イングリッシュ・コッカー・スパニエル>歴史・性格・特徴【JAHA家庭犬しつけインストラクター監修】
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、とくにヨーロッパで人気のある家庭犬です。 1400年代から狩猟犬として人間に協力してきた彼らは、人間が大好きで愛情に溢れ、活動的。全世界で家庭犬としても親しまれています。

<イングリッシュ・コッカー・スパニエル>歴史

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イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、スペイン産の古い鳥猟犬が原種と言われています。
1400年代の文献では、鷹狩りの時に鳥を藪から飛び立たせるための犬として使われていたことが記されています。
ウォーター・スパニエルに対し、陸で活躍する「ランド・スパニエル」とも呼ばれていました。

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猟犬にはさまざまな役割がありますが、イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、森林に隠れている山鳥を飛び立たせて、ハンターが撃ち落とされた鳥を回収することを任されていました。
ポインターやセッターに比べると鈍足ですが、じつに丹念な捜査をします。

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その後、イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、アメリカに渡ることになりますが、ここでちょっとした問題が起こりました。
アメリカではがっしりした小型の体型とウェーブのある長い被毛が好まれたことから、愛玩犬としての改良が行われたのですが、この改良に対してイギリスの愛好家たちが異を唱えました。
そのため、1946年にはアメリカで改良されたイングリッシュ・コッカー・スパニエルたちは、アメリカン・コッカー・スパニエルという新たな犬種として認定されることになりました。
<イングリッシュ・コッカー・スパニエル>カラダの特徴

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イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴は、鳥を運びやすいように鼻口部が幅広くなっていることです。
全体的には体高が体長よりわずかに高く、狩りに夢中になっている時はしっぽを振ります。

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やわらかい被毛はカラダにぴったりとつき、ダブルコートでシルクのような毛質で、まっすぐか少しウェーブがかかっています。
前足・体部・ホックから上の後足に飾り毛がたっぷりついており、狩りの妨げにならない長さで、カラダを守る役割を担っています。
<イングリッシュ・コッカー・スパニエル>性格の特徴

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イングリッシュ・コッカー・スパニエルの性格としては、陽気で好奇心が強いことが挙げられます。
はつらつとした楽天家で気質は優しく、じつに賢く、そして甘えん坊。

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個体差はありますが、大多数は単純で陽気な性格で、おおらかでお茶目で好奇心も強いため、子どもの相手も喜んでこなしてくれます。
社交的で忠誠心もあるので、常に飼い主やその家族と一緒にいることを好みます。
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