【獣医師監修】愛犬がカレーを食べたけど大丈夫?

家族が美味しそうに食べているカレーを、可愛い顔でおねだりしてくることもあるでしょう。可愛く甘えられて、タマネギを除けば大丈夫かなとカレーを与えてしまうことはありませんか?

  • 古川
  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】愛犬がカレーを食べたけど大丈夫?
出典 : Monika Wisniewska/Shutterstock.com

犬にカレーは食べさせていいの?

犬がカレーを食べて危惧される症状とは

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カレーを犬に食べさせないようにしましょう。
一番心配な症状は、カレーの具材である玉ねぎによるタマネギ中毒です。

タマネギの大きさや量によっても症状は違いますが、タマネギは犬にとって危険性のある食材なので、与えない方がいいです。
たとえカレーのタマネギを全て取り除いていても、そもそも固形のルゥにタマネギのエキスが含まれているので与えない方が無難です。
全ての犬が重篤な状態になるわけではありませんが、与えるメリットも特にないため控えるようにしましょう。

犬がカレーを食べてしまったときの対処法

犬がカレーを食べてしまったときの対処法

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嘔吐や下痢がないか、脱水していないかなど、まずは犬の様子をみましょう。

もし下痢をしている場合で、状況がそのまま続いてしまうと、脱水症状を招く危険性があります。
脱水症状の判定は、犬の背中の皮を引っ張るとことで確認できます。皮がすぐに元に戻れば正常と判断できるでしょう。

しかし、背中の皮を引っ張っても皮が戻るのに時間がかかるようであれば、脱水症状を起こしている疑いがあります。
脱水症状が長く続くと、命を落とす危険性があるので、すみやかに動物病院で診察することをおすすめします。
仮に脱水症状は出ていなくとも、嘔吐や下痢がおさまらない、水分を摂取できない、食事が摂れない、通常より元気がないなど、あきらかに普段と違う様子の場合は診察を受けたほうがよいでしょう。

症状が顕著でかつ急な処置を要する場合、病院では食べたものを人為的に吐かせるという処置をすることもあります。
ただし、この処置を飼い主が行うことは危険なので、絶対に自己判断で応急手当はせず、医師の指示に従って適切な処置を施してもらいましょう。

はっきりとした症状がなくても、大切な家族に何か起こらないかと心配でたまらなくなります。そのようなときは、かかりつけの病院に連絡をして相談してみましょう。

犬にタマネギを食べさせてはいけない理由

犬にタマネギを食べさせてはいけない理由

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タマネギに含まれる成分のひとつである、アリルプロピルジスルファイドが、タマネギ中毒になる原因です。
この物質が赤血球を酸化させ、溶血性貧血を引き起こします。
摂取すると嘔吐・下痢をはじめ、便の色異常・血尿・痙攣・貧血・肝機能の低下などの重篤な症状を引き起こすため、食べさせてはいけません。

また、この物質は加熱の有無に関わらず作用します。
生でないので問題ないだろうと安易に判断しないようにしましょう。

タマネギを食べてしまってから、比較的早い段階で嘔吐などの症状が出ることもありますが、
タマネギ中毒は基本的に早くて1日位、通常3日から4日で症状がでます。

食べたタマネギの量が少量だと、タマネギ中毒の心配はあまりないと言われていますが、仮に中毒症状が出ていなくても、潜伏している場合も考えられます。多かれ少なかれ玉ねぎを口にした犬であれば、その後の経過観察は必須といえます。

万が一タマネギやその成分が入っている料理を犬が食べてしまった場合は、かかりつけの医師に相談をするのがよいでしょう。

カレーに限らず、愛犬には適切な食材を適量で

カレーに限らず、愛犬には適切な食材を適量で

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手作りご飯は、飼い主が安心できる一方で、栄養バランスの考慮、調理に手間がかかります。
ドッグフードは栄養バランスがよく、手間がかかりませんが、こだわりの商品は値段も高いです。

手作りのご飯をあげる場合は、犬が食べても安全な食材を選ぶようにしてください。
はじめて与える食材はまず少量を与えてみて、犬の体調を確認しましょう。

また必要な栄養バランスも、犬の種類や個体により異なります。
獣医師に相談の元、犬の体重や体調をよく観察し与える事が大切です。

手作り食を与える場合は栄養バランスが偏りやすいため、必ず定期的に獣医師の元を訪れ健康を維持できているか診てもらいましょう。
大切な家族のために、適切な食材を適量与えるように心がけて、いつまでも健康でいられる食事をさせてあげましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

カレーパンマンさん
カレーを作っていた鍋にフタをしてなくて、うちのこ(ラブラドールレトリーバー)がカレーを舐めてしまい、大騒ぎしたことがあります。愛犬の健康を守れるのは飼い主しかいないことを痛感しました。

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