【獣医師監修】犬にパンを与えても大丈夫?アレルギーや肥満のリスクについて

飼い主が朝食などでパンを食べていると、愛犬が近づいてくることもあるでしょう。ジッと見つめられるとついあげたくなる人も多いはずです。しかし、犬にパンを食べさせても問題ないのでしょうか。人間が美味しいと感じる糖と油は動物に良くないという話も聞きますが、実際はどうなのでしょうか。犬にパンを与える際のポイントをご紹介します。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬にパンを与えても大丈夫?アレルギーや肥満のリスクについて
出典 : TatyanaPanova/ Shutterstock.com

犬に与えてもいいパン・与えてはいけないパン

犬はパンを食べていいの?

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愛犬に食べさせてもいいのは、基本的にシンプルなパンのみです。シンプルなパンでも、バターロールやペストリー系は油脂が多くカロリーが高いです。おやつとしてあげてしまうと主食であるドッグフードが食べられなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。

わたしたちは、自分自身のカロリー摂取量の過多を気にしますが、同様に愛犬のカロリー摂取量にも慎重に考えるようにましょう。体重が60kgの人間と3kgの犬では一日に必要なカロリーに約15倍ほどの差があり、人間と同等のカロリー摂取をしてしまうと、肥満になる恐れがあります。そのため、カロリーの高いパンはあげる際には十分に注意をしましょう。

また、パンには塩分が多く含まれています。獣医師より塩分摂取量について指示を受けている場合は注意をしましょう。

人間が食べているパンのなかには、犬が食べてはいけない玉ねぎやネギ類が入っているものもあり、気づかぬうちにあげてしまうこともあります。事前に成分表示を十分に確認するようにしましょう。

パンの小麦アレルギーに注意しよう

パンの小麦粉アレルギーに注意しよう

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最近、犬の中で増えているのが「小麦アレルギー」です。犬の体質によって変わってくるため、原因は様々ですが、パンを何度もあげているとアレルギーを引き起こす場合があります。犬が引き起こすアレルギー反応は遅延性のものであり、飼い主も気づきにくいこと多いので注意しましょう。

小麦アレルギーだけではなく、パンに使われている食材や原料でアレルギーを引き起こしている可能性もあります。予想していないものでアレルギーを起こしていたというケースもあるので、初めてパンを食べさせる時は少量を与えましょう。また、今まで大丈夫だったからと安心せず、食べさせた後の反応は必ず見る習慣をつけてください。

パンの食べ過ぎは肥満のモト

パンの耳って犬は食べていいの?

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パンの与えすぎは、愛犬の肥満の原因になってしまいます。犬にとって食べ慣れないパンはおいしく感じるもののため、いくらでも欲しがってしまいます。欲しがるだけ与えていると肥満になり、病気やケガの原因になることも。肥満は「太っている」だけで終わらないものです。肥満は重篤な病気を引き起こす原因になるため、日頃からの注意が必要です。

基本的には、ドッグフードを与えていれば栄養はしっかりと摂れます。食事の摂取カロリーの2割程度であれば問題はないので、おやつ代わりとして1口2口程度食べさせてあげるといいでしょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

シナモンロールさん
犬でも小麦アレルギー増えているんですね!以前、我が家のトイプードルがパンを食べた時に、アレルギーが心配で大騒ぎしたのを思い出しました。友達にも教えたいと思います。

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