【獣医師監修】犬がとうもろこしを食べても大丈夫?「芯」やアレルギーには注意が必要!

夏になるとバーベキューや屋台で目にするとうもろこし。シャキシャキした食感と甘さが魅力のとうもろこしですが、愛犬にも食べさせたいと思う飼い主の方も多いのではなのでしょうか?愛犬にとうもろこしを与えても大丈夫なのか?とうもろこしの「芯」やアレルギーなどの注意点について解説していきます。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬がとうもろこしを食べても大丈夫?「芯」やアレルギーには注意が必要!
出典 : All for you friend/Shutterstock.com

犬がとうもろこしを食べても大丈夫!

犬がとうもろこしを食べても大丈夫!

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犬がとうもろこしを食べても基本的に問題ありません。

とうもろこしには犬にとって有害な成分は含まれていませんので、犬に与えても食べても大丈夫です。

ちなみに、私たちがスーパーなどでよく目にするとうもろこしは、スイートコーンと呼ばれるものです。

ドッグフードの原料として用いられているとうもろこしは、スイートコーンではないとうもろこしで、同じとうもろこしでも違うものになります。

犬にとうもろこしを与えるメリットは?

犬にとうもろこしを与えるメリットは?

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愛犬に与えるとうもろこしには、どのようなメリットがあるのかここで見ていきましょう。

●とうもろこしのメリット① 良質な「エネルギー源」

とうもろこしのメリット① 良質な「エネルギー源」

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とうもろこしはアミノ酸、デンプン、食物繊維を多く含み良質なエネルギー源となります。

他にも動物では作り出すことのできない必須脂肪酸を多く含む油が含まれるなど食品として優れていると言えるでしょう。

そのためペットフードにもとうもろこしを原料として利用しているペットフードが多くあります。

●とうもろこしのメリット②「葉酸」がとても豊富

とうもろこしのメリット②「葉酸」がとても豊富

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とうもろこしの特徴として、葉酸が豊富に含まれていることが挙げられます。

葉酸はDNAの形成をサポートする働きがあり、とくに妊娠中の犬や成長段階の犬にとって、大切な栄養素といえます。

また、葉酸には血液中の赤血球を作る働きもあります。

赤血球は酸素を全身に運部という重要な役割を持っており、葉酸を取り込むことで酸素や血液が全身を巡りやすくなります。

●とうもろこしのメリット③「カリウム」が豊富で代謝や神経の働きをサポート

とうもろこしのメリット③「カリウム」が豊富で代謝や神経の働きをサポート

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とうもろこしにはカリウムも豊富に含まれています。

カリウムは体の中の細胞内に多く含まれている成分で、代謝の働きや神経の働きについてサポートする役割を持っています。

犬にとうもろこしの「芯」は絶対に食べさせてはいけません!

犬にとうもろこしの「芯」は食べさせてはいけません!

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愛犬にとうもろこしを与える時に、実のついた芯ごと与える方もいるかもしれません。

犬にとっては咥(くわ)えやすくなり、おいしい実がたくさんついているので喜ぶかもしれませんが、犬にとうもろこしの芯は絶対に与えてはいけません!

犬がとうもろこしの芯を丸ごと飲み込んでしまうと息ができなくなってしまうこともあります。

また、とうもろこしの芯は食物繊維の塊のようなもので大変固く、全く消化することができません。

そのため腸閉塞を引き起こしたり、胃の中に留まったりして、手術をおこなって処置しなかればならなくなります。

このような誤食事故を防ぐためにも、犬にとうもろこしの芯を与えてはいけません。

万が一誤食してしまった場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

愛犬にとうもろこしを与える際の注意点!

愛犬にとうもろこしを与える際の注意点!

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愛犬にとうもろこしを与える際には注意点がいくつかあるので、ここで見ていきましょう。

●とうもろこしの注意点①「肥満」の原因にもなる

とうもろこしの注意点①「肥満」の原因にもなる

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とうもろこしにはタンパク質や炭水化物も多く含まれています。

そのため、食べ過ぎると肥満になる可能性も考えらえます。

肥満は身体への負担が大きく、さまざまな病気の原因ともなり得るので、与える量には気をつけてください。

●とうもろこしの注意点②「アレルギー」を起こす可能性もあり

とうもろこしの注意点②「アレルギー」を起こす可能性もあり

otsphoto/ Shutterstock.com

どんな食材でも、犬がアレルギーを引き起こすことがあります。

とうもろこしはフードの原料に使われることがあるため、アレルギーが発症する可能性は低いと考えられますが、発症する可能性が少なからずあります。

アレルギーが発生する原因の一つとして考えられているのが、幼少期に該当する食物を食べてしまうことです。

成長段階で消化器官が成熟していない時期は腸の免疫力も少なく、不溶な成分まで吸収しやすいので、アレルギーを起こしやすくなるといわれています。

食物アレルギーの主な症状には、以下のようなものがあります。

●外耳炎
●脱毛や引っかき傷
●下痢、嘔吐
●体を痒がる

与える時には、ごく少量を食べさせ、犬の身体が変調をきたしていないかを確認してください。

もし、体調が変化したり、何らかの症状が出た場合は、すぐに食べさせるのをやめ、動物病院に連れていきましょう。

愛犬にとうもろこしを与える際のよくある間違い!?

愛犬にとうもろこしを与える際のよくある間違い!?

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愛犬にとうもろこしを与える際に、よくある誤解についてここで見ていきましょう。

●とうもろこしによくある誤解①「消化できない」

とうもろこしによくある誤解①「消化できない」

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とうもろこしは外皮を除いて、犬も消化することができます。

また、コーンスターチ(デンプン)は、熱処理や調理をすれば完全に消化・吸収することができます。

犬にとうもろこしを与える際には、熱処理するためにも、生ではなく、必ず茹でてから愛犬に与えるようにしましょう。

●とうもろこしによくある誤解② 塩茹では「塩分過多」になる

とうもろこしによくある誤解② 塩茹では「塩分過多」になる

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人間がとうもろこしを食べる時に、塩茹ですることがあります。

犬にとうもろこしを与える時には絶対に塩茹でをしてはいけないと思っている飼い主の方も多いのではないでしょうか?

犬が塩分を摂取すると蓄積された塩分が原因で、高血圧や心臓病などの病気を発症してしまうことがあると言われていますが、基本的にそのようなことは起こりません。

犬は塩分を摂取しても代謝することができるので体に蓄積していくことはありません。

また、とうもろこしを塩茹でする時の含有塩分は極めて微量であり、体調に悪影響を及ぼすことはまず考えられません。

塩がついたとうもろこしを愛犬に与えてしまっても心配する必要はないでしょう。

愛犬にとうもろこしを与える際の適量は?

愛犬にとうもろこしを与える際の適量は?

Rohappy/ Shutterstock.com

私たちが一般に食べているとうもろこしはスイートコーンなので、甘く、愛犬が好んで多量に食べる恐れがあります。

愛犬がとうもろこしを食べ過ぎないように、適量を与えるようにましょう。

愛犬にとうもろこしを与える目安はこちらになります。

スイートコーンは茹でた状態で100gあたり99kcalです。おやつとして与えて良い量は、摂取カロリーの20%までとされています。
健康な犬(避妊・去勢された)の必要カロリー量を元に計算すると、

【愛犬にりんごを与える際のおおよその目安】
・【小型犬】体重が4kg → 64g
・【中型犬】体重が10kg → 127g
・【大型犬】体重が25kg → 253g

※りんごをおやつとして与える際は総合栄養食であるドッグフードの量を必ず減らし、摂取カロリーを調整するようにしましょう!

「愛犬に与えるとうもろこし」まとめ

「愛犬に与えるとうもろこし」まとめ

RinUm/ Shutterstock.com

愛犬にとうもろこしを与えても問題ありませんが、とうもろこしの「芯」や与えすぎには十分注意しましょう。

愛犬の健康管理は、飼い主の役目です。

愛犬と楽しい毎日を過ごすためにも、愛犬に与える食材について適切な管理をしていきましょう!

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

マリー大好きさん
コーンは消化不良を起こすと思っていたので、いつも食べたそうにする犬にも与えないでいました。葉酸が含まれているのも初めて知りました!びっくりですね!!

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