【獣医師監修】愛犬がお米を食べても大丈夫?与えて良いお米の種類やアレルギーは?

日本人にとってお米は主食であり、欠かせない食材です。ドッグフードや犬用のおやつの中にはお米が入っているものもあるため、犬にとっても馴染み深い食材であることが分かります。犬がお米を食べても大丈夫なのか?また、お米を与えるときの注意点やポイントなどについてご紹介します。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】愛犬がお米を食べても大丈夫?与えて良いお米の種類やアレルギーは?
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犬がお米を食べても大丈夫!ただし、与える量には注意!

愛犬にお米を与える場合、穀物アレルギーは大丈夫?

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犬がお米を食べても基本的に問題ありません。

ドッグフードが発展していない頃は、人間のご飯の残りに味噌汁をかけたものを愛犬に食べさせることが一般的でした。そのため、今でも味噌汁をかけたご飯を愛犬に食べさせている飼い主もいるかもしれません。お米に含まれる「でんぷん」「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」といった栄養素は人間だけではなく犬にとっても必要なものです。

ドッグフードは半分程度が炭水化物です。炭水化物であるお米もきちんと調理したものであれば、犬は消化することができるので問題ありません。ただし、お米を食べ過ぎて、主食が食べられなくならないよう、お米の量には気を付けましょう。

愛犬にお米を与える場合、穀物アレルギーなどは大丈夫?

愛犬にお米を与える場合、穀物アレルギーは大丈夫?

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穀物アレルギーのなかでも犬の米アレルギーは少ないとされています。その証拠として、犬が病気になったときに食べさせる療法食では、お米を主たるたんぱく質として使ったものが多くあります。

犬は人間のように言葉で意思疎通ができないため、細かな体調変化にも飼い主が気づいてあげることが何より大切になります。愛犬にお米を初めて食べさせる時には、少量をあげ、犬の体調変化がないか、きちんと見てあげましょう。

愛犬にお米を与える時の注意点とポイント!

愛犬にお米を与える時の注意点とポイント!

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犬にお米を与える時の注意点やポイントがいくつかあります。そのままお米を与えればいいわけではないので、愛犬の健康を守るためにもしっかりと注意点やポイントを押さえましょう!

●注意点・ポイント① 「お米の適温は?」

アツアツのご飯をおいしいと感じるのは人の感覚であって、犬の場合は異なります。犬は40度程度の食べ物を美味しいと感じます。炊きたてのお米を与えるのは火傷の原因になるので、注意しましょう。

●注意点・ポイント② 「お米の適量は?」

ドッグフードは目安量も記載されているため、愛犬にどれだけ与えればいいか、判断に困ることはありません。しかし、手作りご飯の場合は量も飼い主が判断する必要があります。量が少ないと栄養不足になり、多すぎると肥満を引き起こす可能性があります。最初は判断が難しいと思いますが、愛犬の大きさに合わせた量を与えましょう。

●注意点・ポイント③ 「危険食材の混入は?」

愛犬に味噌汁をかけたご飯、野菜と一緒に炊いたご飯などを与える場合、犬が食べてはいけない危険な食材が入っていないかを確認しましょう。「ネギ類」「チョコレート」「香辛料」「アルコール」「鶏」や「魚の骨」などは絶対に犬に与えてはいけないので、愛犬に与える前に危険食材が入っていないか確認しましょう!

犬が食べても大丈夫なお米の種類!

犬が食べても大丈夫なお米の種類!

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お米には多くの種類があるため、愛犬にどれを与えればいいか分からない人も多くいるのではないでしょうか。こちらでは白米以外のお米について、愛犬に与えて問題ないお米の種類をご紹介します。

●お米の種類① 「玄米」

玄米は白米よりビタミンや食物繊維が豊富ですが、炊くときには白米よりも水分を多めにするなど工夫が必要です。玄米は白米と同じように穀物アレルギーを起こす犬もいるため、あげた後はかゆみなどの症状が出ないかよく確認しましょう。

●お米の種類② 「雑穀米」

雑穀米も犬が食べて問題ありません。雑穀米は白米のみよりも、様々な食感が楽しめて噛む回数も増えます。ビタミンやミネラルも白米以上なので、愛犬が食べても問題ないお米の種類です。

●お米の種類③ 「米麹」

米麹も犬が食べて問題ないお米の種類です。米麹のみで作られている甘酒などは栄養価も高いため、愛犬が高齢の場合は栄養補給として与える飼い主もいます。ただし、糖度が高いため米麹の与えすぎには気をつけましょう。

●お米の種類④ 「米ぬか」

米ぬかも犬に与えて良いと言われているお米の種類です。食物繊維が豊富ですが、基本的に消化酵素で分解されません。腸内細菌によって発酵されることで愛犬の栄養吸収力を高めてくれます。

●お米の種類⑤ 「米粉」

米粉はお米を細かい粉状にしたものなので、お米と成分が変わることはありません。そのため、犬に与えても問題ないのですが、お米と同様に熱と水分を加えて消化しやすくしてあげましょう。

まとめ

お米と言っても、様々な種類があるので、初めて愛犬にお米を与える場合は白米か玄米が良いでしょう。どちらを与えるにしても、消化不良や下痢などを起こさないように適量を守って与えてください。
また、お米の種類も増えてきているので与えるお米によって調理の仕方を変えるなど、愛犬が消化しやすい工夫をしてあげてください。

最後にあらためて注意点として、お米は他の食材と比べてアレルギーが出にくいと言われていますが、犬の体質によっては米アレルギー(穀物アレルギー)を持っている場合もあるので、食後の様子を気にかけるようにしましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。
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みんなのコメント

momoさん
わんちゃんは猫舌(犬舌?)なのかと思っていたら 40度程度を美味しく感じるのですね!参考になりました。わんちゃんを飼ってる両親に教えてあげたいと思います。

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