【獣医師監修】犬が毎日、鶏肉(生)を食べても大丈夫?骨付き肉は?アレルギーに注意!

ヘルシーな鶏肉を食事やおやつで毎日食べさせたり、クリスマスのような特別な日に食べさせたいと思う方もいると思います。しかし、鶏肉はもちろん、生の鶏肉や骨付き肉を愛犬に毎日与えても大丈夫でしょうか?ここでは、犬に与えてよい鶏肉の部位や調理方法、注意点、豚肉や鴨肉など鶏肉以外についても解説します。

先生にお聞きしました
花田 道子 先生
北里大学畜産学部獣医学科卒業 獣医学士【獣医師】【ペット栄養管理士】
2014年-2019年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護大学 教授 
2019年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護専門職短期大学 学科長/教授

【学歴・経歴】
◇1972年 北里大学畜産学部獣医学科卒業 獣医学士
◇2013年 北里大学獣医学系研究科研究生修了 博士(獣医学)
◇1982年-2019年 動物病院NORIKOに勤務
◇1986年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物専門学校 非常勤講師
◇2004年-2007年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護短期大学 非常勤講師
◇2014年-2019年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護大学 教授 
◇2019年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護専門職短期大学 学科長/教授

【専門分野】
◇獣医病理学
◇動物栄養学(動物臨床栄養学)
◇動物看護学

【資格】
獣医師
◇獣医学 博士(獣医学)
◇衛生検査技師
◇ペット栄養管理士
◇KYG栄養カウンセラー
◇日本獣医ホメオパシー医学会認定獣医
◇日本ホメオパシー医学会認定獣医
◇中学校教諭一級普通免許(理科)
◇高等学校教諭二級普通免許(理科)

【所属学会】
日本獣医がん学会
一般社団法人 日本統合医療学会
一般社団法人 日本ペット栄養学会
日本ウマ科学会
日本動物看護学会
一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
一般社団法人 日本獣医ホメオパシー医学会

【著作物】
『ペットがガンになってしまったら』(共著)(メタモル出版)
『ペットがガンに負けないために』(メタモル出版)
   
【翻訳 共著】
・Animal Health Technoloogy
邦訳表題:「アニマルヘルステクノロジー」
・CANINE REHABILITATION TEXT FOR THE ANIMAL HEALTH TECHNICIAN BASIC LEVEL
邦訳表題:「犬のリハビリテーション」

【飼育動物】
トイプードル、日本猫(各1匹)

【ペット歴】
幼少期の3歳頃から、日本犬、秋田犬、スピッツ、ヨークシャーテリア、プードル、日本猫など

現在、耳の聞こえないトイプードル(15歳)と、4歳頃から目の見えなくなったキジトラ猫(11歳)と老夫婦で楽しく暮らしています。

【ペットへの想い、職業上のペットとのかかわり】
ペットはズバリ!「臨床の師」
大学卒業と同時に研究所の病理研究員として顕微鏡相手の毎日を過ごしたのち、友人の動物病院開業を機に勤務医として臨床獣医療に携わることになった私にとって、ペットは暖かくて、かわいらしくて、懸命に辛い治療にも耐えて反応してくれる患者というより先生でした。

この子達にとって何が最良の治療法かと思い悩み、体に優しい自然療法も取り入れたものを行ってきました。

今の私にとってペットは「健康維持を第一」として、病気とも上手に付き合い、共により良い状態になることを目指す協力者です。
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犬が「鶏肉」を食べても大丈夫!(※生は避ける)

犬が「鶏肉」を食べても大丈夫!生は避けて

iStock.com/bit245

ドッグフードの原材料にも使われる鶏肉ですが、犬が食べても大丈夫です。

ただし、生の鶏肉を愛犬に与えるのは避けましょう。

生の鶏肉がダメな理由

生の鶏肉がダメな理由

iStock.com/fcafotodigital

愛犬に生肉を与えることは避けてください。

「犬の先祖と考えられる狼は、野生時代狩りをして生肉を食べていた。だから犬も大丈夫」といわれることもあります。

また生肉は、栄養学的にも優れているという説もあります。

しかし、犬は家畜化されてからの歴史が長い動物です。

現在の犬の消化管は、肉食動物というより雑食動物としての特徴を持っています。

そのため生肉を消化するには向いていないといえるでしょう。

また生肉だけを食事として与えていると、栄養バランスに隔たりが生じてしまいます。

犬の細菌による食中毒

iStock.com/FatCamera

何より危険なのは、細菌による食中毒です。

スーパーなど小売店で売っているお肉は、安全で衛生的に配慮されています。

ただ、お肉の表面には大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターなどの細菌が付着しています。

加熱することで細菌は死滅するため、加熱して食べることを前提に販売されているのです。

犬用として売られている生肉でも、表面に細菌などの微生物がついていると考えられます。

オランダの調査では、犬猫用生肉から、腸管出血性大腸菌O157やサルモネラ菌が検出されました。

【参照元】酪農学園大学 動物薬教育研究センター「イヌに生肉を与えることの是非」
環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン「手作りフードについて」

犬が「鶏肉」を毎日食べても大丈夫?

犬が「鶏肉」を毎日食べても大丈夫?

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加熱した鶏肉であれば、おやつや普段のフードのトッピングとして、犬に毎日食べさせても大丈夫です。

ただし、栄養バランスを崩さないように、与えすぎには気を付けましょう。

また、レバーは油溶性のビタミンAを多く含んでいるため、毒量になると下痢・嘔吐がみられます。

鶏肉でも毎日は与えない方がよい部位もあるので注意してください。

犬が食べやすい大きさにカットすることも大切です。

特に子犬や老犬に与える時は、喉に詰まらないよう小さくカットしてあげましょう。

犬が食べやすい大きさに鶏肉をカット

iStock.com/Yagi-Studio

鶏肉は、塩や醤油で味付けをする必要はありません。

鶏肉の調理方法として、蒸すのが一番栄養成分を損ないませんが、茹でたり煮たりするのもおすすめです。

小分けにして冷凍し、食べさせるときに解凍すると手間がかかりません。

ボイルしたスープは、食欲の落ちた老犬のドッグフードにかけたり、水分補給として飲ませたりすることができます。

スープも製氷皿などで小分けして冷凍すると便利です。

犬に「鶏肉」を与えた場合のメリットや効果は?

犬に「鶏肉」を与えた場合のメリットや効果は?

iStock.com/FotografiaBasica

鶏肉を与えることは犬にどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット・効果①「高たんぱく」

メリット・効果①「高たんぱく」

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鶏肉には、良質なたんぱく質が含まれ、特に必須アミノ酸の量は、豚肉牛肉より多く含まれています。

胸肉に多く含まれる抗酸化作用のあるイミダゾールペプチドというアミノ酸は、抗疲労および活性酸素除去成分として知られています。

体力が低下した犬や、病後の犬の回復期に与えたい食品です。

メリット・効果②「低カロリー」

メリット・効果②「低カロリー」

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豚肉や牛肉に比べ、カロリーが低めなのもメリットです。

肥満が気になる愛犬のおやつやトッピングにも向いています。

メリット・効果③「ビタミンAが豊富」

メリット・効果③「ビタミンAが豊富」

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皮膚や粘膜の健康に欠かせないビタミンAが豊富です。

特にレバーや皮部分に多く含まれていますが食べ過ぎに注意してください。

鶏のレバーは小さいものですが、中型犬でも1週間に1個程度にしましょう。

【参照元】「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院
日本畜産物輸出促進協議会「鶏肉の特徴」

犬に「鶏肉」を与える際の注意点!

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愛犬に鶏肉を与えるときには次のことに注意しましょう。

注意点①鶏の「骨」

注意点①鶏の「骨」

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犬に鶏の骨は絶対に与えないでください。

特に加熱した鶏の骨は、噛み砕くと縦に裂けるという特徴があります。

加熱した鶏肉の骨

加熱した鶏肉の骨

割れた鶏肉の骨はとても危険!

加熱した鶏の骨を噛み砕くと縦に裂けるため、とても危険!

そのため骨ごと与えると、口の中や消化管を傷つける可能性が高く大変危険です。

鶏の骨を食べることで、喉の炎症のほか、胃腸障害や嘔吐などの症状が出ることがあります。

また、骨ごと鶏肉を食べた犬で、数日経ってから症状が出て内視鏡で取り除いたという症例もあり注意が必要です。

鶏肉を愛犬に与える際は、必ず骨から外しましょう。

【参照元】公益社団法人 栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」
CAP 2013年5月号「誤飲への対応 その処置法と予防」

注意点②「既往歴・病気・薬」

注意点②「既往歴・病気・薬」

iStock.com/Christian Buch

鶏肉の部位によっては「リン」が豊富です。

慢性腎臓病の犬に影響を与える可能性があります。

特に療法食を食べている犬には、鶏肉を飼い主の判断で与えないよう注意しましょう。

愛犬に既往歴などがある場合には、必ず獣医師に相談してください。

【参照元】ペット栄養学会誌「犬および猫の慢性腎不全の栄養管理」Dennis J. Chew, Patricia A. Schenck 2004 年 7 巻 Supplement 号 p. 41-46

注意点③「中毒・アレルギー」

注意点③「中毒・アレルギー」

iStock.com/Bogdan Kurylo

特に子犬は生食のカンピロバクター症に注意しましょう。

加熱不足の鶏肉などは与えないでください。

また腐敗した鶏肉も、下痢や嘔吐の原因となるので、与えてはいけません。

鶏肉のたんぱく質にアレルギーのある犬もいます。

鶏肉を食べたあと、愛犬が「下痢をした」「吐いた」「口の周りが赤くなった」「顔をかゆがる」などの症状が出たら食べさせるのをやめて、動物病院を受診しましょう。

【参照元】公益社団法人 千葉県獣医師会「カンピロバクター症」
「最新版 犬の家庭の医学」共立製薬編・石田卓夫監修

注意点④「カロリー」

注意点④「カロリー」

iStock.com/gbh007

全体的には低カロリーの鶏肉ですが、部位によってはカロリーが多めになることも。

特に鶏皮はカロリーが高めです。
愛犬のカロリー摂取が気になる方は、皮を取り除いであげましょう。

カロリーの低い順に「ささみ」「胸肉」「もも肉」で、常食にするのはオメガオイルのバランスの良い「むね肉」がお勧めです。

おなかが緩いときは「ささみ」、エネルギーを多くとらせたいときは「もも肉」というように身体の状態や目的によって選ぶとよいでしょう。

【参照元】「知っておいしい肉辞典」実業之日本社編

犬に「鶏肉」を与える際の適量は?(小型犬・中型犬・大型犬)

犬に「鶏肉」を与える際の適量は?(小型犬・中型犬・大型犬)

iStock.com/BlueLemonPhoto

愛犬には栄養バランスのとれた総合栄養食を与え、鶏肉はおやつやトッピングとして与えましょう。

おやつやトッピングは犬の1日あたりのエネルギー量(DER)の10%以内が適切と言われています。

犬が1日に必要とするエネルギーの量は、次の方法で計算することができます。

安静時のエネルギー要求量(RER)(kcal)

=体重(㎏)×30+70

成長段階や、活動量に対応した食事量は、係数をかけて計算します。

1日当たりのエネルギー要求量(DER)(kcal)

=RER×係数

犬 鶏肉 適量(胸肉・皮なし)

iStock.com/ThamKC

・計算例 体重5㎏の犬(避妊去勢済み)

安静時のエネルギー要求量(RER)(kcal)=体重5(㎏)×30+70
=220kcal

1日当たりのエネルギー要求量(DER)
(犬の場合)220×1.6(係数)=352kcal

と計算することができます。

係数は成長段階、活動量によって異なるので、獣医師に相談しましょう。

【参照元】環境省「「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」」

計算例を元にした、避妊去勢済の小型犬・中型犬・大型犬の1日当たりのエネルギー要求量と鶏肉の適量(胸肉・皮なし)は以下の通りです。
鶏胸肉皮なしのカロリーは100gあたり121kcalとして計算しています。

犬の大きさDER鶏胸肉のおよその適量
小型犬(3㎏)256kcal約21g
中型犬(10㎏)704kcal約57g
大型犬(30㎏)2,112kcal約171g

【参照元】食品成分表2019 本表編 女子栄養大学出版部

カロリーや量はあくまで目安であり、犬によっても異なります。

また10%分の鶏肉を与えたら、他のおやつやトッピングは控えましょう。

犬に与えても良い鶏肉の部位や調理方法は?

犬に与えても良い鶏肉の部位や調理方法は?

iStock.com/colinhui

鶏肉の部位ごとの特徴を知って、上手に愛犬に与えましょう。

鶏肉を蒸すのが一番栄養成分を損ないませんが、煮込んだり茹でたりする際は、お湯だけを用います。

また、お酒やネギなど、犬に危険な食品を一緒に入れないようにしてください。

「骨」は絶対に与えないようにしましょう。

犬に与えても良い【鶏肉の部位】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ①  【ささみ】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ②  【レバー】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ③  【砂肝】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ④  【手羽先】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ⑤  【胸肉】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ⑥  【手羽元】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ⑦  【鶏皮】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ⑧  【もも肉】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ⑨  【手羽中】
犬に与えても良い鶏肉の部位 ⑩  【つくね】

与えても良い鶏肉の部位と調理法①「ささみ」

与えても良い鶏肉の部位と調理法①「ささみ」

iStock.com/vikif

ささみは柔らかくて食べやすい部位です。

カロリーも低く、高たんぱくで、消化しやすい部位です。

犬用ジャーキーとしても人気の部位です。茹でて小さく切って与えましょう。

与えても良い鶏肉の部位と調理法②「レバー」

与えても良い鶏肉の部位と調理法②「レバー」

iStock.com/FotografiaBasica

レバーはビタミンAや鉄分が大変豊富ですが、毎日与えることはおすすめできません。

週に1度程度が適切です。ビタミンAは肝臓に溜まり、過剰に摂取すると中毒を起こすことがあります。

ペットフードにもビタミンAは配合されているので、不足はそれほど心配ありません。

【参照元】「犬と猫の栄養学」奈良なぎさ著 緑書房

与えても良い鶏肉の部位と調理法③「砂肝」

与えても良い鶏肉の部位と調理法③「砂肝」

MIKO / PIXTA(ピクスタ)

砂肝は鶏の胃の筋肉部分で、コリコリした食感が特徴です。

砂肝は高たんぱく低カロリー。

愛犬に与える場合は犬が丸呑みしないよう、細かくカットしてあげましょう。 

与えても良い鶏肉の部位と調理法④「手羽先」

与えても良い鶏肉の部位と調理法④「手羽先」

iStock.com/deeepblue

手羽先には細い骨があり、そのまま犬に与えるのは危険です。

骨を取り除くか、面倒な場合は圧力鍋で煮て人が噛める程度に柔らかくして与えましょう。

お肉部分は脂肪が多くコクがありますが、与えすぎに注意してください。

煮込んだスープをフードにかけて利用するのもおすすめです。

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑤「胸肉」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑤「胸肉」

iStock.com/PeiRan Tu

お手頃価格で買える胸肉は疲労を軽くする成分、イミダゾールペプチドが豊富です。

高たんぱく低カロリーで消化も良く、子犬やシニア犬も食べやすい部位です。

食べやすいよう細かくカットしてあげましょう。

冷蔵保存しているとドリップが出やすいので、早めに調理することが大切です。

【参照元】日本予防医薬「イミダゾールペプチド成分研究」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑥「手羽元」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑥「手羽元」

Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)

手羽元とは、ウイングスティックと呼ばれる部位です。

骨が付いているので、このまま与えてはいけません。

必ずお肉は外しましょう。

お肉部分はやわらかく、手羽先よりは淡泊です。

煮込んでスープを利用してもいいでしょう。

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑦「鶏皮」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑦「鶏皮」

iStock.com/Hakase_

鶏皮は脂肪分が多くオメガオイルも豊富なのが特徴です。

おいしい部分で犬が好みますが、与えすぎには注意してください。

カロリーはささみの約5倍もあります。

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑧「もも肉」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑧「もも肉」

iStock.com/SabrinaPintus

鶏のもも肉は脂肪分が多く、味もよいので犬が食べたがる部位と言えるでしょう。

固い部分や筋もあるので、小さく切って食べやすい形状にします。

白い脂肪分はカロリー過多になるので、取り除きましょう。

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑨「手羽中」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑨「手羽中」

iStock.com/jreika

手羽中は手羽先の尖った骨がない部分ですが、手羽中にも骨はついているので、このまま与えてはいけません。

骨は必ず外しましょう。

お肉部分はゼラチンや脂肪が多く、濃厚です。

そのため食べすぎには注意しましょう。

手羽中もコクのあるスープがとれます。

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑩「つくね」

与えても良い鶏肉の部位と調理法⑩「つくね」

iStock.com/freeangle

つくねは鶏ひき肉につなぎや調味料を入れたものを、こねて団子のように丸めたもの。

人間用に作ったものは味が濃く、犬に与えるには適していません。

長ねぎのみじん切りなどが入っていることもあるため、市販のつくねは与えないでください。

犬が食べても良い肉は?

犬が食べても良い肉は?

iStock.com/margouillatphotos

鶏肉の他にも犬が食べてよいお肉があります。

ちなみに牛肉豚肉・羊肉・鶏肉・馬肉の順番に犬は好むと言われています。

どの肉も必ず加熱し、生肉は絶対に与えないでください。

肝炎ウイルスの感染や、食中毒細菌、寄生虫の感染の危険があります。

【参照元】ペット栄養学会誌「連載講座:イヌ・ネコの基礎栄養 ⑵食性、嗜好、食餌の摂取量など」阿部又信 1999年2巻2号p.70-77
酪農学園大学 動物薬教育研究センター「イヌに生肉を与えることの是非」
環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン「手作りフードについて」
公益社団法人 日本獣医学会「犬、猫に生の鹿・猪肉を与えてよいか」

犬が食べても良い肉【OK】
犬が食べても良い肉 ①  【豚肉】
犬が食べても良い肉 ②  【牛肉】
犬が食べても良い肉 ③  【馬肉】
犬が食べても良い肉 ④  【鹿肉】
犬が食べても良い肉 ⑤  【鴨肉】
犬が食べても良い肉 ⑥  【猪肉】
犬が食べても良い肉 ⑦  【羊肉】

犬が食べて良い肉①「豚肉」

食べて良い肉①「豚肉」

iStock.com/kuppa_rock

豚肉には疲労回復に効果があるビタミンB1が、たくさん含まれています。

オレイン酸やステアリン酸などの脂肪酸も豊富。食べやすいように、小さく切って与えましょう。

【参照元】「知っておいしい肉辞典」実業之日本社編
「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院

犬が食べて良い肉②「牛肉」

与えても良い肉②「牛肉」

iStock.com/naturalbox

必須アミノ酸がバランスよく含まれるのが牛肉

ビタミンBや鉄分も豊富です。

脂肪分の少ないモモ肉や肩肉が犬にはおすすめ。

ひれ肉はやわらかく、シニア犬も食べやすいでしょう。

ただし、ハンバーグには玉ねぎが入っているので、与えないでください。

【参照元】「知っておいしい肉辞典」実業之日本社編
「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院

犬が食べて良い肉③「馬肉」

与えても良い肉③「馬肉」

iStock.com/istock-tonko

馬肉はタンパク質が豊富で低カロリー、低コレステロール。肥満が気になる犬に向いています。人間では馬刺しを食べることがありますが、馬肉の寄生虫による中毒も報告されています。犬には生を与えないようにしましょう。

【参照元】「ザルコシスティスが含まれる馬肉による食中毒」鎌田洋一 日本食品微生物学会雑誌 2012年29巻1号 p. 47-52
「知っておいしい肉辞典」実業之日本社編
「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院

犬が食べて良い肉④「鹿肉」

与えても良い肉④「鹿肉」

iStock.com/DronG

鹿肉は脂肪分が少なくたんぱく質やヘム鉄やビタミンBも豊富。

購入する際は、「食肉処理業」の許可を受けている施設から仕入れることが大切です。

鹿肉のジャーキーなども市販されています。

【参照元】一般社団法人 日本ジビエ振興協会「流通と衛生管理」
一般社団法人 日本ジビエ振興協会「シカ肉について」
ペット栄養学会誌「ペットフードの種類その5」2016年19巻2号 p. 97-104

犬が食べて良い肉⑤「鴨肉」

与えても良い肉⑤「鴨肉」

iStock.com/margouillatphotos

鴨肉は鶏肉より脂肪分が多く、こってりしています。

脂肪分は、不飽和脂肪酸が多く含まれコレステロールの低下が期待できます。

ビタミンB、鉄分が豊富に含まれているのも特徴です。

【参照元】「知っておいしい肉辞典」実業之日本社編
「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院

犬が食べて良い肉⑥「猪肉」

与えても良い肉⑥「猪肉」

iStock.com/hungryworks

猪肉は、鹿肉と同様ジビエ肉として注目されています。

「ぼたん肉」と呼ばれることも。

たんぱく質や鉄分、ビタミンB2、B12、亜鉛などが豊富に含まれています。

鹿肉と同じく、「食肉処理業」の許可を得た施設から購入してください。

【参照元】一般社団法人 日本ジビエ振興協会「ジビエ肉の栄養価」
「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院

犬が食べて良い肉⑦「羊肉」

与えても良い肉⑦「羊肉」

iStock.com/DukeII

「ラム」は子羊肉、「マトン」は大人のヒツジ肉です。

たんぱく質が豊富で、低脂肪、低カロリー。ビタミンB群、鉄分も多く含まれています。

ラムは羊独特のくさみが少なくやわらかいので子犬やシニア肉も食べやすいでしょう。

犬の好みから見ると豚肉の次に好むお肉なので、喜ぶ犬が多いかもしれません。

ただし、羊肉は身体を温めますので、皮膚病で痒みのある場合は、与えない方が良いでしょう。

【参照元】「知っておいしい肉辞典」実業之日本社編
「愛犬の手作りごはんの食材帖」岡本羽加・高崎一哉・安川明男監修 日東書院

犬に与える「鶏肉」のまとめ

犬に与える「鶏肉」のまとめ

Perutskyi Petro / PIXTA(ピクスタ)

鶏肉は、飼い主とっても犬にとってもおいしくて身近なお肉です。

時々おやつとして、トッピングとして犬に食べさせて大丈夫です。

ただし次のことに注意しましょう。

生肉は、最近では感染の危険性があるので、必ず、十分に加熱すること。
鶏肉の骨は喉や消化管を傷つける恐れがあるので、取り除くこと。
愛犬が丸呑みしないよう、細かくカットして鶏肉を与えること。
慢性腎不全など持病のある愛犬は、必ず、獣医師に相談してから鶏肉を与えること。
アレルギー症状が出たら、鶏肉を与えるのをやめて受診すること。

犬のお楽しみとして、鶏肉はもちろん他のお肉も上手に犬の食事に取り入れてくださいね。

みんなのコメント

クリスマスドックさん
今年のクリスマスはワンちゃんと食べられる鶏肉料理を探していました。ワンちゃんは骨が大好きだと思っていましたが、折れるとこんなに尖るんですね… 楽しいクリスマスにケガさせないように気をつけなきゃですね!

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