【獣医師監修】犬が牛肉(生の牛肉)を食べても大丈夫?メリットや注意点(アレルギー)など

我が子のように可愛いがっている愛犬のために手作り食(ご飯)に挑戦する人も多いようです。健康管理に役立つ食材選びを大切にしたいところですが、犬に牛肉(生の牛肉)を与えても大丈夫なのでしょうか? アレルギーの心配はないのかなど、気になる疑問について解説していきます。

  • 小濱
  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬が牛肉(生の牛肉)を食べても大丈夫?メリットや注意点(アレルギー)など
出典 : VasiliyBudarin/ Shutterstock.com

愛犬が牛肉(生の牛肉)を食べても大丈夫?

愛犬が牛肉(生の牛肉)を食べても大丈夫?

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犬が牛肉(生の牛肉)を食べても基本的には大丈夫です!

生の牛肉にはリンやタンパク質などの必須栄養素や脂質が多く含まれています。

ただし、腐敗等による細菌で食中毒になることのないよう注意しましょう。

高齢になった犬

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また、高齢になった犬や胃腸が弱い犬に牛肉を与える場合には、食べやすい大きさに切りそろえたり、フードプロセッサーでペースト状にしてあげる工夫をしましょう。

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愛犬に牛肉を与える際の塩分摂取量は気にしなくて大丈夫?

愛犬に牛肉を与える際の塩分摂取量は気にしなくて大丈夫?

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塩分摂取量については、「人間が食べているものでは塩分が多すぎる」ということや、「犬に必要な塩分は人間の3分の1くらいだ」などと言われています。

しかし、健康な犬では高塩分食が健康被害になるという報告はありません。

もともと犬は、血液に塩分をはじめとするミネラルを多量に含む動物の生肉主体の食事をしていたため、塩分を排出する能力が人間より高いといわれています。

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愛犬に牛肉を与えたいけど、アレルギーや下痢の危険性は?

愛犬に牛肉を与えたいけど、アレルギーや下痢の危険性は?

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アレルギーは肉の種類(牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など)によらず魚でも起こる可能性があります。

もし、牛肉を食べた後に下痢や嘔吐、目の充血といったアレルギーのような症状が見られたら、獣医師に相談しましょう。

獣医師に診てもらう際には、どの部位のお肉をどのくらい食べたのかを細かく伝えて、判断を仰ぎます。

食べた直後から様子がおかしいのか、少し経ってからひどいアレルギー症状が目立つようになったのかなどで判断が変わるものです。

食事をした時間を正しく伝えて、牛肉を食べたことが愛犬のアレルギーの原因なのかをはっきりさせてもらいましょう。

アボカドとナッツ

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また、牛肉と他のものを一緒に食べた場合、牛肉だけがアレルギーの原因とは限りません。

「アボカド」「ナッツ」「玉ねぎ」など、犬が食べてはいけないものはたくさんあり、安易な判断は禁物です。

消化不良を起こした犬

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アレルギー以外にも、普段ドッグフードやドライフードのみを食べていた犬がいきなり脂肪の多い牛肉を食べるなど、普段の食事と異なる食べ物を与えることで、お腹が緩くなるなど、消化不良を起こすことがあります。

どうしても牛肉を与えたい場合は少量ずつ与えるなど工夫をしましょう。

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愛犬の健康維持にも役立つ、牛肉の豊富な栄養素!

愛犬の健康維持にも役立つ、牛肉の豊富な栄養素!

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牛肉に含まれる動物性たんぱく質は、犬にとって、バランスよくアミノ酸を摂取するのに適した食材で、筋肉の成長を助けるなどの働きがあります。

また、良質な脂質を適量に摂ることによって、愛犬の毛並みをきれいに維持したり、皮膚の健康を安定させたりするといわれています。

健康な犬

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牛肉をはじめとする肉類の栄養素として、ミネラルも注目されます。

ナトリウムやカリウムは、血管機能を正常に維持する働きをしてくれて、健康維持に役立つ栄養の一つです。

ただし、牛肉をはじめとする肉全般には慢性腎臓病の犬が摂取を控えなくてはいけないリンが多く含まれているため、病気を発症している犬には与えないようにしましょう。

愛犬に牛肉を与える際には「脂」の固まりに要注意!

愛犬に牛肉を与える際には「脂」の固まりに要注意!

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犬が「脂」の固まりを盗み食いしてしまうなど、急激にたくさんの量の脂質をとると急性膵炎(きゅうせいすいえん)の可能性を高めるため、注意が必要です。

急性膵炎(きゅうせいすいえん)を起こしやすい犬種としては、シュナウザーシェットランド・シープドッグなどがあげられますので特にこれらの犬種では注意をしましょう。

愛犬に与える牛肉のおすすめ部位と適量は?

愛犬に与える牛肉のおすすめ部位と適量は?

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愛犬に与える牛肉は、たんぱく質が豊富で脂質が少ない部位が良いため、「牛ロース」や「牛モモ」をおすすめします。

牛ロースとは、背中の筋肉の近くにある肉です。

人間の食事でも、しゃぶしゃぶやサラダに使われます。

脂肪が少なく赤身の部位で、ローストビーフや塊肉を使った料理に使います。

また、牛肉を与える際には間食やおやつのトッピングとして、食事全体の20%を上限としましょう。

牛肉を使った犬用手作りご飯のレシピ(調理法)!

牛肉を使った犬用手作りご飯のレシピ(調理法)!

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愛犬用の手作りご飯を作ってみたいと思った人のために、間食(おやつ)におすすめの調理法(レシピ)をピックアップして紹介します。

まず紹介するのは、フライパンで作るローストビーフの牛肉レシピです。

人間も食べられるおいしさで、クリスマスやお誕生日のメイン料理にもぴったりです。

●牛肉おすすめレシピ①【フライパンで作る簡単「牛もも肉」のローストビーフ】

おすすめレシピ1【電子レンジで作る簡単「牛もも肉」のローストビーフ】

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【材料】
・牛もも肉:400g
・付け合わせにする野菜
キャベツ
トマト
かぼちゃ
じゃがいも、
など 適量

1. 牛もも肉の塊を冷蔵庫から出し、常温にしておきます。

2. フライパンを中火にし、オリーブオイルを引きます。そこへ、牛もも肉と付け合わせの野菜を入れ、焦げ目がつくまで加熱します。片側あたり2分半が加熱時間の目安です。

3. 牛もも肉が全体的に焼き目がついたら、アルミホイルで包み、1時間ほど置きます。あら熱が取れたら、適度な大きさに切り分けて出来上がりです。

牛肉を使った手作りご飯を食べたい犬

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フードドライヤーがあれば、牛肉を使ったジャーキーを手作りできます。

添加物を使わないので長持ちはしませんが、細かく切って乾かすだけなのでおすすめです。

人間が食べるわけではないため塩は使わず、素材そのものの味に留めてください。

●牛肉おすすめレシピ②【手作り・無添加「牛肩ロース」ビーフジャーキー】

おすすめレシピ2【手作り・無添加「牛肩ロース」ビーフジャーキー】

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【材料】
・牛肩ロース:適量

1. 牛肉の脂身をとり、適当な大きさに切り分けます。

2. フードドライヤーの上に並べて、水分を飛ばしましょう。

3. 乾燥したら密封できるジップ袋や密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管します。

カットした牛肉

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普段の犬用ご飯なら、キャベツにんじんブロッコリー、牛肉をダイス状にカット、さっと湯通しして冷ましたものを出すだけでも十分です。

食欲おう盛な子だとぺろっと食べてしまいますが、欲しがるままに与えすぎるとカロリーや栄養バランスの観点からよくありません。

日々の食事量をコントロールし、十分食べたと飼い主が判断したら欲しがっても我慢させる習慣が大切です。

愛犬に与える「牛肉」のまとめ

愛犬に与える「牛肉」のまとめ

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犬が牛肉を食べても問題ありません。

ただし、生の牛肉や老犬に牛肉を与える際には注意が必要です。

栄養バランスの維持のため、トッピングや間食、おやつなどは、カロリーベースで全体量の20%程度に抑えましょう。

愛犬の健康を守れるのは、飼い主だけです。

愛犬と長く楽しい生活を送るためにも、しっかり愛犬の健康管理をおこないましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。
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みんなのコメント

シモムさん
塩分を排出する能力が人間より高いので、塩分をそれなりにとらせても大丈夫だというのは知りませんでした!勉強になりました!
もうすぐ3歳さん
トイプードルの誕生日が近いので、特別感のある手作りご飯を 探していました!ローストビーフ、家族みんなで食べられそうで作ってみます!
白黒パピヨン普及協会さん
一昔前は缶詰めフードはビーフが主流だった気がする…チキンが主流になったのはちょっと前からなような(鶏頭水煮は昔からあったそうですが)。

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