【獣医師監修】犬にオリーブオイル、あげても問題ない?

人間にとってさまざまな美容・健康効果が期待できる「オリーブオイル」。オリーブオイルは、コレステロールを下げたり動脈硬化を予防したりと健康に役立つことが知られています。では、犬にもオリーブオイルはあげていいものなのでしょうか。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬にオリーブオイル、あげても問題ない?
出典 : Elena Veselova/Shutterstock.com

オリーブオイルに含まれる栄養素

オリーブオイルに含まれる栄養素

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オリーブオイルには、ビタミンAやビタミンEなど様々な栄養素が含まれますが、他の植物性油脂と大きく異なるところは、オレイン酸が豊富な点です。オレイン酸はナッツ類にも含まれる不飽和脂肪酸の代表格で、保湿効果や皮膚細胞の働きを促進し、皮膚や毛の健康維持に役立ちます。

また、ポリフェノールやビタミンEなど、高い抗酸化作用を持つ抗酸化物質を含んでいます。愛犬の毛艶が悪くなったように感じたら、少量のオリーブオイルをあげるといいでしょう。

人間ではオリーブオイルが便秘に効くとも言われています。オリーブオイルが腸の中の内容物と混ざり、便が柔らかくなり、排便を促すからです。しかし、犬は人間と違ってそもそも便秘になることが少なく、むしろオリーブオイルのあげすぎで下痢になってしまうおそれがあります。

オリーブオイルをあげるときは、体重や年齢、摂取カロリーを考えた適切な量にすることが大切です。適量かどうかは、便の状態で適量を見極めることをおすすめします。便がゆるすぎないか、オリーブオイルの量の目安にしてみてください。

ちなみに、猫は毛繕いで飲み込んだ体毛が消化器管内にとどまってしまう「毛球症(ヘアボール)」という病気のときに、体毛を身体の外へ排出するため、オリーブオイルをなめさせることがあります。

犬にオリーブオイルをあげるときは

犬にオリーブオイルをあげるときは

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犬にオリーブオイルをあげる際は、ドッグフードや手作りごはんに混ぜるとよいでしょう。犬の体重が5キログラム程度ならば小さじ1杯分程度など、ある程度の指標はありますが、個体差があるので少しずつ与えて様子をみるか、動物病院の獣医師に相談してみるといいでしょう。

犬の手作りご飯にオリーブオイル

犬の手作りご飯にオリーブオイル

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愛犬に手作りご飯を作るときは、なるべく脂質をおさえたいかもしれません。しかし、脂質は糖質やたんぱく質とともに3大栄養素のひとつで、生命維持や日々の活動に必要なエネルギー源です。手作りご飯の脂質補給に、オリーブオイルを垂らしてみてはいかがでしょうか。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

oliveさん
猫にオリーブオイルをなめさせるという話、びっくりしました‼️ちょうど愛犬のために手作りご飯に挑戦しようと思ってたので、参考になりました。ありがとうございました。

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