【獣医師監修】犬がかぼちゃを食べても大丈夫?かぼちゃの種や皮には注意が必要!

かぼちゃは犬にとって、栄養豊富な野菜です。そのため、かぼちゃの「ケーキ」や「クッキー」など、愛犬に与える手作りおやつには最適の食材と言えます。愛犬がかぼちゃを食べることで得られる効用やメリット、かぼちゃを与える際の注意点について解説していきます。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬がかぼちゃを食べても大丈夫?かぼちゃの種や皮には注意が必要!
出典 : Liliya Kulianionak /Shutterstock.com

犬がかぼちゃを食べても大丈夫!

犬がかぼちゃを食べても大丈夫!

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犬がかぼちゃを食べても問題はありません。

強い苦味を持つかぼちゃを除いて、かぼちゃはビタミンやカリウムなどのミネラルも豊富に含む野菜です。
適量をうまく取り入れれば、犬の健康維持にとても役立つ食材と言えます。

愛犬にかぼちゃを与える効用やメリットは?

愛犬にかぼちゃを与える効用やメリットは?

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●かぼちゃのメリット①「ビタミンA」

かぼちゃに含まれる「ビタミンA」

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かぼちゃにはビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種です。また、粘膜に働いて細菌や病気から身体を守ってくれる役割も果たしてくれます。そのため、ビタミンAは犬が健康を保つためには欠かすことのできない栄養素であると言えます。

●かぼちゃのメリット②「ビタミンCとE」

かぼちゃに含まれる「ビタミンCとE」

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かぼちゃにはビタミンC、ビタミンEもたくさん含まれています。ビタミンCは水溶性ビタミンの一種、ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で、どちらのビタミンにも共通する働きとして抗酸化作用を持っていることが挙げられます。

この身体の酸化を防ぐための機能が抗酸化作用です。ビタミンCやEを取り込むことで身体の酸化を防ぎ、病気の予防にも役立ってくれます。

●かぼちゃのメリット③「ビタミンK」

かぼちゃに含まれる「ビタミンK」

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かぼちゃにはビタミンKも含まれています。ビタミンKは骨の形成を促すという、とても重要な役割を持っており、人間の世界では骨粗しょう症の薬としてビタミンKが使用されるほどです。ビタミンKと多く取り込むことができるかぼちゃは、「丈夫な骨」を作ってくれることが期待できる野菜です。

●かぼちゃのメリット④「カリウム」

かぼちゃに含まれる「カリウム」

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ビタミンのほかにも、カリウムなどのミネラル分を多く含んでいるのもかぼちゃの特徴です。カリウムは身体を作る細胞内に多く存在し、代謝や血圧の調整や神経系の働きを正常化させるなどの役割があり、不足することがないよう摂取したいミネラル分です。

●かぼちゃのメリット⑤「βカロテン」

かぼちゃに含まれる「βカロテン」

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かぼちゃにはβカロテンも含まれています。βカロテンには強い抗酸化作用があり、ビタミンA、C、Eも含め、かぼちゃは抗酸化作用を十分に期待できる食材と言えます。また、βカロテンは体内でビタミンAに変換され働きます。

●かぼちゃのメリット⑥「食物繊維」

かぼちゃに含まれる「食物繊維」

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かぼちゃには食物繊維も含まれています。
愛犬にかぼちゃを与える際には過剰に与えて消化不良や下痢を起こさないように、茹でたり蒸したりして柔らかくしてから与えるようにしましょう。

愛犬に与えるかぼちゃの量の目安は?

愛犬に与えるかぼちゃの量の目安は?

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犬にかぼちゃを与える時には、適量を守るようにしましょう。食事の基本は普段食べているフードですから、あくまでもトッピングやおやつ程度を与えるにとどめてください。

犬が一日に食べていいかぼちゃの量の目安は、摂取カロリー量の20%程度です。
かぼちゃは生の状態で100gあたり93kcalですので、健康な避妊・去勢された犬の必要なカロリー量を元に計算すると、成犬で体重が4kgの小型犬で68g、体重が10kgの中型犬で135g、体重が25kgの大型犬で269gが目安となります。また間食を与える場合はドッグフードの量を必ず減らし摂取カロリーを調整することを忘れないでください。

犬にかぼちゃを与える時の注意点!

カボチャを与える時の注意点!

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かぼちゃは栄養が豊富な野菜ですが、間違った与え方は、犬にとって悪影響になりかねません。かぼちゃを与える時の注意点について見ていきましょう。

かぼちゃの注意点①「カロリーが高いので食べさせすぎない!」

① かぼちゃはカロリーが高いので食べさせすぎない!

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かぼちゃは野菜の中でも、特にカロリーが高い食材です。そのため、与える時には適量を守ると同時に、一日のに食べるフードなど全体のカロリー摂取量を照らし合わせて与えるようにしましょう。

摂取カロリーが増えすぎると、肥満になる可能性があります。肥満は万病の元で良い事は一つもありません。くれぐれも注意するようにしましょう。

かぼちゃの注意点②「ビタミン過剰摂取に注意!」

② かぼちゃのビタミン過剰摂取に注意!

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ビタミンAは必須の栄養素ですが、過剰に摂取すると中毒を起こしてしまう可能性があります。特に犬はビタミンA中毒にかかりやすいといわれており、骨折や内出血、内臓機能の低下を招く恐れがあります。

そのため、かぼちゃを毎日のように与えることは避けるよう心がけましょう。

かぼちゃの注意点③「種は与えず、皮はすりつぶす」

 ③ かぼちゃの種は与えず、皮はすりつぶす

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かぼちゃの種は消化に悪く、体内に残ってしまったり、喉や腸に詰める可能性もあるので与えないようにしましょう。
また、かぼちゃの皮は犬が食べても問題はありませんが、とても固く消化しにくいので、もし与えるのであればすりつぶしてから食べさせましょう。

かぼちゃは犬も嬉しい栄養をふんだんに含んだ野菜です。与え方と量には注意が必要ですが、健康維持や病気の予防に役立ちますので、普段の食事に上手く取り入れてみてはいかがでしょうか。

かぼちゃの注意点④「強い苦みに注意!」

④ 強い苦みを持つかぼちゃには注意!

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かぼちゃはウリ科の植物に属しております。ウリ科植物において、希に観賞用と食用のかぼちゃが交雑して「ククルビタシン」を含む可能性があると報告されています。ククルビタシンは、人間では腹痛や下痢などの食中毒を引き起こす成分で、強い苦味があります。

観賞用ウリ科植物には苦み成分の「ククルビタシン」が含まれており、多量に摂取すると腹痛、下痢などの食中毒を引き起こすことが知られています。
 
食用ウリ科植物には、通常、「ククルビタシン」は含まれていませんが、希に観賞用と食用のものが交雑して「ククルビタシン」を含む食用ウリ科植物ができることがあるので注意が必要です。
 
ウリ科には、きゅうり、かぼちゃ、ズッキーニ、メロンなどがあります。ウリ科植物の調理をする場合には、調理前の味見が重要です。ククルビタシンが多く含まれていれば、食べたときに苦みに気づくことが可能ですから、苦くないか確認してから調理に取りかかってください。もし、苦みを感じたら食べないよう注意してください。
なお、ニガウリ(ゴーヤ)の苦み成分は「モモルデシン」という物質で、ククルビタシンとは違い、食べても食中毒になることはありません。

出典 http://www.pref.okayama.jp

幸せなドッグライフ

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飼い主として、愛犬にかぼちゃを食べさせる前に、事前に味見をしてかぼちゃに苦味がないかを確認をすることが重要です。また、愛犬の体調管理も飼い主の役目です。健康な愛犬と幸せなドッグライフを過ごしましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。
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みんなのコメント

trick or treatさん
ハロウィンが近づいたのもあり、我が家でもカボチャを買う機会が増えてきました。 カロリーの高さが心配でしたが、わんちゃんにあげても大丈夫なんですね! 今夜の手作りご飯にでも入れてみます!

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