【獣医師監修】犬がブロッコリー(生)を食べて大丈夫?メリットや注意点、芯は食べてOK?

茹でてそのまま食べたり、料理に使ったりして私たちの食卓を彩るブロッコリー。栄養豊富でおなじみの野菜ですが、犬がブロッコリー(生)を食べても問題ないのでしょうか?ブロッコリーを愛犬に与えるメリットや注意点について解説していきます。

【獣医師監修】犬がブロッコリー(生)を食べて大丈夫?メリットや注意点、芯は食べてOK?
出典 : Africa Studio/Shutterstock.com

犬がブロッコリーを食べても大丈夫!

犬がブロッコリーを食べても大丈夫!

Kalamurzing / Shutterstock.com

犬がブロッコリーを食べても基本的に問題ありません。

ブロッコリーは地中海沿岸が原産とされている野菜で、アブラナ科の植物に分類されています。

ブロッコリーは古くはイタリアがローマ時代だった時から食されていたという記録が残っており、日本へは明治時代、カリフラワーと一緒に伝わってきたそうです。

犬に「生」のブロッコリーを与えても大丈夫!

犬に「生」のブロッコリーを与えても大丈夫!

Vania Zhukevych/ Shutterstock.com

ブロッコリーは生でも加熱しても犬に与えることができ、手作りご飯に利用しやすく大変便利ですので、上手く取り入れてみましょう!

ブロッコリーは「生」の状態の方がビタミンを多く摂取することができますが、「茎(くき)」以外でも生の部分はできるだけ細かく刻んで与えるようにしてください。

ブロッコリーを茹でる場合は、細かくカットしたり、ミキサーを使うのもオススメです。

愛犬が普段食べているフードにトッピングしたり、おやつとしてブロッコリーを与えたりしてみましょう。

愛犬にブロッコリーを与えるメリットは?

愛犬にブロッコリーを与えるメリットは?

Sergey Fatin/ Shutterstock.com

人間にとって栄養満点なブロッコリーですが、愛犬に与える際にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう!

●ブロッコリーのメリット①「ビタミンC」「ビタミンE」「ビタミンK」が豊富

ブロッコリーのメリット①「ビタミンC」「ビタミンE」「ビタミンK」が豊富

saschanti17/ Shutterstock.com

ブロッコリーにはビタミンが含まれており、特に「ビタミンC」「ビタミンE」「ビタミンK」が豊富な野菜です。

人間は「ビタミンC(アスコルビン酸)」を食事から摂ることしかできませんが、犬は体内で「ビタミンC」を作り出すことができるため、必須の栄養素というわけではありません。

ブロッコリーに含まれる「ビタミンE」は抗酸化作用の働きがあるので、毛艶(けづや)の保護や老化防止に役立ちます。

「ビタミンK」は出血した時の血が固まる凝固作用や、骨を丈夫にする働きがあります。

●ブロッコリーのメリット② 代謝や神経の働きを助ける「カリウム」が豊富

ブロッコリーのメリット② 代謝や神経の働きを助ける「カリウム」が豊富

Blazej Lyjak/ Shutterstock.com

ブロッコリーには「カリウム」も豊富に含まれています。

「カリウム」は身体を作る細胞内の液体に多く存在しており、身体の代謝や、神経活動に必要なものです。

「カリウム」が不足してしまうと、神経過敏や不整脈など身体に変調をきたしてしまうおそれがあり、生きていく上では欠かせない栄養素と言えます。

●ブロッコリーのメリット③「食物繊維」が豊富でお通じが良くなる

ブロッコリーのメリット③「食物繊維」が豊富でお通じが良くなる

Franz Pflueg/ Shutterstock.com

ブロッコリーには、ビタミンなどの栄養素の他に「食物繊維」も豊富に含まれています。

犬が「食物繊維」を摂ることでお通じが良くなったり、不溶性食物繊維の効果で、満腹感を与えることができます。

●ブロッコリーのメリット④ 皮膚を守る「βカロテン」も含まれている

ブロッコリーのメリット④ 皮膚を守る「βカロテン」も含まれている

Malivan_Iuliia/ Shutterstock.com

ブロッコリーには「βカロテン」も含まれています。

「βカロテン」は体内でビタミンAに変換され、皮膚、粘膜の状態を維持する働きをしてくれます。

皮膚や粘膜の健康は、免疫力の維持や向上にも効果的なので、「βカロテン」は積極的に取り入れたい栄養素です。

愛犬にブロッコリーを与える際の注意点!

愛犬にブロッコリーを与える際の注意点!

wavebreakmedia/ Shutterstock.com

ブロッコリーは栄養満点の野菜ですが、いくつか注意点がありますので、ここで見ていきましょう。

●ブロッコリーの注意点①「甲状腺機能低下症」に注意!

ブロッコリーの注意点①「甲状腺機能低下症」に注意!

Surachet Meewaew/ Shutterstock.com

ブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜にはグルコシノートという成分が含まれています。

グルコシノートを体内に取り入れると、消化酵素の働きによりゴイトロゲンという物質へと変換され、身体の代謝の調節を司る甲状腺ホルモンを生成するために必要なヨウ素の吸収を妨害してしまうという厄介な働きをします。

そのため、グルコシノートを大量に摂取してしまうことで、甲状腺機能低下症という病気になってしまう可能性があります。

アブラナ科のブロッコリー

Mont592/ Shutterstock.com

現状、ブロッコリーが原因となって甲状腺機能低下症を発症したという報告はなく、犬が通常食べる量のブロッコリーでは、それほど影響はないと考えられていますが、甲状腺系の疾患を持つ犬にブロッコリーを与えるのは避けた方が無難と言えます。

また、ブロッコリーの他にも、キャベツ大根などの野菜も同じアブラナ科の野菜ですので、同様に注意しましょう!

●ブロッコリーの注意点② ブロッコリーの「茎(くき)」に注意!

ブロッコリーの注意点② ブロッコリーの「茎(くき)」に注意!

Alexander Prokopenko/ Shutterstock.com

ブロッコリーは食物繊維が豊富であると説明しましたが、特に「茎(くき)」の部分には多くの食物繊維が含まれています。

犬は生のブロッコリーでも食べることができますが、消化のことを考えて、十分に加熱し、できるだけ細かく刻んで、ブロッコリーを与えるようにましょう!

愛犬に与えるブロッコリーの適量は?

愛犬に与えるブロッコリーの適量は?

Eveline Coquelet/ Shutterstock.com

犬にブロッコリーを与える時の量ですが、気をつけるべき基準として、野菜などの副食は全体の摂取カロリー量の20%以内に抑えるのが理想です。

ブロッコリーなどの野菜を主食にしてしまうと、本来の主食であるドッグフードを食べることができなくなる可能性があります。

ブロッコリーなどの野菜は、あくまで「おやつ」「トッピング」程度にとどめておくようにしましょう。

愛犬に与える「ブロッコリー」のまとめ

愛犬に与える「ブロッコリー」のまとめ

Kira_Yan/ Shutterstock.com

愛犬にブロッコリーを与えても問題ありません。

人間同様、犬にとってもブロッコリーは栄養豊富な野菜です。

生でも加熱しても食べることができる便利な野菜ですが、基本的に、総合栄養食であるドッグフードを与えていれば栄養バランスは問題ありません。

愛犬にブロッコリーを食べさせる際には、食べやすいように加工し、適量を与えるようにしましょう!

【獣医師監修】愛犬がにんじんを食べても大丈夫?「生」にんじんや「ネギ類」に要注意!

【獣医師監修】犬がキャベツを食べても大丈夫?「生」のキャベツや手作り食は大丈夫?

【獣医師監修】犬に人間用のチーズをあげても大丈夫?アレルギーや塩分に注意!適量は?

監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。
続きを読む

みんなのコメント

カリフラワーさん
ブロッコリーを生で食べさせる、というのは衝撃的でした。 でも、手作りご飯のトッピングにいいですね! 早速、明日、うちの子に試してみたいと思います!!
ぶっころりさん
ブロッコリー大丈夫なんですね。 わんこのために読んでましたが、途中から自分の美容のために読んでしまいました。 栄養豊富!!

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「犬の飼い方・しつけ」の人気記事RANKING