【獣医師監修】犬がブロッコリー(スプラウト)を食べても大丈夫?芯はダメ!?アレルギーや注意点!
ブロッコリーはビタミンCやKが豊富な緑黄色野菜。くせがなく食べやすいため、毎日の食事はもちろん、お弁当にも活躍する野菜ですが、愛犬に与えても大丈夫でしょうか?今回は、ブロッコリーを与えた際のメリットや注意点、適量などについて詳しく解説します。
更新日:
2014年-2019年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護大学 教授
2019年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護専門職短期大学 学科長/教授
【学歴・経歴】
◇1972年 北里大学畜産学部獣医学科卒業 獣医学士
◇2013年 北里大学獣医学系研究科研究生修了 博士(獣医学)
◇1982年-2019年 動物病院NORIKOに勤務
◇1986年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物専門学校 非常勤講師
◇2004年-2007年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護短期大学 非常勤講師
◇2014年-2019年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護大学 教授
◇2019年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護専門職短期大学 学科長/教授
【専門分野】
◇獣医病理学
◇動物栄養学(動物臨床栄養学)
◇動物看護学
【資格】
◇獣医師
◇獣医学 博士(獣医学)
◇衛生検査技師
◇ペット栄養管理士
◇KYG栄養カウンセラー
◇日本獣医ホメオパシー医学会認定獣医
◇日本ホメオパシー医学会認定獣医
◇中学校教諭一級普通免許(理科)
◇高等学校教諭二級普通免許(理科)
【所属学会】
◆日本獣医がん学会
◆一般社団法人 日本統合医療学会
◆一般社団法人 日本ペット栄養学会
◆日本ウマ科学会
◆日本動物看護学会
◆一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
◆一般社団法人 日本獣医ホメオパシー医学会
【著作物】
・ 『ペットがガンになってしまったら』(共著)(メタモル出版)
・ 『ペットがガンに負けないために』(メタモル出版)
【翻訳 共著】
・Animal Health Technoloogy
邦訳表題:「アニマルヘルステクノロジー」
・CANINE REHABILITATION TEXT FOR THE ANIMAL HEALTH TECHNICIAN BASIC LEVEL
邦訳表題:「犬のリハビリテーション」
【飼育動物】
トイプードル、日本猫(各1匹)
【ペット歴】
幼少期の3歳頃から、日本犬、秋田犬、スピッツ、ヨークシャーテリア、プードル、日本猫など
現在、耳の聞こえないトイプードル(15歳)と、4歳頃から目の見えなくなったキジトラ猫(11歳)と老夫婦で楽しく暮らしています。
【ペットへの想い、職業上のペットとのかかわり】
ペットはズバリ!「臨床の師」
大学卒業と同時に研究所の病理研究員として顕微鏡相手の毎日を過ごしたのち、友人の動物病院開業を機に勤務医として臨床獣医療に携わることになった私にとって、ペットは暖かくて、かわいらしくて、懸命に辛い治療にも耐えて反応してくれる患者というより先生でした。
この子達にとって何が最良の治療法かと思い悩み、体に優しい自然療法も取り入れたものを行ってきました。
今の私にとってペットは「健康維持を第一」として、病気とも上手に付き合い、共により良い状態になることを目指す協力者です。
目次
犬がブロッコリーを食べても大丈夫!
iStock.com/iagodina
犬がブロッコリーを食べても問題はありません。
強い匂いもなく、茹でて冷凍保存もできるブロッコリーはおやつやトッピングにも使いやすい野菜です。
ただ、どのような食品にも言えますが、愛犬が下痢や嘔吐など体調不良になるほど、大量にブロッコリーを与えないようにしましょう。
【獣医師監修】犬が下痢をした・うんちがゆるい。この症状から考えられる原因や病気は?
犬のうんちがゆるかったり、下痢のときは、いったいどうしたらよいのでしょうか? すぐに病院に連れていくべきかどうか、飼い主としては悩むところですね。今回は犬のうんちがゆるくなる原因と、要注意の症状、考えられる病名について解説します。
【獣医師監修】老犬の下痢が止まらない(繰り返す)原因や理由は?食事や対処法・予防対策!
老犬での下痢は珍しくありませんが、体力や免疫力が低下しているだけに心配にもなりますよね。ストレスや冷えから下痢になることもあれば、重大な病気が隠れていることもあります。下痢になりやすい傾向にある犬や、動物病院を受診する目安も含めて、老犬の下痢について詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬が吐く、嘔吐を繰り返す原因や理由は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
老犬が吐く時、一過性で心配のないものもあれば、腎不全や膵炎(すいえん)、突然に発症する前庭疾患など気をつけたい病気の場合もあります。老犬はちょっとしたことで体調を崩しやすく、また、病気の進行も早いと言われるので、嘔吐についても原因や症状など基本情報を知っておきましょう。
また、ブロッコリーには味を付ける必要はありません。
食道や喉の閉塞を起こさないように、愛犬に与える際には、小さくカットすることも忘れないでください。
【子犬・老犬】にブロッコリーを与えても大丈夫?
iStock.com/KristinaKibler
ブロッコリーを子犬や老犬に与えても大丈夫です。
【獣医師監修】老犬のお困りごと(愛犬の老化・ケア方法)解消「お役立ち」まとめ記事【20選】
なんだか愛犬に元気がないみたい…と感じたら、それは老化のサインかもしれません。いつでも愛嬌たっぷりで可愛い犬たちですが、実は人間よりも歳をとるのが早い生き物。犬の老化のサインを見逃さず、老後も快適な暮らしが送れるようにしてあげるためには、犬の老化についての知識を身につけておく必要があります。
子犬は離乳が済んでからにしてください。
子犬や老犬には、柔らかく茹でて小さく切ってあげると食べやすいでしょう。
愛犬にブロッコリーを食べさせる場合は、最初は少量与えて様子を見ましょう。
もし下痢や嘔吐をしたり、痒がったりなどがあったら与えるのはすぐ中止して、動物病院を受診してください。
【獣医師監修】犬が下痢をした・うんちがゆるい。この症状から考えられる原因や病気は?
犬のうんちがゆるかったり、下痢のときは、いったいどうしたらよいのでしょうか? すぐに病院に連れていくべきかどうか、飼い主としては悩むところですね。今回は犬のうんちがゆるくなる原因と、要注意の症状、考えられる病名について解説します。
【獣医師監修】老犬の下痢が止まらない(繰り返す)原因や理由は?食事や対処法・予防対策!
老犬での下痢は珍しくありませんが、体力や免疫力が低下しているだけに心配にもなりますよね。ストレスや冷えから下痢になることもあれば、重大な病気が隠れていることもあります。下痢になりやすい傾向にある犬や、動物病院を受診する目安も含めて、老犬の下痢について詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬が吐く、嘔吐を繰り返す原因や理由は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
老犬が吐く時、一過性で心配のないものもあれば、腎不全や膵炎(すいえん)、突然に発症する前庭疾患など気をつけたい病気の場合もあります。老犬はちょっとしたことで体調を崩しやすく、また、病気の進行も早いと言われるので、嘔吐についても原因や症状など基本情報を知っておきましょう。
【参照元】
・AMERICAN KENNEL CLUB「Can Dogs Eat Broccoli?」
・alic独立行政法人 農畜産業振興機構「ブロッコリー」
・大澤俊彦「がん予防と食品_デザイナーフーズからファンクショナル」日本食生活学会誌2009年20巻1号
犬に【生】のブロッコリーや【茎】を食べさせても大丈夫?
Franz Pflueg/ Shutterstock.com
愛犬には、生のブロッコリーは食べさせないようにしましょう。
ブロッコリーは食物繊維が豊富な野菜です。
【獣医師監修】犬が食べてもいい野菜!犬にあげてはいけない中毒の危険(ダメ)がある野菜!
普段、ドッグフードを与えている人でも、自分の食事のおすそ分けや、フードへのトッピングとして野菜をあげる機会があるのではないでしょうか? 体に良いと考えられている野菜の中でも「犬が食べてもいい野菜」と犬にあたえると中毒症状を引き起こす「危険な野菜」について解説していきます。
そのため愛犬が生の状態でブロッコリーを食べると、胃腸の負担になってしまいます。
iStock.com/Canberk Sezer
また、茹でることで尿路結石の原因になりやすいシュウ酸も減らすことができます。
ブロッコリーの「茎」は大変固い部分です。
愛犬にブロッコリーを与える場合は、皮を厚めにむいたものをよく茹でてからにしましょう。
さらに、誤嚥(ごえん)を防ぐためにも食べやすいように細かくカットしてください。
iStock.com/rmbarricarte
ブロッコリーはいくつか種類があります。
よくお店で見かけるのがつぼみの部分を食べる「頂花蕾(ちょうからい)型」。
最近は茎の脇から芽がどんどん生育して小さな花蕾ができる、スティックタイプの側花蕾(そくからい)型」もあります。
このブロッコリーは茎も柔らかいので、より食べやすいでしょう。
もちろん、茹でてから与えてください。
【参照元】alic独立行政法人 農畜産業振興機構「ブロッコリー」
犬に【ブロッコリースプラウト】を食べさせても大丈夫?
C-geo / PIXTA(ピクスタ)
ブロッコリースプラウトを愛犬に与えても大丈夫です。
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの種が発芽したもので、かいわれ大根のような形状をしています。
がん予防で注目されているスルフォラファンがたくさん含まれているので、近年注目を浴びている野菜です。
【獣医師監修】犬が食べてもいい野菜!犬にあげてはいけない中毒の危険(ダメ)がある野菜!
普段、ドッグフードを与えている人でも、自分の食事のおすそ分けや、フードへのトッピングとして野菜をあげる機会があるのではないでしょうか? 体に良いと考えられている野菜の中でも「犬が食べてもいい野菜」と犬にあたえると中毒症状を引き起こす「危険な野菜」について解説していきます。
しかし、ブロッコリースプラウトにはやや辛みや刺激性があるため、無理に食べさせる必要はありません。
どうしてもブロッコリースプラウトを愛犬に与えたい場合は、丁寧に水洗いしてから、小さくカットして少量を与えましょう。
【参照元】
・alic独立行政法人 農畜産業振興機構「ブロッコリー」
・alic独立行政法人 農畜産業振興機構「がん予防成分を多く含む 健康機能野菜の開発に向けて」
犬にブロッコリーを与えた場合の【メリット・効果】は?
iStock.com/Fly_dragonfly
ブロッコリーは栄養豊富な野菜で、ビタミンKやビタミンC、葉酸、カロテン、鉄が豊富。
【獣医師監修】犬が食べてもいい野菜!犬にあげてはいけない中毒の危険(ダメ)がある野菜!
普段、ドッグフードを与えている人でも、自分の食事のおすそ分けや、フードへのトッピングとして野菜をあげる機会があるのではないでしょうか? 体に良いと考えられている野菜の中でも「犬が食べてもいい野菜」と犬にあたえると中毒症状を引き起こす「危険な野菜」について解説していきます。
最近は、ブロッコリーに含まれる成分である「スルフォラファン」の抗がん作用についても注目されています。
人間にとってさまざまなメリットがありますが、犬にとってはどのようなメリットがあるでしょうか?
ブロッコリーとキャベツの栄養素比較
【栄養素】 | 【ブロッコリー】 | 【キャベツ】 |
---|---|---|
カロリー | 27 | 20 |
カリウム | 180 | 92 |
マグネシウム | 17 | 9 |
カルシウム | 33 | 40 |
βカロチン | 770 | 57 |
ビタミンK | 150 | 76 |
ビタミンC | 54 | 17 |
葉酸 | 120 | 48 |
食物繊維 | 3.7 | 2 |
【参照元】文部科学省 食品成分データベース
ブロッコリーを与える「メリット・効果」①【豊富なビタミンとミネラル】
saschanti17/ Shutterstock.com
ブロッコリーには、ビタミンKやビタミンC、葉酸などのビタミン、カリウムやマグネシウムなどミネラルがたっぷり含まれています。
豊富なビタミンとミネラル①【ビタミンC】
犬は「ビタミンC」を体内で合成できますが、たくさん運動したあとや、強いストレスがあったあとなどは、意識して与えるといいでしょう。
【獣医師監修】犬のストレス、病気や死亡の原因になる?ストレス行動やサイン、発散・解消法!
ストレスは万病のもとと言われます。それは、人間だけでなく犬にも当てはまること。愛犬のストレスを遠ざけて、健康に暮らしてもらえるよう、飼い主としてできることを心得ておきたいものです。
ビタミンCの欠乏と白内障の発症の関連性が示唆されています。
【獣医師監修】「犬の白内障」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
犬の「白内障 (はくないしょう)」とは、目のレンズの役割をしている水晶体が白く濁り視覚障害を起こす病気です。重症化すると失明するので、進行しないうちに発見、治療を始めたいものです。犬の白内障の原因、症状、治療方法などを詳しく解説します。
【獣医師監修】犬の目が白い。この症状から考えられる原因や病気は?
「目が白くなる」というと「白内障」を思い浮かべ「見えなくなるのでは?」と心配になってしまいますね。でも、目が白くなる原因は白内障以外にもいくつかあるようです。すぐに獣医師に診てもらったほうがいいケースなのかどうか、チェックしてみましょう。
【参照元】
・林 海鷹ほか「柴犬における血漿中ビタミンC濃度」ペット栄養学会誌 2003年6巻2号
豊富なビタミンとミネラル②【ビタミンK】
「ビタミンK」は、骨の形成(骨へのカルシウムの沈着の促進)や血液凝固に大切なビタミンです。
腸内細菌によって合成されて肝臓に貯えられ、解毒作用にも関与しています。
【獣医師監修】犬が乳酸菌を食べても大丈夫?効果がある?アレルギーや下痢は?メリットや注意点!
腸内環境を整える働きにより、健康を促進する効果が期待できる乳酸菌。ヨーグルトやサプリ、犬用おやつなどで摂取できる乳酸菌を、犬が食べても大丈夫でしょうか?犬に乳酸菌を与える場合のメリットや注意点、適量、効果的な取り入れ方などを詳しく説明します。
豊富なビタミンとミネラル③【葉酸】
Malivan_Iuliia/ Shutterstock.com
「葉酸」はビタミンB12と協力して赤血球の産生やDNAの合成に関わるビタミンです。
不足すると貧血や食欲低下、体重の減少、口内炎、舌炎などの症状が見られます。
【獣医師監修】犬の食欲不振・犬が食べない。考えられる原因や対処方法は?
「食欲不振」「嘔吐」「下痢」は、飼い主がすぐに気づいてあげられる愛犬からの3大「不調サイン」と言われています。食欲がない状態を見過ごさずに、適切に対処することが大切です。
【獣医師監修】犬の口内炎(白い・赤い)原因や症状は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
犬の口内炎。気がついたら口の中が白い、または赤いということはありませんか? 口内炎になると、犬は口の中の痛みや違和感から口をくちゃくちゃしたり、口臭が強くなったりすることがあります。意外に気づきにくい犬の口内炎について詳しく解説します。
【獣医師監修】犬の舌炎(ぜつえん)炎症の原因や症状は?対処・治療法、治療費、予防対策!
犬の舌炎とは舌に炎症が起きた状態を言い、歯垢の中に含まれる細菌やその他の細菌・真菌類、舌にできた傷、糖尿病や腎臓病をはじめとした全身性疾患などに起因して発症します。症状としては舌が腫れたり、ただれたりし、ご飯が食べられなくなってしまうこともあります。今回は犬の舌炎の原因や症状、治療方法などについて詳しく解説します。
ミネラルであるカリウムやマグネシウムの働きも見てみましょう。
ブロッコリーには、カリウムやマグネシウムがキャベツの約2倍含まれています。
【獣医師監修】犬がキャベツ(生)を食べても大丈夫?毎日はダメ!?芯や甲状腺疾患、腎臓病に注意!
ビタミン豊富なキャベツなどの野菜が大好きな犬もいますが、犬がキャベツ(生のキャベツや芯など)を食べても大丈夫なのでしょうか?また、子犬や老犬にはキャベツを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、犬にキャベツを与える際の注意点(中毒・アレルギー)やメリット・効果(食物繊維)、適量(摂取量)などについて詳しく解説します。
【参照元】
・ 林 海鷹ほか「柴犬における血漿中ビタミンC濃度」ペット栄養学会誌 2003年6巻2号
・古瀬 充宏「栄養学からイヌ・ネコのサプリメントを考える」ペット栄養学会誌 2018年21巻1号
・「犬と猫の栄養学」奈良なぎさ 緑書房
豊富なビタミンとミネラル④【カリウム】
iStock.com/baibaz
「カリウム」は、ナトリウムの排出を促し、体液の浸透圧調整、神経伝達に関わっています。
また、細胞を活性化させ、筋肉の収縮や腸の運動も助けます。
豊富なビタミンとミネラル⑤【マグネシウム】
「マグネシウム」は、カルシウムの働きを調節して心臓や筋肉の収縮や骨の形成強化に関与し、酵素を活性化して、代謝を助けます。
【獣医師監修】愛犬の代謝(基礎代謝)を上げるには?代謝が関係する病気も知っておこう!
代謝に関して知識を持っていれば、愛犬の健康管理に役立ちます。食事や筋肉の維持など基礎代謝を上げるために重要なことや、代謝が関係する病気や代謝が関わる肥満についても知っておき、愛犬のヘルシーライフをサポートできるようにしましょう!
ブロッコリーを与える「メリット・効果」②【抗酸化作用】
Blazej Lyjak/ Shutterstock.com
ブロッコリーに含まれるβ-カロテンには強い抗酸化作用があります。
含有量はキャベツの10倍以上です。
【獣医師監修】犬がキャベツ(生)を食べても大丈夫?毎日はダメ!?芯や甲状腺疾患、腎臓病に注意!
ビタミン豊富なキャベツなどの野菜が大好きな犬もいますが、犬がキャベツ(生のキャベツや芯など)を食べても大丈夫なのでしょうか?また、子犬や老犬にはキャベツを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、犬にキャベツを与える際の注意点(中毒・アレルギー)やメリット・効果(食物繊維)、適量(摂取量)などについて詳しく解説します。
また、β-カロテンは免疫力をアップし、老化を予防するなどさまざまな働きが期待できます。
レチノール活性当量の量も10倍以上とかなり多いことがわかります。
レチノール活性当量とは、最初からビタミンAの形のものです。
抗酸化ビタミンとして、皮膚や粘膜の正常保持や、発育・成長促進にも関わっています。
また、ビタミンCにも抗酸化作用があることが知られています。
ただし、妊娠初期でのビタミンA過剰摂取は胎児に異常が発生する危険性が高いとも言われていますので要注意です。
【参照元】
・公益財団法人 長寿科学振興財団 「抗酸化による老化防止の効果」
ブロッコリーを与える「メリット・効果」③【食物繊維】
iStock.com/serezniy
ブロッコリーにはキャベツの2倍近い食物繊維が含まれています。
【獣医師監修】犬がキャベツ(生)を食べても大丈夫?毎日はダメ!?芯や甲状腺疾患、腎臓病に注意!
ビタミン豊富なキャベツなどの野菜が大好きな犬もいますが、犬がキャベツ(生のキャベツや芯など)を食べても大丈夫なのでしょうか?また、子犬や老犬にはキャベツを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、犬にキャベツを与える際の注意点(中毒・アレルギー)やメリット・効果(食物繊維)、適量(摂取量)などについて詳しく解説します。
食物繊維は、犬のお腹の調子を整えたり、便通をよくしたりする働きがあります。
【獣医師監修】犬が便秘になった!何日からが便秘?人間用の薬の使用は?原因や症状、改善解消、予防方法!
あなたの愛犬は元気なうんちをしていますか?便秘は犬でも起こります。いつもは出るものが出ないということは、どこかに異常があるのかもしれません。その原因は食べ物、病気、加齢、精神的なものなどいろいろ。今回は愛犬の便秘の原因や症状、注意点、改善、予防方法などについて詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬の便秘が心配、何日が動物病院に行く目安?原因や理由、解消方法、予防対策は?
老犬は下痢と並んで便秘もしがちです。運動量や食べる量も減り、消化機能も低下することから便秘しやすくなりますが、他にも原因は考えられます。愛犬が1日に必要とする水分量を知っていますか? 実は、便秘にも水分量が関係することがあるのです。今回は、老犬の便秘の原因や理由、対処法、予防方法などについて詳しくお伝えします。
ただ、愛犬に食物繊維を与えすぎるとかえって消化に負担がかかってしまうので、気を付けてください。
犬にブロッコリーを与える際の注意点!
wavebreakmedia/ Shutterstock.com
栄養豊富なブロッコリーだからこそ、与える際は注意したいことがあります。
ブロッコリーを与える際の注意点①【既往歴(薬)・病気】
泌尿器系、特に下部尿路疾患にかかったことがある、治療中で薬を飲んでいる、療法食を食べている犬については、与える前に必ず獣医師に相談してください。
既往歴(薬)・病気①【尿路結石】
Surachet Meewaew/ Shutterstock.com
ブロッコリーには100g中300mgのシュウ酸および17mgのマグネシウムと33mgのカルシウムが含まれています。
尿路結石の中でも、シュウ酸はシュウ酸カルシウム結石の原因の1つで、マグネシウムとカルシウムはこれらにリンが加わると、ストルバイト結石が形成されやすくなります。
特に、尿路結石治療中の犬、尿路結石になったことのある犬、療法食を食べている犬に与えるのは、獣医師に相談してからにしましょう。
尿路結石は、ビタミンCやカルシウム、マグネシウムの過剰摂取にも注意が必要です。
ブロッコリーはビタミンCも大変多いので与えすぎないようにしてください。
【参照元】
・公益財団法人 日本医療機能評価機構「Mindsガイドラインライブラリ」
既往歴(薬)・病気②【甲状腺疾患】
犬によくみられる甲状腺機能低下症では、栄養的の因子は関わっていないとされています。
ウサギが毎日大量にキャベツを食べたところ、甲状腺が肥大したという報告がありました。
【獣医師監修】犬がキャベツ(生)を食べても大丈夫?毎日はダメ!?芯や甲状腺疾患、腎臓病に注意!
ビタミン豊富なキャベツなどの野菜が大好きな犬もいますが、犬がキャベツ(生のキャベツや芯など)を食べても大丈夫なのでしょうか?また、子犬や老犬にはキャベツを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、犬にキャベツを与える際の注意点(中毒・アレルギー)やメリット・効果(食物繊維)、適量(摂取量)などについて詳しく解説します。
甲状腺疾患のある犬には、たくさん与えるのを控えてごく少量にしましょう。
【参照元】
・「飼料中のグルコシノレートと家畜・家禽への影響」松本達郎 日本畜産学会報1977年48巻12号
ブロッコリーを与える際の注意点②【中毒・アレルギー】
iStock.com/ulkas
もともと何かにアレルギーのある犬には、慎重に与えましょう。
【獣医師監修】犬のアレルギーの原因や症状、治療、検査・予防方法は?出やすい犬種はある?
人間同様、アレルギー体質の犬は少なくありません。犬にはどんなアレルゲンがあるのかでしょうか?アレルギーの症状や治療をする方法は?アレルギーが出やすい犬種や時期は?犬のアレルギーに関して、知識を得ておきましょう。
愛犬にブロッコリーを与える前に獣医師に相談することをおすすめします。
食べた後に下痢や軟便、嘔吐など消化器の異常が見られたり、口や目の周囲や顏を痒がったりしたら、食べさせるのは中止して動物病院を受診しましょう。
【獣医師監修】犬が下痢をした・うんちがゆるい。この症状から考えられる原因や病気は?
犬のうんちがゆるかったり、下痢のときは、いったいどうしたらよいのでしょうか? すぐに病院に連れていくべきかどうか、飼い主としては悩むところですね。今回は犬のうんちがゆるくなる原因と、要注意の症状、考えられる病名について解説します。
【獣医師監修】老犬の下痢が止まらない(繰り返す)原因や理由は?食事や対処法・予防対策!
老犬での下痢は珍しくありませんが、体力や免疫力が低下しているだけに心配にもなりますよね。ストレスや冷えから下痢になることもあれば、重大な病気が隠れていることもあります。下痢になりやすい傾向にある犬や、動物病院を受診する目安も含めて、老犬の下痢について詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬が吐く、嘔吐を繰り返す原因や理由は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
老犬が吐く時、一過性で心配のないものもあれば、腎不全や膵炎(すいえん)、突然に発症する前庭疾患など気をつけたい病気の場合もあります。老犬はちょっとしたことで体調を崩しやすく、また、病気の進行も早いと言われるので、嘔吐についても原因や症状など基本情報を知っておきましょう。
その際は「ブロッコリーを食べたことと量、時間」を伝えてください。
ミシガン州立大学のサイトには、ブロッコリーが犬に与えてもよい野菜や果物として紹介されています。
【獣医師監修】犬が食べてもいい野菜!犬にあげてはいけない中毒の危険(ダメ)がある野菜!
普段、ドッグフードを与えている人でも、自分の食事のおすそ分けや、フードへのトッピングとして野菜をあげる機会があるのではないでしょうか? 体に良いと考えられている野菜の中でも「犬が食べてもいい野菜」と犬にあたえると中毒症状を引き起こす「危険な野菜」について解説していきます。
【獣医師監修】犬が果物を食べても大丈夫?おすすめの果物やあげてはダメ(危険)な果物!
もも、キウイ、スイカ、パイナップル、柿など、ダイエットにも人気の食べ物で、体にも良い効果があるされている果物。果物が大好きな犬もいますが、犬の食事やおやつに果物(フルーツ)を与えても大丈夫なのでしょうか?ここでは、犬が食べても良い果物とあげてはダメ(危険)な果物について解説していきます。ぜひ、今後の参考にしてください。
しかし、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンの一種「イソチオシアネート」が、犬の胃の調子を悪くする可能性があるため控えめに与えるように、と注意をしています。
イソチオシアネートは殺菌作用があり、さらに抗がん作用が期待できる成分として注目されていますが、辛み成分でもあるためやや刺激があります。
犬が嫌がった場合は無理に食べさせないようにしましょう。
【参照元】
・Michigan State University Extension「Growing fruits and vegetables for your dog」
ブロッコリーを与える際の注意点③【食べすぎに注意!】
iStock.com/azpworldwide
どんなにヘルシーな食品でも、食べすぎは栄養バランスを崩し、体調不良を招くこともあります。
犬のメトヘモグロビン血症の原因がアブラナ科の小松菜を大量に食べたことが疑われるという報告もあります。
【獣医師監修】犬が小松菜(生)を食べても大丈夫?適量やメリットは?シュウ酸カルシウム結石に注意!
小松菜は栄養素が多く含まれた野菜です。人間と同様に愛犬にも栄養豊富な小松菜を食べさせたいと思う飼い主の方も多いでしょう。小松菜は愛犬に与えても大丈夫な野菜なのでしょうか?小松菜を愛犬に与える際のメリットや適量、注意点などについて解説していきます。
犬にブロッコリーを与える際の【適量】は?(小型犬・中型犬・大型犬)
iStock.com/agrobacter
ブロッコリーを愛犬に与える場合、どのくらいの量なら大丈夫なのでしょうか?
おやつやトッピング量の目安は、1日に犬が必要とするエネルギー(DER)の10%程度が適切です。
犬が1日に必要とするエネルギー量(DER)は計算することができます。
係数は、犬の成長段階や普段の運動量などによっても異なるので、よくわからないときは獣医師に相談してください。
犬が1日に必要とするエネルギー量(DER)の計算方法
①犬の安静時のエネルギー要求量(RER)を求めます。
安静時のエネルギー要求量(RER)(キロカロリー)=体重(㎏)×30+70
②成長段階や活動量に対応した「係数」をかけます。
1日当たりのエネルギー要求量(DER)(キロカロリー)=RER×係数
【計算例】体重5㎏の犬(避妊去勢済み)
・1日当たりの安静時のエネルギー要求量(RER)(キロカロリー)
体重5(㎏)×30+70=220キロカロリー
・1日当たりのエネルギー要求量(DER)(キロカロリー)
220×1.6(係数)=352Kcal となります。
【参照元】
・環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」
ブロッコリーのカロリーは茹でた状態で、100gあたり27kcalです。
この数値はあくまでカロリーを目安にしたもので、ブロッコリーはカロリーが低いので、そのままでは量が多すぎる可能性があります。
1日に与えるフードをお皿やバットにあけ、見た目でブロッコリーが10%程度になるようにするとよりわかりやすいでしょう。
愛犬にブロッコリーを与える場合の目安量
【犬の大きさ】 | 【DER】 | 【目安量】 |
---|---|---|
小型犬(3㎏) | 256kcal | 約96g |
中型犬(10㎏) | 592kcal | 約218g |
大型犬(30㎏) | 1552kcal | 約560g |
【参照元】文部科学省 食品成分データベース
犬にブロッコリーの仲間【アブラナ科】を食べさせても大丈夫?
iStock.com/urbazon
ブロッコリーは菜の花の仲間で「アブラナ科」に属します。
アブラナ科の野菜のなかには、犬が食べていいものと、食べさせてはいけないものがあります。
犬の食べられる野菜でも、食べすぎには十分注意してください。
【獣医師監修】犬が食べてもいい野菜!犬にあげてはいけない中毒の危険(ダメ)がある野菜!
普段、ドッグフードを与えている人でも、自分の食事のおすそ分けや、フードへのトッピングとして野菜をあげる機会があるのではないでしょうか? 体に良いと考えられている野菜の中でも「犬が食べてもいい野菜」と犬にあたえると中毒症状を引き起こす「危険な野菜」について解説していきます。
ブロッコリーの仲間①【キャベツ】
freeangle / PIXTA(ピクスタ)
犬がキャベツを食べても大丈夫です。
茹でて細かく刻んでから与えるようにしましょう。
キャベツの硬い「芯」は誤嚥(ごえん)の可能性があるので、与えないでください。
食べすぎはお腹にガスが溜まる「鼓腸(こちょう)」を招くことがあります。
【獣医師監修】犬がキャベツ(生)を食べても大丈夫?毎日はダメ!?芯や甲状腺疾患、腎臓病に注意!
ビタミン豊富なキャベツなどの野菜が大好きな犬もいますが、犬がキャベツ(生のキャベツや芯など)を食べても大丈夫なのでしょうか?また、子犬や老犬にはキャベツを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、犬にキャベツを与える際の注意点(中毒・アレルギー)やメリット・効果(食物繊維)、適量(摂取量)などについて詳しく解説します。
ブロッコリーの仲間②【大根】
freeangle / PIXTA(ピクスタ)
犬に大根を与えても問題ありません。
大根もアブラナ科の仲間で、私たちが食べているのは根の部分です。
大根は消化酵素ジアスターゼを含み、でんぷんの分解を助けて、胃もたれを解消する働きがあります。
葉酸やビタミンC、カリウムや食物繊維も豊富です。
愛犬に大根を与える際には、生ではなく柔らかく茹でたものを、小さくカットして与えてください。
【獣医師監修】犬が大根(生)を食べても大丈夫?葉は?茹でた方が良い?メリットや適量、注意点!
ダイエット時の大根スティック、おでんの具、すりおろし大根、刺し身のつま、切り干し大根など、人気の大根。犬に大根を与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、愛犬に大根を与えるメリットや注意点、ポイントなどについて解説していきます。
【参照元】農林水産省「野菜の魅力」だいこん
ブロッコリーの仲間③【白菜】
C-geo / PIXTA(ピクスタ)
白菜も犬が食べて問題ありません。
冬は特に白菜がおいしい季節で、特に寒さに当たった白菜は甘味があります。
白菜は、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。
愛犬に与える際には、茹でてから小さく刻んで食べさせましょう。
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【参照元】農林水産省「野菜の魅力」はくさい
ブロッコリーの仲間④【小松菜】
Kimi / PIXTA(ピクスタ)
小松菜も犬に食べさせて大丈夫です。
β-カロテンやビタミンC、カルシウムや鉄が豊富です。
茹でてから食べやすい大きさに刻んで与えてください。
犬の手作り食の栄養調査では、小松菜は銅の供給源として寄与していたと報告がありました。
ただ、小松菜を含む野菜は水分量が多いことから、与えすぎると消化不良や下痢になる可能性がるので注意が必要です。
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【参照元】清水いと世ほか「維持期におけるイヌ用手作り食レシピの栄養素含量調査」ペット栄養学会誌 2017年20巻2号
ブロッコリーの仲間⑤【わさび】
deco / PIXTA(ピクスタ)
わさびは犬に与えてはいけません。
わさびは犬には刺激が強すぎます。
また、愛犬のしつけにも使わないでください。
下痢や感覚麻痺を生じる危険性があります
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【参照元】公益社団法人 栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」
ブロッコリーの仲間⑥【カリフラワー】
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カリフラワーも犬が食べて問題ありません。
白い部分を茹でたものを食べやすい大きさにカットして与えましょう。
カリフラワーは、ビタミンCが豊富です。
みかけはブロッコリーに似ていますが、栄養成分はどちらかというとキャベツに似ています。
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ブロッコリーの仲間⑦【水菜】
sunrise / PIXTA(ピクスタ)
くせのない水菜は、犬に食べさせても大丈夫です。
水菜は生でも食べられる野菜ですが、犬にはお腹の負担にならないよう、茹でてから刻んで与えましょう。
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ブロッコリーの仲間⑧【かぶ】
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かぶは、根の部分も葉も犬は食べることができます。
かぶの根の部分は食物繊維がたっぷり。
皮を剥いて茹でてください。
かぶの葉も茹でてから細かく刻んだものをあげましょう。
大根と同じように、消化酵素であるジアスターゼも含まれています。
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ブロッコリーの仲間⑨【チンゲン菜】
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チンゲン菜も犬が食べて大丈夫です。
チンゲン菜には、ビタミンCやビタミンK、カルシウムが豊富です。
またアクが少ないため、食べやすいでしょう。
ただし食べすぎには十分注意してください。
ブロッコリーの仲間⑩【ケール】
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ケールはブロッコリーの祖先で「青汁」の原料としてもおなじみの野菜です。
犬にケールを与えても問題はありませんが、特有の「苦味」があります。
そのため、犬はあまり食べたがらないことが多いでしょう。
ケールは、シュウ酸が多く含まれているため、与える際はよく茹でてからにしましょう。
無理に与える必要はありません。
ブロッコリーの仲間⑪【クレソン】
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クレソンは犬に与えないでください。
消化管に刺激を与え、かるい嘔吐や下痢を起こすことがあります。
【参照元】American Society for the Prevention of Cruelty to Animals「Nasturtium 」
ブロッコリーの仲間⑫【ルッコラ】
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ルッコラはアブラナ科で、ごまの風味がある野菜です。
犬に与えても大丈夫ですが、食べすぎには気を付けましょう。
【参照元】AMERICAN KENNEL CLUB 「Can Dogs Eat Lettuce?」
犬に与えるブロッコリー【まとめ】
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ブロッコリーを犬に食べさせても大丈夫です。
抗がん作用や抗酸化作用が期待でき、豊富なビタミン、ミネラルが含まれるブロッコリー。
犬にたくさん食べさせたいと思うかもしれません。
しかし、食べすぎはよくありません。
トッピングやおやつとしてほんの少し与え、もし、下痢や嘔吐、痒みなどが見られたらすぐに中止しましょう。
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泌尿器系に持病のある犬や、療法食を食べている犬に与えるときは、事前に獣医師へ相談しましょう。
同じアブラナ科の野菜でも、与えて大丈夫なものと与えてはいけないものがあります。
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愛犬の健康を守れるのは、飼い主だけです。
愛犬と長く楽しい生活を送るためにも、しっかり愛犬の健康管理をおこないましょう。
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