【獣医師監修】犬に大根を与えても大丈夫?メリットや注意点について

私たちになじみの深い大根は、さまざまな料理に使われ、胃腸が弱っているときにも有用な野菜です。しかし、犬に大根は与えてもいいのでしょうか。大根の栄養素などととも解説していきます。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬に大根を与えても大丈夫?メリットや注意点について
出典 : Eric Isselee /Shutterstock.com

犬に大根を与えても大丈夫!

犬に大根を与えても大丈夫!

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結論から言うと、犬が大根を食べても大丈夫です。大根には、犬にとって有毒とされる成分は含まれていないので、適量を与える分には問題ないと言えます。

大根の原産国は地中海沿岸、中央アジア、中国など諸説あり、はっきりした事はわかっていません。
その歴史は深く、紀元前3000年頃から食べられていたとされています。

日本にも奈良時代には伝来していたといわれており、江戸時代を境に栽培が本格化して現在に至ります。

犬に大根を与えるメリットとは?

犬に大根を与えるメリットとは?

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①脱水の強い味方!カリウムもたくさん!

夏などの起こりやすい脱水ですが、犬が脱水するときに水分だけではなく、一緒にカリウムというミネラルも失ってしまいます。

カリウムが不足すると手足にけいれんが飽きたり、神経が過敏になる、不整脈を起こすなどの症状が出ることがあります。

大根には、カリウムが豊富に含まれており、また、大根の95%は水分でできているので、脱水時の水分補給、カリウム補給が可能です。

②大根は葉っぱも食べられる!

犬は大根の葉っぱも食べることができます。

葉っぱの部分は、白い部分よりも多いカリウムやカルシウム、βカロテンが含まれています。

これらの栄養素のうち、βカロテンは油と一緒に摂取することで身体への吸収が良くなります。そのため、葉の部分は加熱して、白い部分は生のままおろしにして与えることで、より栄養成分を吸収することでできます。

大根を与える時の注意点

大根を与える時の注意点

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酵素やビタミンなど豊富な栄養素と水分を多く含み、犬の健康維持にも効果的な大根ですが、正しく与えないと栄養を摂取するどころか、体調を壊してしまうことにもなりかねません。大根を与える時の注意点について見ていくことにしましょう。

食べ過ぎてはいけない

大根は100gあたり17.9kcalですので、健康な避妊・去勢された犬の必要なカロリー量を元に計算すると、成犬で体重が4kgの小型犬で354g、体重が10kgの中型犬で704g、体重が25kgの大型犬で1339gが目安となります。また間食を与える場合はドッグフードの量を必ず減らし摂取カロリーを調整することを忘れないでください。

大根は食物繊維が多いのでさらに消化しにくい食物です。胃腸疾患がある犬は食べすぎないように注意しましょう。また、大根によっては辛味成分が多いこともあります。犬に与える時には無理に食べさせることをせず様子を見ながら、適度な量を与えるようにしましょう。

酵素やビタミンなど豊富な栄養素と水分を多く含み、犬の健康維持にも効果的な大根ですが、正しく与えないと栄養を摂取するどころか、体調を壊してしまうことにもなりかねません。大根を与える時の注意点について見ていくことにしましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

京野菜さん
これからますます美味しくなる大根、 我が家のトイプーが欲しがるので あげていいのか悩んでました。 手作りご飯を作ってる友達にも教えたいと思います。ありがとうございます。

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