【獣医師監修】犬が里芋(生)を食べても大丈夫?里芋のぬめりは?尿路結石症に注意!

和食の食材としてよく使われるのが、独特のぬめりがある里芋ですが、犬に里芋を与えても大丈夫なのでしょうか?ここでは、里芋の栄養素や与える時の注意点について解説していきます。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬が里芋(生)を食べても大丈夫?里芋のぬめりは?尿路結石症に注意!
出典 : jiangd / Shutterstock.com

犬が里芋を食べても大丈夫!

犬が里芋を食べても大丈夫!

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犬に里芋を与えても基本的に問題ありません。

ペットショップなどで販売されているドッグフードの中には里芋が含まれている製品もあるように、里芋は犬に与えても大丈夫な食材です。

ただし、人間と同様、里芋は火を通してから愛犬に与えるようにしましょう。

愛犬に与える里芋の旬の時期は?

愛犬に与える里芋の旬の時期は?

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里芋の旬は秋から冬です。

同じイモ類でもジャガイモやサツマイモと違い、料理の主役にはなかなかならない食材ですが、和食の脇役として大活躍する食材です。

この里芋、実は様々な栄養素が詰まった食材です。

愛犬に里芋を与える際、里芋のぬめりは大丈夫!?

愛犬に里芋を与える際、里芋のぬめりは大丈夫!?

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里芋の最大の特徴といえば、皮をむいた時の独特のぬめりです。

このぬめりは、「ガラクタン」という成分によるもので、「ガラクタン」という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、炭水化物とたんぱく質の複合体です。

「ガラクタン」には、人間にとってコレステロールの低下や高血圧の予防等の効果があります。

(犬のコレステロールや高血圧はあまり気にする必要はありません)

愛犬に里芋を与える際は、シュウ酸の過剰摂取による尿路結石症に注意!

愛犬に里芋を与える際は、シュウ酸の過剰摂取による尿路結石症に注意!

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里芋を愛犬に与える時に注意すべきなのが「シュウ酸」の存在です。

下記の論文で言われているように里芋にはシュウ酸が含まれています。

 サトイモ(Colocasia esculenta Schott)の葉柄や球茎 には,シュウ酸カルシウム結晶が多く含まれている.サトイモのえぐ味は,組織中のシュウ酸カルシウムの針状の結晶が舌や食道粘膜を刺激することによると考えられている

出典 http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp

このシュウ酸を過剰摂取すると、犬が尿路結石症になるリスクが高くなってしまいます。

シュウ酸はアク抜きをし、茹でることで減少させることができるので、犬に里芋を与える際はしっかりと下処理をするようにしましょう。

犬にとって「尿路結石症」は非常に怖い病気!

犬にとって「尿路結石症」は非常に怖い病気!

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犬の尿路結石症は非常に怖い病気です。

犬が尿路結石症になると、尿の通り道に結石(小さな石の塊)ができるので、尿が体外へ排出できなくなります。

排出されるべき尿が体内にとどまってしまうため、腎臓に大きな負担がかかり、腎臓が機能不全に陥ってしまうのです。

ただし、里芋を少し食べたからと言って、健康な犬がすぐに尿路結石症になるとは考えにくいです。

愛犬が里芋を過剰摂取しないように、飼い主がしっかり管理することが大切です。

※シュウ酸カルシウム尿石症の既往歴のある犬は特に注意を払うようにしましょう

愛犬に里芋を与える際の適量は?

愛犬に里芋を与える際の適量は?

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愛犬に里芋を与える際の適量ですが、フード全体の20%以内の摂取カロリー量にしておくことが目安となります。

里芋は水煮状態で100gあたり59kcalですので、おやつとして与えて良い量は、摂取カロリーの20%までとされています。
健康な犬(避妊・去勢された)の必要カロリー量を元に計算すると、

【愛犬に里芋を与える際のおおよその目安】
・【小型犬】体重が4kg → 107g
・【中型犬】体重が10kg → 214g
・【大型犬】体重が25kg → 424g

※成犬の目安
※里芋をおやつとして与える際は総合栄養食であるドッグフードの量を必ず減らし、摂取カロリーを調整するようにしましょう!

「愛犬に与える里芋」まとめ

「愛犬に与える里芋」まとめ

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里芋には豊富な栄養素が含まれているの食材ですが、犬にとって「尿路結石症」は非常に怖い病気です。

愛犬に里芋を与える際には、シュウ酸の過剰摂取による尿路結石症には十分に注意しましょう。

犬の健康を守るのは、飼い主の義務です。

また、犬の健康を守ることができるのは、飼い主しかいません。

食材についての正しい知識を持ち、愛犬と楽しい毎日をすごしましょう!

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。
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みんなのコメント

手作りごはん挑戦中!さん
里芋に尿路結石になるシュウ酸が含まれているなんて初めて知りました!グラム数が具体的に書いてあると、とても分かりやすくて参考になりますね。

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