【獣医師監修】老犬が吐く、嘔吐を繰り返す原因や理由は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
老犬が吐く時、一過性で心配のないものもあれば、腎不全や膵炎(すいえん)、突然に発症する前庭疾患など気をつけたい病気の場合もあります。老犬はちょっとしたことで体調を崩しやすく、また、病気の進行も早いと言われるので、嘔吐についても原因や症状など基本情報を知っておきましょう。
更新日:
【獣医師】【ドックトレーナー】【トリマー】
ペットスペース&アニマルクリニックまりも 病院長
一般社団法人女性獣医師ネットワーク 代表理事
株式会社WVN代表取締役
【学歴・経歴】
◇1982年:東京生まれ、東京育ち
◇2001年:青山ケンネルスクールトリミング科 卒業
◇2007年:麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
◇2009年:アニマルプラザ ドッグトレーナーズカレッジ 卒業
◇2009年:ペットスペース&アニマルクリニックまりも 開業
◇2011年:女性獣医師ネットワーク設立(2016年一般社団法人化)
◇2017年:株式会社WVN 設立
【資格】
◇獣医師
◇日本ドッグトレーナー協会 ドッグトレーナー A級ライセンス
◇日本アニマルアロマセラピー協会認定 アニマルアロマセラピスト
◇青山ケンネルスクールトリミング B級ライセンス
【所属】
◆一般社団法人 女性獣医師ネットワーク代表理事
【著作物】
「最新版 愛犬の病気百科」愛犬の友編集部
「犬にも人にも優しい飼い方のメソッド 愛犬をケガや病気から守る本」愛犬の友編集部
【ペットへの想い、職業上のペットとのかかわり】
18歳でトリマーとなり、以来ずっとペットの仕事をしています。
ペットとその家族のサポートをしたい、的確なアドバイスをしたいという思いから、トリマーとして働きながら獣医師、ドッグトレーナーになりました。
病気の予防、未病ケアに力を入れ、家族、獣医師、プロ(トリマー、動物看護師、トレーナー)の三位一体のペットの健康管理、0.5次医療の提案をしています。
現在の愛犬は「シーズー」。
看板犬、スタッフ育成のモデル犬として良きパートナーです。
ハムスター、うさぎ、ハリネズミ、ヨークシャテリアとも暮らしてました。
家族のいない犬の一時預かり、離乳前の子猫を育てるミルクボランティアなどもやってます。
目次
老犬が吐く(嘔吐)【原因・理由】
Cerrophotography / PIXTA(ピクスタ)
老犬が一口に「吐く」と言っても、大きくは「吐出(としゅつ)」と「嘔吐(おうと)」に分けることができます。
「吐出(としゅつ)」は、食道に何か詰まっている、咽頭(いんとう)のトラブルや嚥下(えんげ)障害などにより、胃に入る前の物が吐き出されます。
それに対し「嘔吐」は、脳にある嘔吐中枢が何らかの原因によって刺激を受けると吐き気を感じ、それが限界を超えた時、胃の出口が閉まるとともに胃の入り口が緩み、腹筋や横隔膜が収縮して胃の内容物が吐き出されます。
【獣医師監修】老犬のお困りごと(愛犬の老化・ケア方法)解消「お役立ち」まとめ記事【20選】
なんだか愛犬に元気がないみたい…と感じたら、それは老化のサインかもしれません。いつでも愛嬌たっぷりで可愛い犬たちですが、実は人間よりも歳をとるのが早い生き物。犬の老化のサインを見逃さず、老後も快適な暮らしが送れるようにしてあげるためには、犬の老化についての知識を身につけておく必要があります。
iStock.com/mjohanson
「嘔吐」はさらに「中枢性(ちゅうすいせい)」と「反射性(末梢性)」に分けることができます。
「中枢性」は脳にある嘔吐中枢が刺激を受けて嘔吐するもの、「反射性(末梢性)」は迷走神経や交感神経を通じて、嘔吐中枢が刺激を受けるものです。
老犬の嘔吐【中枢性(ちゅうすいせい)】
中枢性 | 考えられる原因 |
---|---|
1. 脳内の刺激 2. 大脳皮質からの刺激 3. 前庭や小脳などからの刺激 4. 代謝や薬物などの刺激 | 脳腫瘍、脳出血、頭部の外傷 乗り物酔い ストレス、不安 肝不全 尿毒症 糖尿病 中毒、薬剤の影響 など |
YAMATO / PIXTA(ピクスタ)
老犬の嘔吐【反射性(末梢性)】
反射性(末梢性) | 考えられる原因 |
---|---|
消化管や循環器、非尿生殖器などからの信号が迷走神経、 交感神経などを介して伝わることで嘔吐中枢が刺激 | 食べ過ぎ、飲み過ぎ 空腹 食べ物が合わない ガツガツとした早食い 胃腸の炎症 膵炎(すいえん) 腸閉塞 尿路結石 など |
老犬が吐く(嘔吐)【症状・状態】
iStock.com/AMR Image
「吐出(としゅつ)」の場合は吐き気を伴わず、食後間もなく、あまり苦しそうな様子も見せずに口にした物がするっと戻ってくるような感じで吐き出すのが特徴的です。
胃には届いていないので、吐いた物は未消化物であることが多いです。
一方、「嘔吐」の場合は吐き気があり、
吐く前に元気がない
よだれ
【獣医師監修】犬のよだれがポタポタ止まらず元気がない。ストレス?原因や病気、対処、予防法は?
犬がよだれを垂らすのは珍しくありません。しかし、普段はよだれをあまり垂らさない犬に見られる「異常に多い」「他にも症状がある」となると気になります。犬がよだれを垂らす原因は何なのか?病気の可能性や対策、予防方法はあるのか?今回は犬のよだれについて詳しく解説します。
唇を何度も舐める
【獣医師監修】犬が口のまわりをずっと舐めている。この症状から考えられる病気や原因、対処・予防法は?
犬が口を舐める。おいしいものを目の前にした時なら可愛いものですが、ずっと舐めている、頻繁に舐める、いつもと様子が違うとなると気にもなってきます。場合によっては、歯周病、内臓疾患などの病気や、ストレスが隠れていることも…。今回は、犬が口のまわりをずっと舐めているときに考えられる病気や原因、対処法などを詳しく解説します。
震える
【獣医師監修】老犬の震え(振戦)の原因や理由は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
老犬は体が震えることも珍しくありません。一口に「震える」と言っても、厳密には「振戦(しんせん/震え)」と「痙攣(けいれん)発作」とに分けることができます。この記事では、主に「振戦」についてについて詳しく解説します。老犬の震えには、心配のないものもあれば、注意が必要な震えもあります。
ごくんごくんと何度も飲み込もうとする
【獣医師監修】犬の唾液瘤(だえきりゅう)原因や症状は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
唾液瘤(唾液腺粘液瘤/唾液腺偽嚢胞/唾液腺粘液嚢胞)とは、唾液を分泌する唾液腺、そして唾液を口腔内に運ぶ導管が何らかの損傷を受け、唾液が本来とは違う場所に漏れ出てしまう病気。顎の下や喉、頬、目の下、耳の下あたりにぷっくらとした膨らみが見られるのが特徴です。今回は犬の唾液瘤の原因や症状、治療などについて詳しく解説します。
などの様子が見られることがあります。
iStock.com/Denise Erickson
吐いた物は消化した状態、未消化の物が混じった状態、胃液などの他、場合によっては血や寄生虫などが混じっていることもあります。
老犬の「吐出」と「嘔吐」の違い
吐出(としゅつ) | 嘔吐 | |
---|---|---|
吐き気 | ない | ある |
吐く前の様子 | 普段とあまり変わらない | よだれ、震え、唇を舐めるなど |
吐いた物 | 未消化物 | ・消化物、消化物+見消化物、胃液 ・透明:胃液 ・黄色:胆汁が混じった胃液 ・赤、茶色、黒色:胃や食道などからの出血の可能性 (濃いほど出血から時間が経っている) |
吐く時間 | 食後間もなく | 不特定 |
Kukota / PIXTA(ピクスタ)
胃拡張・胃捻転の場合は、
【獣医師監修】「犬の胃拡張・胃捻転症候群」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
「犬の胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょう・いねんてんしょうこうぐん)」とは、胃の拡張やねじれが起こる病気。胸の深い大型犬が食後に運動した時などに発症しやすく、放置すると数時間で死に至ります。ここでは、犬の胃拡張・胃捻転症候群の原因や症状、治療法について解説します。
吐こうとしても吐けない
透明の粘液や白い泡が出る
腹部が膨らんでいる
舌が紫色~白っぽい(チアノーゼ)
【獣医師監修】犬の口の色がヘン(変色)!この症状から考えられる病気や原因、対処・ケア方法は?
犬の口の中や唇の色がいつもと違う時は、「歯周病」や「腫瘍」「舌炎」「貧血」「熱中症」「アナフィラキシーショック」など何らかの病気や異常の可能性があります。中には緊急性の高い状況の場合もあるので注意が必要です。今回は犬の口がヘン・変色している場合の病気や症状、対処方法などについて詳しく解説します。
などの様子が見られることがありますが、これは緊急を要する病気なので、すぐに動物病院へ行くことをお勧めします。
また、下痢、ご飯を食べない、多飲多尿、体重減少、腹痛、元気がない、発熱、痙攣(けいれん)などの他、1日に何度も吐く、嘔吐を繰り返すといった場合は動物病院で診てもらいましょう。
【獣医師監修】老犬の下痢が止まらない(繰り返す)原因や理由は
老犬での下痢は珍しくありませんが、体力や免疫力が低下しているだけに心配にもなりますよね。ストレスや冷えから下痢になることもあれば、重大な病気が隠れていることもあります。下痢になりやすい傾向にある犬や、動物病院を受診する目安も含めて、老犬の下痢について詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬がご飯を食べない原因や理由は?ご飯を食べな
老犬が、元気がなく、ご飯を食べない(食欲不振)といった悩みはよく聞かれます。犬も加齢にしたがい、体や気持ちにもいろいろ変化が出てきます。ご飯を食べない原因や理由は、歯や床など、意外なところに原因がある場合もあります。今回は老犬がご飯を食べない原因や理由、対処法やポイント、コツなどについて詳しく解説します。
【獣医師監修】犬の多飲多尿。この症状から考えられる原因や病気は?
生命の維持に不可欠な水。けれども、犬が水をいつもより飲み過ぎている場合は、病気の兆候ということも考えられます。水をたくさん飲むと同時に、尿の色が薄くなり、尿の量も増え、何度もトイレへ行って排尿している時は、とくに注意。そんな犬の多飲多尿について、その原因や症状などを詳しく紐解きます。
【獣医師監修】老犬の痙攣(けいれん)発作の原因や理由は?対処
老犬で時折見られる痙攣(けいれん)。一般的には「痙攣(けいれん)発作」と言われることもありますが、実は、定義も解釈も難しい部分があるのが痙攣です。今回はわかりやすく、痙攣の原因や理由、対処法、治療法、治療費、予防対策などについて詳しく解説します。
嘔吐が激しい場合は、脱水や電解質バランスの崩れが起こることもあるのでご注意ください。
【参照元】福岡市獣医師会「家庭の獣医学コラムNo.16下痢・嘔吐」
老犬が吐く(嘔吐)【気をつけたい犬種】
Ryhor Bruyeu / PIXTA(ピクスタ)
前出の胃拡張・胃捻転は大型犬で、特に、胸部より腹部が極端に細いタイプや胸の深いタイプの犬種に多いと言われますが、稀に中型犬や小型犬でも起こることがあるそうです。
【獣医師監修】「犬の胃拡張・胃捻転症候群」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
「犬の胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょう・いねんてんしょうこうぐん)」とは、胃の拡張やねじれが起こる病気。胸の深い大型犬が食後に運動した時などに発症しやすく、放置すると数時間で死に至ります。ここでは、犬の胃拡張・胃捻転症候群の原因や症状、治療法について解説します。
ボルゾイ
グレート・デン
ジャーマン・シェパード・ドッグ
アイリッシュ・セッター
ドーベルマン・ピンシャー
ラブラドール・レトリーバー
ゴールデン・レトリーバー
ロットワイラー
ラフ・コリー、スムース・コリー
バーニーズ・マウンテンドッグ
老犬が吐く(嘔吐)【考えられる病気は?】
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嘔吐(吐く)が起こる病気は数多くありますが、以下はその例です。
老犬の嘔吐(吐く)【考えられる病気】
疾患 | 嘔吐以外の症状 |
---|---|
ストレス | ・下痢 ・食欲の低下または増加 ・脱毛、フケ ・吠える ・あくび ・体を掻く、体を震わせる ・舌なめずり ・ストレスサイン、問題行動の発現 |
アレルギー | ・痒み ・脱毛 ・体を舐める ・下痢 |
膵炎(すいえん) | ・下痢、食欲低下、体重減少 ・重度になると腹痛、脱水 |
腎不全・尿毒症 | ・多飲多尿 ・下痢、食欲低下、体重減少 ・口臭 ・ふらつき、痙攣 |
肝不全 | ・元気や食欲の低下 ・下痢 ・多飲多尿 ・進行すると黄疸も |
老犬性特発性前庭疾患 | ・首が片側に傾く ・眼振、ふらつき ・一方向に回るように歩く |
子宮蓄膿症 | ・多飲多尿 ・陰部からの膿 ・元気や食欲の低下 |
ガン・腫瘍 | ・元気や食欲の低下 ・下痢、体重減少 ・発熱・呼吸困難・嚥下障害 |
腸閉塞 | ・元気や食欲の低下 ・嘔吐物に便の臭い ・腸がねじれているとぐったりしていることもある |
胃拡張・胃捻転 | ・ぐったりしている ・腹部の膨らみ ・食後数時間して吐くことが多い |
熱中症 | ・よだれ ・発熱 ・下痢、脱水 ・パンティング ・粘膜の充血 ・痙攣(けいれん) |
中毒・薬の副作用 | ・よだれ ・下痢 ・振戦 ・痙攣(けいれん) ・呼吸困難 |
【参照元】
ZOETIS JAPAN「特別座談会 犬の嘔吐の治療および管理の実際と対応 -制吐剤の効果的な使い方-」
特定非営利活動法人日本緩和医療学会「がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2011年版/Ⅱ章背景知識1嘔気・嘔吐の病態生理」(p14-16)
老犬が吐く(嘔吐)【検査・治療法・治療費】
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老犬の嘔吐の場合、「急性」か「慢性」かの判断が必要になります。
一過性で軽度の場合は、食べ物や水を与えずにしばらく様子を見ることになるでしょう。
水を飲んだだけでも、その刺激でまた吐くことがあるので、胃腸や食道を休めることは大事です。
嘔吐(吐く)の原因を探るには、血液検査や血液生化学検査、糞便検査、尿検査、レントゲン、内視鏡検査、超音波検査などが必要になることもあります。
原因となる病気がある場合は、嘔吐の対処と同時にその治療が何より大事となるのは言うまでもありません。
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制吐剤(吐き気止め)が必要な時は、内服薬か注射か、状況に応じて選択されます。
脱水や電解質バランスの乱れが生じている場合は、輪液(点滴)が必要になることもあるでしょう。
なお、水を飲ませる時には少量から始めます。
場合によっては、飲んだ刺激で嘔吐を繰り返し、脱水を起こす可能性もあるそうで、それを予防するためです。
【参照元】
公益社団法人日本薬学会「薬学用語解説 -嘔吐-」
金沢医科大学「悪心・嘔吐」
iStock.com/sssss1gmel
老犬が吐く(嘔吐)【検査】
検査項目 | 主な内容/確認できるもの |
---|---|
血液学検査 | 赤血球や白血球、血小板などの数や大きさから炎症や脱水、ストレス、感染症、貧血などの有無を調べる |
血液生化学検査 | アルブミンやクレアチニン、尿酸、アルカリフォスファターゼなど血液中の様々な成分を測定し、体内の栄養状態や異常を見る |
尿検査 | PHや蛋白、糖、赤血球を調べることで腎臓障害や糖尿病の診断に役立つほか、腎臓や膀胱の状態、腫瘍などの確認ができる |
糞便検査 | 寄生虫や細菌の有無を確認するほか、消化具合の確認もできる |
レントゲン検査 | 臓器の状態を視覚的に確認するほか、臓器の動きなど機能を確認する |
超音波検査(腹部エコー) | 超音波を利用して肝臓や膵臓など臓器の状態を確認する |
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老犬の吐く(嘔吐)【治療費の目安】
項目 | 治療費の目安 |
---|---|
血液検査 | ~5万円 |
糞便検査 | ~2万円 |
尿検査 | ~2万5,000円 |
レントゲン検査 | ~5万円 |
内視鏡検査 | ~5万円超 |
輪液 | ~5万円超 |
調剤料(1回) | ~1万2,500円 |
処方箋 | ~1万円 |
【参照元】公益社団法人 日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(平成27年度)」
iStock.com/Fortyfour
診断には飼い主さんへの問診がとても重要になるので、以下のようなことをチェックして動物病院へ行くといいでしょう。
可能なら嘔吐物を持参する(不可能なら、嘔吐物の状態や色など)
嘔吐したのはいつか?(食後すぐ、数時間後、何かをした後など)
回数は?(1回だけ、1日に数回、嘔吐することが多いなど)
どのように吐くのか?(体を震わせて苦しそうに吐く、吐きそうだが出ないなど)
吐いた後の犬の様子は?(けろっとしている、元気がないなど)
他に気になる症状はあるか?(下痢、発熱、痙攣、お腹が膨らんでいるなど)
老犬が吐く(嘔吐)【予防対策】
KAZU/ PIXTA(ピクスタ)
老犬の嘔吐(吐く)を予防するには、次のようなことには気をつけたいものです。
老犬が吐く(嘔吐)「予防対策」①【食事の回数】
老犬は消化機能も低下している上、嚥下(えんげ)の問題が起こることもあるため、食事を数回に分けて与えましょう。
食事の数回に分けることで愛犬の空腹の時間を短くすることもできます。
【獣医師監修】老犬におすすめの食事は?適量や回数、注意点は?
老犬の食事は悩みがつきものです。筋肉維持には良質のタンパク質、認知症予防には抗酸化食品やオメガ3脂肪酸、関節のためにはグルコサミンやコンドロイチンなど積極的に与えたいですが、食事の回数を調整し、食べさせ方にも工夫が必要になります。今回は、老犬の食事に関して詳しく解説します。
老犬が吐く(嘔吐)「予防対策」②【消化のよい食事】
マコ父 / PIXTA(ピクスタ)
老犬は消化機能が衰えているため、消化のよいものを与えましょう。
食べ物はなるべく細かく刻むか、またはペースト状にして飲み込みやすい形状にしてあげます。
【獣医師監修】老犬におすすめの食事は?適量や回数、注意点は?
老犬の食事は悩みがつきものです。筋肉維持には良質のタンパク質、認知症予防には抗酸化食品やオメガ3脂肪酸、関節のためにはグルコサミンやコンドロイチンなど積極的に与えたいですが、食事の回数を調整し、食べさせ方にも工夫が必要になります。今回は、老犬の食事に関して詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬がご飯を食べない原因や理由は?ご飯を食べな
老犬が、元気がなく、ご飯を食べない(食欲不振)といった悩みはよく聞かれます。犬も加齢にしたがい、体や気持ちにもいろいろ変化が出てきます。ご飯を食べない原因や理由は、歯や床など、意外なところに原因がある場合もあります。今回は老犬がご飯を食べない原因や理由、対処法やポイント、コツなどについて詳しく解説します。
老犬が吐く(嘔吐)「予防対策」③【ストレスや病気】
【獣医師監修】犬のストレス、病気や死亡の原因になる?ストレス行動やサイン、発散・解消法!
ストレスは万病のもとと言われます。それは、人間だけでなく犬にも当てはまること。愛犬のストレスを遠ざけて、健康に暮らしてもらえるよう、飼い主としてできることを心得ておきたいものです。
愛犬がいつもと違う様子がないか、こまめにチェックしましょう。
また、根底に病気があって吐くことは多々あるので、病気の予防に心がけます。
病気がなくても、7歳を過ぎたら、定期的な健康診断をおすすめします。
【獣医師監修】犬の健康診断は必要?愛犬の健康寿命を延ばすため
昨今の動物病院は、病気を予防するための場所にもなってきています。愛犬が病気になってから駆け込むのではなく、日頃から飼い主とかかりつけ医が信頼関係を築くことの大切さ、そして愛犬の健康寿命を延ばすための予防医療の大切さを、地域密着型病院の院長である成城こばやし動物病院の小林元郎獣医師に教えていただきました。
老犬が吐く(嘔吐)「予防対策」④【食後すぐの運動】
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食後すぐに遊んだり、運動することで犬は吐いてしまうことがあります。
食事をしたら、しばらくはゆっくりと休ませ、消化を促しましょう。
【獣医師監修】老犬の散歩はいつまで必要?歩かない場合は?時間
老犬(高齢犬)だから散歩や運動は必要ないというわけではありません。関節炎や認知症などが心配な老犬だからこそ、無理のない範囲で散歩や運動をすることは予防やリハビリにもなります。「老犬の散歩の頻度は?」「距離は?」と気にするより、飼い主さんの「散歩に行ってあげたい」と思う気持ちが何より大事です。
【獣医師監修】老犬におすすめの食事は?適量や回数、注意点は?食べさせ方と手作りレシピ!
老犬の食事は悩みがつきものです。筋肉維持には良質のタンパク質、認知症予防には抗酸化食品やオメガ3脂肪酸、関節のためにはグルコサミンやコンドロイチンなど積極的に与えたいですが、食事の回数を調整し、食べさせ方にも工夫が必要になります。今回は、老犬の食事に関して詳しく解説します。
老犬が吐く(嘔吐)「予防対策」⑤【食べたら危険な食べ物】
認知症になった犬は、食べ物でない物を口にすることもあります。
【獣医師監修】愛犬が急に認知症に?老犬の「認知症」原因や症状、対策、治療、予防方法は?
老犬でよく見られる「認知症」は単なる老化現象ではなく、加齢にともなう一つの疾患です。現在のところ、残念ながら完治させることはできず、進行を遅らせる努力をするしかありません。何より予防が大切です。そのために知っておきたい犬の認知症の症状や予防、対処方法などについて詳しくご紹介します。
チョコレートやぶどう、玉ねぎなど、犬が食べたら危険な食べ物や誤飲しそうなおもちゃは犬の周囲に置かないようにしましょう。
【獣医師監修】犬がチョコレートを食べたら死亡する?中毒症状や致死量、応急処置、対処法は?
「犬にチョコレートを与えていけないのは嘘?」嘘ではありません。愛犬にチョコレートは絶対に与えないでください。最悪の場合、命を落とすこともある危険な食べ物です。なぜ、犬にはチョコレートを与えてはだめなのでしょうか?犬にチョコレートを与えてはいけない理由や誤食した場合の中毒症状、致死量、対処法などついて詳しく解説します。
【獣医師監修】犬にぶどう(皮)を食べさせてはダメ!!危険な理由は?中毒や致死量、応急処置、対処法は?
「ネギ」類や「チョコレート」は犬に与えてはいけない危険な食べ物として有名ですが、実は別名「畑のミルク」として有名な「ぶどう」にも犬にとって危険な成分が潜んでいます。ぶどうは一粒でも与えてはいけません!犬がなぜぶどうを食べてはいけないのか?ここで詳しく解説します。
【獣医師監修】犬が玉ねぎを食べたり舐めたら死亡する?中毒症状や致死量、応急処置、対処法は?
犬が玉ねぎを食べると中毒や貧血を起こし、最悪の場合は死亡することもあります。「少しくらい大丈夫」「玉ねぎが害なんて嘘」という意見もありますが、犬に玉ねぎを食べさせてはいけません。では、なぜ玉ねぎを犬に食べさせてはダメなのでしょうか?犬が玉ねぎを食べてはいけない理由や誤飲した場合の応急処置、対処法を詳しく解説します。
【獣医師監修】犬が食べると中毒やアレルギーを引き起こす危険な食べ物!与えてはダメ!
人間にはご馳走である食べ物も、犬にとっては中毒症状やアレルギーを引き起こす可能性があります。ここでは、犬が食べると中毒やアレルギーを引き起こす危険な食べ物についてご紹介します。死亡例もある非常に危険な食べ物もありますので、ぜひ、今後の参考にしてください。
老犬が吐く(嘔吐)【まとめ】
shiho0808/ PIXTA(ピクスタ)
老犬の咳と吐出、嘔吐(としゅつ)は一見見分けにくいので、できるだけ犬の様子をよく観察するようにしましょう。
咳は「カッ、カッ」「ゼハッ、ゼハッ」といった感じで連続的です。
また、りんごや梨のような果物は、食道ではなく、誤って気道に入る誤嚥(ごえん)を起こすことがあります。
【獣医師監修】犬がりんご(皮)を食べても大丈夫?適量は?腎臓
りんごなどのフルーツが大好きな犬もいますが、犬がりんごやりんごの加工製品を食べても大丈夫なのでしょうか?また、子犬や老犬にはりんごを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、犬にりんごを与える際の注意点(アレルギー)やメリット・効果(抗酸化作用)、適量などについて詳しく解説します。
【獣医師監修】犬が梨を食べても大丈夫!?種は与えてはダメ?梨
りんごやぶどうと並んで秋が旬の果物の一つ、梨。キウイなどのように栄養価が高くはありませんが、カロリーはバナナの半分以下で、外出先での水分補給にも最適です。犬は梨を食べても大丈夫でしょうか? 梨の食材としての特長や注意点、適量などを詳しく解説します。
誤嚥(ごえん)でむせた愛犬が吐出するのを防ぐため、飲み込む力も低下しがちな老犬では、細かくするか、すりおろすなどしたほうがいいでしょう。
老犬は嘔吐や下痢などをきっかけに体調を崩してしまうことがあります。
【獣医師監修】老犬の下痢が止まらない(繰り返す)原因や理由は
老犬での下痢は珍しくありませんが、体力や免疫力が低下しているだけに心配にもなりますよね。ストレスや冷えから下痢になることもあれば、重大な病気が隠れていることもあります。下痢になりやすい傾向にある犬や、動物病院を受診する目安も含めて、老犬の下痢について詳しく解説します。
少しでも気になる時には、早めに動物病院で診てもらうことをお勧めします。
【獣医師監修】老犬のお困りごと(愛犬の老化・ケア方法)解消「お役立ち」まとめ記事【20選】
なんだか愛犬に元気がないみたい…と感じたら、それは老化のサインかもしれません。いつでも愛嬌たっぷりで可愛い犬たちですが、実は人間よりも歳をとるのが早い生き物。犬の老化のサインを見逃さず、老後も快適な暮らしが送れるようにしてあげるためには、犬の老化についての知識を身につけておく必要があります。
【獣医師監修】犬が下痢をした・うんちがゆるい。この症状から考えられる原因や病気は?
犬のうんちがゆるかったり、下痢のときは、いったいどうしたらよいのでしょうか? すぐに病院に連れていくべきかどうか、飼い主としては悩むところですね。今回は犬のうんちがゆるくなる原因と、要注意の症状、考えられる病名について解説します。
【獣医師監修】老犬におすすめの食事は?適量や回数、注意点は?食べさせ方と手作りレシピ!
老犬の食事は悩みがつきものです。筋肉維持には良質のタンパク質、認知症予防には抗酸化食品やオメガ3脂肪酸、関節のためにはグルコサミンやコンドロイチンなど積極的に与えたいですが、食事の回数を調整し、食べさせ方にも工夫が必要になります。今回は、老犬の食事に関して詳しく解説します。
【獣医師監修】老犬がご飯を食べない原因や理由は?ご飯を食べない時の対処法やポイント・コツ!
老犬が、元気がなく、ご飯を食べない(食欲不振)といった悩みはよく聞かれます。犬も加齢にしたがい、体や気持ちにもいろいろ変化が出てきます。ご飯を食べない原因や理由は、歯や床など、意外なところに原因がある場合もあります。今回は老犬がご飯を食べない原因や理由、対処法やポイント、コツなどについて詳しく解説します。
【獣医師監修】犬の食欲不振・犬が食べない。考えられる原因や対処方法は?
「食欲不振」「嘔吐」「下痢」は、飼い主がすぐに気づいてあげられる愛犬からの3大「不調サイン」と言われています。食欲がない状態を見過ごさずに、適切に対処することが大切です。
【獣医師監修】犬のストレス、病気や死亡の原因になる?ストレス行動やサイン、発散・解消法!
ストレスは万病のもとと言われます。それは、人間だけでなく犬にも当てはまること。愛犬のストレスを遠ざけて、健康に暮らしてもらえるよう、飼い主としてできることを心得ておきたいものです。
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