【獣医師監修】犬が小松菜を食べても大丈夫?生の小松菜やシュウ酸カルシウム結石に注意!

小松菜は栄養素が多く含まれた野菜です。人間と同様に愛犬にも栄養豊富な小松菜を食べさせたいと思う飼い主の方も多いでしょう。小松菜は愛犬に与えても大丈夫な野菜なのか?小松菜を愛犬に与える量や注意点はあるのか?また、小松菜とほうれん草との違いについてここで解説していきます。

  • 監修者:徳本 一義先生(獣医師)

【獣医師監修】犬が小松菜を食べても大丈夫?生の小松菜やシュウ酸カルシウム結石に注意!
出典 : Nanako Yamanaka/Shutterstock.com

犬が小松菜を食べても大丈夫!

犬が小松菜を食べても大丈夫!

Natali Zakharova/ Shutterstock.com

犬に小松菜を与えても問題ありません。

小松菜の94%は水分でできていて、そのほかに鉄分やカルシウム、そしてビタミンやカロテン、カリウムなどが含まれています。

栄養素によってはほうれん草や牛乳よりも多く含まれているものもあるなど、栄養素の高い野菜です。

ベータカロテンも豊富に含まれていることから、免疫力アップや皮膚・粘膜の強化も期待できるので、成長期の子犬に与えたい野菜です。

愛犬に小松菜を与える際の注意点!小松菜は生ではなく、必ず茹でる!

愛犬に小松菜を与える際の注意点!小松菜は生ではなく、必ず茹でる!

Africa Studio/ Shutterstock.com

愛犬に小松菜を与える時は、必ず茹でてからにしましょう。

なぜ生の小松菜は良くないのか、その理由は2つあります。

●小松菜を茹でる理由①「尿結石リスクの軽減」

小松菜を茹でる理由①「尿結石リスクの軽減」

jreika/ Shutterstock.com

小松菜を茹でる理由の1つ目ですが、尿結石のリスクの軽減という理由があります。

小松菜には多くの栄養素が含まれていますが、その中にシュウ酸もあります。

このシュウ酸は、日本の犬が尿石の中で最も罹りやすいシュウ酸カルシウム結石の原因物質です。

小松菜を茹でて、茹で汁を捨てるころでシュウ酸を減らし、尿結石のリスクを軽減できます。

※尿結石の既往歴のある場合は注意をしましょう

●小松菜を茹でる理由②「消化・吸収」が良くなる

小松菜を茹でる理由②「消化・吸収」が良くなる

Aaron Amat/ Shutterstock.com

小松菜を茹でる理由の2つ目は、犬が生で小松菜を食べる時よりも消化・吸収が良くなるという理由です。

犬は、基本的に野菜に含まれている食物繊維の消化があまり得意ではありません。

小松菜を茹でると、柔らかくなり消化しやすくなります。

油で調理すると脂溶性ビタミンの吸収upが見込めます。

また、犬は食事をするときにあまり噛まずそのまま飲み込んでしまうケースが多々あるので、特に消化が悪い茎のような部分は茹でるだけでなく、細かく切って与える方が良いでしょう。

愛犬に与える小松菜に含まれている栄養素は?

愛犬に与える小松菜に含まれている栄養素は?

Ryoko Fujiwara/ Shutterstock.com

小松菜にはどのような栄養が含まれているのかここで見ていきましょう。

●小松菜に含まれる栄養素①「鉄分」

小松菜に含まれる栄養素①「鉄分」

Varts/ Shutterstock.com

鉄分は血液の中に一定量含まれていることが必要な栄養素です。

鉄分は体内の酸素を運搬している赤血球を構成しています。

小松菜はほうれん草と同様に、鉄分の含有量が多く、100g中2.8mg(ほうれん草は2.0mg)の鉄分が含まれています。

●小松菜に含まれる栄養素②「カルシウム」

小松菜に含まれる栄養素②「カルシウム」

Yulia Furman/ Shutterstock.com

小松菜には、骨や歯の成長に欠かせないカルシウムも多く含まれています。

小松菜100gに含まれているカルシウムは170mgで、牛乳100gあたりのカルシウムである110mgよりも多くなっています。

そのほか、ビタミンCやベータカロテンなども豊富に含まれています。

愛犬に与える「小松菜」と「ほうれん草」の違いは?

愛犬に与える「小松菜」と「ほうれん草」の違いは?

virtu studio/ Shutterstock.com

小松菜は見た目がほうれん草とよく似ていますが、栄養面に関しては小松菜の方が優れています。

特にカルシウムや鉄分が豊富に含まれているので、子犬の成長期には積極的に取り入れたい野菜です。

実は、小松菜とほうれん草は「科」が違います。

小松菜は「アブラナ科」の野菜で、ほうれん草は「ヒユ科」の野菜に分類されています。

小松菜の原産地は「日本」ですが、ほうれん草は「西アジア周辺」が原産地です。

また、ほうれん草の方がアクが強く、価格も高いという特徴もあります。

愛犬に与える小松菜の適量は?

愛犬に与える小松菜の適量は?

decoplu/ Shutterstock.com

小松菜に限らず、犬の体は超大型犬を除き人間より小さいので、与え過ぎは禁物です。

小松菜は栄養価が高いのでいくら与えても大丈夫と思うかもしれませんが、食物繊維やシュウ酸の問題などもあるので、適量を与えるようにましょう。

犬の体重やサイズによって適切な量は違いますが、ドッグフードを与えている場合、一般的に犬に与える間食の適量はドッグフード全体の20%以内とされています。小松菜を含む野菜は水分量が多いことから、与えすぎると消化不良や下痢になる可能性があります。

愛犬に与える小松菜のおすすめの食べ方は?

愛犬に与える小松菜のおすすめの食べ方は?

Chanchai Boonma/ Shutterstock.com

愛犬に小松菜を与える際のおすすめの方法は、普段食べているドッグフードに茹でた小松菜を刻んでトッピングする方法です。

この方法でも十分に小松菜の栄養素を摂取することができます。

小松菜以外に犬に与えても大丈夫な食材である「肉」や「にんじん」を細かく刻んで一緒に炒めたものを与えるという方法もあります。

一度、試してみてはいかがでしょうか。

「愛犬に与える小松菜」まとめ

「愛犬に与える小松菜」まとめ

Madlen/ Shutterstock.com

小松菜は人間だけでなく犬にとっても豊富な栄養を摂取できる野菜です。

食物繊維や尿結石の原因となるシュウ酸などに気をつけて、愛犬の健康的な食生活をサポートしましょう。

【獣医師監修】愛犬が人参(にんじん)を食べても大丈夫?与え方や注意点、メリットは?

【獣医師監修】犬にニラを与えてはいけません!中毒を起こすリスクがあります!

監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

お雑煮は小松菜派さん
小松菜はシュウ酸が含まれているので、一切食べさせてはいけないと勘違いしていました!茹でたら大丈夫なのですね。今度あげてみたいと思います。

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「TOP」の人気記事RANKING