【獣医師監修】愛犬の誕生日に!犬用ケーキを手作りする際に注意したいこと

愛犬を家族同然にかわいがっている飼い主さんにとって、誕生日は特別な日です。ケーキを作ってお祝いしようとする時に知っておきたい注意点やポイントを紹介します。正しい知識を持った上で愛犬とケーキを家族で囲み、記念日をお祝いしましょう。

【獣医師監修】愛犬の誕生日に!犬用ケーキを手作りする際に注意したいこと
出典 : Ruth Black/ Shutterstock.com

犬にケーキを与えても大丈夫?

犬にケーキを与えても大丈夫?

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人間が食べて問題ない食べ物は犬にとっても問題がないことが多く、人間用ケーキに関しても一口や二口くらい食べたところで問題になることはほとんどありません。しかし、犬は砂糖などの甘いものが好きであるため、催促されるままに過剰な量を与えないように気をつけましょう。カロリーの取りすぎになってしまい、別の問題が生じます。

また、犬用ケーキであっても、カラダが小さな子に大きなものを丸ごと与えてしまったら、お腹を壊すことはあります。喜んで食べている様子を見ていると「今日は特別」という気持ちになってしまう飼い主さんが多いのですが、体調を崩してしまってはかわいそうです。食べ過ぎにならないくらいに常識的な量に調整し、適度なところでストップしましょう。

犬は出されたものを全て食べてしまうため、大きなホールケーキを目の前に置かれたら、お腹いっぱいになっても辞めることはありません。食べても良い分だけカットして与えるなど、あげ方を工夫しましょう。できるだけたくさん食べさせてあげるため、カロリー控えめレシピで作る方法もあります。どんな風にお祝いしてあげたら愛犬が喜ぶのかを考えて、ケーキ作りに活かしましょう。

ケーキなどの間食を与える場合、食事全体の2割を超えるカロリーを与えないようにし、食事の8割は必ず総合栄養食を与え、栄養バランスを維持するようにしましょう。

人間用のケーキと犬用ケーキの違い

人間用のケーキと犬用ケーキの違い

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人間用の誕生日ケーキの基本的な構造は、スポンジ・生クリーム・フルーツです。スポンジに含まれる小麦粉、卵、牛乳などのそれぞれの成分は犬にとって悪いものではありませんが、メインの食事として与えることは避けましょう。犬が食べることを前提に食材選びを行い、カロリー過多にならないように工夫されているケーキなら安心してあげられます。

また、アレルギーを持っている犬に合わせて、材料を工夫しているケーキもあります。飼い主さんが作ってあげる場合にも体質的に合わないものは避けて、食べられるものだけで作ってください。犬用ケーキの材料や適量は商品ごとに異なることを理解しておきましょう。

犬用のケーキは糖分は控えめに

犬用のケーキは塩分と糖分は控えめに

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ドッグフードに十分な糖分(炭水化物)が含まれているので、あえて甘いおやつを摂取しなくても栄養バランスとしては問題ありません。砂糖を多少含んだ程度で体調を崩すことは考えにくいですが、犬用に作る時には砂糖は不要であるため甘い野菜を使うなど自然の風味を活かすくらいに留めて、ノンシュガーにした方が良いでしょう。

人間のお菓子に入っている人工甘味料のキシリトールは、犬にとって危険です。キシリトール入りケーキをワンホール与えるようなことは避けましょう。インスリンの過剰分泌を起こして、低血糖や肝機能低下を起こすリスクがあります。ガムや飴の材料として有名ですが、虫歯になりにくい特性から砂糖の代わりに使うこともあるようです。犬用ケーキの飾りのつもりで人間のお菓子を使った際にキシリトールが入っていることも考えられるので、念のために原料表示を確認しましょう。

犬用のケーキにはチョコレートは使わない方が良い

犬用のケーキにはチョコレートは使わない

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チョコレートに入っている「テオブロミン」に過剰反応する犬がいます。チョコを食べると心がリラックスするように人間にとってはいいとされるテオブロミンも、犬にとっては危険です。

チョコレートを食べさせてしまった時の対応ですが、まずかかりつけの獣医に問い合わせをしてみましょう。判断を仰いだ上で必要に応じて動物病院に行きましょう。
本当に危険な状態かどうかは、素人判断では分かりません。獣医師に診てもらうことで安心できます。

チョコの種類によってもテオブロミンの量は異なり、ホワイトチョコレートにはテオブロミンが含まれない一方で、カカオが高濃度で含まれるチョコレートではテオブロミンの量が多くなるため特に避けましょう。

犬用ケーキの牛乳や生クリームはほかのもので代用もできます

犬用ケーキの牛乳や生クリームはほかのもので代用

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スポンジケーキに使う牛乳は、無調整豆乳で代用できます。かぼちゃ、さつまいもを使って土台を作る犬専用アレンジもおすすめです。デコレーションはプレーンヨーグルトや水きりヨーグルトで行いましょう。華やかに見せるため、犬用クッキーやカラフルな野菜を飾る方法もあります。かぼちゃ、さつまいも、ミニトマトなど犬が食べられる野菜を型抜き、お誕生日用の飾りにしましょう。

甘みをどんなに抑えても糖分の摂りすぎになりやすいため、ケーキ風のミートローフもおすすめです。パクパク食べてくれる犬用ケーキのレシピ例を参考までに紹介しましょう。

◎鶏胸肉・おからで栄養たっぷり誕生日ケーキ

【材料】鶏胸肉 500g・生おから 250g・卵 1個・にんじん 適量・かぼちゃ 適量・ブロッコリー 適量・お好みのデコレーション野菜やマッシュポテト

1. やわらかく茹でた野菜をみじん切りします。彩りを良くするために、ミックスベジタブルでも大丈夫です。ミックスベジタブルを使う場合は、フードプロセッサーにかけてください。
2. 野菜・鶏胸肉・生おから・卵を1つのボウルに入れて、粘りが出るくらいまでこねましょう。
3. 丸いケーキ型に入れた後、180℃のオーブンで40〜50分焼きましょう。
4. あら熱が取れるまで、そのまましばらく放置します。
5. お好みで型抜きした野菜やマッシュポテトでデコレーション、お誕生日風に仕上げてください。

マッシュポテトは蒸かしたじゃがいもをマッシュするだけのシンプルなものが適しています。カットした状態で冷凍保存もできるので、誕生日に作ってあげて、少しずつおやつにするのも良いでしょう。

愛犬にしてみたら自分の誕生日ということは分からなくても、飼い主さんがニコニコかまってくれるだけで、うれしい気持ちになるものです。おいしいケーキがもらえたら、なお一層の幸せでしょう。毎年の誕生日に想い出が増えていくのは、家族のすてきな記念となります。手作りケーキに挑戦して、楽しい誕生日を過ごしてください。

みんなのコメント

goodsunさん
7/22が愛犬あんずの誕生日なので、とても参考になりました。とは言っても、私がケーキを作る訳ではないので、家族と共有します!

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