<スタンダード・プードル>歴史やカラダ・性格などの特徴【JAHA家庭犬しつけインストラクター監修】

頭脳明晰な犬種として知られているスタンダード・プードル。人懐っこく、友好的に接することができるので、子どものいる家でも安心して飼うことができます。ここでは、スタンダード・プードルの歴史と特徴についてみていくことにしましょう。

  • hotto編集部
  • 監修者:保久(やすひさ) 留美子先生 公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター、CPDT-KA

<スタンダード・プードル>歴史やカラダ・性格などの特徴【JAHA家庭犬しつけインストラクター監修】
出典 : Anna_Bondarenko/Shutterstock.com

<スタンダード・プードル>歴史・起源

<スタンダード・プードル>歴史・起源

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よく見かけるのはトイ・プードルですが、その他にも、「ミディアム・プードル」「ミニチュア・プードル」など、サイズごとに分類された呼び方があります。

その中で一番大きいのがスタンダード・プードルで、一番歴史が古く、すべてのプードルの基礎となりました。

スタンダード・プードルの起源

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スタンダード・プードルの起源について、はっきりしたことはわかっていません。

しかし、紀元前30年頃のローマ帝国時代の記念碑に、スタンダード・プードルと思われる犬の彫刻が残されていることから、遥か昔から人々に寄り添って生活してきたものと思われます。

祖先にあたる犬が、中央アジア、ポルトガル、ギリシャ、モロッコ、ロシアなど広い地域に分布していたと考えられていて、ドイツを経由してフランスに入った後に、改良と小型化が進められ、現在に至っていると言われています。

スタンダード・プードルに影響を与えたバーベット

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現在のプードルの姿に、もっとも影響を与えていると言われているのが、「バーベット」という犬種です。

この犬の被毛は、プードル同様にクルクルとカールしています。

16世紀までのプードルは、現在のスタンダード・プードルか、もしくはそれよりもカラダの大きなものに限られていたそうです。

荷車を引く使役犬や、水猟犬として鴨狩の際に、仕留めた獲物を水に入って捕まえる回収犬(レトリーバー)としての役割を与えられていました。

スタンダード・プードルのコンチネンタルクリップ

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ちなみに、プードル独特のカットスタイルである「コンチネンタルクリップ」は、水辺で猟をする際に、作業の効率を上げるために考えられたものです。

胸部や関節部分の毛量を多く残しているのは、水に飛び込むことが多かったスタンダード・プードルの体温が低下するのを防ぐためであり、尻尾の先の毛を残しているのは、遠く離れたところまで泳いでいった犬を、猟師が見つけやすくするための目印としての役割があったと言われています。

貴族に人気だったスタンダード・プードル

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18世紀頃に、プードルは貴族の間で人気を博します。

とくに、フランスでは王侯貴族の寵愛を受けるようになり、後にフランスの国犬にまでなります。

また、この頃には、トイ・プードルや、ティーカップ・プードルなど、現在定められた、すべてのサイズのプードルが存在していました。

これらのプードルは、カラダの大きさが違うだけで、性格や気質は同じです。

賢く、訓練性能がよく、人懐っこかったので、大道芸に用いられたり、トリュフを探すために使われたりするなど、さまざまな目的に応じて役割を与えられていました。

災害救助犬として注目されるスタンダード・プードル

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現在では、愛玩犬としての役割を果たすことが多いので、実際に猟で使われることは少なくなりました。

しかし、足場の悪さに耐えられる足腰の強さや、高い判断能力を買われて、近年では、災害救助犬として注目されるようになっています。

サイズが違っても、能力や性格にそれほど違いはありませんが、大型のスタンダード・プードルは、他のサイズのプードルに比べて神経質な面がやや少ないようです。

<スタンダード・プードル>カラダや顔の特徴(大きさ)

<スタンダード・プードル>カラダや顔の特徴(大きさ)

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スタンダード・プードルの体高は、45~60㎝で、±2㎝まで許容すると定められています。

ミディアム・プードルのカラダのサイズを、そのまま拡大・進展したものであり、かつ同じ特徴を持っていなければならない、とされています。

体長と体高が、ほぼ同じ大きさのスクエア体型をしており、大型犬の部類に属します。

気品にあふれたスタンダード・プードル

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肉球が厚く、四肢の筋肉が発達しているので、走ったり泳いだりするのがとても得意です。

頭が小さく、マズルは長めです。

表情は知的で、気品に溢れた雰囲気をまとっています。

<スタンダード・プードル>被毛や毛色

<スタンダード・プードル>被毛や毛色

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スタンダード・プードルは、換毛期のないシングルコートで細くて縮れた被毛を持っています。

被毛の毛色も非常にバラエティに富んでいます。

JKC(ジャパンケネルクラブ)が公認している色には、ホワイト、ブラック、シルバー、グレー、シルバーグレー、クリーム、カフェオレ、ブラウン、ブルー、レッド、アプリコット、ベージュ、シャンパンなどがあり、きれいな一色毛であることが求められます。

<スタンダード・プードル>性格の特徴

<スタンダード・プードル>性格の特徴

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スタンダードプードルは、非常に聡明で賢く、犬の中ではボーダー・コリーに次ぐ知能の高さと言われています。

猟犬として親しまれていたこともあり、飼い主に対してとても従順で、覚えもよい犬です。

小さなサイズのプードルと比べて、性格もおおらかで神経質なところがないとされています。

ただし、自分に都合のいいように覚えてしまうことがあるので、注意しながらしつける必要があります。

監修者情報

保久(やすひさ) 留美子先生
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定 家庭犬しつけインストラクター、CPDT-KA
犬との豊かな暮らしを求めて、20年前に北海道へ移住。美瑛で犬猫たちと自然を満喫しながら同居中。現在、道内に4つの病院を構える緑の森どうぶつ病院にて、道内初のJAHA認定家庭犬インストラクター等の資格を活かして勤務。
動物病院の待合診療統括マネージャーとして、「飼い主目線でどうぶつを観る」を心掛け、飼い主さんと病院の橋渡し役を担当。自身も5頭の犬を見送り得た「経験」と、動物病院という現場で得た「臨床知識」から出した結論は、『そのコを想い、そのコのためにと飼い主が考えしてあげることが、そのコの望んでいること』。
また、しつけの分野においては、たんにその域に留まらず、動物の一生のなかでさまざまなタイミングで携われるような立場になれることを願って、従来の経験と勘だけに頼らない、最新の動物行動学と行動分析学をふまえた指導を心がけている。

<保有資格>
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定 家庭犬しつけインストラクター
米国ペットトレーナーズ協会認定 CPDT-KA
◆日本ペット栄養学会認定 ペット栄養管理士
◆動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
◆日本ペットカウンセラー協会認定 パラカウンセラー
◆日本アニマルウェルネス協会認定 ホリスティックケアカウンセラー

◇環境省主催「動物適正飼養講習会」講師
◇北海道動物愛護管理研修会講師
◇ペットシッター養成講座講師
◇動物介在活動、動物介在教育
◇動物病院スタッフ向けのセミナー講師
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みんなのコメント

ちりちゃんさん
紀元前て・・どんだけ歴史あるの?という感じでびっくり。 「スタンダード」という名前でありつつも、 自分のなかではトイ・プードルや、ティーカップ・プードルのほうが スタンダードに近いので、かなり新鮮です!

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