【獣医師監修】犬が手羽先（生）の肉を食べても大丈夫？骨ごと与えていい？適量や注意点！

犬が手羽先の肉を食べても大丈夫！

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犬は手羽先の肉を食べても大丈夫です！

ただし骨は必ず取り除き、肉の部分だけを与えるようにしましょう。

手羽先とは、にわとりの羽の先端部分のことで、人間の体で言うと肘（ひじ）から指先に当たります。

犬に手羽元・手羽中を与えても大丈夫？

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手羽元とは羽の根元で、肩から肘（ひじ）に当たる部分のこと、手羽中とは手羽先の関節から先を除いたもので、肘（ひじ）から手首に当たる部分のことです。

手羽先も、手羽元や手羽中も、骨を除けば人が食べる部分を犬に与えても問題ありません。

ただし、手羽先の唐揚げを犬が食べてしまった場合は、スパイスや油がたっぷりなので、下痢や嘔吐をする可能性はあります。

一過性のものであれば、それほど心配しなくても大丈夫です。

【子犬・老犬】が手羽先の肉を食べても大丈夫？

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子犬や老犬が手羽先の肉を食べても大丈夫です！

ただし、子犬が初めて食べたときは、食べた後に下痢や嘔吐をしないか、子犬の様子をよく観察しましょう。

また、老犬は咀嚼（そしゃく）力が落ちているため、特に骨を食べてしまわないように注意してください。

犬に【生】の手羽先の肉を食べさせても大丈夫？

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生の手羽先はスーパーで簡単に手に入りますが、犬に生の手羽先の肉を与えることは避けましょう！

手羽先の肉に限らず、生肉の表面にはサルモネラ菌が付着している可能性があります。

サルモネラ菌が肉の内部に入り込むことはないので、表面だけでもしっかり加熱してから、犬に与えるようにしましょう。

レンジを使ってさっと火を通すこともできます。

また、犬に生肉を与えたい場合は、人の生食用の肉を与えるようにしましょう。

もし愛犬が生の手羽先を食べた後に、嘔吐や下痢などの症状が表れた場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

犬に手羽先の【骨】を食べさせても大丈夫？

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手羽先を愛犬に骨ごと与えることは避け、骨から外して与えましょう。

手羽先を骨ごと丸呑みすると、特にチワワのような小型犬の場合は、骨を喉（のど）に詰まらせてしまう危険性があります。

もし愛犬が誤って骨ごと食べてしまった場合は、骨を喉（のど）に詰まらせていないか、しっかり確認を。

手羽先の骨まで与えたい場合は、骨が柔らかくなるまで十分に加熱してから、骨ごと与えること。

手羽先を圧力鍋で1〜2時間、骨までホロホロに加熱したものや、手羽先の先端をオーブンでカリカリに焼いたものであれば、骨まで一緒に与えられます。

手羽先の肉の【特長】、犬への【効果】は？

手羽先の肉の特長・効果①【ミネラル補給】

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手羽先を骨までホロホロに加熱したり、手羽先の先端をオーブンでカリカリに焼いてジャーキー状にしたりして、骨や軟骨ごと愛犬に与えると、ミネラルの補給になります。

カルシウムなどのミネラルは、加熱しても変化しません。

総合栄養食のドッグフードは十分なカルシウムを含んでいますが、手作りごはんの場合はカルシウムが不足しがち。

カルシウム補給のためにも、骨までホロホロにした手羽先はおすすめです。

また、手羽先を煮込んだスープごとフードにかけるなど、煮汁も活用しましょう。

手羽先の肉の特長・効果②【嗜好（しこう）性抜群】

コラーゲンをたっぷり含み、味だけでなくにおいや食感もいい手羽先は、犬たちに大人気！

いつものごはんにトッピングしてあげると、大喜びで食べてくれるでしょう。

犬に手羽先の肉を与える際の注意点！

手羽先の肉の注意点①【カロリー】

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鶏肉はヘルシーで低カロリーなイメージがあります。

しかし、手羽先は脂質の高い皮のついている部分が多いため、100gあたり226kcalと、鶏肉の中ではカロリー高めです。

愛犬に手羽先を与えたときは、フードやおやつでカロリーの調整をしましょう。

【参照元】文部科学省「食品成分データベース」

手羽先の肉の注意点②【アレルギー】

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愛犬が鶏肉アレルギーの場合は、手羽先を含む鶏肉全般、与えることを避けましょう！

また、愛犬が手羽先を食べた後に体をかゆがる、皮膚の一部が赤くなる、下痢や嘔吐をするなど、体調に不安を感じたら、動物病院で相談してください。

手羽先の肉の注意点③【慢性腎臓病】

手羽先は他の肉と同様、動物性たんぱく質が多く、2割弱を占めています。

人間も犬も腎不全になると、たんぱく質から産出される毒素を排出できなくなってしまうため、愛犬に慢性腎臓病の療法食を与えている場合は、手羽先を与えることは避けましょう。

犬に手羽先の肉を与える際の【適量（許容量）】は？

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ペットフード公正取引協議会の指針によると、犬のおやつや間食は、原則として1日当たりの給餌量（カロリー）に対して、多くても20％までに抑えることが望ましいとされています。

その実際の分量は、避妊・去勢をした健康な成犬の場合、以下です。

犬に与えてもいい手羽先の肉の量は、意外と少ないことがわかります。

愛犬に手羽先の肉を与える場合は、そのカロリー分の主食を減らし、肥満にならないように注意しましょう。

犬に与える手羽先の肉のまとめ

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犬は手羽先の肉を食べても大丈夫です！

ただし、生や普通に加熱しただけの手羽先の骨は、特に小型犬や老犬は喉（のど）に詰まらせる危険性があるため、骨から外して与えましょう。

生の手羽先の肉の表面にはサルモネラ菌が付着している可能性があるため、表面だけでもしっかり加熱してから与えてください。

手羽先の肉の唐揚げを食べてしまった場合は、スパイスや油で下痢や嘔吐をする可能性はありますが、一過性のものなら心配しなくても大丈夫です。

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骨が柔らかくなるまで十分に加熱した手羽先を、愛犬に骨ごと与えると、カルシウムなどミネラルの補給になります。

また、コラーゲンたっぷりで食感も楽しいので、嗜好（しこう）性抜群なのも犬にとって嬉しいポイント！

ただし、愛犬が鶏肉にアレルギーを持っている場合や、腎臓病にかかっている場合は、与えることは控えましょう。

愛犬の健康を守れるのは飼い主だけです。

正しい知識を持って、毎日の愛犬の食生活に取り入れてみてくださいね。

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