もっと味わって~!犬がおやつを丸飲みしちゃう理由とその危険性

犬用の誕生日のケーキ、長く楽しんでほしいガムや骨……なのに、愛犬に渡した途端、“ごっくん”と丸飲みされた経験はありませんか? どうして、犬はおやつやフードをかまずに飲み込んでしまうのでしょうか? その理由と気を付けるべき点について、解説していきます。

小さなものであれば、犬は丸飲みが基本!?

犬はもともと、しっかりとかんで食事をする習性がありません。喉を通るサイズであれば丸飲みしてしまうのが、基本です。その理由は、元来、犬が肉食動物・狩猟動物であったということと、犬の体の構造が深く関係しています。

おやつやドッグフードを丸飲みしている犬を見て飼い主の多くがまず心配するのは、「きちんと消化できるの?」ということだと思いますが、ドッグフードや犬用クッキーなど小さなサイズのものであれば、問題なく消化・吸収することができるので、それほど心配する必要はありません。犬は、人間に比べて胃酸の働きが強力で消化力も高いため、ある程度のサイズのものでも体に負担なく、消化できます。

おやつを丸飲みする理由その①~他者に取られないための習性

犬がまだオオカミ、もしくは野生の犬であった頃は群れで狩りをし、獲物を分け合って、食べていました。そのため、自分が食べられるタイミングでは、とにかく必死に食べられるだけ食べたはずです。そこから仲間や他の動物に取られてしまわないよう、口にしたものをすぐに飲み込んでしまう習性が生まれたのではないか……と推測されます。次にいつ食べ物にありつけるかわからない野生の狩猟動物が、食べ物を後に取っておく……などという行動はありえないので、当然の習性かもしれません。

おやつを丸飲みしちゃう理由その②~細かくすりつぶす歯を持っていない体の構造の問題

習性と同様、祖先から引き継ぐ体の構造も、丸飲みに大きく関係しています。その構造とは、犬の歯です。

犬は、食べ物(獲物の肉)を引きちぎるための犬歯や前臼歯(ぜんきゅうし)は発達しているのですが、食べ物をすりつぶす役割を持つ後臼歯(こうきゅうし)はあまり機能していません。いわゆる奥歯と後臼歯はかむ面が上下とも平らであればじっくりとかんですりつぶすことができますが、犬の場合はとがっていたり接地面が少なかったりするので、その機能を果たしていないのです。

このような歯の構造から、犬がじっくりかんで味わい食事をするという習性や体の構造を持っていないことがわかります。

丸飲みは危険! おやつのガムや骨は小さくなったら要注意

冒頭で、ドッグフードやクッキーなど小さなものであれば丸飲みしても問題ない……とお伝えしましたが、おやつで与える牛皮のガムや骨など、大きく硬いものには注意が必要です。もちろん、犬もあまりに大きなものであれば、少しずつかみ砕いて食べるはずですが、一口大程度だと、そのまま丸飲みしてしまうことがあります。唾液で溶けないガムや骨、またはジャーキーなどは喉に詰まってしまう可能性があるので、十分に注意してください。

一見、丸飲みできないような大きなおやつでも、ある程度のサイズになれば飲み込んでしまう可能性があるということを忘れず、必ず、食べている犬の様子を観察するようにしましょう。危険かな?と思われるサイズになってきたら、手で持ってかじらせるようにしたり、小さく切ったり割ったりして危険のない大きさにして与えると、安心です。

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