顔周りは要注意!嫌がられない犬のシャンプーのやり方4ステップ 

犬のシャンプーは皮膚トラブルの防止の他、毛の汚れを落としたりノミやダニを除去したりと、とても効果的かつ大切なケアです。しかし、中途半端なシャンプーは、皮膚炎など思わぬトラブルを引き起こす場合も……。今回は犬に嫌がられにくいシャンプー方法を、注意点を交えながら、ご紹介します。

STEP①「濡らす」~シャンプー嫌いにならないように、順番を決めて濡らしていく

STEP①「濡らす」~シャンプー嫌いにならないように、順番を決めて濡らしていく

シャンプーが嫌いな犬は意外と多くいますが、なぜ、シャンプー嫌いなのでしょうか?

シャンプー嫌いになってしまう理由の一つとして、「シャワーの音や刺激におびえていること」が挙げられます。この問題を解決する方法は、体からシャワーヘッドを離して使うのではなく、シャワーヘッドを体に密着させながらお湯を出すこと。これだと音や刺激が少ないため、比較的落ち着いた気持ちでシャンプーが始められます。シャワーの温度は、人間が「ぬるいかな?」と思う程度の温度(37℃前後)にしてください。

体を濡らす順番ですが、顔から始めると犬が驚くので、足→胴体→顔の順番がよいでしょう。シャンプーがあまり好きではない子の場合、顔を濡らすときは手やスポンジでお湯をかけてあげると、安心するはずです。

STEP②「洗う」~顔周りには特に注意!犬用シャンプー液で洗っていく

STEP②「洗う」~顔周りには特に注意!犬用シャンプー液で洗っていく

次にシャンプーをする際の注意点ですが、犬に使うシャンプー液は必ず、「犬用」のシャンプーを使用してください。そもそも、犬と人間ではお肌のペーハーが異なるので、「人間用」のシャンプーだと、犬にとって刺激が強い場合もあります(もちろん、使用するシャンプーにもよりますが……)。刺激が強すぎると、毛を痛ませたり、皮膚病にかかったりするリスクもあるので、注意してください。

洗う順番としては、「首→胴体→尻尾→足→顔周り」がおすすめです。首や胴体は比較的おとなしくシャンプーをさせてくれるケースが多いのですが、顔周りは嫌がる犬が多いです。最初に顔周りから始めてしまうと最後までシャンプーができないこともあるので、ぜひこの順番で試してみてください。顔周り以外はもみもみとマッサージをするようにシャンプーをしてあげると、犬も気持ち良いようです。

顔周りをシャンプーするときのポイント

顔周りは、「頭→耳→口周り→目の周り」の順に行いましょう。特に耳や目の周りは嫌がられやすいため、ちょっとしたコツが必要です。

まず耳ですが、耳の中は洗わなくても、問題はありません。多少お湯が耳の中に入ってしまっても、ぶるぶると身震いして自分でお湯を出します。ただ、耳にお湯が入ること自体を嫌がる犬もおり、中耳炎などの原因にもなる場合もあるので、耳を洗うときは手で耳の穴をふさぐようにして洗ってあげると、よいでしょう。

次に目の周りですが、一番、難しい部位です。人は、目にシャンプー液やお湯が入ってしまうと不快に感じたり、場合によっては痛みを伴ったりすることもあります。犬も同様なので、目に入らないように細心の注意を払ってください。

目に入りにくくするためには、指やスポンジ、ガーゼなどを使って、細かくふき取るようにシャンプーをしてあげます。完了したら、素早くシャンプー液をすすぐ作業に移りましょう。

STEP③「すすぐ」~すすぎ残しは皮膚トラブルの原因に

STEP③「すすぐ」~すすぎ残しは皮膚トラブルの原因に

洗い終えたら、次はすすぎ。すすぎが甘いと、シャンプー液が皮膚に付着したままになり、皮膚炎や“ふけ”など犬にとって不快なトラブルの原因となるため、しっかりと洗い流す必要があります。確実にすすぎ切るには、「目の周りの予洗い→目以外の顔周り→首から胴体→尻尾→足→目の周りの本洗い」の順番がおすすめです。

すすぎで大切なのは、「目の周りの予洗い」。これが、犬が嫌がらずに最後まですすぎを終わらせるポイントになります。まずは、さっとスポンジやガーゼなどで目の周りのシャンプー液を拭います。これで、目にシャンプー液が入る可能性が低くなります。目の周りの予洗いが終わったら、今度は体の上から下に向けてていねいにシャンプー液を洗い流しましょう。

特に洗い残しが多い部分は、見えにくい「後ろ足の股」の部分。お座りをさせた状態で洗い流していると、人から見えないいわゆる“死角”になります。しっかりと手を入れて、洗い流してください。

最後にもう一度、目の周りの本洗いをして、シャンプーは完了です。

STEP④「乾かす」~最後の仕上げ。しっかり乾かしてあげましょう

すすぎ残しの場合と同じく、乾き切っていないと特に夏場は皮膚トラブルの原因になりやすいので、しっかりと乾かしていきましょう。乾かすときは、「犬自身での脱水→タオルドライ→ドライヤー」の順番がおすすめです(短毛種の犬の場合、ドライヤーが不要な場合も)。

長毛種の犬の場合、ドライヤーを嫌がる犬が多くいます。ドライヤーを嫌がる理由としては、聞き慣れない大きな音が挙げられるので、子犬のときからドライヤーの音に慣れさせておくと、よいでしょう。音に慣れてしまえば、スムーズに乾かすことができるはずです。

どうしてもドライヤーを嫌がる場合は、まずは犬自身での脱水とタオルドライが重要になります。

シャンプーをすると、大体の犬が勝手に身震いをして、ぶるぶると水気を飛ばします。これで大体の脱水ができるので、周りの人や物が濡れてしまうかもしれませんが、少しは我慢してあげましょう。

犬自身での脱水が終わった後は、タオルで優しく水気を拭き取ってあげましょう。ごしごしと拭くと毛が絡まってしまいますので、あくまでも優しく、時間をかけて拭いてあげることが大切です。できるだけ脱水とタオルドライで水気をなくしておくと、ドライヤーをする時間も短縮されて、犬への負担も軽くなります。

ここまでできたら、あとはブラッシングをして、シャンプー作業は全て完了、です。

犬が嫌がる工程をいかに手早く済ませるか。それがシャンプーの秘訣

最後までスムーズにシャンプーをする秘訣は、「犬が嫌がる高低をいかに素早く、終わらせられるか」です。特に顔周りが嫌がられるケースが多いため、その点を念頭に置いてシャンプーをしてください。

犬を洗うことは時間もかかりますが、愛犬の清潔な体を守る大切な世話です。面倒くさがらず、今回推奨した手順で実行してみてください。

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