【獣医師監修】ミニチュア・シュナウザーの乳歯の生え変わり時期は?歯磨きのやり方や歯並びが悪い場合は?

ミニチュア・シュナウザーが特に気をつけたい歯のトラブルは、歯周病や破折(はせつ)です。3サイズあるシュナウザーのうち中型のスタンダード・シュナウザーを元に小型化された背景をもつだけに、小型犬としての歯のトラブルも目立ちます。そんなミニチュア・シュナウザーの歯について、知っておきたい基本情報をまとめました。

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【獣医師監修】ミニチュア・シュナウザーの乳歯の生え変わり時期は?歯磨きのやり方や歯並びが悪い場合は?
出典 : アオサン / PIXTA(ピクスタ)

ミニチュア・シュナウザーの乳歯の生え変わりの時期と順番は?

ミニチュア・シュナウザーの乳歯の生え変わりの時期と順番は?

cynoclub / PIXTA(ピクスタ)

ミニチュア・シュナウザーの乳歯①【発育・萌出(ほうしゅつ)】

ミニチュア・シュナウザーの子犬の歯は、「歯胚(しはい)」と呼ばれる“歯の芽”が、

【歯の発育段階】

蕾状期(らいじょうき)⇒帽状期(ぼうじょうき)⇒鐘状期(しょうじょうき)⇒石灰化期(せっかいき)

という歯の発育段階を経て成長していきます。

その発育は子犬が母犬のお腹の中にいる頃から始まり、「歯」の形となって歯肉から顔を出すのは生後21日(3週)頃のこと。

そして、生後2ヶ月くらいまでの間にすべての乳歯が生え揃います。

【歯が成長する過程】

【歯が成長する過程】
歯は子犬が母犬のお腹の中にいる時からすでに発育が始まっている。

【歯の成長過程】(上記イラスト左より)

蕾状期(らいじょうき)口腔粘膜上皮(青い部分)の一部が増殖して伸びてくる
帽状期(ぼうじょうき)増殖した部分が帽子のような形となり、これはエナメル器と呼ばれる。エナメル器に包まれるように歯乳頭(後に象牙質と歯髄を作る)が、そしてそれらを支える器のように歯小嚢(セメント質や歯槽骨、歯槽膜の基になる)が形成される。エナメル器・歯乳頭・歯小嚢(ししょうのう)の3つは歯胚(歯の基になるもの)と呼ばれる
鐘状期(しょうじょうき)エナメル器の内部にはエナメル髄が発生し、この段階をもってエナメル器の上部は外エナメル上皮、下部は内エナメル上皮と呼ばれるようになる
石灰化期(せっかいかき)歯乳頭は象牙質と歯髄(しずい)に分化し、歯小嚢(ししょうのう)はセメント質・歯槽骨・歯槽膜に、内エナメル上皮はエナメル質に変化する
歯の萌出(ほうしゅつ)歯根象牙質(しこんぞうげしつ)、セメント質、歯根膜、固有歯槽骨の形成によって、歯根が長くなっていき、歯として成長する

ミニチュア・シュナウザーの乳歯②【歯の生え変わり時期】

ミニチュア・シュナウザーの乳歯②【歯の生え変わり時期】

materialook / PIXTA(ピクスタ)

やがて子犬が生後4ヶ月半頃になると永久歯が生え始め、生後6~7ヶ月頃までには乳歯と永久歯との生え変わりが完了します。

【歯が生える時期と生え変わりの時期】

【歯の種類】【乳歯】【永久歯】
月齢生後21日頃生後2か月頃生後4か月生後6~7か月
歯の状態生え始め生え揃い完了生え始め生え揃い完了
【犬の乳歯(左)と永久歯(右)の歯並び】

【犬の乳歯(左)と永久歯(右)の歯並び】

なお、犬の歯の生え変わりの時期には乳歯と永久歯とが一時的に併存する期間があり、切歯と臼歯では数日程度、犬歯の場合は2〜3週間ほど乳歯と永久歯が重なって生えている状態となります。

【犬の乳歯と永久歯が併存する期間】

【歯】【平均的な併存日数】
切歯および臼歯数日
上顎の犬歯およそ2~3週間
下顎の犬歯およそ1~2週間

ミニチュア・シュナウザーの乳歯③【歯が生える順番】

通常、犬の歯が生えてくる順番は以下のとおりで、これは乳歯も永久歯も同じです。

ちなみに、乳歯の段階では前・後臼歯の区別がなく、単に臼歯(きゅうし)と呼びます。

【歯が生える順番】

下顎の切歯 ⇒ 上顎の切歯 ⇒ 下顎の(前・後)臼歯 ⇒ 上顎の(前・後)臼歯 ⇒ 下顎の犬歯 ⇒ 上顎の犬歯

ただし、前臼歯や後臼歯の中には最後に萌出する犬歯と同じくらい最後に萌出(ほうしゅつ)する臼歯もあります。

歯が生える順番

歯が生える順番/写真提供:フジタ動物病院

ミニチュア・シュナウザーの歯の本数は?(何本抜ける?)

ミニチュア・シュナウザーの歯の本数は?(何本抜ける?)

アオサン / PIXTA(ピクスタ)

ミニチュア・シュナウザー(犬)の歯の本数は乳歯で28本、永久歯は42本で、生え変わりの時期に乳歯と永久歯とが入れ替わります。

下の表にミニチュア・シュナウザー(犬)の歯の本数を切歯・犬歯・前臼歯・後臼歯ごとに示しましょう。

なお、歯の本数は次の歯式によって示すこともできます。
(歯式は犬の顔を片側から見た時の歯の数を基本として数えます)

【乳歯の場合】

上顎の歯/下顎の歯=切歯3/3+犬歯1/1+臼歯3/3×2=28本

【永久歯の場合】

上顎の歯/下顎の歯=切歯3/3+犬歯1/1+前臼歯4/4+後臼歯2/3×2=42本

【ミニチュア・シュナウザー(犬)の歯の本数】

【単位/本】【乳歯】【永久歯】
上顎下顎上顎下顎
切歯6666
犬歯2222
前臼歯6688
後臼歯0046
全体14142022
【成犬の歯】

【成犬の歯】
切歯=I1(第1切歯)~I3(第3切歯)
犬歯=C
前臼歯=P1(第1前臼歯)~P4(第4前臼歯)
後臼歯=M1(第1後臼歯)~M3(第3後臼歯)

ミニチュア・シュナウザーの歯磨きの仕方・オススメの歯ブラシは?

ミニチュア・シュナウザーの歯磨きの仕方・オススメの歯ブラシは?

アオサン / PIXTA(ピクスタ)

ミニチュア・シュナウザーの歯磨き【歯磨きの仕方】

ミニチュア・シュナウザーの歯の健康を守るためには歯磨きができるとベストです。

少しずつ慣らすことで犬にとっても飼い主にとっても負担の少ない歯磨きを目指すことは可能。

ぜひトライしてみてはいかがでしょう。

歯磨きの仕方【ステップ①】

おやつを与える時や体を撫でる時に何気なく指や手で愛犬の口元に触れ、口周りに触られることに慣らします。

歯磨きの仕方【ステップ②】

それに慣れたら、口に触れるだけではなく、指を口に入れてみる、唇を少しめくってみる、歯茎に触れてみるなどしてみます。

歯磨きの仕方【ステップ③】

次に、ぬるま湯で湿らしたガーゼを指に巻いて愛犬の歯を軽くこすってみましょう。

最初は切歯(前歯)から。慣れるにつれて、徐々に奥歯へ移動するようにします。

歯磨きの仕方【ステップ④】

歯磨きの仕方【ステップ④】

bobco / PIXTA(ピクスタ)

愛犬が指ガーゼに慣れたら歯ブラシへ移行します。

最初は歯ブラシの匂いを嗅がせたり、遊ばせたりし、瞬間的でも歯ブラシを口に入れることがあったなら褒めてあげましょう。

歯磨きの仕方【ステップ⑤】

歯ブラシで愛犬の歯を磨いてみます。

切歯から始め、少しずつ犬歯や奥歯も慣らしていきます。

最初は歯の外側だけでも大丈夫。

徐々に裏側も磨けるようにしていきましょう。

ミニチュア・シュナウザーの歯磨き【歯磨き嫌いになる原因】

ミニチュア・シュナウザーの歯磨き【歯磨き嫌いになる原因】

chii / PIXTA(ピクスタ)

中には歯磨きを嫌がる犬もいますが、その場合、考えられる理由としては以下のようなものがあります。

口に触られることに慣れていない
磨き方が強過ぎて痛い
歯ブラシが硬過ぎる、または大き過ぎる
歯や口の中にトラブルがあって、歯磨きをされると違和感や痛みがある
無理強いされるのが嫌だ
普段から飼い主にマズルを持たれて怒られていた

ミニチュア・シュナウザーの歯磨き【歯磨きのポイント】

以上を踏まえ、ミニチュア・シュナウザーに歯磨きをする際のポイントをいくつか挙げてみましょう。

【ポイント】

【ポイント①】
特に歯磨きトレーニングの段階では、少しでも歯磨きをさせたら褒めて一緒に遊ぶなど犬にとっての“良いこと”とセットにすると効果的です。

【ポイント②】
歯ブラシが乾いていると口内粘膜を刺激して嫌がることがあるので、歯ブラシは濡らして使うこと。

犬が好む肉汁や犬用の歯磨きペーストなどを使用するのもおすすめです。

【ポイント③】
飼い主さんが意気込み過ぎると犬にとってはストレスに。

リラックスした環境で行ないましょう。

【ポイント④】
歯ブラシはミニチュア・シュナウザーの口に合ったサイズで、ヘッドが小さく(唇の端にスッと入る程度)、柔らかいものを。

【ポイント⑤】
“ゴシゴシ”ではなく、軽くソフトに磨くのがコツ。

【ポイント⑥】
歯や口の中に異常がある時には、動物病院で診てもらいましょう。

【ポイント⑦】
犬の場合、歯垢が歯石に変化するのは3~5日程度なので、できるかぎり歯磨きは毎日行いましょう。

【ポイント⑧】
歯垢・歯石が付きやすい上顎の第4前臼歯や、それとかぶさる下顎の第1後臼歯は特に念入りに。

【ポイント⑨】
歯ブラシを歯と歯肉の境目あたりにあてて左右に細かく動かしながら磨く「バス法」は歯肉溝の汚れを落とすのに効果的であり、小さな円を描くように磨く「フォーンズ法」は歯の表面の汚れを落としつつ、歯肉のマッサージをするのに効果的です。

【犬の歯の開け方】写真提供:フジタ動物、大塚良重

写真のように犬歯の後ろに親指と中指(または人差し指)をあてがうと犬の口を開けやすくなる。ただし、この時、鼻筋を強く抑えてしまうと犬が苦しがるので注意を/写真提供:フジタ動物、大塚良重

ミニチュア・シュナウザーが気をつける歯のトラブルや病気(歯周病)は?

ミニチュア・シュナウザーが気をつける歯のトラブルや病気(歯周病)は?

【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)

ミニチュア・シュナウザーで気をつけたい歯のトラブルには、以下のようなものがあります。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル①【乳歯遺残(にゅうしいざん)】

犬の歯の生え変わり時期が過ぎても乳歯が抜け落ちずに残っている状態を乳歯遺残(にゅうしいざん)と言います。

犬の永久歯は乳歯の内側に生えてきますが(上顎の犬歯のみは乳歯の前方)、同時に乳歯はその根元が破歯細胞の働きによって溶け出し、通常は切歯(前歯)の乳歯から、次いで犬歯、臼歯の順に抜けていきます。

乳歯遺残(にゅうしいざん)があると 不正咬合(ふせいこうごう)となることがあるので、生え変わりの時期には歯の数や生え方を確認しましょう。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル②【歯周病】

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル②【歯周病】

Deer_Hunter / PIXTA(ピクスタ)

犬の歯周病は歯ばかりでなく、他の病気に影響するばかりか、年に1回の歯垢・歯石除去は死亡リスクを約20%減少させるという論文も発表されているほど、寿命そのものにも影響を与える歯科疾患です。

イギリスで行なわれた病気の有病率に関する調査では、ミニチュア・シュナウザーにおいて、もっとも一般的な病気は歯周病となっていました。

犬の歯周病は糖尿病との関係が指摘されており、糖尿病があると歯周病が進行する一方で、歯周病が重度になると糖尿病に影響するとも言われています。

ミニチュア・シュナウザーは糖尿病リスクが高い犬種の一つとされるので、歯周病予防はしっかりしたいものです。

【参照元】
Silvan R,et.al「Risk Factors Associated with Lifespan in Pet Dogs Evaluated in Primary Care Veterinary Hospitals」(Journal of the American Animal Hospital Association 2019;55:130-137)
O'Neill DG, Butcher C, Church DB, Brodbelt DC, Gough AG. 「Miniature Schnauzers under primary veterinary care in the UK in 2013: demography, mortality and disorders」(Canine Genet Epidemiol. 2019 Feb 15;6:1.)
日本歯科医師会「歯周病と糖尿病」

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル③【破折(はせつ)】

犬の歯が折れたり、欠けたりすることを破折と言います。

特に上顎の第4前臼歯(一番大きな歯)は折れやすく、次いで上顎の犬歯、下顎の第1後臼歯、下顎の犬歯の順。

歯髄(しずい)が露出した場合は(露髄)、細菌感染を防ぐために24時間以内の治療が望まれます。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル④【根尖周囲病巣(こんせんしゅういびょうそう)】

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル④【根尖周囲病巣(こんせんしゅういびょうそう)】

takumy00 / PIXTA(ピクスタ)

犬の歯周病、破折(はせつ)による歯髄の露出、破歯(はし)細胞性吸収病巣、う蝕(虫歯)、変形歯などによって歯の根尖(歯の根の先端)周囲に炎症が及ぶことがあります。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル⑤【内歯瘻(ないしろう)/外歯瘻(がいしろう)/口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)】

犬の根尖周囲病巣(こんせんしゅういびょうそう)が進行した場合、膿(うみ)の排出路である瘻管(ろうかん)が作られ、その出口である穴が口腔内(内歯瘻)や、目の下、頬(ほほ)、顎の下などの皮膚(外歯瘻)、そして口腔と鼻腔とを隔てる骨(口腔鼻腔瘻)に開いてしまうことがあります。

小型犬に多く見られます。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル⑤【歯周病に起因する顎骨骨折】

犬の歯周病が重度に進行した場合(特に下顎の第1後臼歯)、歯根周囲の骨が溶けて薄くなることから、少しの衝撃で顎の骨を骨折してしまうことがあり、特に小型犬の老犬に多いと言われています。

【歯周病に起因する顎骨骨折の症例】

【歯周病に起因する顎骨骨折の症例】写真提供:フジタ動物病院
大型犬では下顎の骨の底と比べ、歯の根尖(歯の根の先端部)が高い位置にあるのに対し、小型犬の場合はその両者がほぼ同じくらいの位置にあることが顎骨骨折のリスクを高くする一因と考えられる。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル⑦【欠歯】

本来生えてくるべき歯がない場合を欠歯と言い、特に、下顎の第2前臼歯に多く見られます。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブル⑧【不正咬合(ふせいこうごう)】

犬の不正咬合(ふせいこうごう)とは、乳歯遺残(にゅうしいざん)や歯の萌出(ほうしゅつ)異常、外傷、遺伝などによって正常の噛み合わせにならない状態を言います。

乳歯遺残がある場合には不正咬合となっているケースがよく見られます。

ミニチュア・シュナウザーの歯並び・噛み合わせが悪い場合は矯正が必要?

ミニチュア・シュナウザーの歯並び・噛み合わせが悪い場合は矯正が必要?

vini / PIXTA(ピクスタ)

乳歯遺残(にゅうしいざん)や不正咬合(ふせいこうごう)など何らかの原因により噛み合わせが悪く、かつ、咀嚼(そしゃく)の問題があってごはんがうまく食べられない、不正な歯が口の中を傷つけてしまうなどの様子が見られる時、または将来的にそれが予想される時には歯の矯正が選択されることがあります。

歯に専用の固定器具を取り付けて位置を調整する矯正では数ヶ月を要しますし、その間、状況に応じて微調整も必要

できれば生後半年くらいまでの間に行うのが望ましいと言われます。

通常は、口腔粘膜を傷つけている歯を抜歯したり、切削して歯髄を保護する方法がとられることが多いです。

飼い主さんがどこまで望むか、その間の世話は十分できるかなど考えるべき点はあると思われますので、愛犬に歯の矯正が必要な場合は、歯科に詳しい動物病院で相談するといいでしょう。

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブルに保険は使用できる?

ミニチュア・シュナウザーの歯のトラブルに保険は使用できる?

アオサン / PIXTA(ピクスタ)

ペット保険における歯科治療の補償は各社各様です。

たとえば、「歯科治療全般が補償対象外」「歯周病は対象となる」「(予防以外の)全身麻酔下での歯科治療は手術にあたり、補償対象となる」など。

したがって、同じ歯科疾患で治療をしてもA社では補償され、B社では補償されないということがあり得るので、歯科治療の補償も含めてペット保険の加入を考える場合は、それぞれのペット保険の補償内容や条件をよく比較検討しましょう。

なお、ペット保険では予防にあたるものや、病気にはあたらないとされるもの、一部の遺伝性疾患などは補償対象外であり、歯石除去や乳歯遺残(にゅうしいざん)などはそれに含まれます。

ミニチュア・シュナウザーの歯のまとめ

ミニチュア・シュナウザーの歯のまとめ

Nickstock / PIXTA(ピクスタ)

犬の破折は、噛む力の強い中型犬~大型犬に多いと言われますが、テリア気質をもつミニチュア・シュナウザーは活発で遊び好きである分、意外に破折を起こすことがあります。

愛犬の歯のケアはもちろん、ひづめや骨、おもちゃなど硬過ぎる物は与えないようにすることも歯の健康を守ることにつながるでしょう。

何より、日頃のお手入れのついでに歯のチェックをすることもお忘れなく。

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