【獣医師監修】犬があんこを食べても大丈夫?ダメ!?適量や注意点(カロリー)、メリットは?

小豆や栗などを砂糖と煮て作るあんこ。愛犬があんこを食べても大丈夫でしょうか?糖分が多いあんこは、犬に与えて良い食材なのかダメな食材なのか、と気になっている飼い主さんもいるかと思います。今回は、愛犬にあんこを与える際の注意点(アレルギー)やメリット、適量など、役立つ知識を詳しく解説します。

【獣医師監修】犬があんこを食べても大丈夫?ダメ!?適量や注意点(カロリー)、メリットは?
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犬が【あんこ】を食べても大丈夫!

犬が【あんこ】を食べても大丈夫!

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犬があんこを食べても大丈夫です!

犬は甘い物が好きなので、きっとあんこを喜んで食べることでしょう。

ただし、粒あんであれば100gあたり約244kcal、栗あんであれば約238kcalと、あんこはとても高カロリーなこともあり、与えすぎないように注意が必要です。

小豆 あんこ

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また、小豆には犬に危険な物質は含まれていませんが、消化しやすい食べ物とは言えません。

カロリーや消化の良さの観点から、あんこを多くは与えないほうが良いでしょう。

なお、小豆でアレルギーを起こす例はあまりないと考えられています。

【参照元】文部科学省「食品成分データベース」

子犬や老犬に【あんこ】を与えても大丈夫?

子犬や老犬に【あんこ】を与えても大丈夫?

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子犬や老犬があんこを食べても大丈夫です。

特に、成長期の子犬は高カロリーの食べ物を必要とします。

環境の変化などによるストレスで食欲が落ちてしまった子犬に、あんこをおやつ代わりに与えるのも悪くありません。

逆に、老犬は基礎代謝が落ちているので、一般的には高カロリーのものを与えるのは好ましくありません。

食が細くなり痩せてしまった老犬には、あんこをおやつやトッピングで食べさせても良いですが、標準体型や肥満気味の老犬には、あんこは与えないほうが良いでしょう。

【参照元】文部科学省「食品成分データベース」

犬に【あんこ】を与えるメリットや効果は?

あんこのメリット・効果①【食欲をそそる】

子犬や老犬に「あんこ」を与えても大丈夫?

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あんこに含まれる砂糖の甘味と甘い匂いが、多くの犬の食欲をそそるでしょう。

病中病後で食欲が低下していたり痩せてしまった犬に、体力の回復を目的として高いカロリーのものを食べてもらいたいという時には、あんこは活用できる食材のひとつになります。

総合栄養食であるドライフードに、あんこを上手にからめてトッピング的に与える方法をおすすめします。

あんこのメリット・効果②【抗酸化作用】

あんこのメリット・効果②【抗酸化作用】

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小豆には、高い抗酸化作用で知られるアントシアニンが含まれているため、あんこを食べることで多少の抗酸化作用が期待できます。

ただ、抗酸化作用のある食べ物はあんこ以外にも多く存在するので、老犬や肥満気味の犬などカロリーを控えたい愛犬には、あえてあんこを与える必要はありません。

【参照元】文部科学省「食品成分データベース」

あんこのメリット・効果③【ビタミンB群と鉄分が豊富】

あんこのメリット・効果③【ビタミンB群と鉄分が豊富】

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小豆は疲労回復に効果があるビタミンB群と血液を造るのに欠かせない鉄分が豊富に含まれています。

しかし、前述のとおり、あんこは糖分とカロリーが高いため、特にビタミンB群と鉄分補給のために与える必要はないでしょう。

【参照元】文部科学省「食品成分データベース」

犬に【あんこ】を与える場合の注意点!

あんこの注意点①【あん入り菓子】

あんこの注意点①【あん入り菓子】

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飼い主さんは、あんこだけで食べるというよりも、あんこが入っているパンや茶菓子などを食べることが多いのではないでしょうか?

例えば、あんぱん、お団子や大福、よもぎ餅、どら焼き、ういろう、あんこ入りの生八ツ橋、ごま餅など。

餅やホットケーキなどにきな粉や生クリーム、などと一緒にあんこをトッピングして食べることもあるかと思います。

これらには、玉ねぎのように犬が食べて中毒症状を起こすようなものは含まれていませんが、餅や団子やパンなどは、愛犬が喉に詰まらせないように注意が必要です。

あんこ シナモン 八ツ橋

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もし愛犬にあんこが入った食べ物を与えるのであれば、必ず食べやすい大きさに小さくしてあげてください。

また、あんこが使われている茶菓子としておなじみの生八ツ橋に含まれているシナモンについては少々の注意が必要です。

体重1kgあたり1gのシナモンであれば、犬が食べても問題ないと言われていますが、シナモンに含まれる「クマリン」という成分は過剰に摂取すると肝臓に負担がかかるため、愛犬にはあん入りの生八ツ橋を与えるのは避けておいたほうが無難かもしれません。

あんこの注意点②【肥満】

あんこの注意点②【肥満】

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市販のあんこは多量の砂糖が使われており、糖分が多く太りやすいため、犬に与えるのは推奨できません。

自宅で砂糖を加えず小豆を煮て作ったあんこであれば、主食とのバランスを考えた上で与えることは問題ないでしょう。

【参照元】文部科学省「食品成分データベース」

犬に【あんこ】を与える際の適量は?

犬に【あんこ】を与える際の適量は?

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あんこは糖分が高く犬の肥満の原因となるため、たとえトッピングやおやつとして少量だとしても、毎日与えるのはおすすめできません。

食欲が低下した際の栄養補給や、たまのおやつとして与えるならば、愛犬が1日に摂取する食事量の10%以内にとどめておくのが無難と言えるでしょう。

【参照元】『小動物の臨床栄養学 第5版』(マーク・モリース研究所発行、監訳:岩﨑利郎、辻本元)2014年インターズー

犬に与える【あんこ】のまとめ

犬に与える【あんこ】のまとめ

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子犬から老犬まで、犬は小豆から作るあんこを食べても大丈夫です。

あんこは高カロリーで、ポリフェノールの一種であるアントシアニンをはじめ、ビタミンB群と鉄分が豊富に含まれています。

痩せ気味の犬や病中病後の犬の栄養補給には向いていると言えるでしょう。

ただし、あんこやあん入り菓子類は糖分が多く、しょっちゅう食べると太る危険性が高いので、愛犬に与えるのであればほどほどに。

飼い主 犬 

YAMATO / PIXTA(ピクスタ)

また、あん入り菓子類は犬の喉に詰まりやすいものもあるので、与える場合は食べやすい大きさに小さくするのも重要です。

愛犬の健康を守ることができるのは飼い主だけです。

正しい知識を持ち目的に応じて、愛犬の食事にあんこを取り入れてみてくださいね。

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