【獣医師監修】シー・ズーの平均寿命、最高齢は何年?心臓病・皮膚病、老化を防止し、寿命を延ばす秘訣!
明るく穏やかな性格が飼い主を癒してくれる小型犬のシー・ズーに、ゆったりと過ごせる老後を提供してあげたいものです。シー・ズーの寿命を延ばすための長生きの秘訣、シーズーがかかりやすい病気、老化の防止し方法などとともに学んでおきましょう!

日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)卒業
Royal Academy of Homoeopathy卒業
新宿鍼灸柔整専門学校卒業
【専門分野】
Aki Holistic Veterinary Care にて
◇鍼灸
◇ホメオパシー
◇ホモトキシコロジー
◇CCLT(Crystal Color Light Therapy)
◇漢方
などを用いたホリスティックケア
【資格】
◇獣医師
◇鍼灸師
◇日本獣医ホメオパシー認定医
【所属団体・学会】
◆一般財団法人 比較統合医療学会
◆一般社団法人 日本獣医ホメオパシー学会
◆日本ペット中医学研究会
【著作物】
・犬の臨床鍼灸学テキスト
(比較統合医療学会 犬の臨床鍼灸学テキスト編集委員会 編著)
【飼ってる動物】
雑種犬1頭(ウメ)
雑種猫2頭(あさり・うにお)
【ペット歴】
36年
【職業上でのペットとのかかわり】
縁あって家族になった動物達が飼い主さんと幸せに生涯を全うできるようお手伝いしたく、日々精進中です。
目次
シー・ズー【平均寿命】は?

tokkyneo / PIXTA(ピクスタ)
シー・ズーは小型犬で、比較的長生きすると言われますが、何年くらい生きてくれるのでしょうか?
一般的に、シーズーの平均寿命は13~16歳と考えられます。
シー・ズーの平均寿命【人間に換算】すると何歳?

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シー・ズーの平均寿命が14歳だとすると、人間に換算すると72歳ほどになります。
シー・ズー【最高齢】は何歳?

joririn / PIXTA(ピクスタ)
シー・ズーは23歳が国内最高齢と言われています。
(※ギネスに認定されている犬の最高齢は、オーストラリアン・キャトル・ドッグの29歳です。)
【参照元】Guinness worldrecords,Oldest dog ever
獣医療の進歩をはじめ、健康診断の普及、ドッグフードの品質向上などによって、シー・ズーの寿命はますます延びる傾向にあるようです。

【獣医師監修】犬の健康診断は必要?愛犬の健康寿命を延ばすために、年1回の健康診断を!(特にシニア期)
昨今の動物病院は、病気を予防するための場所にもなってきています。愛犬が病気になってから駆け込むのではなく、日頃から飼い主とかかりつけ医が信頼関係を築くことの大切さ、そして愛犬の健康寿命を延ばすための予防医療の大切さを、地域密着型病院の院長である成城こばやし動物病院の小林 元郎獣医師に教えていただきました。
シー・ズー【寿命を縮める】要因は?

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シー・ズーはそれほど活発な犬種ではないので、散歩にあまり行かないでいると、老齢期以降、心肺機能がどんどん衰えてしまいます。
良質な筋肉を維持することも、長生きをするためには必要です。
シー・ズーの寿命を縮める要因のひとつは、運動不足といえるでしょう。
運動不足の毎日なのに、食事やおやつを食べ過ぎていると肥満に陥ってしまいます。
肥満はあらゆる病気の原因になり、健康を害します。

【獣医師監修】犬の肥満の正体を知る!「愛犬版」肥満チェックシート!あり
現在、日本で飼育されている犬の約3割が過体重または肥満であるとの報告もあり、犬の肥満は深刻な「現代病」となりつつあります。人と同様、犬の肥満も他の病気の原因となることが解明されてきました。ここでは、犬の「肥満原因」「肥満リスク」について解説しつつ、【愛犬版】肥満チェックシート!もご用意していますので、ぜひご活用下さい。

【肥満度チェックリスト付き】犬のメタボが健康に及ぼす悪影響を知る
近年、犬の肥満——犬のメタボ化が進み、病気に苦しんでいる犬を見掛ける機会が増えてきました。メタボが犬の健康に及ぼす悪影響について知識をつけましょう。犬の肥満度が確認できるチェックリストもありますので、ぜひ犬の肥満防止に役立ててください。

【獣医師監修】愛犬のダイエットを始める前に理想体重と肥満度(BCS)を要チェック!
家族の大切な一員である愛犬が、できるだけ健康に長生きできる飼育環境を作ってあげられるのは、飼い主だけです。まずは愛犬の「理想体重」を知り、「ボディコンディションスコア(BCS)評価表」を使って肥満度を判定しましょう!愛犬のダイエットに対する考え方や運動についても解説します。
食欲が旺盛なシー・ズーが多いと思いますが、食事の管理はしっかりと行いたいものです。
シー・ズーが長生きするために【注意すべき病気は?】
シー・ズー「注意すべき病気」①【眼疾患(白内障、睫毛乱生、睫毛重生)】

135pixels / PIXTA(ピクスタ)
シー・ズーは若齢から白内障にかかる可能性がある犬種のひとつです。

【獣医師監修】「犬の白内障」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
犬の「白内障 (はくないしょう)」とは、目のレンズの役割をしている水晶体が白く濁り視覚障害を起こす病気です。重症化すると失明するので、進行しないうちに発見、治療を始めたいものです。犬の白内障の原因、症状、治療方法などを詳しく解説します。
定期的に目の状態を獣医師に診てもらうように努めてください。
若齢で発症する白内障は進行が速く、緑内障や網膜剥離などの合併症から失明に至る危険性もあります。

【獣医師監修】「犬の緑内障」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
犬の「緑内障 (りょくないしょう)」とは、眼球内部の圧力が高まり、再生のできない中枢神経の一つである視神経を圧迫することで最終的に失明してしまう病気です。残念ながら発症してしまうと、完治はできません。原因、症状、治療方法など病気について詳しく解説します。

iStock.com/fotoedu
犬の白内障は人間と同じように外科手術も可能なので、早期の発見を心がけましょう。
通称で逆さまつ毛とも呼ばれる睫毛乱生(しょうもうらんせい)、まつ毛の発毛部分に異常がある睫毛重生(しょうもうじゅうせい)を、先天的に抱えているシー・ズーもいます。
愛犬がおとなしく怖がらない性質であれば、動物病院で定期的にまつ毛を抜く治療を継続したり、外科手術による治療などによって、まつ毛で目を傷つけてしまわないようにする必要があります。

【獣医師監修】「犬の白内障」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
犬の「白内障 (はくないしょう)」とは、目のレンズの役割をしている水晶体が白く濁り視覚障害を起こす病気です。重症化すると失明するので、進行しないうちに発見、治療を始めたいものです。犬の白内障の原因、症状、治療方法などを詳しく解説します。

【獣医師監修】犬の目が白い。この症状から考えられる原因や病気は?
「目が白くなる」というと「白内障」を思い浮かべ「見えなくなるのでは?」と心配になってしまいますね。でも、目が白くなる原因は白内障以外にもいくつかあるようです。すぐに獣医師に診てもらったほうがいいケースなのかどうか、チェックしてみましょう。
シー・ズー「注意すべき病気」②【皮膚疾患(膿皮症、マラセチア皮膚炎、脂漏症、アレルギー性皮膚炎)】

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シー・ズーは皮膚が脂っぽくなりやすい脂漏体質の犬種。
そのため、皮膚のベタつき、フケ、脱毛などが特徴の脂漏症にかかりやすいことが知られています。

【獣医師監修】犬のフケが多い。この症状から考えられる原因や病気は?
フケとは、皮膚の表皮の角質細胞が剥がれたものです。過剰なフケを形成する疾患を角化異常症とよび、おもな疾患には皮脂の量が増える脂漏症が挙げられます。あまりにもフケの量が多かったり、痒がっていたりする場合は、症状が悪化する前に早めに病院で診てもらいましょう。

【獣医師監修】犬が脱毛している。この症状から考えられる原因や病気は?
犬にとって毛(被毛)は、体温調節や外部の刺激から体を守るためにとても重要なもの。一口に「脱毛」と言っても、季節的な理由から疾患までさまざまな要因があります。あきらかに異変を感じる時は、病院で診察を受けましょう。

【獣医師監修】犬の皮膚が赤い・皮膚がただれている。この症状から考えられる原因や病気は?
犬の皮膚の色が赤い時は、何らかの炎症が起こっている可能性があります。痒みで犬が皮膚をしきりに舐めたり引っ掻いたりすると、ただれて症状が悪化することがあるので、早めに病院へ連れていきましょう。
愛犬が脂漏症になった場合、専用のシャンプー療法で治療を行いますが、日頃から定期的なグルーミングで皮膚を衛生的に保つように心がけましょう。

【獣医師監修】老犬がシャンプーを嫌がる理由は?シャンプーできない場合や頻度は?ポイントやコツ!
老犬のシャンプーはなにかと気をつかいます。足腰、体力ともに弱ってきている老犬では、極力シャンプーの回数を減らすのが一番です。そのためには、こまめに手入れをして清潔を保つこと。シャンプーが必要な時にも全身シャンプーの回数を減らして部分洗いをするなど、負担を減らすようにしてあげましょう。
犬の脂漏症が悪化すると、二次的にマラセチア皮膚炎や膿皮症を招くケースも少なくありません。

【獣医師監修】犬の膿皮症は早期発見が大事!膿皮症の症状や原因、治療法、対策、予防法は?
犬の膿皮症(のうひしょう)は、犬の皮膚にいる常在菌の一つであるブドウ球菌が、異常に増殖することで皮膚に赤みやかゆみ、にきびのようなものが出る病気です。重度の感染だと、かゆみよりも痛みがひどく、食欲や元気まで落ちてしまうのが膿皮症の怖い点。膿皮症の原因とチェックするポイントをお伝えします。

【獣医師監修】犬の皮膚が赤い・皮膚がただれている。この症状から考えられる原因や病気は?
犬の皮膚の色が赤い時は、何らかの炎症が起こっている可能性があります。痒みで犬が皮膚をしきりに舐めたり引っ掻いたりすると、ただれて症状が悪化することがあるので、早めに病院へ連れていきましょう。

135pixels / PIXTA(ピクスタ)
マラセチア皮膚炎は、真菌の一種であるマラセチアの増殖で発症します。
犬の膿皮症はブドウ球菌の細菌感染によって起こります。

【獣医師監修】犬の膿皮症は早期発見が大事!膿皮症の症状や原因、治療法、対策、予防法は?
犬の膿皮症(のうひしょう)は、犬の皮膚にいる常在菌の一つであるブドウ球菌が、異常に増殖することで皮膚に赤みやかゆみ、にきびのようなものが出る病気です。重度の感染だと、かゆみよりも痛みがひどく、食欲や元気まで落ちてしまうのが膿皮症の怖い点。膿皮症の原因とチェックするポイントをお伝えします。
犬の膿皮症は、赤い発疹や円形に拡がるフケなどが特徴で、悪化すると脱毛や皮膚の色素沈着が生じます。

【獣医師監修】犬の皮膚が赤い・皮膚がただれている。この症状から考えられる原因や病気は?
犬の皮膚の色が赤い時は、何らかの炎症が起こっている可能性があります。痒みで犬が皮膚をしきりに舐めたり引っ掻いたりすると、ただれて症状が悪化することがあるので、早めに病院へ連れていきましょう。

【獣医師監修】犬のフケが多い。この症状から考えられる原因や病気は?
フケとは、皮膚の表皮の角質細胞が剥がれたものです。過剰なフケを形成する疾患を角化異常症とよび、おもな疾患には皮脂の量が増える脂漏症が挙げられます。あまりにもフケの量が多かったり、痒がっていたりする場合は、症状が悪化する前に早めに病院で診てもらいましょう。

【獣医師監修】犬が脱毛している。この症状から考えられる原因や病気は?
犬にとって毛(被毛)は、体温調節や外部の刺激から体を守るためにとても重要なもの。一口に「脱毛」と言っても、季節的な理由から疾患までさまざまな要因があります。あきらかに異変を感じる時は、病院で診察を受けましょう。
シー・ズー「注意すべき病気」③【外耳炎】

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垂れ耳であることにくわえて、脂漏体質であることが、シー・ズーを外耳炎にかかりやすくしています。
愛犬の耳をこまめに見て、臭いや汚れが気になるようであれば、早めに獣医師に相談を。
動物病院では、耳の洗浄を行ったのち、点耳薬での治療を行います。
耳道内でブドウ球菌やマラセチアが見つかった場合は、抗生物質や抗真菌剤を用いての治療を行います。

【獣医師監修】犬の耳が聞こえない、遠い(難聴)。考えられる原因や症状、主な病気は?
ある日、愛犬に呼びかけても反応がなく、「もしかして愛犬の耳が聞こえていない?」「遠い(難聴)のでは?」と思った飼い主さんもいるのではないでしょうか?ここでは、犬の耳が聞こえなくなる、遠い(難聴)の原因や症状、主な病気について解説します。
シー・ズー「注意すべき病気」④【心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)】

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シニア期以降は、シー・ズーは僧帽弁閉鎖不全症になっていないかどうかを聴診や健康診断などで確認しましょう。

【獣医師監修】犬の健康診断は必要?愛犬の健康寿命を延ばすために、年1回の健康診断を!(特にシニア期)
昨今の動物病院は、病気を予防するための場所にもなってきています。愛犬が病気になってから駆け込むのではなく、日頃から飼い主とかかりつけ医が信頼関係を築くことの大切さ、そして愛犬の健康寿命を延ばすための予防医療の大切さを、地域密着型病院の院長である成城こばやし動物病院の小林 元郎獣医師に教えていただきました。
僧帽弁閉鎖不全症を治療せずにいると、肺水腫や呼吸困難へと病状が進行するのが早まってしまいます。
早期に発見して、内科治療により病状を管理するのが非常に重要となります。
近年では、特別な施設で外科手術も実施できるようになりました。
かかりつけ医と相談しながら、心臓病の治療を行ってください。
シー・ズー【高齢犬(シニア犬)】になったら起こることと対処法!

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シー・ズーは、シニア期以降は白内障になりやすいでしょう。
若いうちは白内障にならなかったとしても、定期的に眼科の健診を受けておければ安心です。

【獣医師監修】「犬の白内障」原因や症状、なりやすい犬種、治療方法は?
犬の「白内障 (はくないしょう)」とは、目のレンズの役割をしている水晶体が白く濁り視覚障害を起こす病気です。重症化すると失明するので、進行しないうちに発見、治療を始めたいものです。犬の白内障の原因、症状、治療方法などを詳しく解説します。

【獣医師監修】犬の目が白い。この症状から考えられる原因や病気は?
「目が白くなる」というと「白内障」を思い浮かべ「見えなくなるのでは?」と心配になってしまいますね。でも、目が白くなる原因は白内障以外にもいくつかあるようです。すぐに獣医師に診てもらったほうがいいケースなのかどうか、チェックしてみましょう。

【獣医師監修】犬の健康診断は必要?愛犬の健康寿命を延ばすために、年1回の健康診断を!(特にシニア期)
昨今の動物病院は、病気を予防するための場所にもなってきています。愛犬が病気になってから駆け込むのではなく、日頃から飼い主とかかりつけ医が信頼関係を築くことの大切さ、そして愛犬の健康寿命を延ばすための予防医療の大切さを、地域密着型病院の院長である成城こばやし動物病院の小林 元郎獣医師に教えていただきました。
シー・ズーは、中国宮廷の貴族の抱き犬として愛されてきた歴史から、穏やかな性格が魅力のひとつ。

iStock.com/PongMoji
けれども、シー・ズーは、老齢になるとさらに活動量が落ちて寝てばかりになるかもしれません。

【獣医師監修】老犬が寝たきりになったらどうする?原因や理由、対処、注意点やポイント、予防法!
犬の寿命も延び、寝たきりとなって介護が必要になるケースも珍しくありません。愛犬の健康寿命を延ばし、元気に天寿を全うする“ピンピンコロリ”が理想ですが、なかなか難しいのも現実です。ここでは、犬が寝たきりになった場合の原因や理由、対処法、注意点などについて詳しく解説します。
シー・ズーは、脳への刺激が少なくなると、認知症の発症リスクも上がってしまいます。

【獣医師監修】愛犬が急に認知症に?老犬の「認知症」原因や症状、対策、治療、予防方法は?
老犬でよく見られる「認知症」は単なる老化現象ではなく、加齢にともなう一つの疾患です。現在のところ、残念ながら完治させることはできず、進行を遅らせる努力をするしかありません。何より予防が大切です。そのために知っておきたい犬の認知症の症状や予防、対処方法などについて詳しくご紹介します。
なるべく、愛犬に頭を使わせるような遊びなどを日々の生活に取り入れるのがおすすめです。

【獣医師監修】老犬を介護する際の悩みは?病気や医療費、トイレなど介護のポイントやコツ!
老犬の介護生活には悩みがつきものです。それゆえに、試行錯誤と工夫は必要。そして、もう一つ大事なのが飼い主さんの気持ちの持ち方です。そうしたメンタル面も含め、老犬の介護について知っておきたいポイントをまとめました。各テーマについては、別の記事でお伝えします。

【獣医師監修】老犬のお困りごと(愛犬の老化・ケア方法)解消「お役立ち」まとめ記事【20選】
なんだか愛犬に元気がないみたい…と感じたら、それは老化のサインかもしれません。いつでも愛嬌たっぷりで可愛い犬たちですが、実は人間よりも歳をとるのが早い生き物。犬の老化のサインを見逃さず、老後も快適な暮らしが送れるようにしてあげるためには、犬の老化についての知識を身につけておく必要があります。

【獣医師監修】老犬の夜鳴き、原因や理由は?鳴きやまない場合の対処法やサプリメントなど予防法!
老犬の介護生活では、「寝たきりの愛犬が鳴き止まない」「夜鳴きを無視できない」など、夜鳴きに頭を悩ませる飼い主さんが多くいます。原因は認知症だけではなく、痛みや不快感などいくつか考えられます。夜泣きの原因や理由を探るとともに、その対処法や予防方法について詳しく解説していきます。
シー・ズー【健康寿命を延ばす】ポイントや長生きの秘訣は?

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シー・ズーは、筋肉質な犬種ではないため、シニア期以降は筋力の衰えに要注意!
毎日少しでもよいので、愛犬を散歩に連れていってあげましょう。
ノーズワークやトレーニングなど、室内では脳トレも積極的に行いたいものです。
シー・ズーは、短頭種なので、熱中症にかかりやすいというウィークポイントがあります。

chaoss / PIXTA(ピクスタ)
愛犬に、シニア期以降も健康で長生きしてもらうために、外出の際はもちろん、室内でも高温多湿に注意して熱中症の予防を万全に。
シー・ズーは室内にいる時間が長いかと思いますが、適度な日光浴は健康を保つために行ってあげたいものです。
日光の浴びすぎに注意しながら短時間ベランダで過ごさせたり、老齢期は愛犬を抱っこをして屋外を少し歩いたりして、適度な日光浴を行ってください。

【獣医師監修】老犬の散歩はいつまで必要?歩かない場合は?時間や距離、頻度(回数)の目安は?
老犬(高齢犬)だから散歩や運動は必要ないというわけではありません。関節炎や認知症などが心配な老犬だからこそ、無理のない範囲で散歩や運動をすることは予防やリハビリにもなります。「老犬の散歩の頻度は?」「距離は?」と気にするより、飼い主さんの「散歩に行ってあげたい」と思う気持ちが何より大事です。
シー・ズー【スキンシップ】で病気の早期発見を!

joririn / PIXTA(ピクスタ)
シー・ズーは長毛の犬種なので、皮膚の病気に気付きにくいかもしれません。

【獣医師監修】犬の膿皮症は早期発見が大事!膿皮症の症状や原因、治療法、対策、予防法は?
犬の膿皮症(のうひしょう)は、犬の皮膚にいる常在菌の一つであるブドウ球菌が、異常に増殖することで皮膚に赤みやかゆみ、にきびのようなものが出る病気です。重度の感染だと、かゆみよりも痛みがひどく、食欲や元気まで落ちてしまうのが膿皮症の怖い点。膿皮症の原因とチェックするポイントをお伝えします。

【獣医師監修】犬のフケが多い。この症状から考えられる原因や病気は?
フケとは、皮膚の表皮の角質細胞が剥がれたものです。過剰なフケを形成する疾患を角化異常症とよび、おもな疾患には皮脂の量が増える脂漏症が挙げられます。あまりにもフケの量が多かったり、痒がっていたりする場合は、症状が悪化する前に早めに病院で診てもらいましょう。

【獣医師監修】犬の皮膚が赤い・皮膚がただれている。この症状から考えられる原因や病気は?
犬の皮膚の色が赤い時は、何らかの炎症が起こっている可能性があります。痒みで犬が皮膚をしきりに舐めたり引っ掻いたりすると、ただれて症状が悪化することがあるので、早めに病院へ連れていきましょう。

【獣医師監修】犬が皮膚(体)を掻いている。この症状から考えられる原因や病気は?
犬が皮膚(体)を頻繁に掻いているときは、毛をかき分け、皮膚の様子を観察してください。ストレスや違和感によるケースもありますが、何らかの炎症が起こっている可能性もあります。痒み(かゆみ)で犬が皮膚をしきりに舐めたり掻いたりすると症状が悪化してしまうので、早めに獣医師に相談しましょう。
マッサージや指圧などをとおして、皮膚の異常や体表にできる腫瘍などを、早期に発見できるようにしましょう。

【獣医師監修】犬のマッサージで痛み・コリを解消し免疫力アップ!お腹・首・足、部位ごとのやり方は?
愛犬とのスキンシップタイムには、マッサージやストレッチをしながら愛犬の健康を促進してあげるのがおすすめです。犬のマッサージ(ドッグマッサージ)のやり方と秘訣を学びましょう。飼い主さんも愛犬も、極上のリラックスタイムを!
ブラッシングやシャンプーなど、日ごろのお手入れも、健やかな毎日を過ごすために重要です。

【獣医師監修】老犬がシャンプーを嫌がる理由は?シャンプーできない場合や頻度は?ポイントやコツ!
老犬のシャンプーはなにかと気をつかいます。足腰、体力ともに弱ってきている老犬では、極力シャンプーの回数を減らすのが一番です。そのためには、こまめに手入れをして清潔を保つこと。シャンプーが必要な時にも全身シャンプーの回数を減らして部分洗いをするなど、負担を減らすようにしてあげましょう。
飼い主とのスキンシップタイムは、双方の心を豊かにしてくれるひとときでもあります。
愛らしいシー・ズーと、穏やかで楽しい日々を過ごせますように。
シー・ズー【平均寿命】まとめ

M.Hanba / PIXTA(ピクスタ)
若齢のうちから老犬にいたるまで、心穏やかなシー・ズー。

【獣医師監修】老犬のお困りごと(愛犬の老化・ケア方法)解消「お役立ち」まとめ記事【20選】
なんだか愛犬に元気がないみたい…と感じたら、それは老化のサインかもしれません。いつでも愛嬌たっぷりで可愛い犬たちですが、実は人間よりも歳をとるのが早い生き物。犬の老化のサインを見逃さず、老後も快適な暮らしが送れるようにしてあげるためには、犬の老化についての知識を身につけておく必要があります。
そのため、急に元気がなくなるといった明らかな変化を飼い主は感じにくいかもしれません。

【獣医師監修】犬が急に元気がなくなり(動かない)心配。考えられる原因や症状、おもな病気は?
急に愛犬の元気がなくなった…。突然の出来事に飼い主は心配になると思います。愛犬が言葉で説明できないからこそ、少しでも早く察してあげたいもの。今回は、愛犬が急に元気がなくなったときに考えられる原因や症状、考えられる主な病気について解説します。
愛犬の小さな変化に気づけるように努めつつ、若齢のうちからスキンシップや動物病院での定期的な健康診断をとおして、病気を早期に発見できるようにしてあげましょう。

【獣医師監修】犬の健康診断は必要?愛犬の健康寿命を延ばすために、年1回の健康診断を!(特にシニア期)
昨今の動物病院は、病気を予防するための場所にもなってきています。愛犬が病気になってから駆け込むのではなく、日頃から飼い主とかかりつけ医が信頼関係を築くことの大切さ、そして愛犬の健康寿命を延ばすための予防医療の大切さを、地域密着型病院の院長である成城こばやし動物病院の小林 元郎獣医師に教えていただきました。
心身の健康寿命を延ばすには、脳トレも是非取り入れてみてくださいね!

【獣医師監修】犬の平均寿命や最高齢は何歳?【犬種別】寿命を縮める要因、長生きの秘訣やポイント!
チワワ、トイ・プードル、柴犬など、愛犬と一緒に暮らす中で、愛犬の平均寿命や最高齢について気になる方も多いと思います。小型犬と大型犬では寿命が違うことは知られていますが、犬種によっても寿命は異なります。ここでは、犬種別の平均寿命だけでなく、寿命を縮める病気などの要因、寿命を延ばす秘訣やポイントについて解説していきます。

【獣医師監修】フレンチ・ブルドッグの平均寿命は短い?最高齢は?皮膚病や老化を防止し、長生きする秘訣!
原産国のフランスをはじめ、世界中で大人気のフレンチ・ブルドッグ。個性的な見た目と、陽気な性格で人々を虜にするフレブルが、1日でも長生きしてくれるよう、かかりやすい病気や健康生活のコツをぜひ覚えて実践しましょう。

【獣医師監修】チワワの平均寿命や最高齢は何年?心臓病など寿命を縮める要因は?元気で長生きする秘訣!
超小型のチワワは世界最小クラスの犬種で、元気で長生きをする犬種のひとつとしても知られています。チワワに心身ともに元気で長生きをしてもらうために、飼い主にできることはなんでしょうか?チワワが気をつけるべき病気や生活の工夫ポイントなどとともに、役立つ知識を身につけておきましょう!

【獣医師監修】マルチーズの平均寿命、最高齢は何年?心臓病や老化を防止し、寿命を延ばし長生きする秘訣!
地中海沿岸地域が原産で、白く長い被毛が美しい小型犬のマルチーズ。1968年から1984年まで、ジャパンケネルクラブ(JKC)の登録頭数トップをキープしていた、超小型犬の人気犬種ですが、寿命は何年位なのでしょうか?かかりやすい病気や老化の防止方法なども知って、愛犬の健康寿命を延ばしてあげましょう!

【獣医師監修】ポメラニアンの平均寿命は何歳?最高齢は?気管虚脱や老化を防止し、寿命を延ばす秘訣は!
ふわふわもこもこの見た目が愛らしい、小型犬のポメラニアン。つい甘やかして肥満にさせると、呼吸器や関節に負荷をかけて健康寿命を縮めてしまいかねません。病気や老化を防止し、ポメラニアンにハッピーで長生きしてもらうための秘訣を心得ておきましょう!

【獣医師監修】ヨークシャー・テリアの平均寿命、最高齢は何年?病気や老化を予防し、寿命を延ばす秘訣!
シルクのようなサラサラの被毛を持ち、抜け毛が少なく活発で陽気な超小型犬のヨークシャー・テリア。飼いやすく、「ヨーキー」の愛称で親しまれる人気犬種の健康寿命を延ばすための秘訣を心得て、平均寿命より長生きするためのコツやポイントをについて解説します。

【獣医師監修】パグは短命?平均寿命や最高齢は何年?脳炎や皮膚病、老化を予防し、寿命を延ばす秘訣!
おでこのシワがキュートなパグ。短頭種ならではの呼吸器トラブルや肥満にならないよう注意しつつ、陽気なパグが喜ぶ楽しい生活を続ければ、きっと長生きしてくれることでしょう。ここでは、パグ(小型犬)の平均寿命や最高齢(最長)、かかりやすい病気だけでなく、寿命を延ばす秘訣やポイントについて解説していきます。

【獣医師監修】トイ・プードルの平均寿命は短い?最高齢は?病気や老化を予防し、寿命を延ばす秘訣!
カーリーヘアが愛らしい超小型犬のトイ・プードルは、老いても若く見える犬種です。運動神経も抜群で楽しいことが大好きなトイ・プードルの寿命は、いったい何年くらいなのでしょうか?トイ・プードルの行動の特徴から見えるかかりやすい病気、健康で長生きできる秘訣を紹介します。
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