【獣医師監修】賢いラフ・コリーの特徴と魅力「世界中で大ブームになった名犬ラッシー」

ラフ・コリー は、名犬ラッシーの主人公として登場したことから、世界中で大ブームを引き起こした犬種として有名です。イギリス原産のラフ・コリー は古い起源を持つ牧畜犬。日本でラフ・コリー といえば、通常はラフ・コリー を指しますが、スムースコートのスムース・ラフ・コリー もいます。

ラフ・コリー の特徴~フサフサとした被毛の高貴な犬種

ラフ・コリー の特徴~フサフサとした被毛の高貴な犬種

サイズ:大型犬体高 :51~61cm体重 :18~30kg
ラフ・コリー は、豊かな被毛を揺らしながら、優雅に歩く姿が特徴的です。

ラフ・コリー の被毛は、美しくなびく長いオーバーコートと、短くて密度の高いアンダーコートのダブルコートです。特に首のまわりの被毛は長く、まるで上質なストールを巻いているかのような気品の高さを感じさせます。

ラフ・コリー の被毛の色は3種類あります。
セーブル・・濃い褐色のダークと、ベージュ色のピュア。
トライ・・ブラック、タン、ホワイトの3色からなり、おもにブラック色が主体。
ブルーマール・・ブラック色が白く抜けグレーとタン、ホワイトの大理石模様。

名犬ラッシーに登場したラフ・コリー は濃い褐色のセーブルの被毛です。
ラフ・コリー は大型犬ながらも、もともと牧畜犬として活躍していた頃の名残から、その足取りは軽く俊敏性にたけているのも特徴です。

ラフ・コリー の歴史:昭和に大ブームを引き起こしたラフ・コリー

ラフ・コリー の原産国はイギリスのスコットランドです。今から2,000年以上前にローマ侵略軍がイギリスへ上陸した際に連れてきた作業犬が起源です。

ラフ・コリー は牧羊犬としても能力が高く、ラフ・コリー 1頭で50頭もの羊を誘導し、畜舎から牧草地までの管理を行えるほどでした。時には水難救助犬として水を恐れることなく、果敢に人々の命を救ったという記録も残されています。

犬好きで有名なイギリスのビクトリア女王がラフ・コリー を愛犬として選んだことをきっかけにして知られるようになり、イギリス貴族達から愛されるようになりました。

初めて日本にラフ・コリー が輸入されたのは、今から100年以上も前の1900年(明治33年)と言われています。

それほど昭和の日本でブームだったラフ・コリー ですが、狭い住宅事情や共働きや、誤ったしつけ方による無駄吠えなどが原因で、現在はラフ・コリー の飼育頭数は少なくなっています。
全てのラフ・コリー の飼育頭数は不明ですが、2017年度ジャパンケネルクラブのラフ・コリー 登録頭数は67位で93頭です。これは、その年に生まれたラフ・コリー の純血種の子犬の血統書を新規に発行する数ですが、決して多くはありません。

愛情が深いラフ・コリー の性格がよくわかる名犬ラッシーの物語

愛情が深いラフ・コリー の性格がよくわかる名犬ラッシーの物語

「名犬ラッシー」はラフ・コリー の性格をよくあらわしています。
ラフ・コリー は、愛情深いだけでなく、洞察力にも優れているので、家族の行動を把握して自分がどのように行動すれば良いのか、といった能力にもたけています。

ラフ・コリーの性格まとめ

愛情深い穏やか忍耐強い従順洞察力に優れる

ラフ・コリーの寿命と日頃のケア

ラフ・コリー の平均寿命は12~13年くらいと考えられています。

ラフ・コリー は牧畜犬としての起源を持っていますので、毎日30分程度の長めの散歩を2回行い、時にはドッグランを活用したり、ジョギングをさせたりと、運動不足にしないように飼育しましょう。

被毛は長く、絡まりやすいので、できるだけ毎日ブラッシングをするようにします。。

季節の変わり目など、換毛期には、1週間に1回程度は根元からブラッシングを行って血流をアップすると同時に、抜け毛の手入れを行って健康で清潔な地肌環境を整えましょう。

また、ラフ・コリー は室内での飼育によって、フィラリアや雨風や暑さ寒さといった外飼いのリスクを減らすことができます。

10歳程度になると、脚が弱ってくるので、体調をみながら適度な運動と清潔を心がけ、時々マッサージを行うなど、健康寿命を伸ばしてあげましょう。

ラフ・コリーがかかりやすい病気

ラフ・コリーがかかりやすい病気

次に、ラフ・コリー が気をつけるべき病気について見ていきましょう。
■ラフ・コリー アイ
ラフ・コリー が特にかかりやすい病気には、遺伝による「ラフ・コリー アイ」が挙げられます。視力障害や眼内出血、網膜はく離による失明するケースがあります。


■マラセチア性皮膚炎
マラセチア菌という真菌の感染による皮膚炎を引き起こすことがあります。

■イベルメクチンショック
ラフ・コリー は血液脳関門の働きが弱い傾向にあるため、フィラリア予防薬などに含まれるイベルメクチンという成分に反応しやすく、高用量で、重篤な症状が起こるおそれがあります。通常の予防薬の濃度であれば安全です。

ラフ・コリーはしつけをグングン覚えて飼いやすい

ラフ・コリー は、家庭犬として優れた犬種です。ラフ・コリー は賢く、服従性も高く、訓練を喜んで受け入れる性格ですから、しつけがしやすいのが特徴です。

大型犬ではありますが、仔犬の頃から適切なしつけを行えばリードを引っ張る事もないので、女性でも楽しく散歩ができます。ただし、1日30分程度の散歩を2回することは必要です。

ラフ・コリー の首まわりの豊かな被毛を保護するために、室内では首輪をせずに飼っている方が多いです。散歩の時にはベルト幅の広い首輪やクッション性の高い首輪を用意してあげると、被毛を傷つける事もなく安心です。

また、ラフ・コリー は赤ちゃんや子供に対しても穏やかに接することができるので、お子さんがいる家庭や、これから赤ちゃんを考えている家庭でも安心してラフ・コリー を迎え入れることができます。

ラフ・コリー は体臭が少ないタイプの犬種ですので、シャンプーの回数は普通に行えば大丈夫です。通常は1~2ヶ月に1回程度のシャンプーを行えば十分でしょう。

長く豊かな被毛を美しくキープするためにも、定期的にブラッシングを行い、地肌に新鮮な空気を通しておくと、皮膚病の予防にもなるのでおすすめです。

ラフ・コリー は草原を走るイメージがありますが、大きい庭がないと飼えない、ということはありません。逆にラフ・コリー は飼い主の側にいたい気持ちが強いので、出来れば室内飼いであまり留守にしない家庭のほうが安心して暮らせます。その代わり、毎日の散歩に加えて、十分に走れる環境を作ってあげるようにします。

ラフ・コリー は生後4ヶ月頃から警戒心が出てきます。もともと吠えて異変を知らせるという牧畜犬です。様々なものに慣らしていかないと、ラフ・コリー が警戒心から吠えてしまうこともありますので、きちんとした社会化を身につけさせましょう。

ラフ・コリーは穏やかに見守る保護者みたい

子供や他の動物とも仲良くなれる性格ですし、抜群の頭の良さでどんどんしつけも覚えるラフ・コリー 。多くのラフ・コリー は警戒心を感じたら、吠えて飼い主さんに知らせます。無駄吠えをさせないしつけをしましょう。

飼い主さんのしつけで、穏やかで気品のあるラフ・コリー の特性をどんどん伸ばすことができますから、とても楽しいですよ。

大型犬の中でも、しつけしやすく、手がかかりにくいラフ・コリー です。あなたの人生のパートナーとしてラフ・コリー を迎えてみてはいかがでしょうか!

みんなのコメント

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「犬の種類・品種」の人気記事RANKING