【獣医師監修】ミニチュア・ダックスフンド 超人気犬種の知っておきたい特徴と性格まとめ

この10年、常に人気ランキングTOP3にランクインして不動の人気を誇っている、ミニチュア・ダックスフンド。そのユニークな姿と甘えん坊な性格で、多くの飼い主をとりこにしています。そんなミニチュア・ダックスフンドの意外な一面や特徴を、知っていますか?

ミニチュア・ダックスフンドの外見の特徴~実用性に優れた胴長短足のユニークな姿

ミニチュア・ダックスフンドの外見の特徴~実用性に優れた胴長短足のユニークな姿

ミニチュア・ダックスフンドの外見は胴長短足です。

この特徴的な体型は狭く細い穴の中にもぐり込んで作物を荒らす害獣(アナグマやキツネなど)をほえ立てながら追いかけ、狩るために作り上げられました。

元々作られたスタンダードサイズはアナグマを狩るために作られましたが、害獣のサイズに合わせてミニチュアサイズやさらに小さなカニンヘンサイズも誕生したのです。

ミニチュア・ダックスフンドの「体重」「体高」は?

ダックスフンドのサイズは、体高ではなく胸囲で決められます。

主にウサギ狩りをしていたミニチュア・ダックスフンドの平均的な胸囲は35センチ、体重は4~5キロです。

ミニチュア・ダックスフンドの「被毛」の種類は?

ミニチュア・ダックスフンドの被毛の種類は3種類あります。

・長く柔らかな絹糸状の「ロングヘアード(長毛種)」

・短く光沢のある「スムースヘアー(短毛種)」

・厚い針金状の「ワイヤーヘアード(剛毛種)」

スムースヘアードは密生したシングルコートで、ロングヘア-ドとワイヤーヘアードは細くやや短めのアンダーコートの生えたダブルコートです。

ミニチュア・ダックスフンドの「毛色」の種類は?

ミニチュア・ダックスフンドの毛色はブラック、チョコレート、レッド、イエロー、クリームなど、さまざま。

その模様もブラック&タンのような2色タイプやまだら模様のダップル、縞が入るブリンドルなどがあり、多種多様です。

また、ワイヤーヘアードはワイルドボアや枯れ葉色といわれる色であることが多いようです。

ミニチュア・ダックスフンドの「原産国」「歴史」

ミニチュア・ダックスフンドの原産国はドイツ。

「ダックスフンド(ダックスフント)」という名前はドイツ語で「アナグマ犬」という意味を持っています。

ミニチュア・ダックスフンドの元となったスタンダード・ダックスフンドの歴史は不明点が多く、さまざまな説があります。

16世紀頃にはそれらしき犬がいたという記述がある書物も見つかっていますが、はっきりしていません。

やや小さなサイズであるミニチュア・ダックスフンドが登場したのは、1900年頃。作物を育てている場所に現れる害獣やウサギなどの狩りのために作り出されました。

獲物の捜索、追求、狩り出しなどハンティングの場で幅広く活躍する優秀な狩猟犬として重宝されました。

狭い穴にも入り込めるように体高を引くくし、土中からでも居場所が特定できるようによく響く大きな声が出せるように改良されたため、今でもその特徴が残っています。

ミニチュア・ダックスフンドの性格~好奇心旺盛で人が大好き、魅力いっぱいの家庭犬

ミニチュア・ダックスフンドの性格~好奇心旺盛で人が大好き、魅力いっぱいの家庭犬

ミニチュア・ダックスフンドは家庭犬として非常に人気が高いことからもわかるように、社交的で遊び好きで、人と暮らすことに向いている犬種です。

また、小さいながらもタフで好奇心旺盛なため、アウトドアなどを含めたドッグライフを楽しみたい人にもおすすめ。

さらに、明るく陽気で愛情要求が高めなので、飼い主からかまってもらうことも大好きです。

自分の気が済むまで飼い主にまとわりついてくるようなこともあり、それがまた家庭犬としての愛くるしさを感じさせます。

ただし、全ての要求に応じていると徐々にわがままになり、本来持っている自己主張の強さが前面に出てきてしまって、ほえやかみつきといった行動に現れてしまうことも少なくありません。

また、害獣にむかって吠えて追い立てることを仕事にしてきた犬種ですので、吠えやすいという特性もあります。

ミニチュア・ダックスフンドの「寿命」はどれくらい?

ミニチュア・ダックスフンドの平均的な寿命は、13~17年といわれています。

ただ、寿命については個体差が大きく、一概に当てはまるわけではありません。

しかし、ミニチュア・ダックスフンドは比較的長寿の傾向が強いとされています。

健康状態や寿命には食生活や運動、生活習慣が深く関わってくるため飼い主の関わり方や管理も重要なポイント。

ミニチュア・ダックスフンドの健康をおびやかす要因として、その特殊な体型が考えられるので特に注意が必要です。

具体的な病名を挙げると、椎間板ヘルニアになりやすい体型で、重症になると歩けなくなってしまうことも。

しっかりと食事を取って、適度な運動を続けることが健康的に長生きするために欠かせないことです。

若い頃から太らせすぎないように、そしてできるだけ腰に負担をかけずに過ごせるように配慮してあげましょう。

ミニチュア・ダックスフンドの気を付けるべき病気~椎間板ヘルニア

ミニチュア・ダックスフンドの気を付けるべき病気

/ Shutterstock.com

ミニチュア・ダックスフンドで気を付けておきたい代表的な病気は、椎間板ヘルニアです。

ダックスが腰を悪くしやすいというのはとても有名な話です。胴が長いため腰に負担がかかるので、椎間板ヘルニアを起こしやすいと言われていますよね。

しかし、ダックスが椎間板ヘルニアになりやすいのは「胴が長いから」という理由だけではありません。

軟骨異栄養症(もしくは軟骨低形成症・軟骨形成不全症)という言葉を聞いたことはありますか?

人で、遺伝性疾患により体に比べて手足が極端に短く産まれてくることがありますが、これが軟骨異栄養症です。

ダックスは軟骨異栄養犬種といって、もともとこの遺伝子をもっています。

軟骨異栄養犬種は椎間板の早期変性を起こしやすいため、通常は老齢で発生する椎間板ヘルニアが若いうちに発生しやすくなってしまうのです。

通常、椎間板ヘルニアは一番負担をかけてしまっている所にでますので、その病変部位は1~多くて2,3ヶ所なのですが、軟骨異栄養犬種では何ヶ所もの椎間板が同時に変性して症状を起こしたり、外科手術で治しても別の場所がまたヘルニアを起こしたりします。

他にも進行性の網膜疾患になりやすかったり、食物アレルギーを起こしやすかったりすることが分かっています。

ミニチュア・ダックスフンドの「飼い方」「しつけ」

ミニチュア・ダックスフンドは陽気で人が好き、賢い性格を持っているので飼いやすい犬種だと思います。

かまってもらうことが大好きで、飼い主が家にいるときはそばにいようとしますが、自立心も持ち合わせているため、留守番時間もそれほどストレスなく過ごせるタイプです。

小さいながらも体力があり好奇心も旺盛なので、毎日しっかりと散歩をしたりボール遊びなどをして、欲求を満たしてあげるようにしましょう。

本能を満たしストレスを発散させることで、いたずらや無駄ぼえなどが減るので、特に狩猟本能を満たすような、引っ張りっこ遊びやおもちゃを追いかけさせるような遊びを取り入れるといいでしょう。

ただし歴史や気質上、ほえやすいという一面を持っており、さらにそのほえ声はよく響く大きなものとなっています。

そのため、集合住宅などではほえ声によって騒音トラブルになってしまう例もあるので、小さなうちからしっかりとしつけをして、できるだけほえることをコントロールできるようにしましょう。

また、他の動物と仲良く過ごすことを得意とする犬種ではないので、多頭飼育についてはよく検討することも大切です。

さらに椎間板を痛めやすいという特徴があるため、その負担を減らすことを常に心がけて生活環境を整えてあげることも必要です。

生活スペースの床材を見直したり、足裏の毛を定期的にカットして、四肢が滑ってしまう要因を取り除くようにしましょう。

ミニチュア・ダックスフンドの魅力や特徴まとめ

ミニチュア・ダックスフンドは小型犬ながらいろいろな気質を持ち合わせており、家の中でまったりすごすときも、外でアクティブに過ごすときも、いつもそばにいてくれる理想的な家庭犬でしょう。

また、素晴らしい能力を持つ優れた犬種のため、トレーニングなども意欲的に取り組んでくれます。

ただ、明るくタフな性格が裏目に出て問題行動を起こすこともあり、しつけの相談が多い犬種であるのことも、事実。

子犬の頃から社会化を十分に行うことで、飼い主にとって最良の存在になってくれることでしょう。

みんなのコメント

あなたも一言どうぞ

コメントする

編集部のおすすめ記事

内容について報告する

関連する情報をもっと見る

「犬の種類・品種」の人気記事RANKING