【獣医師監修】犬にスイカを与えて夏バテ防止に!水分補給にもぴったりの野菜です!

夏の野菜の代表格・スイカ。初夏になるとスーパーにスイカが並び始め、今年も夏が来ると思わせてくれる風物詩的な食材です。人間はスイカをよく夏に食べますが、犬にスイカを食べさせても大丈夫なのでしょうか。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬にスイカを与えて夏バテ防止に!水分補給にもぴったりの野菜です!
出典 : Maria Evseyeva/Shutterstock.com

犬はスイカを食べても大丈夫?

犬はスイカを食べても大丈夫?

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スイカは、水分のほか糖分・ミネラルなどが含まれていますが、犬の健康にとって悪影響が出る成分は含まれていないので、犬に与えても問題ありません。特に、スイカは水分が豊富で適度な甘みがある食材なので、散歩など運動をした後の水分補給にスイカを与えるのは問題ありません。ちなみに、スイカを好む犬は多いといわれていますので、スイカを好きになる可能性もあります。

スイカの栄養素について

スイカの栄養素について

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スイカは「夏の果実の王様」と呼ばれるほど、日本の暑い夏に適した野菜です。スイカは、熱中症予防など夏を健康に過ごすために必要な成分を多く含んでいる食べ物ですので、このように呼ばれるのも当然です。

スイカの成分で最も多いのは、90%以上ともいわれる水分です。熱中症を防ぐためには水分補給が欠かせませんので、適度な甘みを持った水分たっぷりのスイカを食べることは、熱中症予防にぴったりです。また、糖分・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどミネラルも豊富に含まれているので、スポーツドリンクと同じような効果が得られるとも考えられています。

人間にとってスイカは栄養バランスに優れた野菜

人間にとってスイカは栄養バランスに優れた野菜

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16世紀に中国で書かれた医学書である『本草綱目』には、すでにスイカの薬効が詳しく解説されています。スイカは古くから薬膳として活用されており、実際に最近の研究によって人間にとって様々な効能があることがわかってきました。

例えば、むくみの解消があります。このむくみは、血液循環の悪化により水分が溜まることで起こると考えられていますが、スイカに含まれているシトルリンというアミノ酸が血流障害を改善してくれるといわれています。また、新陳代謝を促進し美肌効果があるといわれるビタミンAや活性酸素を除去するリコピン、メラニンの形成を抑制しコラーゲンを形成するビタミンCなど、肌の健康に良い栄養素がたくさん含まれています。さらに、スイカにはカリウムも多く含まれています。このカリウムは高血圧予防に効果的といわれており、骨にカルシウムを蓄積する効果を高める働きもあるため、骨粗しょう症の予防も期待できます。

厚生労働省と農林水産省が共同で作成した『食事バランスガイド』によると、1日に200g程度の果物を摂取することが推奨されております。スイカは、生のままカットするだけで食べられる手軽さはもちろん食欲が落ちる夏場でも食べやすいため、摂取しやすい果物であると言えます。固形のスイカを食べることすらできないほど夏バテ状態になってしまった時には、スイカをミキサーに掛けてジュースにして飲むのもおすすめです。

ちなみにスイカはカロリーが非常に低い食材としても知られています。果汁が甘いことから、スイカを食べると太るのでは?と考えている人も多いようですが、先述の通りスイカの90%近くが水分ですので、スイカのカロリーは100gあたり37kcalとカロリーは低いです。また、肥満について研究しているアメリカの代表的医療機関は、ダイエットプログラムの中でスイカの摂取量は無制限でOKという判断をしています。日々の健康づくりのために、スイカは旬を迎える夏場は特に活躍しそうです。

犬にあげる際は、量を注意するようにしましょう。与えすぎないよう数切れカットして、スイカをあげるようにしましょう。

スイカを犬に与えるメリットとは?

スイカを犬に与えるメリットとは?

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スイカにはビタミンAが含まれています。ビタミンAは、皮膚の健康に役立ち、抗酸化作用もあるといわれています。

また、高齢犬にとっては、ビタミンCの補給もできます。健康な犬は、自分の体内でビタミンCを十分な量生成することができるので、食事でビタミンCを補給する必要はないといわれています。しかし、高齢犬や病気の犬は、ビタミンCの生成機能が低下してしまうことから、スイカのようにビタミンCを含む食材から摂取するとより良いとされています。

そして、リコピンの効果も見逃せません。リコピンというとトマトに多く含まれるイメージですが、スイカの赤みもリコピンによるものです。リコピンもビタミンAと同様に抗酸化作用があります。

スイカの与え方

スイカの与え方

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ただし、犬にスイカを与える時には注意点があります。まず、スイカに限ったことではありませんが食べ過ぎには注意が必要です。犬は水分量の多い食べ物を好む傾向があるため、暑い時にはスイカをどんどん食べてしまいます。しかし、スイカの成分はほとんどが水分ですので、大量に与えすぎると下痢を起こすことがありますので、気を付けましょう。

また、スイカの皮と種は消化に良くないので、できれば種はすべて取り除いてから与えるようにしましょう。

スイカは旬を迎える夏に与えたい食材

スイカは旬を迎える夏に与えたい食材

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スイカはレシピがあまり豊富ではないので、カットして与えることになると思いますが、犬が食べやすいように小さくカットして種を取り除いて適量を与えるようにしましょう。

食事の内容・量をコントロールして犬の健康を守るようにしましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
徳本 一義 先生(獣医師)
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事したのち、大手ペットフードメーカーで15年以上、臨床栄養学の観点からペットフードの開発、ならびに研究・情報発信に携わる。現在は獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で講師を兼任するとともに、ペット栄養学会 理事など、ペットの栄養に関する団体の要職も務める。

みんなのコメント

スイカすいかさん
夏の風物詩であるスイカ、昔からあげたいと思っていましたが、下痢にならないか不安でした。お散歩の後に一緒にスイカを食べるなんて夢のようです!

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