【獣医師監修】犬がはちみつを食べても大丈夫?アレルギーやボツリヌス菌の中毒に注意!

マヌカハニーなど人間の健康や美容にも良いと評判のはちみつを、家族の一員でもある愛犬にあげたいと思う方もいるでしょう。はちみつを人間が食べることは問題ありませんが、犬の場合はどうなのでしょうか?はちみつのアレルギーや中毒などについて詳しく解説していきます。

  • 監修者:徳本 一義 先生(獣医師)

【獣医師監修】犬がはちみつを食べても大丈夫?アレルギーやボツリヌス菌の中毒に注意!
出典 : Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)

犬がはちみつを食べても大丈夫!(※ボツリヌス症には注意)

犬がはちみつを食べても大丈夫!(※ボツリヌス症には注意)

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犬がはちみつを食べても問題ありません。

ただ、犬にはちみつを与えることについは、様々な意見があります。

厚生労働省のHPにも掲載されている通り、1歳未満の乳幼児がはちみつを食べることにより、乳児ボツリヌス症にかかることがあるため、決して乳児には与えてはいけないと言われています。

1歳未満の乳幼児にははちみつは禁止

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赤ちゃんのお母さん・お父さんやお世話をする方へ
1. 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。

出典 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」

犬にはちみつを与えても問題ありませんが、注意しなければいけない点があるのも事実です。

はちみつは人間にとって健康にも美容にも良い万能食品で、幅広い層に長年支持され続けていますが、絶対に安心であるとは言い切れません。

愛犬の体調が優れないときや子犬である幼少期は、愛犬にはちみつを与えることはやめましょう。

愛犬にはちみつを与える場合「ボツリヌス菌」の中毒に注意!

愛犬にはちみつを与える場合「ボツリヌス菌」の中毒に注意!

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ボツリヌス菌は、食中毒を引き起こす可能性のある細菌として有名です。

人間の中毒症状としては、嘔吐(おうと)や下痢(げり)などの「消化器障害」「全身脱力」「四肢麻痺」「呼吸困難」などや、重篤な場合には「死」に至ることもあります。

先述した通り、人間では1歳未満の乳幼児がはちみつの摂取が禁止されています。

犬でも免疫力が弱っているときや、幼少期の子犬時代にこの細菌が体内に入ると作り出される毒素によりボツリヌス症を起こす可能性があるので、十分注意しましょう。

愛犬にはちみつを与える際は、花粉などの「アレルギー」にも注意!

愛犬にはちみつを与える際は、花粉などの「アレルギー」にも注意!

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はちみつを食べるときは、アレルギーの可能性が少なからずあることを知っておいてください。

この場合、はちみつに含まれる花粉が原因物質となるケースが稀にあります。

はちみつに含まれる花粉はごく少量のため、あまり心配する必要はありません。

ただ、初めてはちみつを食べさせるときは、愛犬の様子を見ながら、はちみつを与えましょう。

愛犬にはちみつを与えるときの適量は?

愛犬にはちみつを与えるときの適量は?

foly / PIXTA(ピクスタ)

どんなに栄養面に優れ、健康に良いものであっても与えすぎは禁物です。

生まれて初めてはちみつをあげる場合は、必ず愛犬の様子を見ながら少量ずつ与えましょう。

はちみつを愛犬に与える場合は、食事全体のカロリーの20%以下に抑え、適量をしっかり守り、愛犬の健康を第一に考えましょう。

愛犬にはちみつを与える際は「カロリー」に注意!

愛犬にはちみつを与える際は「カロリー」に注意!

iStock.com/Imagesbybarbara

はちみつのカロリーの高さにも注意が必要です。

愛犬にはちみつを与えすぎるとカロリーオーバーとなり肥満に繋がる危険性があります。

健やかな健康を望んだはずなのに、適量以上のはちみつを与えてしまい、愛犬を太らせてしまっては全く意味がありません。

犬は太ってしまうと運動するのも大変になり、怪我もしやすくもなります。

また、肥満は様々な病気のリスクを一気に高めますので、カロリー摂取には十分に注意しましょう!

愛犬に与える「はちみつ」のまとめ

愛犬に与える「はちみつ」のまとめ

Mariyana M/ Shutterstock.com

愛犬にはちみつを与えても問題ありません。

ただし、「ボツリヌス菌」による中毒や「アレルギー」だけでなく、「カロリー」摂取にも十分注意しましょう。

愛犬の健康を守れるのは、飼い主だけです。

愛犬と長く楽しい生活を送るためにも、しっかり愛犬の健康管理をおこないましょう。

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監修者情報

徳本 一義 先生(獣医師)
ヘリックス株式会社代表取締役社長 獣医師、MBA
小動物の臨床栄養学に関するスペシャリスト。大学卒業後、小動物臨床に従事。その後、ペットフードメーカーに入社し、小動物臨床栄養学に関する研究、情報発信を中心とした活動を行う。 現在は、獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、日本獣医生命科学大学非常勤講師、帝京科学大学非常勤講師などを兼任。ペッ ト栄養学会理事、ペットフード協会 新資格検定制度実行委員会委員長などペットの栄養に関する団体の要職を務める。自宅で9頭の猫と暮らす愛猫家である。
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みんなのコメント

beeさん
朝、食パンにはちみつを塗っていると、わんちゃんが食べたさそうに寄ってきますが、ボツリヌスが怖くてあげていませんでした。獣医師先生の監修だと信頼できますね。ありがとうございます。

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