犬のおやつにチーズ!与える際の適量と注意点とは【獣医師監修】

飼い主さんが食べているのをじっと見つめておねだりされると、つい分けてあげたくなります。人間用のチーズをあげても良いのか、どんな種類がおすすめかなど知っておきたい基礎知識をおさらいし、犬のカラダに負担をかけない食生活に役立てましょう。

犬のおやつにチーズ!与える際の適量と注意点とは【獣医師監修】
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犬に人間用のチーズをあげてもいい?

犬に人間用のチーズをあげてもいい?

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犬にチーズをあげても問題ありません。塩分が多くあげてはいけないという話もありますが、チーズに含まれる程度の塩分で過剰摂取になることは考えにくく、問題ないと言えるでしょう。チーズのカロリーを考慮し、カロリー過剰にならないようにしましょう。

正しいあげ方を守って与えればチーズに含まれている乳酸菌により腸内環境を整える働きが期待されます。

カルシウムなどのミネラル分やビタミンの補給になると言われることもありますが、それは正しくありません。というのも、総合栄養食のドッグフードを適切な量食べている時点で特定の栄養が不足することは起こらないため、そもそも補給する必要がないためです。もちろんチーズに栄養は含まれているので摂取はできていますが、あくまでも補助的なものであり、なんらかの効果が期待できるものとは考えないようにしましょう。

栄養豊富なことはもちろん、チーズの活用法も考えられます。苦い薬をチーズで包んで飲み込ませる・ドライフードのトッピングにしてご飯をきちんと食べてもらうといった使い方をする飼い主さんもいるようです。

犬に与えるチーズの適量はどれくらい?

犬に与えるチーズの適量はどれくらい?

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食事を補完するおやつとして与える場合は、1日の摂取カロリーのうち20%以内に収まる量としてください。犬用に発売されているカロリーカットチーズには、1日あたりの適量が書いてあります。記載内容をよく読んで、適量を守りましょう。

犬のチーズの食べ過ぎに注意

犬のチーズの食べ過ぎに注意

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脂肪が多い食品をたくさん食べれば、すぐに太ってしまいます。体重増加に合わせて骨が太くなるわけではないため動くのが億劫になって、余計に肥満を招く悪循環となりかねません。

犬はもともと狩りをしていた動物なので、目の前にあるものは全てたいらげてしまう癖があります。飼い主さんがきちんとコントロールしてあげないと、食欲を抑制しにくい習性です。チーズのような嗜好品はとくに「もっと、もっと」となりやすく、おねだりを続ける子もたくさんいます。飼い主さんが置き忘れたチーズを盗み食いしてしまうこともあるため、イタズラされない高さの戸棚に収納しましょう。

ドライフードの香りつけに使う際には、硬めのチーズを細かく砕き、粉状にしたものが便利です。ドライフードと一緒にビニール袋などに入れて空気を含ませるようにまぶすと、少量でもしっかり香りはつきます。トッピングする方法では、上だけ食べて残してしまうこともあるようです。結局チーズしか食べてくれない、ということがないように使い方を工夫しましょう。

犬のチーズアレルギーに気をつけて

犬のチーズアレルギーに気をつけて

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牛乳アレルギーがある子は、乳製品アレルギーを起こすリスクがあるため気をつけましょう。チーズを食べた後にお腹がゆるくなる、皮膚をしきりに掻きむしるなど拒否反応が見られたら、無理してあげずに様子を見ましょう。下痢をしている時には普段より食事を控えめにして、水分補給をきちんとし、獣医さんに相談しましょう。

チーズに限ったことではありませんが、急にアレルギー体質になってしまう子もいます。人間がある日突然アレルギーに気付くことがあるように、免疫反応が予期せぬタイミングで起こってしまう可能性も否めません。初めてあげるおやつは少量からスタートしましょう。

犬にはどんな種類のチーズがおすすめ?

犬にはどんな種類のチーズがおすすめ?

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特に危険な種類やオススメの種類などはありません。あげたいものをあげて問題ないでしょう。ただ、ドライフルーツなどが混ざったチーズやチョコレートの入っているチーズなどは干しぶどうやチョコに含まれるテオブロミンが犬にとって危険です。犬に与える際は原材料を確認必ず確認するようにしましょう。


人間がお菓子を食べて心が満たされることもあるように、犬にとっても大好物をもらう時間は至福の時です。飼い主さんの手から大好物をもらうことでコミュニケーションも深まり、情緒不安定を解消する働きも期待されます。普段の食事との兼ね合いも考えながら栄養バランスを維持しつつ、チーズのように犬の大好きなおやつをあげて、心身の健康維持に努めましょう。

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