一日中、寝てばかり。犬がよく寝る、その理由は?

ずっと寝ている愛犬を見て、「うちの子、寝てばかりいるけど大丈夫?」「もしかして病気かな?」「老犬になったからかな?」と心配になったことは、ありませんか? 私たち人間にとっては、うらやましい限りのその姿。犬が寝てばかりいる謎を探っていきましょう。

寝てばかりいるのは……実は犬の本能

犬の祖先といわれているオオカミはもともと夜行性の動物で、辺りが暗くなってから獲物を探しに出掛け、狩猟していました。そのため、昼間は寝ることで身体を休め、体力を温存していたといわれています。

その本能が現代の家庭犬にも残っているので、明るいうちは無駄な体力を使わないでおこう……と寝ることが多いと考えられています。特に夏の暑い季節は気温の上昇によって体力消耗が激しいので、それを防ぐために、昼夜を問わず寝て、身体を休めています。

眠りの質は人間と同じ

犬の眠りには人間と同じく、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。

「レム睡眠」は、身体は寝ているのに脳が起きている状態。「ノンレム睡眠」は、身体も脳も休んでいる状態です。犬の眠りの8~9割が眠りの浅いレム睡眠だといわれており、少しの物音やちょっと身体に触れただけで目を覚まします。これも本能の一種で、外敵や獲物が来たときに、さっと行動できるような状態で寝ているということです。

残りの1~2割は「ノンレム睡眠」で、とても深い眠りです。犬は寝ている間に、その日に学んだこと・経験したことを整理しています。毎日の暮らしの中でいろいろなことを学習したり、お散歩などでよく身体を動かしている犬は、とても良く眠ります。そして寝ている間に脳に記憶させます。「寝る子は育つ」というのは、人間の子どもばかりではなく、犬にも当てはまります。

老犬が寝てばかりいるワケ

老犬は、若い犬と比べると、とてもよく眠ります。歳を重ねると、耳が遠くなったり、目が見えづらくなったり、若いときと比べて周囲への興味が薄れてきたり……ということが、寝てばかりいる理由のようです。

一方、筋肉の衰えから起き上がることがおっくうになってしまう犬もいます。老犬になってあまりにも寝てばかりいて気になるときは、老化だけではなく病気の可能性もあるので、一度、動物病院で検診を受けることをお勧めします。

幸せの証なのかも

お腹丸出しの“ヘソ天状態”で安心しきってぐっすり寝ている愛犬を、時々目にすることはありませんか?。室内で暮らしている犬は、外敵に襲われる心配がほとんどありません。飼い主を心の底から信頼しているからこその、“ヘソ天状態”です。寝てばかりいる犬というのは、犬自身にとっても私たち飼い主にとっても「幸せの証」ではないでしょうか?

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