【プロドッグトレーナー監修】ボロニーズは初心者が飼って大丈夫?性格や寿命、飼い方、値段、病気は?
ボロニーズ、本国イタリア語読みではボロニェーゼ/ボロネーゼ。マルチーズやビション・フリーゼ、コトン・ド・テュレアールらとどことなく似ていますが、“ぼさぼさ”ヘアスタイルは特徴的です。その昔は高貴な贈り物とされたボロニーズとはどんな犬なのか、その魅力を探ってみましょう。
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麻布大学介在動物学研究室(旧動物人間関係学研究室)で、人と犬の関係学を研究。
この分野では日本で初めての博士号を取得。
目次
ボロニーズ【初心者が飼っても大丈夫?飼いやすい?】【断耳・断尾は必要?】
SasaStock/ Shutterstock.com
ボロニーズ【初心者が飼っても大丈夫?飼いやすい?】
ボロニーズ(Bolognese)は長い間、愛玩犬として飼われてきただけに、人懐こく、初心者でも飼うことは可能でしょう。
ただし、決して簡単に飼えるという意味ではありません。
どんな犬であれ、安易に飼える犬は存在しないのですから。
ボロニーズは独特の被毛の手入れも必要ですし、もちろんしつけも必要です。
犬は生き物、多かれ少なかれ悩みや苦労は付き物であり、一つの命を預かるのだという自覚をもって犬とお暮らしいただけたらと思います。
ボロニーズ【断耳・断尾は必要?】
ボロニーズでは、断耳・断尾は行なわれません。
ボロニーズ【ビション・フリーゼ、マルチーズ、トイ・プードルとの違いは?】
Best dog photo/ Shutterstock.com
多くの犬種がある中で、「ビション・ファミリー」と呼ばれる犬種グループがあります。
「ビション(Bichon)」とは「小型のバルべ(Barbet)」を意味する「バルビション(Barbichon)」を略した言葉。
バルべはビション系の犬やプードル、ニューファンドランドなどの発展に使用されたと考えられているウォーター・ドッグの祖とも言うべき古い犬種です。
そのビション・ファミリーには「ボロニーズ」や「マルチーズ」「ビション・フリーゼ」「ハバニーズ」などがいますが、それぞれどんな違いがあるのか、少し見てみましょう。
【ビション・ファミリーの相違点】
【ボロニーズ】 | 【マルチーズ】 | 【ビション・フリーゼ】 | 【ハバニーズ】 | |
---|---|---|---|---|
【原産国】 | イタリア | 地中海中央部沿岸地帯 | フランス/ベルギー | キューバ |
【かつての呼び名・別名】 | ビション・ボロニーズ ボロニーズ・トイ・ドッグ グッション・フンデ ショシュフンデ | マルチーズ・スパニエル マルチーズ・ドッグ マルチーズ・テリア マルチーズ・プードル マルチーズ・ライオン・ドッグ ビション・メリテ エンシェント・ドーグ・オブ・マルタ ショック・ドッグ ローマン・レディース・ドッグ | ビション・フリーゼ・テネリフェ テネリフェ・ドッグ ビション・テネリフェ カナリー・アイランド・ラップ・ドッグ | ハバナ ハバナ・ビション ハバナ・スパニエル キューバン・ショック・ドッグ キューバン・シルク・ドッグ |
【体高】 | 25~30cm | 20~25cm | 25~29cm | 23~27cm |
【被毛】 | 純白 シングルコート | 純白 シングルコート | 純白 ダブルコート | 様々なシェードのあるフォーン、ブラック、ハバナ・ブラウン、タバコ、レディッシュ・ブラウン、稀に純白 シングルコート |
eggst / PIXTA(ピクスタ)
この4犬種の中で、マルチーズが一番「小型」で、ビション・フリーゼのみ「ダブルコート」。
厳密に見ると、それぞれ眼の付き位置が微妙に違うなどの身体的な差異もあります。
この他、小型プードル(トイ・プードル、ミニチュア・プードル)やコトン・ド・テュレアール、ローシェンなどもビション・ファミリーに含まれることがあります。
【ビション・ファミリーに含まれる犬種】
(小型)【プードル】 | 【コトン・ド・テュレアール】 | 【ローシェン】 | |
---|---|---|---|
【原産国】 | フランス | マダガスカル | フランス |
【毛色】 | 黒、白、ブラウン、グレー、フーンなどの単色 | 白が基調で、特に耳にグレーやレッド・ローンの色調が出ることがある | すべての色 |
ボロニーズ【原産国・歴史・寿命は?】
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ボロニーズ【原産国】
原産国:イタリア
ボロニーズはイタリア北部にあるボローニャ(エミリアロマーニャ州の州都)周辺で発展したという話があり、犬種名はそのボローニャに由来しています。
ボロニーズ【歴史(種類)】
ボロニーズはたいへん古い犬種で、それだけにはっきりとした歴史はわからず、いくつかの説が存在します。
ボロニーズ【起源説①】
その発祥はローマ時代にまで遡るというもの。
その根拠となるのが、かのアリストテレス(紀元前384年~紀元前322年)が地中海諸国にいたという小さな犬メリテンシス(melitenses)について言及しており、この犬がボロニーズの祖先なのではないかとする説です。
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ボロニーズ【起源説②】
ボロニーズの祖先はマルタ島(イタリア南端の先、地中海中央にあるマルタ共和国の島)原産のマルチーズであり、イタリアに渡った後、ボローニャで発展し、ボロニーズになったという説です。
ボロニーズ【起源説③】
「起源説②」とは逆に、マルチーズの祖先がボロニーズであるというもの。
イタリアのジョバンニ2世がボローニャから追放された折、ボロニーズを伴ってマルタ島に渡り、そのボロニーズと地元の小型犬が交雑してマルチーズとなったというのです。
ボロニーズ【起源説③】
現在では絶滅した小型のウォータードッグである「ショック・ドッグ(Shock Dog)」がボロニーズの祖先であるという説。
ボロニーズ【起源説④】
イタリアや北アフリカ、フランス、スペイン、ポルトガルなど周辺の様々な地域の犬たちが原種となったのではないかという説もあります。
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ボロニーズとマルチーズ、どちらが祖先なのか相反する説があるのは、アリストテレスが言及した犬メリテンシスが両犬種の祖先として名前が挙がることと関連するのでしょう。
また、マルチーズのかつての呼び名の一つが「ショック・ドッグ」であったこと、そしてハバニーズの呼び名も「キューバン・ショック・ドッグ(Cuban Shock Dog)」であったことは興味深い事実です。
仮にかつての「ショック・ドッグ」が祖先であるならば、水中作業に適した羊毛のような被毛をもつ犬たちが代々繁殖される中で、近親交配が多かったことから時に体の小さな犬が産まれ、そうした犬は伴侶犬として室内で飼われるようになったとの話もありますが、これがボロニーズの祖先であるのかは定かでありません。
いずれにしてもすでに11世紀~12世紀にかけて、ボロニーズはイタリアでその存在が認められる犬となっていたといいます。
そして、15世紀以降になるとイタリアの画家ロレンツォ・ロット(Lorenzo Lotto, 1480~1556or1557)やティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio, 1488~1576)、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤ( Francisco José de Goya y Lucientes, 1746~1828)などが描いた絵画にそれらしき姿を遺しています。
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同時に、貴族たちの寵愛(ちょうあい)を受け、高貴な贈り物扱いをされるようにもなりました。
たとえば、エカテリーナ侯爵夫人(18世紀、ロシア)、ルイ15世の愛人であったポンパドール婦人(18世紀、フランス)、マリア・テレジア女帝(18世紀、オーストリア)などボロニーズを愛でていたことは知られた話です。
こうして長らく栄華を誇ったボロニーズでしたが、第二次世界大戦を経て衰退の一途を辿り、絶滅の危機に。
1980年代になって復興が図られ(マルチーズやビション・フリーゼ、プードルなどと交配されたという話もある)、現在に至ります。
日本での登録数は「95頭(2020年)」。
まだ数は少ないとは言え、愛される犬種になっています。
【参照元】
・CBM: IL CLUB DEL BOLOGNESE E MALTESE「Bolognese」
・FEDERATION CYNOLOGIQUE INTERNATIONALE 「BOLOGNESE」
・AMERICAN KENNEL CLUB「Bolognese」
・一般社団法人ジャパン・ケネル・クラブ「ボロニーズ」
・デズモンド・モリス「デズモンド・モリスの犬種事典」(株式会社 誠文堂新光社、2007)他
・American Bolognese Club「HISTORY OF THE BOLOGNESE DOG」
・一般社団法人ジャパン・ケネル・クラブ「2020年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数」
ボロニーズ【平均寿命】
平均寿命:12歳~14歳
※個体の健康度や国・地域、気候、環境などによって寿命には差が生じます
ボロニーズ【大きさ・毛色・子犬(赤ちゃん)の販売価格は?】
らな / PIXTA(ピクスタ)
ボロニーズ【オスの大きさ(体重・体高・体格)】
体高:27cm~30cm
体重:2.5kg~4kg
体は小さく、コンパクト。
ふわふわの被毛のせいもあって多少ずんぐりとした印象を受けますが、その実、小型犬らしい軽やかさがあります。
ボロニーズ【メスの大きさ(体重・体高・体格)】
体高:25cm~28cm
体重:2.5kg~4kg
ボロニーズ【毛色の種類】
ボロニーズの毛色は純白(ミルキー・ホワイト)が基本で、時に明るいアイボリーが見られることもあります。
その昔はブラックやブラック&ホワイトの犬もいたという話もありますが、長らくホワイト一色の犬として知られています。
被毛はシングルコートなので抜け毛はそれほど多くありませんが、実際は軟らかい毛とシルキーで少し硬めの長い毛とが交じり合っており、特に耳と尾にはシルキータッチな毛が多く分布しています。
スタンダード上はカットなどせず自然のままをよしとするこの犬種では、被毛を伸ばした場合、らせん状に軽くカールします。
頭部の被毛を敢えて“ぼさぼさ”にした独特のスタイルはこの犬種ならではで、全体的にふわふわのシャギー・コートが自慢です。
ボロニーズ【子犬(赤ちゃん)の販売価格】
販売価格:15万円~
※価格はあくまでも目安であり、販売者や犬の状況によって変動します
ボロニーズ【特徴・性格・食事は?】
eggst / PIXTA(ピクスタ)
ボロニーズ【容姿・スタイル】
ボロニーズはふわふわの被毛のせいもあり、一見して脚が短く見えますが、スタンダード上は横から見た時にほぼスクエアな体型をしていることが理想とされます。
ただ、本場イタリアのボロニーズ&マルチーズ・クラブによると、昨今は体長がやや長く、脚の短めな犬が多いのだとか。
顔に対する眼は大きめで、頭蓋(ずがい)の高い位置に付いた長めの耳は付け根がやや硬いことから頭蓋から少し離れて垂れ、その分、ふわふわの被毛も相まって、頭部が大きく、または広く見えます。
ボロニーズ【性格(気質)・魅力】
ボロニーズは明るく穏やかで素直。
人と一緒にいることが好きで、飼い主家族には深い愛情を示し、よく懐きます。
たいへん落ち着きがあり、あまり活動的ではないとも言われます。
一人でいることが苦手な寂しがり屋でもあります。
eggst / PIXTA(ピクスタ)
ボロニーズ【食事(食べ物)・お手入れ】
ボロニーズのごはん
ボロニーズのごはんにドッグフードを使用するならば、総合栄養食で、年齢ステージに合った小型犬用の小粒タイプを。
子犬のうちはふやかして与えていたドライフードをカリカリに移行するには、少しずつふやかす度合いを硬くしていきます。
生後7カ月頃までは「1日3回」、その後は成犬と同じく「1日2回」程度にするといいでしょう。
トッピングをしたい場合は、フードの栄養バランスをなるべく崩さないよう、全体の2割以内に留めてください。
昨今、犬でも注目されているのが腸活です。
腸は第二の脳とも言われ、腸内環境の悪化は下痢や便秘、皮膚トラブル、免疫力の低下、口臭や便臭の悪化、肥満などに関係すると言われます。
また、腸には幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌する働きもあるのです。
以上のことから、腸内環境を良くすることは健康に良いことがおわかりいただけるでしょう。
そのために手っ取り早く摂り入れることができるのがプロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌など)と、そのエサとなるプレバイオティクス(オリゴ糖や一部の食物繊維など)です。
特に、加齢やストレス、病気などで免疫力が低下してくる中年期~シニア期の犬では、積極的に善玉菌を摂取できる犬用サプリメントやヨーグルトなどを与えてあげると良いでしょう。
ボロニーズのお手入れ
ペイレスイメージズ 2 / PIXTA(ピクスタ)
真っ白でふわふわの被毛をもつボロニーズではこまめなお手入れが欠かせません。
生後1年半ほどで成犬の被毛になると言われますが、普段はピンブラシやスリッカー、コームなどを使ってブラッシングを。
手入れを怠ると毛玉ができてしまうので、少なくとも「週に2~3回」のブラッシングは必要です。
シャンプーは汚れ具合によりますが、2週間~1カ月に1回程度。白毛用のシャンプーを使うのもいいでしょう。
特徴ある毛のカールを出すには、ドライングの時にブラシを使い過ぎないように。
ドッグショーに出さないのであれば、お手入れの手間を省くために被毛を短くカットした犬も多くいます。
また、被毛が白い分、涙焼けやよだれ焼けが目立ちやすいため、目の下や口周りを拭いてあげるなど、予防を兼ねたお手入れも必須です。
涙焼けは食事や眼の病気などが原因の場合もあるので、気になる時には動物病院で診てもらってください。
ボロニーズ【気をつける病気は?】
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気をつける病気①【進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)】
この病気は眼の遺伝性疾患であり、網膜の機能に障害が起こり、夕方や夜間など暗い場所での視力低下から始まり、進行するにつれて明るい場所でも視力が低下し、最終的に失明に至ります。
自宅で簡単にできる視力テストには、犬に動作を感じ取られないよう、目の前にティッシュをそっと落としてみて、それを眼で追うか確かめる方法がありますが、いずれにしても、物によくぶつかる、歩きたがらないなど視力に不安を感じることがあった場合には、眼科に強い動物病院で診てもらうといいでしょう。
なお、動物病院によっては認定を受けた眼科獣医師によって、眼疾患のチェックができるところもあります(Companion Animal Eye Registry / CAER, 旧CERF)。
【参照元】OFA, THE CANINE HEALTH INFORMATION CENTER「EYE CERTIFICATION, Companion Animal Eye Registry OVERVIEW」
気をつける病気②【膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)】
本来、膝(ひざ)のお皿の骨(膝蓋骨)は大腿骨の滑車溝と呼ばれる溝の中に収まり、膝の動きをスムーズにする働きがありますが、これが溝から外れてしまった状態を膝蓋骨脱臼と言います。
症状によってグレード1~グレード4に分けられ、軽度であれば体重管理や環境改善、投薬などによって対処することも可能ですが、重度になると手術が必要になることもあります。
Frank11 / PIXTA(ピクスタ)
気をつける病気③【歯周病/歯のトラブル】
小型犬は顎(あご)に対しての歯のサイズは意外に大きい傾向があり、歯が密接して生えることから歯垢・歯石がたまりやすく、歯周病のリスクが高くなります。
愛犬の歯周病を放置すると内歯瘻(ないしろう)や外歯瘻(がいしろう)、口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)、顎骨骨折などを招くことがある他、心臓病や肝臓病など他の病気に悪影響を与えてしまうことがあるので軽く見るのは禁物です。
ことボロニーズは肝臓疾患も懸念されるので、定期的に歯磨きをして歯周病を予防しましょう。
また、歯が生えてこない、歯がないなど歯の萌出(ほうしゅつ)異常や乳歯遺残などの歯のトラブルが起こることがあるので、歯の生え変わり時期や歯が生え揃った頃には、歯の本数や生え方など確認するようにしましょう。
【歯が生える時期と生え変わりの時期】
【歯の種類】 | 【乳歯】 | 【永久歯】 | ||
---|---|---|---|---|
月齢 | 生後21日頃 | 生後3か月頃 | 生後4か月半 | 生後7~8か月 |
歯の状態 | 生え始め | 生え揃い完了 | 生え始め | 生え揃い完了 |
ボロニーズ【病気になった場合、ペット保険は適用される?】
CORA / PIXTA(ピクスタ)
愛犬が病気やケガをした時に医療費の助けとなるのが「ペット保険」です。
しかし、どんな病気やケガでも補償されるというわけではなく、
予防にあたるもの
例):各種ワクチン、フィラリア予防、マイクロチップ装着費用、健康診断費用
病気にはあたらないと判断されるもの
例):歯石除去、乳歯遺残、去勢・避妊手術、交配・出産関連、トリミング関連
先天性の異常、すでにもっている病気
代替医療
例):針灸を覗く中国医療、アロマ、ホメオパシー
などは補償対象外となるのが一般的です。
補償割合や加入できる年齢、また、A社では補償対象外となるものでも、B社では補償対象となるなど各社各様なので、ペット保険の加入を考える時には、愛犬の健康リスクや年齢などを踏まえ、よく比較検討して選ぶことをおすすめします。
ボロニーズ【飼い方(しつけ)・散歩の仕方・注意点!】
terex / PIXTA(ピクスタ)
ボロニーズ【飼い方(しつけ)】
ボロニーズは長らく愛玩犬として飼われてきたためか、中にはあまり外に出さない、いろいろな経験をさせない、つまりは「社会化不足」になっていることがあるのでしょう。
一人でいることが苦手で、留守番が苦手。
分離不安になりやすい傾向にあると言われます。
社会化は子犬の性格形成にも影響し、どんな犬であれ大事となります。
特に生後12週齢くらいまでの間は子犬がいろいろなことを吸収するのに大切な時期であり、人や物、音、環境など、安全な範囲で極力“良い体験”をさせてあげるようにしましょう。
生後12週齢を過ぎると、それまでの好奇心より恐怖心のほうが強まってきます。
子犬にとってはさらに大事な時期。
恐怖心や不安傾向を強めないよう、引き続き社会化に取り組む必要があります。
自分一人では不安という時には、プロのドッグトレーナーにご相談ください。
ボロニーズ【散歩の仕方】
eggst / PIXTA(ピクスタ)
ボロニーズはのんびりしていて、それほど活動的ではないと言われたりもしますが、それでも若い頃は小型犬なりに活発さを見せます。
散歩は「1回20分」程度を「1日に2回」を目安に。
散歩に出られない時には部屋の中でボール遊びやゲームなどしてあげるといいでしょう。
なお、小型犬は地面の反射熱を受けやすいため、熱い時期の散歩は熱中症にならないよう気をつけてください。
熱くなったアスファルトでパッドを火傷することもあります。
散歩は涼しい時間帯に。
ボロニーズ【注意点!】
小型犬でありがちなのが、散歩の途中で歩かなくなる、外に出たがらないというケース。
その子にとっては何か不安なこと、嫌なこと、怖いことがあるのかもしれません。
こうしたことは「社会化不足」からくることが多く、不安傾向が強ければ何かのきっかけで噛(か)むこともあるでしょう。
歩かない時には、散歩コースに恐怖や不安を感じていることが考えられます。
無理にリードを引っ張ることは避け、なるべく人や車の通りが少ない場所を散歩コースとして選ぶようにし、好きなおもちゃや好物のおやつなどで誘い、一歩でも歩いたら褒めてあげるようにするといいでしょう。
また、人や車の通りが多い場所を通らないとならない場合は、抱っこをした状態でご褒美をあげて気を反らせながら通り過ぎましょう。
もちろん、子犬の頃から積極的に社会化を心がけましょう。
ボロニーズ【まとめ】
SasaStock/ Shutterstock.com
ボロニーズは愛玩犬としての歴史が長いゆえに、人への依存度が高いようですが、だからこそ可愛いという人も多いことでしょう。
Bologneseには「ボローニャ人(の)」「ミートソース(スパゲティ)」という意味もあります。
そう、多くの人が大好きなミートソース。
「ボロ(Bolo)」「ボットーロ(Bottolo)」「ボトーリ(Botoli)」など愛称がいくつもあるボロニーズもきっと同じように多くの人に愛されて続けてきたのでしょうね。
※注意:犬は生き物であり、性格やサイズ、運動量、寿命など個体差があります。
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