【獣医師監修】犬が人間用のおせち料理を食べても大丈夫?犬用おせちを手作りする際の注意点!

愛犬も一緒に新しい年を迎え、おせち料理を食べさせたい飼い主さんもいらっしゃると思います。しかし、おせち料理を犬に食べさせても良いのでしょうか?おせち料理に使う食材には、犬が食べられるもの、食べてはいけないものがあります。犬におせち料理を与える際の注意点を解説します。

先生にお聞きしました
花田 道子 先生
北里大学畜産学部獣医学科卒業 獣医学士【獣医師】【ペット栄養管理士】
2014年-2019年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護大学 教授 
2019年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護専門職短期大学 学科長/教授

【学歴・経歴】
◇1972年 北里大学畜産学部獣医学科卒業 獣医学士
◇2013年 北里大学獣医学系研究科研究生修了 博士(獣医学)
◇1982年-2019年 動物病院NORIKOに勤務
◇1986年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物専門学校 非常勤講師
◇2004年-2007年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護短期大学 非常勤講師
◇2014年-2019年 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護大学 教授 
◇2019年- 学校法人ヤマザキ学園 ヤマザキ動物看護専門職短期大学 学科長/教授

【専門分野】
◇獣医病理学
◇動物栄養学(動物臨床栄養学)
◇動物看護学

【資格】
獣医師
◇獣医学 博士(獣医学)
◇衛生検査技師
◇ペット栄養管理士
◇KYG栄養カウンセラー
◇日本獣医ホメオパシー医学会認定獣医
◇日本ホメオパシー医学会認定獣医
◇中学校教諭一級普通免許(理科)
◇高等学校教諭二級普通免許(理科)

【所属学会】
日本獣医がん学会
一般社団法人 日本統合医療学会
一般社団法人 日本ペット栄養学会
日本ウマ科学会
日本動物看護学会
一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
一般社団法人 日本獣医ホメオパシー医学会

【著作物】
『ペットがガンになってしまったら』(共著)(メタモル出版)
『ペットがガンに負けないために』(メタモル出版)
   
【翻訳 共著】
・Animal Health Technoloogy
邦訳表題:「アニマルヘルステクノロジー」
・CANINE REHABILITATION TEXT FOR THE ANIMAL HEALTH TECHNICIAN BASIC LEVEL
邦訳表題:「犬のリハビリテーション」

【飼育動物】
トイプードル、日本猫(各1匹)

【ペット歴】
幼少期の3歳頃から、日本犬、秋田犬、スピッツ、ヨークシャーテリア、プードル、日本猫など

現在、耳の聞こえないトイプードル(15歳)と、4歳頃から目の見えなくなったキジトラ猫(11歳)と老夫婦で楽しく暮らしています。

【ペットへの想い、職業上のペットとのかかわり】
ペットはズバリ!「臨床の師」
大学卒業と同時に研究所の病理研究員として顕微鏡相手の毎日を過ごしたのち、友人の動物病院開業を機に勤務医として臨床獣医療に携わることになった私にとって、ペットは暖かくて、かわいらしくて、懸命に辛い治療にも耐えて反応してくれる患者というより先生でした。

この子達にとって何が最良の治療法かと思い悩み、体に優しい自然療法も取り入れたものを行ってきました。

今の私にとってペットは「健康維持を第一」として、病気とも上手に付き合い、共により良い状態になることを目指す協力者です。
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犬が人間用の「おせち料理」を食べても大丈夫?

犬が人間用の「おせち」を食べても大丈夫?

iStock.com/hichako

人間用のおせち料理を犬に与えることはやめましょう。

おせち料理にはお祝いの意味もありますが、年神様を迎えるお正月には料理を慎むことと、料理を作る人が休めるようにという意味があり、長めに保存ができるようになっています。

そのため人間用のおせち料理は味付けが濃く、犬にとって塩分、糖分、リンともに高めです。また犬に与えてはいけない食材が使われていることもあります。

【参照元】
京都民医連中央病院報「くらしに役立つ病院食の工夫 おせち料理の塩分に注意!」

犬 塩分 摂取

iStock.com/jpfotograaf

もちろん、犬にとって塩分が不要なのではなく、ある程度は必要です。

腎機能が正常な犬や猫で塩分を摂りすぎた場合は、飲水量が増えて血圧には影響がないという実験結果もあります。

ただし、腎臓病や心臓病の犬は、塩分摂取を制限する必要があることに注意しましょう。

【参照元】
日本小動物獣医学会誌 三品 美夏, 渡辺 俊文「正常犬・猫の高ナトリウム摂取における血圧および飲水量の変動」

犬 おせち 一緒に食べる

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「犬と一緒におせちを囲んでお正月をお祝いしたい」という場合は、食べてもよい食材を使い、味付けしていないものをほんの少し与える程度にしてください。

または、犬専用に作られたおせちを別に用意するといいでしょう。

犬に「おせち料理」を与える際の注意点!

犬に「おせち」を与える際の注意点!

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人間には良いとされる食材や、おめでたい意味がある食材が必ずしも犬にもよいとはいえません。

愛犬におせちを与えたい場合、人間用は与えず犬が食べてもよい食材で作ります。

注意点は次の通りです。

おせち料理を与える際の注意点①【持病・薬】

おせち料理を与える際の注意点①【持病・薬】

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持病のある犬、薬を飲んでいる犬、療法食を食べている犬は必ず獣医師に相談してから与えてください。

おせち料理を与える際の注意点②【食中毒】

おせち料理を与える際の注意点②【食中毒】

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生の食材は与えず、茹でたり煮たりして加熱したものを与えましょう。

特に生魚や生肉は寄生虫感染や細菌感染、食中毒の恐れがあるため、しっかりした加熱が必要です。

また加熱することで、やわらかくなり食べやすくなるというメリットがあります。

【参照元】渡辺 隆之 ペット栄養学会誌「ペットにおける畜肉の生食の危険性について」

おせち料理を与える際の注意点③【アレルギー】

おせち料理を与える際の注意点③【アレルギー】

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犬が初めて食べるものを与える際は慎重にします。

お腹を壊したり、アレルギーが出たりする恐れがあるためです。

特に年末年始はかかりつけの動物病院が休診の可能性もあるので注意しましょう。

おせち料理を与える際の注意点④【丸呑み】

おせち料理を与える際の注意点④【丸呑み】

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食べやすい大きさに切ってあげましょう。

犬は口の中で咀嚼(そしゃく)せず丸呑みする危険があります。

おせち料理を与える際の注意点⑤【調味料】

おせち料理を与える際の注意点⑤【調味料】

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や醤油、砂糖などの調味料を使った味付けは、塩分過多になるため、犬には必要ありません。

おせち料理を与える際の注意点⑥【トッピング】

おせち料理を与える際の注意点⑥【トッピング】

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犬が食べてもいいおせちの具材を与える際は、ドッグフードによく混ぜて与えてください。

ドッグフードの上に乗せただけでは、トッピング分だけ食べてドッグフードを食べないこともあります。

おせち料理を与える際の注意点⑦【食べすぎ】

おせち料理を与える際の注意点⑦【食べすぎ】

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食べすぎには注意しましょう。

お正月は特別の日とはいえ、犬が食べすぎにならないように、また栄養バランスを崩さないようにします。

基本的には総合栄養食であるドッグフードを与え、犬が必要とする1日のエネルギー要求量(DER)の10%以内になるようにとどめましょう。

犬に「おせち料理」を与える際の適量は?

犬に「おせち料理」を与える際の適量は?

iStock.com/visualspace

与える目安は次の計算で算出します。

犬が1日に必要とするエネルギーの量(DER)を計算しましょう。

エネルギー量は次の方法で計算することができます。

係数は成長段階や活動量によって異なるので、わからないときは獣医師に相談してください。

安静時のエネルギー要求量(RER)

安静時のエネルギー要求量(RER)(キロカロリー)=体重(㎏)×30+70

成長段階や活動量に対応した係数

1日当たりのエネルギー要求量(DER)(キロカロリー)=RER×係数

【計算例】体重5㎏の犬と猫(避妊去勢済み)
1日当たりの安静時のエネルギー要求量(RER)(キロカロリー)=体重5(㎏)×30+70
=220キロカロリー

1日当たりのエネルギー要求量(DER)(キロカロリー)=220×1.6(係数)=352Kcal
となります。

【参照元】環境省「「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」

犬が食べても良い「おせち料理」の具材は?

犬が食べても良い「おせち」料理の具材は?

iStock.com/kumikomini

犬が食べても良いおせち料理の具材はいくつかあります。

いずれも茹でる、煮るなど加熱調理をし、味付けはせずに細かくカットして与えましょう。

与えてよい食材でも、病気治療中の犬、療養食を食べている犬、持病があって薬を飲んでいる犬は、食べさせる前に必ず獣医師に相談してください。

食べても良いおせち料理の具材①【栗きんとん】

食べても良いおせち料理の具材①【栗きんとん】

マーボー / PIXTA(ピクスタ)

栗きんとんは、の甘露煮を使うことが多く糖分が多めです。

犬に与える場合、市販の甘露煮は使用せず、茹でたとさつまいもを柔らかくつぶしたものを与える程度にしましょう。

はビタミンCや葉酸、カリウムが豊富。

さつまいももビタミンCやβ-カロテン、食物繊維も豊富で、ほんのりと甘みもあるためおやつにも向いています。

さつまいもやジャガイモに含まれるビタミンCはでんぷんでコーティングされているので加熱してもほとんど影響がありません。

ただし、おいしさのあまり、愛犬が勢いよく食べる場合は、喉に詰まらせると危ないので、小さなお団子にして少しずつあげましょう。

犬はもらう量より回数が多いほうが嬉しいのです。

【参照元】
文部科学省食品成分データベース「日本ぐり(生)」


文部科学省食品成分データベース「いも及びでん粉類/(さつまいも類)/さつまいも/塊根、皮むき、蒸し」

食べても良いおせち料理の具材②【伊達巻】

食べても良いおせち料理の具材②【伊達巻】

june. / PIXTA(ピクスタ)

伊達巻の材料の1つ、「はんぺん」は、50g中塩分1gと犬にとって塩分が多め。

卵を焼いて伊達巻風にしてあげましょう。

伊達巻30gで塩分は0.3gです。

【参照元】
KOMPAS 慶応義塾大学病院 医療・健康情報サイト「塩分を摂りすぎていませんか」

食べても良いおせち料理の具材③【黒豆】

食べても良いおせち料理の具材③【黒豆】

Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)

黒豆は大豆の仲間。良質なたんぱく質、ビタミンB1・B2、抗酸化物質であるポリフェノールが豊富な豆です。

味付け前の茹でた黒豆を、つぶして少量与えるのなら大丈夫です。

食物繊維が豊富なので、食べすぎると消化不良や下痢を招くことがあるので注意しましょう。

また、大豆アレルギーの犬には与えないでください。

黒豆のゆで汁も味付け前に少し取って飲ませるとビタミンBやポリフェノール(アントシアニン)の補給になります。

高齢犬(シニア犬)のフードにかけてもいいでしょう。

【参照元】
農林水産省 aff(あふ)2010年12月号「特集いろんな豆(4)」

農林水産省 食育の推進「黒豆」

食べても良いおせち料理の具材④【ローストビーフ】

食べても良いおせち料理の具材④【ローストビーフ】

iStock.com/AnnaPustynnikova

牛肉は犬が好きなお肉。

下味をつけていないものを加熱すれば、食べさせても大丈夫です。

ソースやホースラディッシュはつけないでください。

赤肉の部分を食べさせ、脂身はなるべく与えないようにしましょう。

特に、膵炎(すいえん)の犬には回復後も脂肪の多い牛肉は与えないようにしてください。

【参照元】
「食性,嗜好,食餌の摂取量など」阿部又信 ペット栄養学会誌 1999 年 2 巻 2 号 p. 70-77

「犬と猫の栄養学」 奈良なぎさ著 緑書房

食べても良いおせち料理の具材⑤【エビ】

食べても良いおせち料理の具材⑤【エビ】

ぱぱ〜ん / PIXTA(ピクスタ)

茹でたエビを少量なら愛犬に与えても大丈夫です。

ただし、生のエビは与えないでください。消化不良やビタミンB1欠乏症、嘔吐などを引き起こす危険があります。

殻をむいた茹でエビは低カロリーでビタミンB12や抗酸化物質、リンを含むため少量与えるのはかまいません。

天ぷらやフライもカロリーが高すぎるのでやめましょう。

甲殻類にアレルギーのある犬には与えないでください。

【参照元】
栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」
AMERICAN KENNEL CLUB「How Much Shrimp Can Dogs Eat?」

食べても良いおせち料理の具材⑥【ブリ】

食べても良いおせち料理の具材⑥【ブリ】

セーラム / PIXTA(ピクスタ)

味付けをしていない、火を通したブリは与えても大丈夫です。

ブリにはオメガ3脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。

オメガ3脂肪酸は、高齢犬の認知症にも効果が期待される成分です。

ただし濃い味の付いた照り焼きや煮つけ、お刺身は与えないようにしてください。

【参照元】
日本貿易振興機構「日本産食材ピックアップ ブリ(はまち)」
「まるごと一冊高齢動物の疾患」mVm  ファームプレス2016年4月臨時増刊号

食べても良いおせち料理の具材⑦【鯛】

食べても良いおせち料理の具材⑦【鯛】

たれぞう / PIXTA(ピクスタ)

鯛は犬に与えても大丈夫です。蒸したり茹でたりした味付けしていないものを与えましょう。

真鯛には、抗酸化作用や免疫機能アップ作用が期待できるアスタキサンチンというカロテノイドの一種が含まれています。

ただし、鯛は骨が多いので、犬が喉に詰まらせないように丁寧に取り除いてください。

【参照元】
農林水産省 aff(あふ)2014年1月号「特集Ⅰだから、お魚を食べよう!(1)」
栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」

食べても良いおせち料理の具材⑧【里芋】

食べても良いおせち料理の具材⑧【里芋】

Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)

里芋は犬が食べても大丈夫です。ただし必ず加熱して、食べやすいよう小さくカットして与えてください。

里芋は芋類の中では比較的カロリーが低め。カリウムや食物繊維が豊富です。

里芋のぬるぬるは「ガラクラン」という成分で胃腸の粘膜や働きを活発にします。

しかし、生の里芋には、手がかゆくなったり痛くなるシュウ酸カルシウム結晶が含まれ、犬が中毒を起こす危険があるので、生の里芋は与えないでください。

また、多くあげるとシュウ酸カルシウム結石ができる危険性があるので、おしっこが酸性になりやすい犬には里芋は与えないようにしましょう。

【参照元】
独立行政法人農畜産業振興機構「さといも」
「サトイモ(Colocasia esculenta Schott)の組織中シュウ酸カルシウム結晶密度における品種間差異」岡山大学農学部学術報告 Vol.96,25-28(2007)

食べても良いおせち料理の具材⑨【レンコン】

食べても良いおせちの具材⑨【レンコン】

Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)

少量なら犬がレンコンを食べても大丈夫です。細かくカットしてあげましょう。

ビタミンCが多く含まれています。

でんぷんも多く含むため、加熱してもビタミンCの損失が少ないのが特徴です。

ほかにもカリウムやビタミンB1やパントテン酸が豊富です。

【参照元】
農林水産省「今月の園芸特産作物:2月 れんこん」

犬が食べてはいけない「おせち料理」の具材は?

犬が食べてはいけない「おせち」料理の具材は?

iStock.com/PongMoji

おせち料理には塩分が多く含まれたり、犬が消化不良になってしまう具材も多くあります。

愛犬の健康を守れるのは飼い主しかいません。

犬が食べてはいけないおせち料理は決して与えないようにしましょう。

与えてはいけないおせち料理の具材①【数の子】

与えてはいけないおせち料理の具材①【数の子】

プロモリンク / PIXTA(ピクスタ)

おせち料理に入る数の子には、が多く含まれています。

犬には与えてはいけません。

与えてはいけないおせち料理の具材②【かまぼこ】

与えてはいけないおせち料理の具材②【かまぼこ】

Nana / PIXTA(ピクスタ)

かまぼこは魚のすり身を使っているため一見ヘルシーに思えますが、塩分が30g中0.7gと高い食品です。

さまざまな調味料も添加されているので与えないようにしましょう。

犬用のかまぼこを少量与える程度なら問題ありません。

与えてはいけないおせち料理の具材③【昆布巻】

与えてはいけないおせち料理の具材③【昆布巻】

マーボー / PIXTA(ピクスタ)

おせちの昆布巻は、犬にとって味が濃すぎます。

また大きすぎるため丸呑みすると危険です。

ただし、昆布そのものは大変栄養価の高い食品で、犬が食べても問題はありません。

豊富なミネラル、粘り成分は水溶性の食物繊維「フコダイン」と「アルギン酸」。

水溶性の食物繊維はお通じをよくします。

しかし食べすぎはお腹を壊す原因に。

またヨードが含まれているので、甲状腺機能亢進症の犬には与えないでください。

【参照元】
一般社団法人 日本昆布協会こんぶネット「昆布の効能」

与えてはいけないおせち料理の具材④【松前漬け】

与えてはいけないおせち料理の具材④【松前漬け】

kouta / PIXTA(ピクスタ)

松前漬けは犬にとって味が濃すぎます。

また消化不良を起こすスルメが入っていることも多いので、与えることはやめましょう。

【参照元】
栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」

与えてはいけないおせち料理の具材⑤【田作り】

与えてはいけないおせち料理の具材⑤【田作り】

skybluejapan / PIXTA(ピクスタ)

田作りは、砂糖や醤油、みりんを煮詰めているため味が濃いので与えてはいけません。

塩分を添加していないかたくちいわしの煮干しをおやつとして与える場合は、小さくカットしたものを少量与える程度にします。

煮干しは犬用の塩分無添加を選びましょう。与えすぎはマグネシウム過剰になるので、注意してください。

【参照元】
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」

与えてはいけないおせち料理の具材⑥【いくら】

与えてはいけないおせち料理の具材⑥【いくら】

ykokamoto / PIXTA(ピクスタ)

いくらは犬に与えてはいけません。

生のいくらや筋子には寄生虫がいる危険があります。

特にアニサキス幼虫は、塩や醤油につけても死滅しないため、いくらは絶対に与えないようにしましょう。

【参照元】
厚生労働省 「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」
Washington State University「Salmon Poisoning Disease」

与えてはいけないおせち料理の具材⑦【こんにゃく】

与えてはいけないおせち料理の具材⑦【こんにゃく】

アキ / PIXTA(ピクスタ)

こんにゃくは、消化不良を起こしやすいので犬に食べさせないようにしましょう。

ダイエット食として使用する場合は、獣医師の指導のもと食べさせてください。

【参照元】
栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」

与えてはいけないおせち料理の具材⑧【しいたけ】

与えてはいけないおせち料理の具材⑧【しいたけ】

Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)

しいたけは、犬にとって消化不良を起こしやすいので与えるのはやめましょう。

ただし、コップ1杯の水(200ml)に直径3cmくらいの干しシイタケを1個入れて1晩置いた戻し汁は抗ガン作用があります。手作りご飯の煮汁として使うのもおすすめです。

【参照元】
栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」

与えてはいけないおせち料理の具材⑨【筑前煮】

与えてはいけないおせち料理の具材⑨【筑前煮】

gontabunta / PIXTA(ピクスタ)

筑前煮は鶏肉レンコンごぼうにんじんたけのこしいたけ・こんにゃくなどが入った、お煮しめです。

味も濃く、ごぼうたけのこ・こんにゃく・しいたけは消化に良くないので、犬には与えないほうがいいでしょう。

犬用の筑前煮を作りたい場合は、鶏肉にんじんレンコンを使用し、干しシイタケの戻し汁で煮ます。

鶏肉は脂肪分を取り除いた胸肉を使いましょう。

レンコンにんじんは食物繊維が豊富ですが、消化に負担がかかるときはみじん切りかフードプロセッサーで粗みじんにして味付けなしでいいでしょう。

食物繊維は便をつくり排便を促しますが、食べすぎると消化不良を起こし逆効果なので気をつけてください。

【参照元】
栃木県獣医師会「犬や猫が食べてはいけないもの」
「犬と猫の栄養学」 奈良なぎさ著 緑書房

犬に与えても良い「お正月」の食べ物は?

犬に与えても良い「お正月」の食べ物は?

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お正月はおせち料理のほかに、さまざまな食べ物が食卓に上ります。

犬が興味を持つ食べ物や、飼い主さんが犬に食べさせたい食べ物もあるでしょう。

しかしなかには、注意が必要な食べ物もあります。

与えても良いお正月の食べ物①【みかん】

与えても良いお正月の食べ物①【みかん】

マーボー / PIXTA(ピクスタ)

みかんは犬のおやつとして、少しなら与えても大丈夫です。

特に温州みかんは、抗酸化作用があるβ-クリプトキサンチンというカロテノイドが豊富。

整腸作用のある水溶性食物繊維ペクチンも含まれています。

ただし水分が多く食べすぎるとお腹を壊す可能性もあります。

犬にみかんを与える際は、ほんの少しにしましょう。

丸呑みは危険なので、必ず皮を剥き、房から出して与えてください。

与えてもよいお正月の食べ物②【カニ】

与えてもよいお正月の食べ物②【カニ】

iStock.com/jreika

きちんと火を通したカニの肉なら、少量与えても大丈夫です。

生のカニはビタミンB1を破壊するチアミナーゼが含まれるので与えないでください。

また甲羅や足などの殻は、口や食道を傷つける危険性があるので、与えないようにしましょう。

内臓も取り除くようにしてください。甲殻類アレルギーの犬にも与えてはいけません。

【参照元】
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」

与えても良いお正月の食べ物③【蕎麦】

与えても良いお正月の食べ物③【蕎麦】

iStock.com/Renoji

犬と一緒に年越し蕎麦を食べたいという飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

味付けをしていないお蕎麦なら少量食べても大丈夫です。

ただし、ネギのトッピングは絶対にしないでください。

また飼い主さんの年越し蕎麦から取り分けるのも、味が濃い上に薬味のねぎのエキスが入っている可能性もあるので、絶対にしないでください。

与えても良いお正月の食べ物④【七草粥】

与えても良いお正月の食べ物④【七草粥】

iStock.com/GI15702993

正月七日に、七草を入れた七草粥を食べ祝う習わしがあります。

七草粥は犬に与えても特に問題はありません。

お米は犬の手作り食にも使われる食材です。1日の食事栄養バランスを考えて与えましょう。

七草は「芹・なずな・ごぎょう・はこべら・すずな・すずしろ・仏の座」。

食べ慣れない植物に、アレルギーが出たり、下痢をしたり可能性もあります。

犬にはお粥だけ与えるようにするといいでしょう。

犬用に作られた七草粥を与えるのもおすすめです。

犬に与えてはいけない「お正月」の食べ物は?

おせち料理の数の子やかまぼこのように、犬に食べさせてはいけないお正月の食材もあります。

与えてはいけないお正月の食べ物①【お餅】

与えてはいけないお正月の食べ物①【お餅】

iStock.com/yasuhiroamano

もち米からできたお餅には、犬が食べて中毒になるような成分は入っていません。

しかし、お餅は犬に与えてはいけません。

人間同様、喉に詰まってしまう危険性が高い食べ物です。

特にお雑煮には犬が好きな鶏肉などが入っていることがあるため、犬が興味を持ちやすく注意が必要です。

また、あんこやきな粉の甘い味も犬は大好きです。

愛犬に与えないことはもちろん、食べられないよう注意してください。

犬に与える「おせち」のまとめ

犬に与える「おせち」のまとめ

iStock.com/bee32

お正月に欠かせないおせち料理。新年を迎えるおめでたい席、犬も一緒におせちを食べてお祝いをしたいと思うかもしれません。

しかし人間用のおせち料理は犬にとって味が濃すぎます。

犬が食べてもよい食材を、味付けをせずにほんの少し与える程度にしましょう。

また、食べても大丈夫と思われるものでも、アレルギーや下痢、嘔吐などを起こすこともあります。

様子を見ながら少しずつ与えてください。

下痢や嘔吐が見られたら与えるのは中止して、動物病院を受診しましょう。

新年を愛犬と元気に迎えるためにも、飼い主さんは十分注意をすることが大切です。

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